KNOCK OUT 8.6 後楽園ホール(レポ):重森陽太、タイ2冠王バットマンに判定負け。乙津陸&古村光、リベンジ果たし王者に。古木誠也、1R KO勝ちで初防衛
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MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.3
2023年8月6日(日) 後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳 (全試合の動画はYoutubeのKNOCK OUT公式チャンネルにアップされています。)
重森陽太、タイ2冠王バットマンに判定負け
第4試合 RED 62kg契約 3分3R(延長1R)
×重森陽太(Eight Weapons/KNOCK OUT-REDライト級(62.5kg)王者、元WKBA世界同級王者、元新日本フェザー級&バンタム級王者)※伊原道場稲城支部から所属変更
○バットマン・オーアッチャリヤー[Batman O.Atchariya](タイ/元ルンピニー&BBTVライト級王者)
判定0-3 (北尻28-30/少29-30/板倉29-30)
重森は21年7月大会でのスアレック・ルークカムイとのKNOCK OUT-REDライト級タイトルマッチで判定勝ちして以来2年ぶりのKNOCK OUT出場。以降は新日本キックでの試合を続け、今年2月にラジャダムナン認定ライト級王者・ジョーム・パランチャイに挑戦したが判定負けした。5月に新日本キックおよび伊原道場稲城支部から退会すると、6月のKNOCK OUTでリングインし「今後はKNOCK OUT-REDライト級王者としてKNOCK OUTに参戦します」と表明した。
バットマンは初来日。重森と同じ28歳。19年11月にはルンピニー認定ライト級王座を獲得し、20年にはタイBBTV(7チャンネル)スタジアムのMVPに選ばれ、21年3月にはBBTVライト級王者となる。昨年5月のルンピニーでの試合ではナックロッブを右ハイ一撃でわずか28秒でKO。11月に元ルンピニー王者のゴーンサックに敗れBBTV王座から陥落した。今年から始まったルンピニーでのONEフライデーファイツでは、2月10日の大会でドゥアンソムポンに判定負けし、4月21日の大会ではパイダンに判定負けし2連敗したが、いずれもメインイベントで、オープンフィンガーグローブを着けて激しく打ち合って会場を沸かせていた。
バットマンはそのリングネーム通りのバットマンの覆面をかぶり、プリンスの「バットダンス」をBGMに入場する。セコンドにはウィラサクレック・ウォンパサー氏がつく。試合はバットマンが巧さで重森を完封する形に。重森のセコンドには稲城の同僚だった竜矢、稲城の元トレーナーで元ルンピニー王者のイソラサック氏、そして小笠原瑛作がつく。練習環境を変えてまだ初戦ということもあってか動きに精彩を欠く。
1R、重森が左インロー、ミドルを随所で当てるが、まだ慎重で手数は伸びない。バットマンも攻撃が少なく、まだエンジンがかかっていないが、終盤、右フックからの左アッパー、組んでの崩しを決め、危険なムードを漂わせて終える。記者採点はイーブン。
2R、重森が前に出るが、バットマンは距離を取って攻めさせない。バットマンは右ストレートを当てつつ、随所で右ミドルを強打。重森が左ミドルを当てても、蹴り足をつかんでの崩しを繰り返し主導権を握る。記者採点はバットマン。
3R、バットマンは変わらず右ストレート、ミドル、ローを当てつつ、崩しも絡め主導権を維持する。重森はダメージは無く、前に出続けるが、攻撃を当てられず終了する。記者採点はバットマン。合計28-30でバットマン。ジャッジ3者も1~2点差でバットマンを支持し、バットマンが判定勝ちした。ノンタイトル戦のため、休憩前の第4試合の位置だったが、バットマンが他の出場選手とはレベルの違う動きを見せていた。
