RISE 2.28 横浜アリーナ:那須川天心、志朗との再戦も判定勝ち「成長させてくれた志朗選手ありがとう」。原口健飛、白鳥大珠から2ダウン奪い判定勝ち
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Cygames presents RISE ELDORADO 2021
2021年2月28日(日)横浜アリーナ
レポート&写真:井原芳徳 中継:ABEMA(生中継)
第11試合 メインイベント バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
○那須川天心(TARGET/Cygames/RISE WORLD SERIES 2019 -58kgトーナメント優勝、RISE世界フェザー級(57.15kg)王者、ISKAフリースタイル世界フェザー級(57kg)王者、ISKAオリエンタル世界バンタム級(55kg)王者)
×志朗(BeWELLキックボクシングジム/ISKAムエタイ世界バンタム級王者、RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kg~那須川天心挑戦者決定トーナメント~優勝)
判定3-0 (大沢30-28/豊永30-28/長瀬30-28)
RISE過去最大の会場での大会にして、年1回のビッグイベントとなる新シリーズ「RISE ELDORADO」。メインイベントではRISEのエース・那須川天心が志朗と対戦した。両者は19年9月の幕張メッセ大会での「RISE WORLD SERIES -58kgトーナメント」の決勝戦で対戦し、天心が判定勝ちしたが、天心は試合前から左拳を痛めており、本調子ではなかった。志朗は昨年11月のエディオンアリーナ大阪大会での「RISE DEAD OR ALIVE -55kgトーナメント」で植山征紀と鈴木真彦に判定勝ちし、天心との再戦の権利をつかみ取った。
天心は前日計量後の会見で「55kgでの試合が4年ぶりで、自分でも楽しみです。どんだけスピードが出るのか、逆にスピードを出さないのか、色んなことを楽しみにしたいです。自分でも制御できないぐらい動くんじゃないか、不思議な感覚になっちゃうんじゃないかと思います。明日の自分に期待しようと思います」と話しており、そのスピードも注目点となる。
1R、天心がサウスポーで圧力をかけ、左ミドル、ハイ、インローを随所でヒット。まだ慎重な様子だが、じりじりヒットを増やす。志朗も時折右インローとミドルを返すが、攻撃が少ない。
2Rも基本的には同じ構図で、天心が左ミドル主体で攻め、左ストレート等のパンチでも脅かす。だが志朗も引かず、随所で右ミドル、インロー、左ジャブをお返し。攻撃数は天心が多いもののの、大差はつけさせない。
3Rも天心ペースで、やや攻撃は減るものの、志朗になかなか攻めさせない。終盤、志朗がバックハンドブローを放った際、肘が天心の右目に入り一時中断。その後も天心は膝や左ハイを当て、志朗に反撃を許さず終了。記者採点は3Rに天心につけ30-29で天心。1Rと2Rは天心につけるか迷うラウンドだったが10-10とした。ジャッジ3者とも2点差で天心を支持し、天心が返り討ちに成功した。
天心は「志朗君とは心理戦というか。ただ打ち合っての試合が面白いと思うんですけど、駆け引きの中で勝てて。そういう風に成長させてくれた志朗選手ありがとうございます。これからボクシングに行くとか言われていましたけど、キックにいる時間は少ないんですよね。これからもRISEに恩返しして、キック無敗で突き進みます」とアピールした。
◆天心「あっという間でした。凝縮された時間でした。勝ててホッとしています。志朗君とは考えていることが似ていますね。9分間だまし続けるのがテーマで、その通り戦えたと思います。今回は蹴りはめちゃくちゃ速く打って、パンチを遅く打ったんですよね。試合前に『速いだけが全てじゃない』と言っていた通り、あえて遅くしました。志朗選手は僕の速いスピードを前提で練習してきたと思います。
