UFC 4.12 マイアミ:平良達郎、ジョシュア・ヴァンとのフライ級王座戦は「100%の強い自分が見せられる」「12月よりさらに速く強くなっている」「長引けば長引くほど僕の良さが生きる」

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UFC 327: Prochazka vs. Ulberg(4月12日(土/現地時間)米国フロリダ州マイアミ:カセヤセンター)でUFCフライ級王者のジョシュア・ヴァンに挑戦する平良達郎は、米国コロラド州デンバーで試合に向けての練習している。3月26日、日本のマスメディア向けのオンラインインタビューで、大一番に向けての意気込みを語った。
コーメインイベント UFCフライ級チャンピオンシップ 5分5R
ジョシュア・ヴァン(ミャンマー/王者)※初防衛戦
平良達郎(THE BLACKBELT JAPAN/3位、元修斗世界同級王者)

LAS VEGAS, NEVADA – DECEMBER 06: Tatsuro Taira of Japan enters the Octagon in a bantamweight fight during the UFC 323 event at T-Mobile Arena on December 06, 2025 in Las Vegas, Nevada. (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)
平良は26歳。MMA 19戦18勝(6KO/8一本)1敗。沖縄出身・在住で、18年8月に修斗でプロデビューし、21年7月に福田龍彌を1Rで下し修斗世界フライ級王者となる。22年にUFCと契約し、5月の初戦ではカルロス・カンデラリオに判定勝ちし、10月の2戦目ではC.J.ベルガラに2R腕十字で一本勝ち。23年2月にはヘスス・アギラーに1R腕ひしぎ三角固めで一本勝ち。7月にエドガー・チャイレスに判定勝ち。12月にカルロス・ヘルナンデスに2R TKO勝ち。その後ランキング入りし、24年6月にはアレックス・ペレスに2R TKO勝ちし、5位まで浮上した。10月に1位のブランドン・ロイバルに5R判定2-1で惜敗し、プロデビュー以来の連勝が16勝、UFC参戦以来の連勝が6でストップした。昨年8月の再起戦でパク・ヒョンソンに2Rフェイスクランクで一本勝ち。12月、元王者で2位のブランドン・モレノを2Rパウンドで粉砕すると、王座挑戦を熱望した。

LAS VEGAS, NEVADA – DECEMBER 06:Joshua Van of Myanmar reacts to his TKO win in the UFC flyweight championship fight during the UFC 323 event at T-Mobile Arena on December 06, 2025 in Las Vegas, Nevada. (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)
ヴァンは24歳。ミャンマー出身で子供の時に米国に移住し、19年からMMAを始め、地元テキサスでのフューリーFCのフライ級王者となる。23年6月にUFCに参戦後3連勝したが、24年7月、チャールス・ジョンソンに3R KO負け。その後は9月にエドガー・チャイレス、12月にコディ・ダーデンに判定勝ち。昨年3月に鶴屋怜に判定勝ち。6月にブルーノ・シウバに3R TKO勝ち。マネル・ケイプの代役で3週間後にも試合し、1位のブランドン・ロイバルに判定勝ちし、12位から1位に一気にジャンプアップした。12月、王者・アレシャンドレ・パントージャに挑戦すると、開始早々、ヴァンがパントージャの蹴り足をつかんで押し倒すと、パントージャが左手をマットについて着地した際に肘を負傷し、レフェリーがストップし、わずか26秒でヴァンが勝利し王者となった。昨年後半、UFC史に残るようなトントン拍子で頂点まで駆け上がり、アジア人男性選手では初のUFC王者となり、今回初防衛戦を迎える。
平良はUFC初参戦から約4年、UFC 9戦8勝1敗、UFC 10戦目、プロ20戦目の節目でUFC王座に初挑戦する。アジア人男子同士、2000年代生まれ同士によるUFC王座戦は史上初となる。
以下は3月26日、日本のマスメディア向けのオンラインインタビューの抜粋。
―― タイトルマッチが決まった時の気持ちを教えてください。
平良 沖縄にいるときに2月に(オファーを)もらって、本当に夢のようで不思議な気持ちでした。その日は一日中、ふわふわしていましたね。
―― 平良選手にとって、今回の一戦はどんな意味を持つ試合になりますか。
平良 僕の夢でもありますし、UFCに来るときから「出ること」ではなく「ベルトを獲ること」を自分とチームの目標としてずっと掲げてきたので、いよいよ夢を叶える時だと思っています。
―― 現在のトレーニング状況はいかがでしょうか。
平良 対戦相手のジョシュア・ヴァンがボクシング出身のストライカーということで、沖縄ではボクシング出身のストライカーの藤田大和選手を呼んでスパーリングをしました。6週間前からはデンバーに入って、ヴァン対策のために岡田(遼)さんや松根(良太)さんも帯同してくれて、毎日濃い練習ができています。
―― コンディションはどれくらい完成していますか。
平良 今は90%くらい仕上がっています。あと最後3週間を切っているので、あとは怪我に気をつけて仕上げれば、100%の強い自分が見せられると思います。
―― 王者のヴァンの、どの点が危険だと感じますか。
平良 ボクシングのスキルやタフネスはヴァンの強みだと思っています。前に出るプレッシャーはフライ級で一番で、それでチャンピオンになっている選手ですが、そこは想定して何回もシミュレーションしています。
―― ご自身の強み、勝機についてはどう考えていますか。
平良 僕のMMAは誰にでも対応できるというか、それがオールラウンダーとしての強みだと思っています。「苦手な選手がいないMMA」を想定しているので、ヴァン選手でも(前王者の)パントージャ選手でも、自分のMMAをやり通せば必ず勝つと思っています。
―― 王座戦に向けて、これまでの試合と心境の違いはありますか。
平良 「これがタイトルマッチか」とか「これで勝ったらベルトか」と思うこともあるんですけど、結局はその日その日に精一杯やるだけで、今までとそれほど変わらなくて意外といつも通りです。
―― UFCをまだ知らない人に、ここを見て欲しいというポイントはありますか。
平良 日本人代表として世界で戦っていると、今は胸を張って言えるので、そういう日本人がいることを知ってもらいたいです。世界のトップに立つ姿を見て欲しいですね。
―― UFC初の2000年代生まれ同士による、若いタイトルマッチとなります。
平良 自分より若い選手と戦うのがUFCに来て初めてなので、そういう選手が僕より上の立場(王者)にいる状況も初めてです。ヴァン選手の勢いやチャンピオンになる姿を見ていたので、年齢が近い分、ライバル意識を持った試合になっています。

