RISE 6.29 後楽園ホール:小林愛三、テッサ・デ・コムとの3度目の対決は「3度目の正直にしたい」「やられても倍返す」。200万総取りトーナメント GACHI!! 賞金の札束に選手たちも興奮
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RISE 189(6月29日(日)後楽園ホール)の公式計量が28日、東京都内で行われた。第1試合・フェザー級(57.5kg)の藤井海人(EX ARES)が体調不良によりドクターストップがかかり、計量クリアした対戦相手の羅粋[らいき](TARGET)の不戦勝となった。
1試合減り全10試合で行われる今大会。メインイベントでは、小林愛三が過去2度敗れているテッサ・デ・コムのRISE QUEENフライ級王座に挑戦する。初の試みとなる「RUF presents 200万総取りトーナメント GACHI!!」の記者会見では、賞金200万円の札束が壇上に置かれ、選手たちは目を輝かせていた。
小林愛三、テッサ・デ・コムとの3度目の対決は「3度目の正直にしたい」「やられても倍返す」
第11試合 メインイベント RISE QUEENフライ級(52kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長R)
テッサ・デ・コム[Tessa De Kom](オランダ/ファイトチーム・フラールディンゲン/王者、Enfusion女子ストロー級(52kg)王者、ICO K-1世界 -53kg王者)※2度目の防衛戦
小林愛三[まなぞう](NEXT LEVEL渋谷/1位・元王者、元WPMF女子世界&ムエタイオープン同級王者)
デ・コムは24歳。GLORYの推薦で22年12月の両国大会でRISEに初参戦し、小林愛三からダウンを奪い判定勝ち。23年5月には愛三がRISE QUEENフライ級王座を懸けて再戦し、デ・コムが再び判定勝ちし王座を獲得した。12月の後楽園大会ではミニフライ級(49kg)王者の小林愛理奈を判定勝ちで退け初防衛に成功。今年2月にイタリアでGiuliana Parisiに4R TKO勝ちしICO K-1世界-53kg王座を獲得し、4月12日にはオランダでKyara van der Kloosterに5R判定勝ちしEnfusion女子ストロー級王座を防衛し4連勝中だ。
愛三は29歳。23年5月、デ・コムとの再戦で判定負けすると、3カ月後の再起戦でMelty輝に判定勝ち。昨年5月、小林愛理奈とのOFGマッチではダウンを奪われ判定負け。今年2月、KOKOZを圧倒し判定勝ちすると「テッサ選手に勝つにはKOが大事で、そこを頭に入れて練習し、今年実現できるようにします」と話していたが、早速3度目の対戦が組まれた。
◆デ・コム
このベルトは私のものです。またベルトを持って帰ります。(同じ相手と3度戦ったことは?)初めてです。(3度戦うことの影響は?)2回勝っていますので、もう1回勝つだけです。(愛三について)尊敬しています。前回は血まみれになりましたが、今回そうなっても勝つ自信があります。(勝つ上で一番大事になりそうなことは?)練習してきた成果を出すことです。今までに無い技も用意してきました。
◆愛三
テッサ選手をしっかり超えて、メインを締めくくって、ベルトを持ち帰りたいです。(3という数字は意識する?)今回33戦目で、名前に3も入っていて、おばあちゃんも3という数字が好きなので、3度目の正直にしたいです。(勝つ上で一番大事になりそうなことは?)練習でやってきたことを凄く活かせる試合だと思っているので、やりきることが大事だと思います。テッサ選手が攻撃をやられても、倍返すので、そこは絶対に譲れないです。(デ・コムとの過去2戦との違いは?)今が心技体の全部揃って、ここまで仕上げきれたと言い切れるので、そこが今までとの違いかなと思います。
200万総取りトーナメント GACHI!! 賞金の札束に選手たちも興奮
第4試合 RUF presents 200万総取りトーナメント GACHI!!一回戦(2) スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
スアレック・TEPPEN GYM(タイ/TEAM TEPPEN/元M-1世界スーパーライト級王者、元REBELSーRED同級王者、元KNOCK OUT-REDライト級王者、元ラジャダムナン認定フェザー級7位)※スアレック・ルークカムイ改め。STURGIS新宿ジムから所属変更
ケースケ(HIDE’S KICK)
第3試合 RUF presents 200万総取りトーナメント GACHI!!一回戦(1) スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
山口裕人(道化倶楽部/元WPMF世界暫定・WBCムエタイ日本統一・INNOVATIONスーパーライト級王者、元DEEP☆KICK -63kg・-65kg級王者)
木村“ケルベロス”颯太(心将塾/RISEスーパーライト級6位、元DEEP☆KICK -65kg王者)
第5試合 RUF presents 200万総取りトーナメント GACHI!!リザーブマッチ スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
野村太一(K’Bスポーツジム/Bigbangウェルター級王者)
