RISE 11.14 丸善インテックアリーナ大阪:全選手計量クリア。異例のリモート会見で原口健飛「判定でもなんでも勝つことが大事」、ペットパノムルン「原口はトップクラス」
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RISE WORLD SERIES 2021 OSAKA.2(11月14日(日)丸善インテックアリーナ大阪)の公式計量が13日、大阪で行われた。
【本戦】
第14試合 メインイベント スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM/RISE DoA -63kgトーナメント2020優勝、元RISEライト級(63kg)王者)
ペットパノムルン・ギャットムーカオ[Petchpanomrung Kiatmookao](タイ/ギャットムーカオジム/GLORYフェザー級(65kg)王者)
RISEの大阪大会は7月の大会に続き今年2回目。兵庫出身の原口にとって実質地元での試合となる。原口は昨年10月のRISE DoA -63kgトーナメントで優勝し、今年の2月の横浜アリーナ大会ではさらに上のステップとして、米国中心に行われているGLORYの1階級上の王者・ペットパノムルンとの試合が組まれた。だがコロナ禍の影響で実現せず、白鳥大珠との試合に変わり、原口が2ダウンを奪い判定勝ちした。9月の横浜大会では仮想ペットパノムルンとして、同じタイ人で1階級上のタップロンと65.5kgで対戦。2Rにタップロンの首相撲からの膝蹴りで原口はキャリア初のダウンを喫したが、3Rに三日月蹴りを効かせてからのパンチで逆転TKO勝ちした。
ペットパノムルンは26歳。戦績210戦169勝(27KO)37敗4分。ルンピニー、ラジャダムナンで活躍し、13年にはサムエー、セクサン、ペットモラコットといった強豪にも勝利している。16年から欧米で開催されているGLORYを主戦場にし、肘無し・つかみ制限ありのルールにも慣れており、ザカリア・ゾウガリー、アブデラ・エズビリを左ハイでKO。ロビン・ファン・ロスマレン、セルゲイ・アダムチャックら相手にGLORY世界フェザー級王座を4度防衛しているトップファイターだ。最近ではチュージャルン・ダブランサラハムと2度戦い、4月の初戦は判定負けしたが、10月の再戦では判定勝ちしている。原口もペットパノムルンも構えはサウスポーで、蹴り主体で試合を組み立てるところは共通する。
RISEはコロナ下で海外選手を招へいするため、先週土曜のVTJでチリ人を招へいしたサステイン(修斗のプロモーター)、RISEと修斗を放送するABEMAと協力。元格闘家の須藤元気参院議員の仲介により、外務省、スポーツ庁に対して9月から交渉し、「特例中の特例(RISEの伊藤隆代表)」でペットパノムルン招へいを果たした。ペットパノムルンは試合5日前の9日に来日。3日間の隔離の後、12日から大阪の計量会場と同じホテルに移り、当日、そして帰国まで、外部から遮断され、東京五輪同様の“バブル形式”で感染予防生活を送る。原口も試合前日からホテルのバブル入り。両者とも計量時だけ会場に姿を現し、約1分だけ同じ空気を吸った。会見はリモートで行われ、伊藤代表を挟んで両選手を映すモニターが置かれる異例のスタイルに。当日も会場ではセミ以下の選手とは別の個室が用意され、導線も別にする徹底ぶりだ。
◆原口「今回の試合のために準備してくれた関係者の皆さん、日本に入国してくれたペット選手、ありがとうございます。(フェイスオフで向き合った印象)映像で見たまんま、首が太く、足も胴体も太いですね。さすが世界チャンピオンで、目の奥から強そうだなと感じました。
(今日からのバブル入りと、リモートでの会見についいて)違和感しかないですね。無人の部屋でこの衣装着て(苦笑)。でもこういう経験もポジティブに捉え、今後に活かせると思うので、リラックスはしています。
(どちらもサウスポーからの蹴りが得意だが、そこで対抗する?)対抗しないですね。色んなことをして翻弄させて、とりあえず判定でもなんでも勝つことが大事で、相手のペースにさせないことが大事だと持っています。相手の得意なことで勝負するのは怖いですね」