久々にちゃんと試合らしい試合ができたと思います。超玄人が好む技術戦だったと思います。駆け引きで勝ったのが選手の中で一番うれしいと思うんですよね。ダウンやKOを目的にした試合じゃなかったので。僕がボクシングに転向すると言われて、向こうはパンチに警戒すると思ったので、蹴り主体にしました。
(武尊が試合をする3月28日のK-1武道館大会は生観戦する?)どうしよう、わかんないですね。何も考えていなかったです。(同日のRISE後楽園大会に)うちのジムの選手(=梅井泰成)が出るんで。
(ボクシングに行く前にやっておきたいことは?)今は特にないですね。」
◆志朗「完敗です。ガードや目線の位置がお互い似ていて、説明が難しいですけど、凄く頭を使いました。同じ攻撃が2回出せないですね。前回よりは近づけたと思いますけど、あのスピードで何を積極的に出すかが課題です。凄く勉強になりました。3Rの天心君のバックステップでのジャブは手に負えないですね。距離の支配力が凄いなと思いました。」
◆伊藤隆RISE代表「(志朗が負けて、天心の今後のRISEでの相手はどうする?)若いタイ人の強い選手で『天心とやりたい』と言っている選手がいるので、RISEで育てたいです。(天心のロッタンとの再戦は?)ONEとの契約もありますし、ロッタンからも60kg以下に落ちないと聞いているんですけど、ロッタンも(ONEルールの)キックに転向しましたし、折り合いが付けばやらせたいです。(天心の今後のボクシング転向ロードについて)1年弱で天心も格闘技を卒業するので、天心ファイナルのELDORADOもやりたいですね。来年2月から4月にやって送り出したいです。」
第10試合 セミファイナル 64kg契約 3分3R(延長1R)
○原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM/RISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント優勝、元RISEライト級(63kg)王者)
×白鳥大珠(TEAM TEPPEN/RISE WORLD SERIES 2019 -61kgトーナメント優勝、元RISEライト級(63kg)王者)
判定3-0 (小川30-27/豊永30-27/長瀬30-26)
両者は昨年10月の横浜ぴあアリーナMM大会での「RISE DEAD OR ALIVE -63kgトーナメント」に出場し、決勝での激突が多くのファンから期待されていたが、白鳥は一回戦で直樹に1R TKO負けし、原口は決勝で直樹を1R KOし優勝した。今大会で両者ともムエタイの強豪タイ人との試合が組まれたが、政府の新型コロナウイルス緊急事態宣言が2月7日から3月7日まで延長した影響でタイ勢の来日が困難となり、早くも対戦が実現する。
1R、両者サウスポーに構え、距離を取り、ロー、ミドルを軽く打ち合う状況が続く。中盤過ぎから原口が上段後ろ廻し蹴りなどの回転技を使うが、白鳥はまだ対処できている。
2Rも蹴りの攻防が続くが、原口のほうが肘、脇、腹に左ミドルを巧みに散らす。顔面への前蹴り、バックスピンキック等でも引出し豊富に攻め、やや優位だ。すると終盤、左の上段後ろ廻し蹴りでダウンを奪取。その後もパンチが交錯した後、原口が右ハイでダウンを重ねる。
3R、パンチが交錯する場面もあるが、なかなかお互いにヒットにつながらず。原口は変わらず、左ミドル、前蹴り。回転系の蹴り技等を寸断無く出し、白鳥の反撃を封じ終了。原口がトータルスキルの差を見せつけ判定勝ちした。
原口は「大珠君のおかげで強くなれました。YouTube企画でご飯一緒に行きましょう。ここまで不安で、泣いた日もあって辛かったですが楽しみでもありました。ここから第2章スタートということで、次はGLORYの世界王者(=今大会で対戦予定だったペットパノムルン)とやります」とアピールした。
原口は大会後のインタビューで回転系の蹴りについて「ペット戦のために用意していた技で、ペット戦でも使えると思います」と話し、「サウスポーから一瞬でスイッチしての右ハイも練習していました」と明かした。
白鳥は足を痛め、おんぶをされて会見場に登場し「認めたくないですけど、向こうが一枚上でした。完敗です」と話した。