森本現暉(猛者連精華支部華一門/RISEスーパーライト級9位、ジャパンカップキック・ウェルター級王者)
第10試合 セミファイナル RUF presents 200万総取りトーナメント GACHI!!決勝戦 スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
初の試みとなる「200万総取りトーナメント GACHI!!」は「何者でもない者が一夜にして何者かになれる」をテーマに開催されるワンデートーナメント。RISEが参加選手を募集したころ、RISEの伊藤隆代表によると「60人以上」が集まったといい、書類審査を通過した16選手が、伊藤代表を含めたRISEスタッフと元K-1プロデューサーの中村拓己氏を相手に面接を行い、本戦4選手とリザーブファイト2選手が選ばれた。
スアレックは39歳。タイのラジャダムナンスタジアムで層の厚いフェザー級のランカーとして活躍後、15年から日本を主戦場とし、前身のREBELS時代からKNOCK OUTで活躍し、ライト級とスーパーライト級で王者となった。“超攻撃型ムエタイ”を評されるアグレッシブなファイトが持ち味。23年3月の渡部太基とのウェルター級戦で判定勝ちした試合を最後に引退していたが、今回2年ぶりに復帰する。
ケースケはMMA大会・Fighting NEXUSが昨年本格スタートした立ち技部門・STRIKE NEXUSの主力選手。昨年8月大会の初代スーパーフェザー級(60kg)王者決定トーナメント決勝では藤井重綺に判定負け。その後は65kg近辺で試合を重ね、3月に武裕太に2R KO勝ちしたが、5月11日にはRISEウェルター級(67.5kg)7位の野口紘志に判定1-2で惜敗している。
6月5日の会見で、RISEの伊藤代表は、スアレックの選考理由について「彼は引退して今トレーナーやってるんですけども、家族のために稼がなきゃいけないと。親孝行もしたいし、指導してる子どもたちに夢を与えたい。引退して2年ですけど、あの強さをもう一度見てみたい。あとはお金のかかったタイ人は強い」、ケースケの選考理由について「今回たくさんの無名の参加者がいたんですけども、面接では3分間アピールタイムがあって、その中で一番アピールできていた。初参戦の選手も入れたかった。会社経営とプロの2足のわらじで、彼賞金で会社をもっと大きくしたい印象があった」と説明している。
◆スアレック
明日優勝します。RISEのスターになりたいです。自信を持って、自分のパターンで戦います。
◆ケースケ
スアレック選手、三桁の戦績で、僕は一桁ですけど、勝った方が強いです。一晩で人生変えます。失うものもないし、開き直って、覚悟すらないです。200万円欲しい、以上です。(200万円の札束を見て)200万円、試合中に近くに置いてもらえますか。(苦しくても)僕、耐えるんで。
山口兄弟の兄・裕人は33歳。23年8月のRISE OFGM -65kg級王座決定戦でYA-MANに2R KO負け。その後も西谷大成、伊藤澄哉にKO負け。昨年10月のFIGHT CLUBでのOFGマッチでは安彦考真に判定勝ちしたが、今年3月の両国大会ではYURAに1R左ストレートでKO負けしている
ケルベロスは大阪在住の24歳。23年11月のOFGマッチ大会「FIGHT CLUB」での朝倉未来推薦選手・白川陸斗との舌戦で認知度を高め、白川との試合は時間切れドロー。昨年10月のFIGHT CLUB.2ではBreakingDownでも活躍するYURAに3R KO負けした。今年6月からの65kg契約世界トーナメント「GLORY RISE Last Featherweight Standing」出場を目指し、5月11日の名古屋大会での将太とのランカー対決に臨み判定勝ちしたものの、RISEの伊藤隆代表は「まだまだRISE GLORYのフェザー級トーナメントは早いと思うので、“GACHI”に出て一回修行して、再起するしかないんじゃないですかね」とコメントしていた。
6月5日の会見で、RISEの伊藤代表は、山口の選考理由について「ネームバリュー、実力とも申し分ないが、最近負けが続き、面接の時に子供に勝利、笑顔を見せたいというのが印象的だった。詐欺で500万を損失しており、ここで一気に優勝して、また第一線に戻ってもらえたら」、ケルベロスの選考理由について「今回は(面接で)YA-MANに助けられた。FIGHT CLUBでも(記者会見で)朝倉未来選手に助けられて、こういうところをうまく活用できない彼のもろさがあるけど、チャンスをうまく使って上がっていってもらいたい」と説明していた。
◆山口
これ、このままもらえるんですか?現ナマで200万いただきます。
◆ケルベロス
明日は楽しみたいです。覚悟は血塗りのスーツが表しています。最近、殺すと言っていましたが、気持ちが足りなかったので、殺します。(200万円を見て)バリテンション上がっていますよ。飛び膝蹴り見せるんで、見といてください。裕人さん、Youtubeで派手に散りたいと言っていたんで、かなえてあげます。
◆野村
明日はバチバチ殴り倒します。知名度をこのトーナメントで広げたいです。(200万円を見て)テンション上がりました。
◆森本
リザーブやけど一番面白い試合をします。(200万円を見て)4人で盛り上がっているんで、ガチで怪我してほしいです。
那須川龍心王座返上のフライ級でランキング戦2試合。松本天志「次のチャンピオンになる」