◆ペットパノムルン「今回のために相手のビデオをいっぱい見て研究しました。(隔離生活の違和感は)減量が終わったらご飯を食べたので大丈夫です。
(どちらもサウスポーからの蹴りが得意だが、そこで対抗する?)相手の動きを見て気をつけます。
(今まで戦った選手の中で原口はどれぐらいの強さ?)かなり強いです。トップクラスに入ると思います」
第13試合 セミファイナル バンタム級(55kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
鈴木真彦(山口道場/RISEバンタム級(55kg)王者、元WBCムエタイ日本&ホーストカップ日本同級王者)
江幡 塁(伊原道場/WKBA世界スーパーバンタム級王者、元KNOCK OUT-RED同級王者、元新日本バンタム級王者)
鈴木は15年8月に那須川天心に敗れて以降、昨年11月の「RISE DoA -55kg ~那須川天心挑戦者決定トーナメント~」準決勝で江幡塁に判定勝ちするまで20連勝していたが、決勝で志朗に破れた。鈴木は以降はRISEで溜田蒼馬にとテーパリットに連勝。9月の横浜ぴあアリーナMM大会では念願の天心戦に辿り着いたが判定負けに終わった。江幡兄弟の弟・塁は、2月の横浜大会で拳剛に1R KO勝ちして以来の試合となる。
10月のカード発表会見で塁は「真彦君に負けた試合は、RISEでの戦い方を学ばせてもらった大きな転換点となる試合でした」「2月に試合をしてから時間が空き、フィックス(=修正)する時間ができました」と発言しており、スタイルの変化が見ものだ。
◆江幡「1年ぶりの試合で鈴木選手にリベンジしたいです。相手は前回の時より目に力が入っていると思いました。1年でRISEルールにアジャストした姿を見せられると思います」
◆鈴木「明日はメインイベントが取り上げられていて、世界チャンピオンと戦って、凄いことですけど、悔しい部分もありますので、明日は盛り上げられる試合をしたいです。
(会見で着用した赤いチェックのスーツについて)COWCOWの多田(健二)さんみたいな感じですけど 派手なスーツ負けないぐらい盛り上げたいと思います。
(江幡の1年前との違いを想定して準備した?)相手どうこうじゃなく、お客さんを盛り上げて、自分の試合をしたいです」
第12試合 ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
中村 寛(BK GYM/元DEEP☆KICK -60kg王者)
YA-MAN(TARGET SHIBUYA/RISEライト級7位)
YA-MANは5月のRISE on ABEMA、9月の横浜大会と、連続でオープンフィンガーグローブ(OFG)着用マッチを行い、山口侑馬と北井智大をKOした。
中村は7月の大阪大会で大雅から左ハイでダウンを奪い判定勝ち。9月の横浜大会には出場しなかったが、白鳥大珠に勝利した直後のRISEライト級(63kg)王者・直樹に対し、「次、俺と11月やれ。ベルト懸けてやれ」と挑発した。直樹は「中村さん、63kg(ライト級)で一回も試合してないじゃないですか。他のランカーと戦ってからやれ」と話し対戦拒否していた。大会後、YA-MANが中村にTwitter上で噛み付き、対戦実現。OFGマッチではなく、通常グローブ着用のライト級ランキング戦として行われる。
◆YA-MAN「さっき顔を合わせて確信しました。明日は勝ちます。減量がキツそうで、水を相当抜いたんだろうなと思いました。相手の気持ちもわかるんでパパッと終わらせてやります。打ち合ってくれると思いますので、見てほしいです」
◆中村「水抜きはそこまでしないんで、バッチリ仕上げると思います。(計量後に向き合い)相手は何か言うて来たんですけど、目が泳いでましたね。(YA-MANの打ち合い要求について)打ち合っていいですけど、作戦通じへんぐらいのパンチ力があるので、ゴング鳴ったら一瞬で終わると思います。僕の後の鈴木君が盛り上げてくれると思うので、僕の試合は会場が引く感じで終わらせます」
第11試合 61kg契約 3分3R
梅野源治(PHOENIX/BOMライト級王者、元ラジャダムナン同級王者、元WPMF世界&WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者)