乙津陸、心直にリベンジし19歳で王座奪取
第7試合 トリプルメインイベント3 KNOCK OUT-REDバンタム級(53.5kg)王座決定戦 3分5R(延長1R)
×心直[しんた](REON Fighting sports GYM/KNOCK OUT-REDスーパーフライ級(52kg)王者)
○乙津 陸[おつ りく](クロスポイント大泉)
判定0-3 (北尻47-50/松田47-50/板倉48-50)
※乙津が王者に
今回のKNOCK OUTでは3階級のタイトルマッチがトリプルメインイベントとして並んだ。うち2試合がREDルール(肘有りキックルール)、1試合がBLACKルール(肘無し・ワンキャッチワンアタックのキックルール)となっている。今回王者になった乙津・古村、王座防衛した古木の3人は、成長した姿をしっかり見せて勝利し、今後の可能性を感じさせることに。
心直は昨年12月のREDスーパーフライ級王者決定戦で乙津に判定勝ち。当時18歳の乙津はプロ7戦目で初黒星を喫した。その後、心直は3月の代々木でMASA BRAVELYに敗れ、乙津は4月の後楽園で優心を破った。乙津もMASAも心直も階級を上げることになり、心直は王座を返上。6月の後楽園でのREDバンタム級戦で乙津がMASAを2R左フックでKOし、今回の心直とのREDバンタム級王座決定戦に進出した。
1R、心直がサウスポーで構えて左ミドルを当て、乙津はオーソドックスで構えて右フック、ボディ、ローを当てるが、お互いヒットはまだ少ない。記者採点はイーブン。
2Rも似た構図の中で、心直が左ミドル、右フックのヒットを増やし少し優位になるが、終盤、乙津も前足狙いの左のカーフを立て続けに当て、右ボディストレート、顔面への右ストレートを増やして巻き返す。記者採点はイーブン。ジャッジは3者とも終盤の攻めを評価してか?乙津につける。
3R、心直は左ミドルのヒットを増やすが、乙津も左カーフ、右ストレート、ボディを返し一歩も引かない。終盤には素早いミドルの応酬となり、心直が笑顔を浮かべる場面もあり、観客が沸き上がる。最後は心直が膝を連打した後、乙津が崩しを決め、均衡状態を保つ。記者採点はイーブン。
4R、乙津が左フックを当てると、心直は首を振って効いていないとアピールする。心直は左ミドルを当てるがこれまでよりも減り、乙津が細かく左のカーフを当てつつ、右ローも絡め、蹴り数でもやや上回るように。だが乙津も決定打は乏しいまま終える。記者採点は乙津につけるか迷ったがイーブン。ジャッジは1者がイーブンだが2者は乙津につける。
5R、心直は疲れが溜まって少し集中力が落ちた様子で、乙津の左ジャブがヒットが増える。乙津は右ストレートを絡め、心直の左ミドルの直後に右ミドルを必ず返すように。最後は乙津が左ジャブを度々当て、崩しも決めて、はっきり差を印象付けて終える。記者採点は乙津。合計49-50で乙津。ジャッジ3者とも2~3点差で乙津を支持し、乙津が判定勝ちで宿敵・心直へのリベンジを果たすと共に、19歳にして初のベルト奪取に成功した。
ベルトを巻いた乙津はジムの外智博会長や関係者に感謝の言葉を述べると、青コーナー付近で見守っていた外会長は涙を流し、さらに乙津は「来週会長の誕生日です」と話すと、アカペラでハッピバースデートゥーユーと歌い上げ、外会長を祝福した。
古村光、壱にリベンジし王者に
第6試合 トリプルメインイベント2 KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級(55kg)タイトルマッチ 3分5R(延長1R)
×壱[いっせい]・センチャイジム(センチャイムエタイジム/王者、元ルンピニー日本バンタム級王者)※初防衛戦
○古村 光(FURUMURA-GYM/挑戦者)
判定0-3 (和田47-49/松田48-47/板倉48-49)
※古村が王者に
