RISE 5.11 ポートメッセなごや:大﨑孔稀「勝ってメインのお兄ちゃん(一貴)の試合につなげる」×門口佳佑「勝ったら大森隆之介と僕で1位と2位で、55kgだいぶややこしくなって面白いですよね」
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RISE FireBall NAGOYA(5月11日(日)愛知・ポートメッセなごや)で対戦する大﨑孔稀と門口佳佑のインタビューがRISEクリエーションから届いた
第8試合 バンタム級(55kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
大﨑孔稀(OISHI GYM/王者、BOM同級王者、元J-NETWORK&WMC日本スーパーフライ級王者)
門口佳佑(EX ARES/フェザー級(57.5kg)1位・元王者)
大﨑兄弟の弟・孔稀は25歳。23年12月のRISEで鈴木真彦に判定勝ちし、RISEバンタム級王座を獲得。5月の後楽園ではヨーブアデーンを2R左ボディフックでKO。8月に大森隆之介に判定勝ちし王座初防衛。11月のONEフライデーファイツで同大会に初参戦すると、フオ・シャオロン(中国)から右フックでダウンを奪い判定勝ちし、連勝を6、連続負けなしを8に伸ばし、地元名古屋に凱旋する。
門口は29歳。23年10月、RISEフェザー級王座防衛戦でSBの魁斗に判定勝ち。昨年3月のK-1ではK-1同級王者の軍司泰斗に延長判定2-1で惜敗し、連勝が6でストップ。10月には安本晴翔に判定負けし、フェザー級王座から陥落。12月のRISE幕張大会では56kg契約でタイ人のオートーと対戦し判定勝ち。今回さらに1kg落とし、バンタム級王者と戦うことになった。(※3月のカード発表会見の記事はこちら)
大﨑孔稀「勝ってメインのお兄ちゃんの試合に繋げる」
―― 名古屋大会まで近くなってきましたが、ジムの雰囲気はいかがですか?
孔稀 雰囲気は良いですね。みんなで一丸になってというか、同じ日に試合をするので、士気がすごく高くなっているのを感じます。
―― みんなモチベーションが高くなっているんですね。
孔稀 そうですね。全勝することが一番なので、各々高め合っている状況です。
―― 今回の名古屋大会では5名、その後のRISE188では女子が2名トーナメントに出場することが決まっていますが、そういう部分からもジム内で活気が生まれていますか?
孔稀 前回のRISE187の奥山雅仁の試合からもそうなんですけど、結局終わっても次が来るっていう状況が今RISEではあるんですよ。奥山もいい形で名古屋組に繋げてくれたので、そのまま僕たちも全勝して奥村琉奈と岩永唯伽に繋げられれば、それが一番良い形かなと思います。そういった意味でも、各々が勝つためにしっかり練習しているという状況です。
―― 大石代表も気合が入っていますか?
孔稀 代表もかなり気合が入っていますね。やっぱり名古屋大会という事もありますし、ここで全勝するとまた年間の表彰式『RISE’s PRIZE』でBest GYM賞を狙える立ち位置に行けるので、ここは全員が結果を出さないといけないところですね(笑)
―― 兄弟揃ってRISEに出場している時は、2人とも同時に勝っていイメージがあまりないのですが、今回はいかがでしょうか?
孔稀 お互い勝っている時はあるんですけど、あまり良い感じではないですよね。
―― お互いが出場した直近2大会でいうと、良い結果ではないですよね。
孔稀 2人ともデカ過ぎる敗戦でしたね。(一貴は田丸辰、孔稀は志朗に敗北)
―― 今回また2人揃って出場するという事もあるので、過去の2大会分を払拭したいですね?
孔稀 過去の払拭というか、一緒に勝ちたいという気持ちが一番ですね。お互いが大事な試合なので、良い結果を出せばそれが同日に兄弟勝利という形になるので、過去というよりも今回の試合をしっかり勝ちにいけば、それが一番良い結果になると思います。
―― お兄さんの一貴選手は世界タイトルマッチが決まっていますけど、お兄さんのコンディションはいかがでしょうか?
孔稀 見ていてもどんどん仕上がってきていて、コンディションは良いと思います。今回の相手はムエタイの5冠王で強いですけど、自分の戦い方をすれば勝てる相手だと思います。
―― 3月には飛騨高山で強化合宿が行われたと聞いたのですが、相当追い込まれたようですね?
