RIZIN 9.24 さいたまスーパーアリーナ:クレベル・コイケ×金原正徳が決定、コイケ「一番難しい相手。ケラモフはもっと簡単」×金原「組技で対抗できる選手は僕しかいない」。堀江圭功ライト級初戦、摩嶋一整×横山武司、中島太一×岡田遼ほか追加
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RIZIN.44(9月24日(日) さいたまスーパーアリーナ)で前RIZINフェザー級王者のクレベル・コイケが、芦田崇宏・摩嶋一整・山本空良に3連勝中の40歳のベテラン・金原正徳と対戦することになった。(会見写真提供:(C) RIZIN FF)
クレベル・コイケ、王座はく奪後初戦は3連勝中の40歳・金原正徳と
MMA フェザー級(66kg) 5分3R
クレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術/元RIZIN・KSW・REBEL FCフェザー級王者)
金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA/元SRCフェザー級王者)
コイケは33歳。ポーランドのKSWで王者となり活躍後、20年大晦日からRIZINに参戦し、カイル・アグオン、摩嶋一整、朝倉未来、佐々木憂流迦、萩原京平に勝利し、昨年10月の福岡大会で牛久絢太郎に2R裸絞めで一本勝ちしRIZINフェザー級王者となる。大晦日大会ではベラトール同級王者・パトリシオ・“ピットブル”・フレイレに判定負け。6月の札幌大会で初防衛戦が組まれたが、前日計量で0.4kgオーバーし王座をはく奪され、試合では鈴木千裕を1R腕ひしぎ三角固めでタップを奪ったが、規定により無効試合となっていた。王座が空位となったため、7月30日の埼玉大会で組まれていた朝倉未来とヴガール・ケラモフの一戦が第4代王者決定戦となり、ケラモフが1R裸絞めで勝利し王者となっている。
金原は40歳のベテラン。03年にMMAデビューし、09年に初代戦極(SRC)フェザー級王者となり、その年の大晦日に山本“KID”徳郁に判定勝ち。14~16年にはUFCで1勝2敗の成績を残し、15年7月にはコイケ同様に柔術出身の強豪・ハニ・ヤヒーラと対戦し判定2-1で惜敗している。20年2月にRIZINに初参戦し、ビクター・ヘンリーにKO負けすると引退を表明したが、21年10月のRIZINで復帰し芦田崇宏にTKO勝ち。昨年4月では摩嶋一整にTKO勝ちすると、今年4月のRIZIN LANDMARKでは山本空良をスタンド・グラウンドともに圧倒して判定勝ちし3連勝とした。空良戦の後には「20年間、MMAという競技に強さだけを求めて一生懸命頑張ってきました。自分の強さの答え合わせがしたいなと思って、榊原さん、次、僕がフェザー級で一番強いと思うケラモフ、やらせてください」とマイクアピールしていた。
8月9日、東京での記者会見でRIZINの榊原信行CEOは「クレベルがケラモフへの挑戦者の最右翼ですが、千裕がパトリシオに勝って混沌としている中、金ちゃん(=金原)がクレベルに勝てば、さらに風雲急を告げる形になります。最上級のフェザー級マッチを見てもらいたいです。先日の超RIZIN.2での控室での乱闘騒動については、クレベルからもピットブル兄弟からも謝罪を受けています。決着をつけるなら試合で正々堂々と戦ってもらいたいです。我々からペナルティを科すことはありません。クレベルには金ちゃんとの試合の中で表現してもらいたいです」と今回の両者の試合について説明した。ケラモフの防衛戦については「大晦日じゃないですかね」としつつも「明日からアゼルバイジャン行きます。11月4日のアゼルバイジャン大会ではチャンピオンのケラモフがメインイベントに出ることになると思いますが、その試合がタイトルマッチになって、大晦日と連戦タイトルマッチなるかもしれません」と話した。なお、10月1日の名古屋大会には朝倉海、井上直樹が出場予定であることも明かしている。
クレベル・コイケ「この階級で一番難しい相手。ケラモフはもっと簡単」
金原は長い知り合い。一緒に練習していました。金原に勝ってタイトルマッチまたやりたいです。ベルト無いけど、私、フェザー級のチャンピオンだよ。
(金原の印象)戦極のチャンピオンで歳ちょっと上だけど全部上手。大リスペクト。でも今は自分のタイミングかな。
(前回計量失敗し、今回どんな準備をする?)絶対できる。前すみませんでした。ごはんとか全部厳しくなる。それだけ。今75(kg)ぐらいかな。
(王座への思い)ケラモフでも誰でもやりたい。