壱は昨年11月、第2代REDスーパーバンタム級王座決定トーナメント決勝で森岡悠樹に判定勝ちし王者となり、今回が初防衛戦。その後、3月の代々木大会で響波[きょうは]に3R TKO負けを喫している。6月の後楽園では響波と古村光の間でREDスーパーバンタム級王座挑戦者決定戦が組まれていたが、響波の負傷欠場により、古村が王座挑戦権を獲得した。両者は21年3月のKNOCK OUTで対戦し、壱が判定勝ちしている。古村は昨年12月大会で大野貴志を1R KOしている。
中継席では初代王者の小笠原瑛作も見守る中ゴング。1R、離れた状態から両者サウスポーで構えて蹴り合った後、首相撲で肘膝を出し合う展開が繰り返されるが、まだ均衡は崩れない。記者採点はイーブン。
2R、首相撲の多い展開なのは変わらないが、離れた状態ではパンチが交錯することが増え、距離が詰まる。壱の左ストレートの印象がやや強いものの、まだ差は小さい。記者採点はイーブン。ジャッジは3者とも壱につける。
3R、お互い組んで膝、パンチ、肘を打ち合う展開が続く。序盤はやや壱が優位だが、終盤は古村もパンチと肘を当て返し、なかなか均衡は崩れない。記者採点はイーブン。ジャッジは1者のみ壱につける。
4R、壱がパンチを当てると古村は鼻血を出すように。古村は攻撃が減り、壱が右肘、組んでの左膝、右ミドルのヒットを増やし差をつける。残り20秒、壱が首相撲からの左膝、右ミドルをいずれも3連打し、流れを決定づけたかに見えた。ところがその後、古村が右のジャブを連打した後、壱の左フックのカウンターで左フックをクリーンヒットしてダウンを奪い、まさかの形勢逆転に成功する。記者採点は8-10で古村。
5R、壱は逆転を狙い膝、肘で攻めるが、バッティングとなり、壱は額から出血しドクターチェックが入る。再開後、壱が必死にパンチや肘を振るい、激しい打ち合いを繰り広げ場内を沸かせるが、古村を倒せず終了する。ジャッジは三者三様に。記者採点は壱。合計48-49で古村。ジャッジの合計は1者が壱を支持したが、2者が古村を支持し、古村が判定勝ちした。
壱へのリベンジに成功しベルトを巻いた古村は「2年前に壱君に負けてから苦しみながら練習してきました。たくさん泣いたり辛いこともありましたが、これからが本番です。チャンピオンの箔が無いと思いますけど、もっと強くなって自慢のチャンピオンになれるよう頑張ります」と涙を浮かべながらアピールした。
古木誠也が1R KO勝ちで初防衛
第5試合 トリプルメインイベント1 KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級(55kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
○古木誠也(G1 TEAM TAKAGI/王者)
×小倉尚也[たかや](スクランブル渋谷/挑戦者)
1R 2’35” KO (3ダウン:左フック)
※古木が初防衛
古木は昨年12月大会で工藤“red”玲央を1R KOしBLACKスーパーバンタム級王者となり、今回が初防衛戦。その後、3月の代々木大会で古木は武蔵と対戦し1R KO負けした。同じ大会で小倉は工藤“red”玲央を1R KO。6月大会で武蔵と小倉尚也の間でBLACKスーパーバンタム級次期挑戦者決定戦が組まれ、武蔵が1R KO勝ちした。だが武蔵は所属ジムのWIVERNを退会したことが理由で欠場し、小倉が敗者復活した。
1R、蹴りの応酬の後、小倉が古木のボディにパンチを連打し、さらに左ミドルを当てるが、ブロックで耐えた古木が、直後に左フックがクリーンヒットし、小倉はダウンする。古木がパンチで攻め続ける中で、小倉も右フックを当てる場面もあったが、古木は終盤にも左アッパーでダウンを再び奪う。最後は右前蹴りで吹き飛ばしてから、左フックで3ダウン目を奪いKO勝ちした。