孔稀 やばかったですね。筋肉痛を超えているくらいの筋肉痛で、体がバキバキでしばらく引きづりましたね。
―― 普段ジムで鍛えている時とは全然違う感じですか?
孔稀 走ったり、週1でフィジカルトレーニングをしていて、フィジカルトレーニングでも筋肉痛になって、それだけしっかり体が鍛えられている証拠だなとも思うんですけど、高山の合宿は3日間に凝縮され過ぎていて、ずっと動いて走っていたのでめっちゃキツかったです。でもそれを皆が一緒になって乗り越えたので、そこでも士気が高まった印象があります。
―― 門口佳佑選手との試合が決定しましたけど、このカードを聞いた時はどんな印象でしたか?
孔稀 門口選手が階級を下げてきて、いずれやるのかなとは思っていたんですけど、思いのほか早かったなという印象です。
―― 最近の門口選手はどんな印象?
孔稀 最近と言っても元々の印象とあまり大差がないですね。
―― 1階級上のチャンピオンでしたがフィジカル面などに差は出てきそうでしょうか?
孔稀 僕がフィジカル弱いわけでもないですし、あまり関係がない気がします。1階級下げたからといって、フェザー級で培ってきたフィジカルが活かされるかというのは別の話だと思いますし、めちゃくちゃフィジカルが強いからといって、僕が押される事があるかと言われたら、そんな事はない気がします。
―― 最近、OISHI GYMではボクシングのトレーナーを呼んで練習していると聞きまして、大石代表は「それが孔稀にすごくはまっていてパンチにも自信がついている」という事を話していました。そのパンチが強化された実感はありますか?
孔稀 すごくあります。僕は元々ムエタイで蹴りばかりだったので、パンチがすごく苦手だったんですけど、RISEで試合をさせてもらうにつれてパンチの技術ができるようになってきたんですよ。「パンチが上手い」と言われることが多くなってきたんですけど、それでもずっと“発展途上だな”っていう風に思っていました。そういった中で、今回のボクシングトレーナーの方と僕のスタイルが合って、よりパンチが強化されて、パワーやテクニックも良くなったので、一段と強くなった自信があります。
―― 名古屋大会では豪華なカードがラインアップされていますが、その中でも今回の試合はどんな所に注目してほしいですか?
孔稀 特に後半4試合は注目度の高い試合があると思うんですけど、他の3試合以上のものを見せられる自信があります。“門口選手とだから”っていうのもありますし、違いを見せつつ僕の強さを見せつけるので、そこに注目してほしいです。
―― 最後にいつも応援してくれているファンの皆様にメッセージをお願いします。
孔稀 僕たち大﨑兄弟がずっとやりたかった名古屋大会を開催してもらうことができたんですけど、盛り上げる事が一番ですし、この先継続的に開催してもらう事が僕たちの次の目標です。そのためには今回の試合は必ず僕が勝ってメインのお兄ちゃんの試合に繋げる形になるので、最初から最後まで楽しんでもらいたいです。誰かの個人の応援かもしれないですけど、1日を通して全試合に注目してほしいです。尚且つその中で僕が一番面白い試合をします。応援よろしくお願いします。
門口佳佑「僕が勝ったら大森隆之介と僕で55kg1位と2位で、だいぶややこしくて面白いですよね」
―― 同門の大森選手の試合からは熱と志はいい形でバトンとして受け取ることができましたか?(※大森隆之介は4月19日の後楽園大会で元バンタム級王者の鈴木真彦からダウン奪い判定勝ち)
門口 練習や普段の日常的な会話からもずっとお互いに刺激を与え合う中になっているので、改めて試合であの臨場感で鈴木真彦を相手に隆之介が勝ったのはすごい刺激になりました。
―― セコンドから見て、練習パートナーから見て、大森選手の勝因っていうのは何だったと思います?