第9試合 フライ級(51.5kg) 3分3R(延長1R)
松本天志(TARGET SHIBUYA/2位)
平山裕翔(TEAM TEPPEN/6位、King of Rookie 2023 -51.5kg級優勝)
松本は23年10月の王座戦で数島大陸に判定負けし 昨年3月のRISE ELDORADOでも那須川龍心に判定負けし2連敗を喫する。6月に寛人を、8月にJINを1R KOし、12月には麗也に判定勝ちし3連勝したが、今年2月の数島との1年半ぶりの再戦では2度のダウンを奪われ判定負けした。対する平山は5戦4勝(1KO)1敗の23歳。
◆松本
トーナメントとかタイトルマッチとかあるんですけど、一番盛り上がる試合をします。(龍心のフライ級王座返上について)前回負けてしまって、ベルトにすぐ挑戦できない立場なので、明日は絶対勝たないといけないし、次のチャンピオンになろうと思います。
◆平山
なかなかこのようなチャンスは無いので、ものにしてランキングを上げます。(龍心のフライ級王座返上について)龍心が今ベルトを持っているので、TEPPEN GYMにもう一回ベルトを戻したいです。
第8試合 フライ級(51.5kg) 3分3R(延長1R)
麗也(team AKATSUKI/5位)
伊藤琉之助(EX ARES/11位、CKC 2024 -51.5kgトーナメント優勝)
麗也は昨年12月、松本天志に判定負けして以来の試合。伊藤は3月の両国大会のオープニングファイトで水野夢斗に判定勝ちしている。
◆麗也
明日は大人の強さを見せたいです。(龍心のフライ級王座返上について)今は目の前のことに見るしかなくて、余裕がないです。自分自身を高めることに集中し、そうすれば必然的に先が見えてくると思います。
◆伊藤
明日は圧倒的に勝ちます。(龍心のフライ級王座返上について)フライ級のトップ勢は5人ぐらいが決まっているので、新しい風をフライ級に吹かせたいです。
第7試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
細越竜之介(team AKATSUKI/5位)
近藤大晟[たいせい](及川道場/12位、Stand Up King of Rookie 2023 -60kg級優勝)
細越は昨年5月から12月の間にRISEで4試合をこなし、髙岩拓、勝野雅也、奥平将太、小野幹晃をいずれもKO。3月のRISE両国国技館大会でのRISE WORLD SERIES 2025 -61.5kgトーナメントのリザーブマッチではGUMPに判定負けした。
近藤は5月の名古屋大会で和斗を圧倒し3R TKO勝ちし4連勝中で、細越との新鋭対決に臨む。
◆細越
明日は自分の強さとか怖さを見せて必ず勝ちます。
◆近藤
自分が待ち望んだビッグチャンスなので、しっかり勝ってつかみたいです。
第6試合 女子フライ級(52kg) 3分3R(延長1R)
Melty輝[きら](team AKATSUKI/2位)
YAYAウィラサクレック(ウィラサクレック・フェアテックス幕張/4位)
両者は23年5月に対戦し、Meltyが判定勝ちしている。
◆Melty
前回はまぐれで勝ってしまったかもしれないけど、明日も勝ちます。前回と同じのを食らわせたいと思って(右ハイキックの姿がラベルに印刷されたシャンパンを)作ってきました。一緒に飲みましょう。
◆YAYA
2年前からの再戦で、RISEさんからお話をいただいて、過去の弱かった自分にも向き合ってきました。12月の試合から次の試合に向けて準備してきました。私が勝ちます。
第2試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
寺山遼冴[りょうが](ARK FIGHT GYM/15位、元DEEP☆KICK -53kg王者)
吉田晄成(TEAM TEPPEN/スーパーフェザー級15位)
寺山は昨年5月の試合からフェザー級に階級を上げ、牧野騎士に判定勝ちし、11月にはKING龍蔵に3R KO勝ちし2連勝したが、今年2月、初参戦の礼司に3R飛び膝でダウンを奪われ判定負けした。吉田は4戦4勝(1KO)の19歳で、4月には児玉侑慎から3R右ストレートでダウンを奪い判定勝ちしている。
◆寺山
挑戦者って感じで勝ちにいこうと思います。元々いたジムに勝って恩返ししたいです。
◆吉田
前回60で、今回はフェザーなので、スピードが上がっています。本気で勝ちにいきます。
第1試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
×藤井海人(EX ARES)
○羅粋[らいき](TARGET)
不戦勝 (藤井はドクターストップ。羅粋が計量クリア)
概要
大会名 RISE 189(ライズ ハンドレッドエイティエイナイン)
日時 2025年6月29日(日)開場・17:00 開始・17:15
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA
チケット料金 SRS席20,000円/RS席10,000/S席7,000円/A席5,000円/小中高生シート2,000円(当日のみ) ※当日は500円プラス ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 イープラス チケットぴあ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com/