第9試合 バンタム級(55kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
○鈴木真彦(山口道場/RISEバンタム級王者、RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kg準優勝)
×溜田蒼馬[ためだ そうま](CRAZY WOLF/CMA KAISERバンタム級王者)
1R 1’14” KO (右ストレート)
鈴木は昨年の天心挑戦者決定トーナメント決勝で志朗に敗れて以来の試合。溜田はRISE初参戦の23歳で18戦12勝(11KO)6敗。
1R、序盤から鈴木が左ボディを効かせ、パンチの交錯する場面で左フックを当ててダウンを奪う。溜田はダメージが大きく、10カウントを超えてからファイティングポーズを取るが、レフェリーは続行。すると溜田が返しのカウンターで左フックを当ててダウンを奪い返す。鈴木はダメージが少し残るが、距離を取ってかわすと、飛び膝で入ってきた溜田に右ストレートを当て、2ダウン目を奪ったところでレフェリーがストップした。
鈴木は「ホンマやったらメインで那須川天心をぶっ倒そうと思ったんですけど、現実は甘くなくて、去年のトーナメント決勝で志朗選手に負けて、色々考えました。でも色んな人にやり返せと言われ、自分一人で戦ってるんやないと思いました。やられっぱなしは嫌なんで、ここから全員倒して輝いてみせるんで、ここからの鈴木真彦のストーリーを見ていてください」とアピールした。
第8試合 女子ミニフライ級(49kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
○寺山日葵(TEAM TEPPEN/RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020(47.6kg)優勝、RISE QUEENミニフライ級(49kg)王者、J-GIRLSミニフライ級王者)
×田渕涼香(拳聖塾/極真会館関西総本部 全日本少年少女空手道選手権2017 高校生女子軽量級優勝)
判定3-0 (大沢30-29/秋谷30-29/小川30-29)
10月の横浜と11月の大阪の2大会に渡る「RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS(女子47.6kgトーナメント)」を制した寺山も、ロッタンの恋人・アイーダ・ルークサイコンディン(タイ)との試合が組まれていたがカード変更。急きょ相手に選ばれた田渕は昨年12月の後楽園大会でRISEに初参戦し、RISE QUEENフライ級(52kg)暫定王者の小林愛三とフライ級のノンタイトル戦を行い、小林から右ストレートでダウンを奪い、判定2-0で勝利している。キック戦績は4戦4勝(3KO)だが、空手の経験は豊富で、寺山と同じ20歳だ。
寺山は歌手の高橋洋子さんの唄う、エヴァンゲリオンの主題歌に乗って入場。1R、お互い距離を取り、ロー主体の攻防。まだどちらも慎重か。寺山が圧力をかけ、田渕が入ろうとすると、寺山はジャブ等のパンチを上手く当てる。
2R、寺山が圧力をかけ続け、時折右ローや前蹴りやストレートをヒット。田渕は回り続け、時折スイッチするが、なかなか攻められない。ひるむことはない上、ヒットも多くはないものの、寺山の攻撃をもらう状況が続く。
3Rも寺山が右ミドル、ロー、左前蹴り。右ストレート等を随所でヒットし主導権。終盤、田渕も圧をかけ返し、少し右フックを当てるが、寺山のパンチと蹴りをもらい続け終了。寺山がテクニックで田渕を完封し判定勝ちした。
寺山は「田渕選手、急なオファーで出場していただきありがとうございます。最後の最後まで右ストレートが死んでいなくて怖かったです。高橋さん、入場前から心強くて元気をもらいました。ありがとうございました。エヴァンゲリオンの映画見に行きたいです。まだまだ伸びしろがあると思うので、もっと強くなって世界に挑みます」とアピールした。
第7試合 ミドル級(70kg) 3分3R(延長1R)