(どういう展開になる?)いい試合がしたいけど、彼は寝技も打撃もレベル上げてるんで、簡単じゃないな。(この)階級で一番難しいな。たぶんケラモフはもっと簡単かな。金原は簡単じゃない。
(千裕がパトリシオをKOしたことについて)びっくりしたね。強いけど(千裕が)レベルアップ(したわけ)じゃない。(再戦しても)絶対勝ちますよ。
金原正徳「クレベルにグラップリングで対抗できる選手は僕しかいない」
昔から知っている選手で、凄い強い選手です。挑戦者という立場でクレベルに向かっていきたいです。
(コイケの印象)最近のクレベルは総合力がとても高くなっていて、RIZINでも全部フィニッシュしているし、完成度の高いMMAファイターですね。
(ケラモフ戦を希望していたが?)改めてカードって巡り会わせだなって思いました。ケラモフとやりたい気持ちが強かったんですけど、こうやって一番人気のクレベルと並べるとは思わなかったです。後輩の徳留(一樹)が(ホベルト)サトシ(ソウザ)と戦った時(=21年3月のRIZIN)も、こういうカードがあるんだなって思ったんですけど、知り合いと戦えることに運命を感じます。でもリングに上がってしまえば親兄弟でも関係ないんで、一ファイターとして拳を交えるだけです。
(どう戦う?)クレベルが相手だとほとんどの選手がグラップリングを避けると思いますが、フェザー級でグラップリングで対抗できる選手は僕しかいないと思っていました。自分の選んだ(グラップリングや打撃の)中で勝負したいです。
(弱点は?)無いでしょうね。強みしか見えてこない。自分がどこで勝負するかですね。
(ケラモフ×未来の感想)やっぱ強いなってシンプルに思いました。未来の強さも知っていますけど、強さが出ましたね。
(ベルトへの思い)RIZINのフェザー級に参戦してからそこを目指していましたが、この試合をクリアしないと見えてこないんで、進退懸けてやるつもりです。この試合が終わってから考えたいです。
(今のモチベーション具合は?)ビンビンですね。すぐ海外(=タイ)に行きます。今までの相手とは訳が違うんで、初心に帰って海外の厳しい環境下で全部を尽くして挑みたいです。
(キャリアにおけるこの試合の位置づけ)これマジでやんなきゃ勝てないって試合も、正直イージーだなって試合もありましたけど、マジな試合が格闘技の終活になってもう一回来るとは思いませんでした。最後に燃え尽きるならこの相手で問題無いです。うれしい気持ちのほうが大きいです。強い相手とやれてうれしいです。
(どういう展開になる?)質の高いMMAをやりたい、それだけです。
(千裕がパトリシオをKOしたことについて)頭一つ抜けたとは思いますけど、クレベル戦があの内容なので、MMAファイターとしての1位の座をキープするのは難しいでしょうね。
その他の追加カード
MMA ライト級(71kg) 5分3R
スパイク・カーライル(米国/キングスMMAアナハイム/トレーニングラボ)
堀江圭功[よしのり](ALLIANCE)
カーライルは20年にUFCで1勝2敗、21年にベラトールで1勝。昨年4月にRIZINに初参戦すると、武田光司に2Rフロントチョークで一本勝ちした。今年5月にライト級王者のホベルト・サトシ・ソウザと対戦したが判定負けした。
堀江はパンクラスのフェザー級上位戦線で活躍した後、21年からRIZINに参戦し、関鉄矢、佐々木憂流迦、中田大貴に3連勝。21年11月の中田戦で右拳を骨折し、今年4月の大阪大会で約1年半ぶりに復帰したが、7月にフェザー級王者となるウガール・ケラモフに2R裸絞めで一本負けした。今回から1階級上のライト級で戦う。
MMA フェザー級(66kg) 5分3R
中原由貴(マッハ道場)
白川陸斗(トライフォース赤坂)
中原はGLADIATOR、パンクラス、ONEを経て昨年7月にRIZINに初参戦し関鉄矢に判定勝ち。10月には原口央に1R TKO勝ちした。大晦日大会では鈴木千裕に1R KO負けしている。
白川は21年に青井人、山本琢也に勝利し連勝を4に伸ばす。めまい症の手術後、療養を続け、昨年7月にケラモフ戦が組まれたが、左上腕二頭筋腱断裂により欠場していた。そのため今回は約2年ぶりの試合となる。
MMA フェザー級(66kg) 5分3R
摩嶋一整[かずまさ](毛利道場/元Rebel FCフェザー級王者)
横山武司(teamセラヴィー/スウェルズ柔術ジム/Fighting NEXUSフェザー級王者)
摩嶋は修斗・パンクラス・海外の試合で6連続一本勝ちの後、20年8月にRIZINに初登場したが、斎藤裕に2R TKO負け。21年3月にはクレベル・コイケに2R三角絞めで一本負け。昨年4月には金原正徳に3R TKO負けし3連敗を喫したが、今年5月に芦田崇宏に1R終盤ヴォンフルーチョークを極めてRIZIN初勝利をあげた。