初防衛を果たした古木は「お父さん、ベルトを守れました。見守ってくれてありがとうございます」と亡き父に感謝し、さらに同僚や家族に感謝の言葉を述べ「自分は見た目は地味だと思いますが、試合で見せたいと思います」とアピールした。K-1勢の小倉に圧勝したことで、今後K-1勢と絡めば、より面白い試合を見せてくれそうだ。
鈴木千裕がRIZINでの勝利からの凱旋挨拶
先週7月30日の超RIZIN.2でベラトール・フェザー級王者のパトリシオ・ピットブルを1R KOし世界のMMA界に衝撃を与えた、KNOCK-OUT BLACKスーパーライト級王者の鈴木千裕が休憩明けの時間に登場し、勝利報告を行った。
千裕は「みんなに勝てないと言われた試合でKOでぶっちぎって帰って来ました。KNOCK OUTがあって今の僕があります。KNOCK OUTで作った技術がMMAで活きて結果的にKOになったと思います。これからも世界で戦っていく僕の夢についてきてください」とアピールした。
スアレックが引退
長年日本のキック界で活躍したスアレック・ルークカムイ(タイ/STURGIS新宿/元KNOCK OUT-REDライト級王者、元REBELSーREDスーパーライト級王者、元M-1世界ライト級王者、元ラジャダムナン認定フェザー級7位)が3月のKNOCK OUT代々木大会で渡部太基に勝利した試合を最後に引退し、今回セレモニーが行われた。(スアレックがキャリアを振り返ったKNOCK OUT提供のインタビュー記事はこちら)
スアレックは日本語で「7年ぐらい経ちました。試合組んでくれてありがとうございます。ファンの皆さんも会いに来てありがとうございます。新しい人生も頑張っていきます。応援ありがとうございました」と話し、最後は愛娘を抱いたまま10カウントゴングを聞いた。
KNOCK OUT vs K-1 GROUP対抗戦
KNOCK OUTは前身のREBELS時代から、K-1 GROUPとの選手の行き来はあったが、6月16日のKrushへの大谷翔司と加藤和也の参戦を皮切りに交流が活発化している(大谷は児玉兼慎に判定勝ち、加藤は黒田勇斗に判定負けし1勝1敗)。7月8日のKNOCK OUT新宿大会では般若HASHIMOTOが山浦迅也をKOし、福田拓海が渚を判定で下し、KNOCK OUT勢が2戦とも勝利をあげた。7月17日のK-1両国大会ではKNOCK OUTの久井大夢がK-1の龍斗に判定勝ちし、7月22日のKrushではK-1の目黒翔大がKNOCK OUTの新田宗一朗に判定勝ちし、6月以降、K-1側では2勝2敗だ。KNOCK OUT 8.6 後楽園では対抗戦3試合が組まれ、K-1側が2勝1敗で勝ち越す結果となった(ただし古木×小倉も対抗戦扱いとすれば2勝2敗となる)。K-1側の青コーナー付近では、Krushエヴァンジェリストの石川直生氏が試合を見守っていた。
第3試合 KNOCK OUT vs K-1 GROUP 3vs3対抗戦 BLACK スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
○森岡悠樹(北流会君津ジム/スックワンキントーン同級王者)
×内田 晶(チーム・タイガーホーク)
1R 2’11” KO (3ダウン:右ストレート)
森岡は昨年11月の第2代KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座決定トーナメント決勝戦で壱・センチャイジムに判定2-0で惜敗。3月のスック・ワンキントーン・スーパーバンタム級王座決定トーナメント一回戦ではTAKAYUKIを1R KOし、6月の決勝では伊藤勇真を2R KOし、ベルトを獲得してKNOCK OUTに戻ってくる。
内田は18年からKrushを主戦場にし、21年8月には小倉尚也に判定勝ち。その後、鬼山桃太朗、佐々木洵樹、永坂吏羅を相手に3連敗を喫したが、2月のKrushでは倉田永輝に判定勝ちしている。