門口 練習からずっとそうなんですけど、本当に冷静だったので、試合中は劣勢になる場面だったりとか、苦しくなる場面っていうのがあるのはわかっていたので、その中で冷静に対応してしっかりジャブを当てて倒してというところは本当に練習通りの動きでした。
―― 試合開始直前には門口選手は相手のセコンドに握手対決で負けてしまったっていう。
門口 そうなんですよ。(山口)裕人君がすごい握手強くて、ニヤニヤしながらやってましたけど、もともと一緒にご飯食べたり、真彦も一緒に練習したりご飯行ったりする仲なので、僕は特に敵対心とかもなかったし、本当にいい成長って感じでした。
―― そこは完全にスポーツマンシップとして割り切っていたんですね。
門口 もちろん試合なので。もともともと隆之介は鈴木真彦を超えたいっていう話をしていたので。
―― そこは関係なくこの試合の期間はvs鈴木真彦として。
門口 はい、チームで作ってきた感じです。
―― 鈴木真彦超えを果たした大森選手を、その2日後スパーリングで門口選手が倒してしまったっていう映像が世の中に出回ってました。
門口 何ヶ月かに1回、あんな事が起きるって感じですね。
―― 門口選手は他の選手とは練習方法が違っていて、例えばミット打ちとかもそんなにしないんですよね!?
門口 ラウンド数とかで言ったらめっちゃ少ないと思います。基本的にミット練習に重きを置いてないので。別になくても仕上げれるって感じです。基本的にはスパーリングで全部やります。スパーリングで感じたこととかを全部、シャドウだったり、数ラウンドやるミットとかに落とし込んだりします。シャドウとスパーリングで基本的には全部事足りてるかなって感じですね。
―― 回数とかもメモったりしてるんですよね。
門口 スパーリングの回数ってことですか?練習強度とか練習で感じた感覚だったりとか、百点満点で、今回の体含め動きとか調子とかコンディションがどうだったかっていうのは全部記録してます。
―― 今回の練習ではその記録を振り返ってみてどうですか?
門口 めちゃくちゃいいです。基本的に練習のパフォーマンスのブレっていうのがほぼないので、よっぽど体調崩してるとか風邪ひいてるとか怪我してるとか以外は基本的にはずっと同じコンディションで練習ができているので、調子悪い時に気づきやすくなると、怪我とかにもすごい敏感に反応できるので、その怪我になる前に対応できたりとか、なんかちょっといつもより違和感じたら休みますし、もう躊躇なく休むので。それで怪我も少なくずっと長く同じパフォーマンスで練習できるから、他の人よりは伸びてるなって感じです。
―― 今回、最高のコンディションで名古屋に乗り込めそうですね。
門口 最高のコンディションだからとか特になくて、それが普通って感じです。
―― 以前から、会場の大きさとか場所は関係ないってことを言ってますけども。どうですか、今回、名古屋で新旧王者対決に臨むっていうの?
門口 相手は現チャンピオンなんで。もちろん僕が階級下げてっていうところなんですけど、僕この辺ぐらいが適正階級かなと思ってるので、そこでどういう試合になるのかなって自分でも楽しみですし。名古屋っていうところでは別に何も気にしてないというか、東京と変わらないですよ、別に。
―― 大森選手の結果とともに、今回も55kg戦線をめちゃくちゃにする流れになりそうですね。
門口 これに勝ったら多分、隆之介と僕で55kg1位と2位だと思うので、そうなるとだいぶややこしいなあって感じで面白いですよね。
―― ゴールデンウィークは関係なしに最終調整に臨む感じですか?
門口 毎年関係ないので。そこも変わらずちょうど1週間前なので、練習的には追い込みが終わって、休養を取ってぐらいの時期だので、ゆっくりはできるかなって感じです。
―― 先日K-1の軍司泰斗選手ともスパーリングしてましたね。
門口 僕がお願いしてやりました。距離感とか同じぐらいの選手と試合をすることがなくて、基本的には背高い相手ばっかりだったので、大崎くんは多分僕より身長も少しだけ低いと思うので、軍司選手は同じぐらいの身長で、対抗戦で戦った仲なのでいろいろ吸収できるものがあればいいなと思ってお願いしました。
―― いい収穫はあったわけですね。
門口 収穫っていうより刺激的なところですね。K-1との対抗戦でいい試合できたと思ってるので、そういった戦友からいい刺激をもらえたなっていう感じです。
―― 完全に心身ともに整いつつあるんですね?
門口 そうですね。やることだったり、目指すところとかだったり、どんどん固まってきて、今チームも凄いいい状態できてるなっていう感じです。
―― 大森選手の勝因に冷静って言葉を使ってましたが、今回の門口選手も冷静に試合を運んで勝ちにつなげるって感じになりますか?