横山はブラジリアン柔術の強豪で、19年のJBJJF全日本選手権黒帯アダルト・フェザー級優勝。同年の別の大会ではクレベル・コイケとも対戦し三角絞めで敗れている。昨年2月にMMAプロデビューし、11月に山本空良に判定勝ちしNEXUSフェザー級王者に。今年5月大会でRIZINに初参戦すると、山本琢也に1R序盤に腕十字を極め一本勝ちしている。摩嶋との寝技の攻防が見ものだ。
MMA バンタム級(61kg) 5分3R
中島太一(ロータス世田谷/パンクラス・バンタム級王者)
岡田 遼(パラエストラ千葉/元修斗バンタム級世界王者)
中島は20年9月、パンクラス・フェザー級王座挑戦者決定戦で堀江圭功に勝利し、21年5月の王座戦ではISAOに判定負け。12月のバンタム級暫定王者決定戦で井村塁に2R TKO勝ちした。昨年4月にRIZINに初参戦し、フェザー級でヴガール・ケラモフと対戦したが1R一本負け。その後はバンタム級に専念することを決め、今年4月のパンクラスでの暫定王者・田嶋椋との王座統一戦で判定勝ちし、RIZINに再登場する。
岡田は20年5月に倉本一真に2R KO勝ちし修斗バンタム級暫定世界王者となり、その後、佐藤将光の王座返上で正規王者に。21年3月に大塚隆史に勝利し初防衛する。21年のRIZINバンタム級日本GPでは6月の一回戦で元谷友貴に判定負け。昨年3月に安藤達也に2R KO負けし、修斗王座から陥落。それ以来1年半ぶりの試合、2年ぶりのRIZIN登場となる。
MMA ヘビー級(120kg) 5分3R
シビサイ頌真[しょうま](パラエストラ東京/巌流島)
ヤノス・チューカス(ハンガリー/GK1ストライキング/グレードブリテントップチーム)
シビサイは21年大晦日に関根“シュレック”秀樹にTKO負けし連勝が3でストップしたが、昨年は4月にリハーズ・ビギスにTKO勝ちし、9月にはカルリ・ギブレインに1R裸絞めで一本勝ちしRIZIN 2連勝中。12月にはジョシュ・バーネットと巌流島ルールで対戦し、通常のMMAの攻防の中で1Rに膝蹴りをもらって倒れると、パウンドを浴びTKO負けしている。
チューカスはMMA 7戦全勝後、昨年10月にRIZINに初参戦し、スダリオ剛に2R TKO負けして以来となるRIZIN出場。試合はそれ以来となる。
MMA ヘビー級(120kg) 5分3R
スダリオ剛(HI ROLLERS ENTERTAINMENT/PUREBRED)
トッド・ダフィー(米国/アメリカンキックボクシングアカデミー)
スダリオはの昨年大晦日、後にUFCに上がるジュニア・タファに1R TKO負け。4月にはUFC帰りのロッキー・マルティネスに判定勝ちした。
ダフィーはRIZIN初参戦の37歳。10年大晦日のDynamite!!でアリスター・オーフレイムとDREAMヘビー級暫定王座を争い19秒KO負けして以来の来日となる。12~19年にUFCで4試合をし、今年2月、ポーランドのKSWで3年ぶりに試合をし、1R KO負けしている。
既報対戦カード
MMA フェザー級(66kg) 5分3R
牛久絢太郎(アメリカントップチーム/元RIZIN&DEEPフェザー級王者)※K-Clannから所属変更
萩原京平(SMOKER GYM)
概要
大会名 RIZIN.44
日時 2023年9月24日(日) 開場・12:00(予定) 開始・14:00(予定) 終了・20:00~21:00頃
会場 さいたまスーパーアリーナ https://www.saitama-arena.co.jp/access/
中継 ABEMA、RIZIN 100 Club、U-NEXT、スカパー
チケット料金 VVIP席330,000円/VIP席110,000円/SRS席33,000円/S席22,000円/A席11,000円 ※1歳よりチケットが必要 ※ファンクラブ先行・RIZIN 100 CLUB先行 8/4(金)12:00~8/6(日)18:00 オフィシャルサイト抽選先行 8/9(水)12:00~8/9(水)18:00 イープラス最速抽選先行 8/11(金)18:00~15(火)18:00 プレイガイド先行8/19(土) 一般発売 8/20(日)10:00~
チケット販売 イープラス チケットぴあ ローソンチケット 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RIZIN FF事務局 03-5772-3223 https://jp.rizinff.com/