1R、開始すぐに森岡が右ローを当てると、内田が左ストレートを返してきたが、カウンターで森岡の右ストレートがさく裂し、内田がダウンする。内田は立つとじわじわ気を吹き返し、パンチを返していたが、森岡は冷静に蹴りを当て続け、中盤過ぎにも左ジャブからの右フックをクリーンヒットしてダウンを奪取。内田は立ったもののダメージが溜まっており、右ストレートの連打で森岡を少しひるませたものの、直後に森岡が右ストレートを返し、3ダウン目を奪いKO勝ちした。
KNOCK OUT側に唯一の白星をもたらした森岡は「残念ながら1試合目と2試合目でK-1が勝ってしまったので、どうにかしてKOで絶対倒すと決めていたので、最後決められて良かったです。まだまだKNOCK OUTやK-1 GROUPにも強い選手がいるので、まず自分がKNOCK OUTのチャンピオンになって、他団体にどんどん喧嘩が売れる強い選手になりたいと思います」とアピールした。
第2試合 KNOCK OUT vs K-1 GROUP 3vs3対抗戦 BLACK スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
×工藤“red”玲央(TEAM TEPPEN)
○豊田優輝(BELLWOOD FIGHT TEAM/K-1カレッジ2019 -60kg優勝)
2R 1’43” TKO (ドクターストップ:左ハイキックによる右まぶたのカット)
工藤は36歳のベテラン。3月の代々木大会の第1試合で小倉尚也に1R KO負けして以来の再起戦。豊田は戦績11戦3勝(1KO)7敗1分と負け越しており、今年に入ってKrush-EXで2試合し1勝1敗のため、この対抗戦への参加を浮上のきっかけにしたい。
1R、豊田がサウスポーからの左ミドル、ハイ、左右のストレートを当て続け優勢。工藤は独特のフェイントを絡めながら攻撃を出す場面もあるが、ヒットが乏しく、まっすぐ前に出るところに攻撃を合わされ続ける。
2R、豊田は変わらず左ミドル、ハイを当て続けると、ハイで工藤の右まぶたを切り裂く。ドクターチェックが入るとストップがかかり、豊田のTKO勝ちとなった。
第1試合 KNOCK OUT vs K-1 GROUP 3vs3対抗戦 BLACK フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
×雅治[まさじ](レンジャージム)
○水津空良[すいづ そら](優弥道場)
判定0-3 (少27-30/和田27-29/松田27-30)
雅治は5戦4勝(4KO)1敗。KNOCK OUTとKROSS×OVERを主戦場とし、4月のKROSS×OVERでは森脇公三に1R TKO負けしプロ初黒星を喫した。水津は11戦4勝5敗2分。20年11月の山浦力也戦まで5戦負けなしだったが、21年3月の松山勇汰戦で敗れてからの5試合連続で勝ち星から遠ざかっている。
1R、サウスポーの水津が左ローを当てるが、ローブローとなり中断する。再開後、水津は変わらずローを当てるが、雅治も右フックを返し、接戦を維持する。
2R、水津のローがじわじわ効き目を発揮する。終盤、雅治が前に出て右フックを振るうが、水津がカウンターで右フックを当てダウンを奪う。雅治も膝を返すが苦しい状況に。
3R、水津が前に出続け、随所で左フック、ロー、バックハンドブローなどを当て、雅治を追い詰め終了。差を広げ判定勝ちした。
プレリミナリーファイト第2試合 BLACK スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
○アックス斧田(KIBAマーシャルアーツクラブ)
×津田宗弥(クロスポイント吉祥寺)
1R 2’37” KO (パンチ連打)
プレリミナリーファイト第1試合 BLACK スーパーフライ級(52kg) 3分3R
×神保雄大(ワイルドシーサー前橋元総社)
○RYUJU(クロスポイント吉祥寺)
判定1-2 (29-30/29-28/28-30)