大雅(チームドラゴン/元K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級(60kg)王者、元Krushスーパー・バンタム級(55kg)王者)
大雅は7月の大阪大会でチームドラゴンへの移籍初戦に臨んだが、中村寛に左ハイでダウンを奪われ判定負けした。
梅野は2月の横浜大会でノラシンに判定勝ち。6月のRIZIN大阪大会のトーナメントでは、一回戦で皇治のバッティングでのダメージで試合続行不可能となり、わずか43秒で試合が終わっていた。9月26日のBOMではムエタイルールでタイ人のロンペットと5R戦い引き分けている。
カード発表会見で梅野は「肘無しならこの距離、肘有りならこの距離といった理解がどんどん深まっている」と話しつつ、「見ている人が熱くなる、殺気立った試合をしたい」ともコメント。大雅も「引き出しが増えてメンタルが変わりました。やっと昔みたいな闘争心が次の試合で見せられると思います」と移籍効果を語っており、両者の気持ちの試合での現れに注目だ。
◆梅野「今回は僕たちにとってのDEAD OR ALIVE、生きるか死ぬかの試合が見せられると思います」
◆大雅「久しぶりにここまで仕上げられたなというぐらい調子がいいです。明日はKOできたらと思います。明日しっかり勝って、年末に出たいです」
第10試合 ミドル級(70kg) 3分3R(延長1R)
海人(TEAM F.O.D/シュートボクシング日本ウェルター級(67.5kg)1位、元SB日本スーパーライト級(65kg)王者、S-cup 2018 65kgトーナメント優勝、KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級(70kg)王者)
中島将志(新潟誠道館/RISEミドル級6位)
◆海人「自分の強さを見せて、久しぶりの大阪での試合を楽しみたいです」
◆中島「日本最強の海人選手が相手ですが、自分が勝つことで面白くなると思います」
第9試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
植山征紀(龍生塾ファントム道場/シュートボクシング日本スーパーバンタム級(55kg)王者)
京谷祐希(山口道場/RISEバンタム級7位)
植山は昨年11月のRISE DoA -55kgトーナメント一回戦で志朗に判定負けして以来のRISE登場。京谷は7月の大阪大会で川上叶戦に続きSB日本王者との連戦で、川上戦は判定負けしていた。
◆植山「仕上がりは過去最高です。最高のパフォーマンスを見せます」
◆京谷「前回は不甲斐ない試合をしたので、進化した姿を見せたいです」
~休憩~
第8試合 ミドル級(70kg) 3分3R(延長1R)
憂也(魁塾/RISEミドル級2位、元DEEP☆KICK -65kg王者)
ねぎ魔神(ネイバーズキックボクシングジム/RISEミドル級9位)
ねぎ魔神はRISE福岡大会で頭角を現し、9月の横浜大会でRISE本戦に初登場したが、ベイノアに判定負けした。憂也は過去にベイノアに敗れるもダウンを奪ったこともあり、緑川創とは1勝1分だ。
◆憂也「明日はねぎが折れるところを見ていただけたらと思います。相手の印象は、ねぎ臭かったです」
◆ねぎ魔神「前回のベイノア選手の印象が強すぎるので、今回は倒せると思います。ねぎねぎ」
第7試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
中野椋太(誠至会/RISEウェルター級4位、WBCムエタイ日本同級王者)
蛇鬼将矢(テツジム/NKBウェルター級王者)
◆中野「最高の試合をしたいです。強さを見せつけようと思います。来年はOFGのトーナメントをやってほしいです。65kgぐらいまでなら行けます」
◆蛇鬼「相手の印象は、めっちゃ目が綺麗です。僕は調子乗りなので、調子乗れたら色々できると思います」
第6試合 ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
麻原将平(パウンドフォーパウンド/RISEライト級4位、元ホーストカップ日本スーパーライト級王者)
山畑雄摩(心将塾/DEEP☆KICK -63kg王者)