○“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館/RISEウェルター級(67.5kg)王者)
×憂也(魁塾/元DEEP☆KICK -65kg王者)
4R 判定3-0 (秋谷10-9/長瀬10-9/大10-9)
3R 判定0-0 (秋谷28-28/長瀬28-28/大沢28-28)
両者は18年3月のRISEで対戦し、ベイノアが3Rに右ストレートでダウンを取って判定勝ちしている。最近の両者は当時の65kgよりも上の70kg近辺の試合が主体となり、昨年7月、ベイノアは緑川に2度ダウンを奪われ判定負けしたが、12月に憂也は緑川に延長Rにダウンを奪って判定勝ちしており、最近の緑川を軸にした比較では憂也が上回っている。
1R、圧力をかける憂也に対し、ベイノアが序盤、左フック、左ハイを当てるが、憂也はひるまず前に出続け、終盤、左ボディを効かせると、下がったベイノアをコーナーに詰め、膝と右ボディブローの連打でダウンを奪う。
2Rも序盤こそ憂也が圧をかけていたが、ベイノアが左ジャブを当てて次第に巻き返すと、圧力をかけ返し、左右のフックで何度か憂也をひるませ挽回する。
3R、ベイノアは雄叫びを上げながら左右のフックを当てるが、憂也も随所でボディと顔面にパンチを返し、一歩も引かない打ち合いを続け終了する。ジャッジは3者とも3Rに手数で少し上回ったベイノアにつけ延長へ。
4R、お互い消耗が激しいが、ベイノアが声を出しながら、右ロー、左ミドル、左右のパンチを随所でヒット。憂也はほとんど攻撃を返せないまま終了。ジャッジ3者ともベイノアを支持し、ベイノアが見事逆転勝ちと返り討ちに成功した。
ベイノアは「70kgトーナメントに出たくて、これまで英語でアピールして、アメリカ代表枠に入ろうとしていましたが、憂也選手に勝ったことで、日本代表でトーナメントに出ます」とアピールした。
第6試合 61kg契約 3分3R
○梅野源治(PHOENIX/RISE WORLD SERIES 2019 -61kgトーナメント準優勝、BOMライト級王者、元ラジャダムナン同級王者、元WPMF世界&WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者)
×ノラシン・スペチアーレジム[Norasing Speciale gym](タイ/Speciale gym/元ルンピニー認定ライトフライ級&フライ級王者、元ラジャダムナン認定ライトフライ級王者)
判定3-0 (30-27/30-26/30-26)
梅野はRISE WORLD SERIES 2019決勝で白鳥大珠に1R KO負けして以来のRISE登場。以降はムエタイの試合が続き、最近では12月のBOMでキヨソンセンに判定負けしている。今回のRISE出場決定の少し前から、元RISEバンタム級王者でK-1とボクシングでも活躍した久保賢司氏の指導を受けている。
対するノラシンは07年のタイのムエタイ最優秀選手で、09年6月の全日本キックで寺戸伸近にKO勝ち。4年前までボクシングをしていて、現在は名古屋の名門・OISHI GYMの系列のフィットネスジムで指導している。年齢は梅野より1歳上の33歳。
1R、梅野は左ミドルを主体にして主導権を握る。途中、ノラシンも右ボディ等を返すが、終盤のパンチの交錯する場面で、梅野が右フックでダウンを奪う。ノラシンは10カウントを超えてから立ち上がるが、レフェリーはなぜか続行する。
2R、梅野は左ミドル、左インロー、カーフキック、右アッパー等を随所でヒットし、手数多く攻め優勢。ノラシンも時折右ボディを返すが、攻撃が少ない。
3R、ノラシンは圧力を強め、序盤はパンチ主体で挽回。中盤も左フックで少し梅野をぐらつかせるが、梅野は各時間まんべんなく左ミドル、ロー、アッパーなどを返し、ポイントを取らせず判定勝ちした。
なお、この試合後、石井一成がリングイン。「53kg、RISE盛り上がっていて、トーナメントも開催されるということで、僕が出ないと53kgの一番が決まらないと思うので、ぶっちぎり優勝して、今年は53kgの一番を取ろうと思います」と宣言した。
