RISE 5.19 後楽園ホール:北井智大「僕はなんだか階級を上げた選手の門番になっていて(笑)」、原口健飛「白鳥君・梅野選手より強いと証明する」
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RISE 132(5月19日(日) 後楽園ホール)で北井智大(チームドラゴン/RISEライト級(63kg)2位)と原口健飛(Kick Lab/聖武会館/Road to RIZIN KICK Tournament(58kg)2018優勝、RISEスーパーフェザー級(60kg)10位)がライト級で対戦する。北井は2月のRISE 130では山口裕人をKOし、7カ月ぶりに白星。「最近の僕はライト級の門番みたいになっているけど、この階級の厳しさを教えてやりたい」と“灼熱のいごっそう”は話し、原口の勢いを止め、夢のロッタン戦を目指す。階級アップ初戦の原口は「(北井は)苦手なタイプ」と本音を吐露する一方で、「美味しい相手」とニヤリと笑う。(記事提供:RISEクリエーション)
北井智大インタビュー
――5月大会の参戦が決まりましたが、練習ではどういうところを強化していますか?
北井 身体の調子は凄くよく、練習では普段通りのことをやっていますが、原口選手の動きをイメージした内容のものをやっています。
――3月の新空手の大会では原口選手とまさかのエキシビションマッチがありました。
北井 僕は他のジムの選手とはいつ対戦することになるかわからないので交流しないようにしていて、原口選手とも交流がありませんでした。実際に手を合わせてみてうまいタイプだなとは思いましたね。いつか彼とは対戦するんじゃないかなとは思ってましたが、エキシが終わった後にちょっと話をしてみたら階級を上げると言っていて、まさか彼の階級変更一発目でやらされるとは思っていませんでした。
――エキシではあまり手の内を明かさないように、と意識されたのでしょうか。
北井 そうですね。そんな強く攻撃はせず軽くペチペチと攻撃をしたので、そんなに手の内がわかる感じではやってないですね。逆に原口選手は蹴り技が得意なだけに蹴りを打ってきていましたが、二回ぐらい足払いをやられてタイミングがやはり上手だなと。試合では僕がプレッシャーをかけることができればまた違う展開になるんじゃないかと思いますが、それは試合にならないとわからない部分はあります。
――元々、原口選手にはどのような印象がありました?
北井 同じ階級の選手ではなかったので特にこれといった印象がありません。対戦が決まってからは試合映像をいくつか見ましたが、この前の試合で三日月蹴り一発で試合が終わったので特に参考にはなりませんし、僕はあんまり映像を見るタイプではありません。
――蹴り技の対策はどのように考えてますか?
北井 そういうタイプの選手がジムにはいないので、三日月蹴りを蹴ってもらうなど若干のイメージを持ってやっています。蹴り技の選手に対して僕は得意意識、不得意意識は特にありません。自分のスタイルを試合ではめていくだけです。
――原口選手は階級を上げてタイトルを狙っています。今、北井選手はトップランカーの位置にいてどのように考えてますか?
北井 前回11月に白鳥選手が階級を上げてきて一発目で僕がやらされました。僕はなんだか階級を上げてきた選手の門番になっていて(笑)、前回白鳥選手には負けているので今回はしっかり進出を食い止めたいところです。今までにもらったことのないパンチの衝撃を味わってもらってライト級の厳しさを教えてあげようと思います。
――前回2月大会の時のように打ち合いを呼び込みたいところでしょうか?
北井 山口選手との打ち合いは楽しかったですね。ああいうふうに来てくれる選手がいいですね。やはり打ち合いをしてこそ格闘技の醍醐味ではないでしょうか。原口選手にもぜひ打ち合いに来てもらいたいです。
――次の原口戦をクリアーしての目標はありますか?
北井 僕は今ランキング2位なので目指すところはチャンピオンしかありません。今までタイトルマッチの経験がないので、RISEライト級タイトルマッチをやってみたいですね。
――現チャンピンの白鳥選手は世界トーナメントに出場していますが、どのように見てますか?