LAS VEGAS, NEVADA – DECEMBER 06: Tatsuro Taira of Japan enters the Octagon in a bantamweight fight during the UFC 323 event at T-Mobile Arena on December 06, 2025 in Las Vegas, Nevada. (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)
―― 最近取り組んでいるフィジカル強化の取り組みについて詳しく教えてください。
平良 去年2試合経験して、2025年から本格的に取り入れたのですが、みっちりやった成果が8月と12月の試合ですごく出ました。GSパフォーマンスの加賀洋平さんに出会ってトレーニングするうちに、まだまだフライ級で体を作れると実感しましたし、練習中も強くなっていると感じています。見た目もそうですけど、自分のフィジカルは本当に大きく変わった。去年一番変化したのはそこですね。
―― そのトレーニングは今回も生きますか。
平良 パワーもそうですけど、スピードトレーニングもやっていて、12月よりさらに速く強くなっています。そこはすごくアドバンテージになると思います。
―― 一昨年のブランドン・ロイバル戦での敗戦は、どう生きていますか。
平良 ロイバル戦の5Rは人生で一番きつくて、コーチからもそこ(の経験)について言われています。それを経験したからこそ、今回5分5R戦うにしても「自分が押す」という気持ちがありますし、自分自身も練習でプッシュできています。5分5R制は僕もうれしいですし、僕のほうが有利だと思います。長引けば長引くほど、僕の良さが生きると思います。
―― UFC王者になることは、平良選手にとってどんな意味を持ちますか。
平良 今はヴァンに勝つことだけを意識していますが、UFC王者になることが一番かっこいいことだと思っています。松根さんたち、みんなの夢でもありますし、その夢を掴みに行くということだと思います。
―― ヴァン選手がここまで勝ち上がってくると予想していましたか。
平良 過去に対戦が組まれかけたこともあって試合は全部見ていたので、上に行きそうな雰囲気は感じていましたが、こんなにトントントンとチャンピオンになるのは想像を超えていました。僕が負けたロイバル選手にヴァン選手が勝ってタイトル挑戦権を得たときは、すごく悔しかったのを覚えています。他人の試合でそういう感情になったのは初めてでした。一度試合が組まれたこともあるので、運命的なものを感じています。
―― 野球のWBC開催地であるマイアミで「プレイボールコール」を担当されました。元野球少年の平良選手として、日本代表の戦いを見て、どう感じましたか。
平良 侍ジャパンと同じマイアミのフィールドに立てたのは光栄でした。僕自身も野球少年だったので夢みたいな感覚でしたね。守備につく一人一人の選手の重みというか、日本からめちゃくちゃたくさんの人が見ているのが分かったので、一つ一つの打撃や「エラーしてはいけない」という緊張感を感じました。だから4月12日は、自分も日本を背負って頑張ろうと思いました。

