ONE 9.27 ルンピニー:武尊、タン・ジンとのフェイスオフで「強い男のオーラを感じた」。秋元皓貴、小笠原瑛作、陽勇も計量クリア
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
中野トイカツ道場
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ONE Friday Fights 81(9月27日(金)タイ・バンコク・ルンピニースタジアム)の出場選手の公式計量とハイドレーションテスト(尿比重検査)が26日に行われた。日本から参戦する武尊、 秋元皓貴、小笠原瑛作、陽勇と、4選手の対戦相手は無事クリアしている。日本の4選手のコメントと写真がONE Championshipから届いている。
大会の模様はU-NEXTで放映される(基本料金以外の追加料金無し)。21時30分スタートの第1試合の陽勇の試合から第4試合の武尊まで日本勢が集中する編成となっている。
第4試合 キックボクシング フライ級(61.2kg) 3分3R
武尊(team VASILEUS/2位、ISKA K-1ルール世界&KGPライト級王者、元K-1スーパー・フェザー級・フェザー級・スーパー・バンタム級王者、元Krushフェザー級王者)
タン・ジン[Thant Zin](ミャンマー)
武尊は33歳。22年6月のTHE MATCH 2022東京ドーム大会での那須川天心との大一番で判定負けし、連勝が35でストップ。この試合を最後にK-1を離れ、昨年5月にONEとの契約を発表。6月のパリの再起戦ではベイリー・サグデンを5R左ハイでKO。今年1月のONE日本大会でのスーパーレックのONEキック・フライ級王座に挑戦し、ボディ攻撃で苦しめたが、右ローキックを効かされ判定負けした。
敗戦直後は引退を示唆したが、3月の著書発売記念イベントでは年内の復帰に意欲を示し、6月には米国での合宿を敢行。スーパーレック戦で骨折した左膝も順調に回復した。ONEは夏から秋にかけて今年2回目の日本大会を計画していたが延期となり、ルンピニーでの「ONE Friday Fights」シリーズの豪華版大会が、武尊の再起戦の舞台となった。
タン・ジンは19歳。5人きょうだいの末っ子で、父親も兄たちもラウェイの選手なことから、タンもラウェイを6歳から始める。ONE Friday Fightsではオープンフィンガーグローブ着用のムエタイルールでタイ人と2戦し、2月に2RでTKO勝ちし、8月に74秒でKO勝ちしている。計量後のフェイスオフでは「タナカ」と呼ばれるミャンマーの伝統的な化粧をして武尊に対峙している。
◆武尊
「すごい良い雰囲気を持っている選手だなと思ったし、強い男のオーラを感じたので明日は最高の試合になると思います。必ずKOで倒して勝つので応援よろしくお願いします」
第3試合 キックボクシング バンタム級(65.8kg) 3分3R
秋元皓貴[ひろき](イヴォルブMMA/2位・元王者、元WBCムエタイ&MA日本フェザー級(57.15kg)王者)
イリアス・エナッシ[Ilias Ennahachi](オランダ/モロッコ/元フライ級王者)
秋元は31歳。キック19戦全勝の快進撃を続けた後、14年に原点であるフルコンタクト空手に戻り、17年にJFKO全日本大会で優勝。19年からONEでキックに復帰。22年3月にカピタンに判定勝ちして5連勝すると共に、ONEの立ち技初の日本人王者となる。だが同年11月の初防衛戦でペッタノンに判定負けし王座から陥落(ペッタノンはドーピング検査失格により王座剥奪)。その後、ジョナサン・ハガティーが王者となり、今年1月の日本大会での秋元との防衛戦も計画されたが、ハガティーの怪我により実現しなかった。昨年、所属先のイヴォルブMMAのシンガポールのジムが閉鎖したため、秋元は日本に戻り、東京のPOWER OF DREAMを練習拠点にしている。5月の1年半ぶりの試合では元K-1ライト級(62.5kg)王者・ウェイ・ルイと対戦し、優勢に進めたかに見えたが判定負を喫した。
エナッシは28歳。19年、ペッダムにKO勝ちしてONEキック・フライ級初代王者に輝く。21年2月にはスーパーレックに判定勝ちし2度目の防衛。23年1月にスーパーレックとの再戦が組まれたが、エナッシが体重を作れず王座をはく奪される。その1か月後の2月に1階級上のバンタム級でアリアスガー・ゴドラティサラスカンに2R KO勝ちしている。
◆秋元皓貴
「フェイスオフも終わって、相手のエナッシもすごく気合い入っていた顔をしていたので、明日がすごい楽しみです。明日、最高の試合をしますのでU-NEXTでチェックしてください」
第2試合 ムエタイ 132ポンド(59.87kg)契約 3分3R
小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/KNOCK OUT-REDフェザー級(57.5kg)王者・元同スーパーバンタム級(55kg)王者、WPMF世界スーパーバンタム級王者、元ISKA K-1ルール世界バンタム級王者)
リッティデット・ソー・ソンマイ[Rittidet Sor.sommai](タイ)
瑛作は29歳。対日本人だけでなく長年タイ人との試合を重ね、昨年3月のKNOCK OUT代々木大会で元ルンピニー3階級制覇王者のロンナチャイに判定勝ち。昨年8月にONE Friday Fightsに初参戦し、ヨードウィッタヤをわずか32秒、右フック一撃でKOした。11月のKNOCK OUTではONEムエタイ同様のオープンフィンガーグローブ(OFG)着用の試合でウィンに延長判定負け。昨年12月のONE 2戦目はチョーファーに2R右ストレートでKO負けし2連敗したが、4月のONEではソーンスックノーイに判定勝ち。6月のKNOCK OUTではONE Friday Fightsで現在3勝3敗のデーングリアングライとOFG着用ルールで対戦し判定勝ちしている。
リティデットもONE6戦でONE Friday Fightsで3勝3敗の選手で27歳。3勝全てKO勝ちで、最近では4月にスリヤンレックに判定負けしている。
◆小笠原瑛作
「相手も気持ち入っていると思うので、良い試合になると思います。しっかりと来年までにONEのベルトにつなげるところ、その試合を明日見て欲しいなと思います。日本から、U-NEXTから応援よろしくお願いします」
第1試合 キックボクシング フライ級(61.2kg) 3分3R
陽勇[ひゅう](チーム・メディ・ザトゥ/TEAM3K)
ユセフ・エザード[Youcef Esaad](アルジェリア)
陽勇は21歳。22年、新極真会等が参加するJFKO全日本フルコンタクト空手道選手権で優勝し、同年末にキックデビューし8戦8勝(2KO)。RISEで昨年12月に基山幹太に判定勝ちし、今年3月にはK-1から参戦した龍華に判定勝ち。7月の修斗大阪大会でのキックルールでのCKC 2024 -63kgトーナメントでは2連続KO勝ちし優勝している。今回ONE Friday Fightsには初出場だ。
◆陽勇
「(フェイスオフで)結構上から睨みつけられて、闘争心湧きました。自分の攻撃をしっかり出して、相手を出させない、自分の攻撃だけ、やりたい試合をやります。明日、ONE1試合目、しっかり勝ってくるのでU-NEXTで応援お願いします」