北井 一回戦では2、3Rに相手にポイントを取られて負けたかと思ったのですが、勝ったので気に入らないですね。自分に勝った選手に勝ち上がってもらたいとは思いません。ぜひ世界トーナメント優勝者とやってみたいというのもありますが、ロッタンとやってみたいんです。階級は違いますがああいう熱い試合をする選手が凄く好きなんです。もしやれるなら体重を下げられるところまで下げますし、あとは前田会長にお任せします。
原口健飛
――3月のRISE WORLD SERIES 2019 -61kg Tournament リザーブマッチでのミゲール・マルティネス戦では1R25秒、三日月蹴りで秒殺KO勝ちでしたね。
原口 あの三日月蹴りは元々、空手時代から練習していた技でして、相手はボディが弱いと知っていたので当たれば倒れるなと思ってずっと練習していました。
――今回は階級を上げてRISEライト級2位・北井選手との試合が決まりました。
原口 美味しい相手かなと思います。いきなりライト級の上位ランカーと対戦させてもらうのでここはしっかり勝たないかんかなと。
――3月31日、新空手のエキシビションマッチで拳を交えたばかりですよね。
原口 今まで北井選手とは交流がなく、あの場所で初めて喋りました。エキシビションマッチが終わった後に控え室で北井選手に試合予定を聞いたら、5月に試合があるというんです。僕も5月なんですよという話をしていて“やるとなったらどうしますか?”と言っていたら、まさかの対戦だったので気まずいです(苦笑)。でも一回拳を合わせているので、前日の会見ではバチバチ威嚇せずにお互いに謙虚にいけるので逆に良かったです。
――エキシビションマッチで北井選手の特徴などは掴めました?
原口 僕はほぼ蹴りで、北井選手はほぼパンチのみの攻防だったのですが、パンチがうまいなと思いました。気持ちも強いでしょうし、技術的にはあんまりうまくはなく、まっすぐに攻めるタイプだとご自身で言われていたのですが、僕が苦手なタイプです(苦笑)。
――スーパーフェザー級からライト級に階級を上げたのは理由があるのですか?
原口 チャンピオンの白鳥(大珠)君とやってRISEのライト級のベルトが欲しいと思っていましたし、体重的にも61kgに落とすのがきつくなりました。3月のWORLD SERIESリザーブマッチが終わったら元々上げるつもりだったんです。身体も大きくなっているので、無理やり減量するよりもいいかなと思います。
――元々、北井選手にはどのような印象がありますか?
原口 全部、秀樹選手や白鳥君との試合を見てますが、一度ダウンを取られてから強いタイプですよね。誰も倒し切った人がいないのでしんどい試合になりそうですが、僕が倒して白鳥君よりも上だということを証明したいですね。気持ちだけで攻めてくるタイプなので、一撃で仕留められたらいいなと。今回、三日月蹴りが入って効いたとしても倒れないでしょうが、不意打ちで蹴ったり、見えない角度から蹴った方が効くのでそういう蹴りを練習しています。どんなに強い蹴りでも見えていて受けたら耐えられますから。
――実際に体重を上げて身体の動きはどうですか?
原口 練習でも63kgの方が動けています。今までは減量期間の水抜きがきつかったのですが、63kgだと1kgの水抜きで済みますし、一番動ける体重ではないかなと。スーパーフェザー級の時の蹴りのスピードは変わらない上に、威力が増しています。身長の面では、白鳥君には負けてますが、秀樹選手と同じぐらいですし他の選手にも負けてないのでそんな不利ではないかなと思います。
――4月から、原口選手の兄貴分であり様々なフルコンタクト空手大会優勝を総ナメにしてきた小野寺天汰さんが、ベトナム・ホーチミンに新社会人として赴任。空手時代からの戦友のような先輩が離れたそうですね。
原口 そうですね。僕が空手をやり始めた小学3年からずっと練習で一緒で、家族よりも一緒にいた時間は長かったですね。ずっと小野寺さんの練習を見てきてますが、練習量が半端なく、身体で色んなことを教え込まれました。一生追い付けない先輩だと思います。やはり寂しいですけど、もういなくなったので自分で考えながら、後輩たちと一緒に練習しながら頑張ってます。気持ち的な動揺ですか? 小野寺さんがずっといたことで甘えすぎていた部分もあるのかなと思います。今は自分が一番上の立場になったので、後輩の見本になるために負けられないという気持ちは強くなりました。
――SNSでは「ここに勝って次に繋げます。ライト級に変更です。標的はあの人です」と梅野選手を意識した投稿をされてましたが、梅野選手のことは以前から意識していたんですか?
原口 WORLD SERIESに梅野選手の参戦が発表されてから、やりたいなと思っていました。ヒジ、首相撲とかあったら無理なのですが、RISEルールなら勝てそうな相手かなと。3月の梅野選手のル・ジュン戦を見ても全然イケる相手だなと思いました。梅野選手のミドルは僕には効きません。ミドル自体のパワーは凄いんでしょうけど、来るとわかっているミドルなんて痛くないですからね。裕樹さんと一度手を合わせた事があるのですが、見えない角度からローキックを打ってくるのでめちゃくちゃ痛かったですね。気を抜いているときに受ける蹴りもめちゃくちゃ痛いですし、前回の三日月蹴りも相手が気を抜いていたときに入ったものなんです。
――以前にアピールしていた大雅選手との再戦に対しての想いは今はどうですか?