◆麻原「大阪大会2回目なんで楽しみです。相手を見た印象は、強そうな印象が無いので、しっかり勝たないといけないと思っています。スピードと一発の倒す力を見て欲しいです」
◆山畑「前の試合で負けているので、チャラになる試合をしたいです。相手の印象は、オッチャンですね」
第5試合 フェザー級( 57.5kg) 3分3R(延長1R)
宮崎就斗(TARGET/RISEフェザー級5位、DEEP☆KICK -57.5kg王者)
梅井泰成(TEAM TEPPEN/RISEフェザー級6位)
◆宮崎「梅井選手とやっても僕の試合はつまらなそうと言われたので、試合で見せたいです」
◆梅井「勝ち方によってはタイトルマッチに近づけると思っているので、自分の強さを見せたいです」
第4試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
知花デビット(エイワスポーツジム/RISEバンタム級2位、WMAF世界スーパーバンタム級王者)
拳剛(誠剛館/RISEバンタム級4位、DEEP☆KICK -55kg王者)
◆知花「関西で熱い試合をして、勝ちに行きたいです」
◆拳剛「成長した姿を見せたいです。圧倒して勝ちます」
第3試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
甲斐元太郎(理心塾/NJKFバンタム級暫定王者)
数島大陸(及川道場)
◆甲斐「印象に残る試合をして盛り上げたいです。相手より2階級上なので、力の差を見せつけたいです」
◆数島「もともとフライ級でやっているんですけど、今回は2階級上で、自分への挑戦です。及川道場の誰にも負けないテクニックに注目してください」
第2試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
田渕神太(拳聖塾/アクセル&ABWバンタム級王者)
大森隆之介(EX ARES/RISEバンタム級9位)
◆田淵「コンディションはバッチリなので、出し切って勝ちたいです」
◆大森「もっと上の選手とやりたかったんですけど、勝って上を目指します」
第1試合 スーパーフライ級(53kg) 3分3R
KING剛(ROYAL KINGS/MA日本バンタム級王者)
溜田蒼馬(Crazy Wolf/CMA KAISERバンタム級王者)
◆剛「やってきたことをしっかり出せるよう頑張ります」
◆溜田「相手を自分のスタイルで翻弄したいです」
【オープニングファイト】
第3試合 フェザー級(60kg) 3分3R
岩郷泰成(TFT/DEEP☆KICK -60kg 1位)
佐藤 亮(健心塾/DEEP☆KICK -60kg 3位)
第2試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
都築海杜(キックボクシングジム3K/and lab/RISEフェザー級10位)
勇志(真門ジム/NKBフェザー級5位)
第1試合 バンタム級(55kg) 3分3R
翔磨(多田ジム/DEEP☆KICK -55kg 2位)
久津輪将充(888GYM/DEEP☆KICK -57.5kg 6位)
概要
大会名 Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 OSAKA.2
日時 2021年11月14日(日)開場・12:30 オープニングファイト開始・13:00 本戦開始・14:00
会場 丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館/港区田中3-1-40/大阪メトロ中央線「朝潮橋」2A出口すぐ)
中継 ABEMA(無料)、FITE(海外向け有料配信)
チケット料金 VIP 100,000円(完売) SRS 30,000円 RS 20,000円 アリーナS 12,000円 スタンドS 12,000円 スタンドA席 8,000円 ※当日は500円プラス ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 イープラス チケットぴあ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com/