第5試合 56kg契約 3分3R(延長1R)
○江幡 塁(伊原道場/WKBA世界スーパーバンタム級王者、元KNOCK OUT-RED同級王者)
×拳剛(誠剛館/RISEバンタム級(55kg)3位、DEEP☆KICK -55kg王者)
1R 2’38” KO (左フック)
江幡兄弟の弟・塁は昨年11月の大阪大会での天心挑戦者決定トーナメント一回戦で鈴木真彦に敗れて以来2度目のRISE参戦。拳剛はそのトーナメントのリザーブマッチで拓也をパンチでKOしている。拳剛は身長177cmで塁より12cm背が高い。
1R、塁が序盤から右フックをクリーンヒット。ローの応酬でも塁が多く当て続け主導権を維持し、終盤、近距離の攻防で右フックをクリーンヒットしダウンを奪う。拳剛はダメージが大きく、塁が右と左のフックを連打し、拳剛をマットに沈めた。
第4試合 49kg契約 3分3R
○竜哉・エイワスポーツジム(エイワスポーツジム/ラジャダムナン&WBCムエタイ世界ミニフライ級王者)
×渡邊愼一(ウォー・ワンチャイプロモーション)
判定3-0 (小川30-29/佐藤30-28/豊永30-28)
ムエタイの2大聖地の1つ・ラジャダムナンスタジアムで19年9月に王者となった現20歳の竜哉がRISEに初参戦。対する渡邊もムエタイをベースとする16歳で国内2戦2勝、タイ5戦5勝で無敗だ。
1R、渡邊がやや積極的にパンチ、ローを当てるが、竜哉も次第に左ジャブ、右ストレートを返すように。2Rも渡邊が右のカーフを当てつつ。パンチでも竜哉をのけぞらせ、やや好印象だが、終盤、竜哉も右フックを返して巻き返す。
3R、負けられない竜哉は序盤から圧力をかけ、時折胸を叩きつつ、パンチを連打。セコンドの中川夏生会長からは「ロッタン」という声も飛ぶ。中盤からは右ミドルも当たるように。終盤も渡邊の反撃を封じ、竜哉が最終Rのポイントを奪って判定勝ち。ラジャ王者としての威厳を保った。
第3試合 スーパーライト級(65kg) 3分3R
○Delgermuru拳信王 [デリゲルムルン・ケンシンハン](モンゴル/FLAT-UP)
×相内 誠(フリー)
1R 2’05” KO (3ダウン:パンチ連打)
プロ野球の西武の元投手で昨年引退した相内は今回がプロデビュー戦。千葉出身の26歳で、高校生時代には元Krush王者の島野浩太朗ら擁する菅原道場で、野球と並行してキックを練習し、どちらの道に進か悩んだ過去もある。
対戦相手の拳信王はプロ8戦3勝5敗の31歳。モンゴル出身で日本に住む。RISEにはスーパーフェザー級とライト級で参戦し、前座戦線で戦っている。
試合は格闘技の経験の差が如実に出る内容に。1R、サウスポーの拳信王が左ローを連打し、まずは元投手に“低目”で攻めてから、左ミドルを効かせダウンを奪う。その後も左ミドルと左ストレートの連打でダウンを重ね、最後はうずくまった相内にパンチの連打をまとめて試合を終わらせた。
第2試合 62kg契約 3分3R(延長1R)
○平塚大士(チームドラゴン/RISEスーパーフェザー級(60kg)7位)
×YA-MAN(TARGET SHIBUYA)
判定3-0 (大沢29-28/佐藤29-28/秋谷30-28)
第1試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
×小出龍哉(TEAM TEPPEN)
○奥平将太(Team Bull)※平井道場から所属変更
3R 1’04” TKO (コーナーストップ:右フック)
オープニングファイト2 バンタム級(55kg) 3分3R
×力哉(BK GYM)
○大森隆之介(EX ARES/JAPAN CUP 2019 -60kg級優勝)
2R 2’32” KO (3ダウン:パンチ連打)
オープニングファイト1 スーパーフライ級(53kg) 3分3R
△岡﨑晃志(NEXT STEP GYM)
△星 憂雅(IDEAL GYM/2019年Amateur RISE Nova全日本大会-55kg級優勝・大会MVP)
判定1-1 (28-28/29-28/28-29)