原口 大雅選手は4月のRIZINでタリソン・ゴメス・フェレイラに負けてしまいましたからね。やれるんならやりたいですけど、そんなにもう意識していません。逆にタリソンとやりたいぐらい。大雅選手は僕とやった時よりも価値は落ちて迷走している感じはあるので、やるなら彼がもっと強くなってやりたいですね。今負けてる選手とやってもしょうがないので、今はそんなに意識していません。5月、7月をクリアーしたら年内にRISEタイトルマッチが出来たらいいですね。大阪では梅野選手とやっているル・ジュンとの試合が決まってます。ル・ジュンと梅野選手の試合は微妙でしたよね。梅野選手が負けていた感じもするので、僕がボコボコにすれば梅野選手よりも強いと証明できるので梅野選手とはやらんでもええことになります(笑)。間接的に勝ってやろうかなと。そっちの方が向こうの方が悔しいんと違います?
大会前日 公開計量を一般無料公開
当大会も18日(土)公開計量と記者会見の模様を一般無料公開しますので是非ともお越し下さい。
<公開計量・記者会見>
◯日時 5月18日(土)13時45分入場受付・14時公開計量より開始
◯会場 アルカディア市ヶ谷・4階 鳳凰
◯住所 〒102-0073 東京都千代田区九段北4-2-25
◯交通 JR中央線『市ヶ谷駅』、地下鉄『市ヶ谷駅』より徒歩2分
◯ほか 会場アクセス http://www.arcadia-jp.org/access.htm
対戦カード
第9試合 メインイベント RISEスーパーフライ級(53kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長R)
田丸 辰(平井道場/王者)※初防衛戦
政所 仁(魁塾/2位、J-NETWORKスーパーフライ級王者)
第8試合 セミファイナル 58kg契約 3分3R(延長1R)
工藤政英(新宿レフティージム/RISEフェザー級王者)
タリック・トッツ(イタリア/B&Dジェノバ/WKUオリエンタルルール世界王者)
第7試合 61kg契約 3分3R(延長1R)
梅野源治(PHOENIX/元ラジャダムナン認定ライト級王者、元WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者)
イ・ギュドン(韓国/Younsu Samsan Gym/IKMFフェザー級王者)
~休憩~
第6試合 ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
北井智大(チームドラゴン/2位)
原口健飛(Kick Lab/聖武会館/Road to RIZIN KICK Tournament(58kg)2018優勝、RISEスーパーフェザー級(60kg)10位)
第5試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
渡部太基(TEAM TEPPEN/2位、元Krush&WPMF日本王者)
中島将志(新潟誠道館/ミドル級(70kg)5位、2017年RISING ROOKIES CUP同級優勝)
第4試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
一馬(MONSTAR GYM/5位)
竹内皇貴(チームドラゴン/8位)
第3試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
佐藤九里虎(PHOENIX/12位)
池田進人(トイカツ道場/2016年RISING ROOKIES CUPバンタム級準優勝)
第2試合 58.5kg契約 3分3R
YUU(リアルディール/2017年RISIN ROOKIES CUPフェザー級優勝)※加藤 雄 改め
YA-MAN(TARGET SHIBUYA/2018年RISING ROOKIES CUPフェザー級準優勝)
第1試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
森本“狂犬”義久(BRING IT ONパラエストラAKK/2位)
篠塚辰樹(TEAM TEPPEN/5位)
オープニングファイト第2試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
Delgermuru拳信王[デリゲルムルン・ケンシンハン](モンゴル/FLAT-UP)
TAE KEUN[テクン](FIGHT CLUB 428/2017年KAMINARIMON全日本大会-65kg級優勝)
オープニングファイト第1試合 RISING ROOKIES CUPスーパーフェザー級(60kg)一回戦 3分3R(延長1R)
仙一(チームドラゴン)
成尾拓輝(究道会館/JAPAN CUP 2018 -63kg優勝・大会MVP)
概要
大会名 RISE 132(ライズ ハンドレッドサーティツー)
日時 2019年5月19日(日) 開場17時/本戦開始18時 ※開場後オープニングファイト予定
会場 後楽園ホール
チケット料金 SRS席 15,000円 RS席 10,000円 S席 6,000円(完売) A席 5,000円(完売) スタンディング 4,000円(ぴあのみ発売) ※当日券は各500円アップ ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 チケットぴあ ローソンチケット イープラス 後楽園ホール RISEオフィシャルショップ RISEクリエーション(電話)
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5319-1860 http://www.rise-rc.com/