門口 勝ち負けは正直気にしてないことはないですけど、もちろん勝ちに100%エネルギーを注ぐことには変わりないですけど、なんか勝ち負けよりも見に来てくれた人に何か感じてもらえるような試合がしたいっていうのが僕の中のゴールなので、そこは勝ちであれば理想ですけど勝っても負けてもそういう試合をしたいなって思ってます。
―― 最後に今回の門口選手の試合を待ちわびているファンの方々に熱いメッセージをお願いいたします。
門口 55kgで初戦ですけど、チャンピオンと組まれたっていうことで、僕が勝てばすごい55kgが荒れるなと思っているので、ここしっかり勝って、この先のこととかはあまり考えてないんですけど、55kgめちゃくちゃにするだけして、あの60kgとかも面白いかなと思っているので、その辺いろいろ今後も見据えて期待してもらえればいいなと思います。
対戦カード
第10試合 メインイベント 初代RISE世界スーパーフライ級(53kg)王座決定戦 3分5R(無制限延長R)
大﨑一貴(OISHI GYM/元RISEスーパーフライ級王者、ISKAオリエンタルルール世界フライ級(53.5kg)王者、元WMC&ルンピニー日本フライ級王者)
コーリー・ニコルソン[Corey Nicholson](オーストラリア/アイアンフィストジム/WBCムエタイ世界バンタム級&スーパーバンタム級王者、ISKAムエタイ世界バンタム級(55kg)王者、WKBF世界52.5kg級&54.5kg級王者)
第9試合 セミファイナル RISE QUEENミニフライ級(49kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長R)
小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM/王者)※初防衛戦
宮本芽依(KRAZY BEE/1位)
第8試合 バンタム級(55kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
大﨑孔稀(OISHI GYM/王者、BOM同級王者、元J-NETWORK&WMC日本スーパーフライ級王者)
門口佳佑(EX ARES/フェザー級(57.5kg)1位・元王者)
第7試合 スーパーフライ級(53kg) 3分3R(延長1R)
政所 仁(魁塾/1位、WBKF世界同級王者、元J-NETWORKフライ級王者)
数島大陸[りく](及川道場/フライ級(51.5kg)1位・元王者)
第6試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
石川泰市(Ten Clover Gym/4位、Stand up King of Rookie 2022 -67.5kg級優勝)
青木洋輔(大和ジム/元WBCムエタイ日本統一&NJKFウェルター級王者)
第5試合 スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
木村“ケルベロス”颯太(心将塾/7位)
将太(KSS健生館/13位)
第4試合 ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
髙橋聖人(TRIANGLE/RISE 1位、元NKBフェザー級王者)
金ちゃん(KICK-BOXING K style/元シュートボクシング日本ライト級(62.5kg)5位)
第3試合 72kg契約 3分3R
匡志[まさし]YAMATO(大和ジム/WBCムエタイ日本統一スーパーウェルター級王者、元NJKF同級王者)
ジェット・MEIBUKAI(タイ/MEIBUKAI/元MAXムエタイ-72kg級王者)※矢場町BASEより所属変更
第2試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
一仁(真樹ジムAICHI/元MA日本&J-NETWORKフェザー級王者)
岩永勝亮[しょうすけ](OISHI GYM)
第1試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
近藤大晟[たいせい](及川道場/12位、Stand Up King of Rookie 2023 -60kg級優勝)
和斗(大和ジム)
オープニングファイト3 ウェルター級(67.5kg) 3分3R
惺也[せいや](OISHI GYM/第7.9.10.11回JKJO全日本ジュニア空手道選手権大会優勝)
ハル・ミヤノイリ(ブラジル/ブラジリアンタイ)
オープニングファイト2 スーパーライト級(65kg) 3分3R
久保田有哉(TARGET)
ファクンド・グラマチョウ[Facundo Gramajo](アルゼンチン/サムライジム)
オープニングファイト1 フライ級(51.5kg) 3分3R
正木翔夢(OISHI GYM)
大久保祐(修徳会)
概要
大会名 電工ナビ presents RISE FireBall NAGOYA(ライズ ファイヤーボール ナゴヤ)
日時 2025年5月11日(日)開場・14:00 オープニングファイト開始・14:20 入場式・15:00 本戦開始・15:15 終了予定・19:30
会場 ポートメッセなごや 第三展示館(愛知県名古屋市港区金城ふ頭2丁目2番地)[HP]
中継 ABEMA
チケット料金 VIP席 30,000円 SRS席 20,000円 RS席 10,000円 S席 7,000円 A席 5,000円 ※全席種完売 ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 イープラス チケットぴあ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com/