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Kick /K-1 News
8.30 K-1 「ベルナルド、南ア大会でキックボクシング戦」
8.30 新日本 「I.P.スタジアムオープン!初興行のメインは中川が圧倒的勝利」
8.30 NJKF 「滝川、ブラジリアン狩りで復活の狼煙」
8.30 シュートボクシング 「DRAKAの最強王者が待望の初来日。迎え撃つのは土井だ!」
8.26 日本キック 「連盟vsK−U、対抗戦3連発!」
8.26 NJKF 「27日安城大会カード一部変更」
8.24 K-1 「アンディ・フグ選手 死去」
8.24 全日本 「新田・チャップマン決着戦!特別試合には極真戦士が参戦」
8.23 全日本 「小林聡が全日本王座返上」
8.21 新日本 「鷹山真吾にまたも試練。小野寺力は対日本人ラストマッチ?」
 
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2000/8月(前半),7月(前半後半),6月(前半後半),5月4月,3月(前半後半),2月1月 1999/8月〜9月前半9月後半10月11月12月

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k-1 8月30日 公式情報

「ベルナルド、南ア大会でキックボクシング戦」

▼いよいよ大詰めとなったK-1ワールドGPの世界予選残り2大会の対戦カードが決定した。9月1日クロアチアのザグレブで開催されるヨーロッパ&ロシア地区予選Cブロックのトーナメントは、ジャビット・バイラミを始め、ヨーロッパの多彩な地域から選手が名を連ねている。ワンマッチには地元のミルコ・クロコップシニサ・アンドリヤセビッチも出場する。
 続く3日には南アフリカのケープタウンにてアフリカ地区予選が開催される。地元のアンドリュー・トムソンヤン・“ザ・ジャイアント”ノルキアが優勝候補と思われるが、これまでの各地予選の結果がそうであったように、未知の強豪が出現する可能性も十分ありうる。またワンマッチでは、ここしばらくボクシングの試合の続いていたマイク・ベルナルドがキックボクシングの試合をする。この試合を足掛かりにK-1戦線へ復帰し、10月9日(月・祝)マリンメッセ福岡大会のK-1事務局推薦枠あるいは24日死去したアンディ・フグ選手の枠に抜擢されるのかはまだ不明だが、今後のベルナルドの動向に注目したい。

■K−1 WORLD GP 世界予選 アフリカ地区予選

【日時】 9月 3日(日)
【会場】ケープタウン(南アフリカ) ベルビール・ベロドロム(Bellville Velodrome)
【開始】14:00
【トーナメント 対戦カード】
・アンドリュー・トムソン(南ア) VS カヨ・ロニー(ウガンダ)
・ジョージ・イヨーリ(ナイジェリア) VS トニー・ジャディーン(モザンビーク)
・ドノバン・ラブ(ナミビア) VS オンヤッシュ・ネルソン(ガーナ)
・トゥラニ・シビシ(ジンバブエ) VS ヤン・“ザ・ジャイアント”ノルキア(南ア)
【ワンマッチ】
ワールドオリンピック キックボクシング スーパーヘビー級(空位)タイトルマッチ
  マイク・ベルナルド(南ア) VS ブランドン・シュースター(アイルランド)
スタン・ザ・マン(オーストラリア) VS ハンス・ブレグ(南ア)
ヨッキー・オーバーホルツァー(南ア) VS ジュエル・ムボンバニ(ザンビア)
リザーバー:イーガン・ノーマン、デビッド・ジェーソン
 
■K−1 WORLD GP 世界予選 ヨーロッパ&ロシア地区予選Cブロック

【日時】 9月 1日(金)
【会場】クロアチア(ザグレブ) スポーツ・ドーム
【開場】19:00【場内消灯】20:57【開会式】21:00
【トーナメント 対戦カード】
ジャビット・バイラミ(スイス・コソボ) VS ピーター・バモン(ハンガリー)
ヴィサム・フェイリー(オランダ) VS マーク・ディ・ヴィット(ベルギー)
ドラゼン・オルドゥリ(クロアチア) VS ビヨーン・ブレギー(スイス)
ユルゲン・クルト(スウェーデン) VS トニー・カトニー(ベルギー)
【ワンマッチ】
シニサ・アンドリヤセビッチ(クロアチア) VS
  ネマンヤ・“ネッシュ”・ウラルドジック(ユーゴスラビア・フランス)
マルコ・クトレサ(クロアチア) VS ベンヤミン・バルディッサ(フランス)
ミルコ・クロコップ(クロアチア) VS スチュアート・グリーン(UK)

「フグ選手のスイスでの葬儀」

▼ アンディ・フグ選手の母国スイスにての葬儀が以下の通り執り行われることとなった。
【日時】9月1日(金) 午前11:00〜
【場所】Grossmunster(チューリッヒの教会)

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kick 8月27日 大会結果

「I.P.スタジアムオープン!初興行のメインは中川が圧倒的勝利」

新日本キックボクシング協会 「Daikanyama Fight CLUB vol.1」
2000年8月27日(日)東京・伊原パブリックスタジアム

 新日本キックボクシング協会を代表するジムの一つである伊原道場(伊原ジム)がこのたび二十周年を迎えると同時に代官山に移転オープンすることとなった。この新ジムはI.P.スタジアム(伊原パブリックスタジアム)の別称を持ち、大会が行えるようになっている。
 今回この「Daikanyama Fight CLUB vol.1」で興行施設としてもオープン、客席141席を配置した上、会場からあふれんばかりの立ち見客が押し寄せた。
 新ジムは男女別の更衣室、シャワールームが設置され一般会員の入会も可能となっている。大会に先駆け、8月20日午後2時から道場開きが行われた。
 道場開き、祝賀会を通して伊原会長は「選手のため、ファンのためにさらにキックを盛り上げていきたい。これからもみなさんのご声援をよろしくお願いします」と挨拶。
 また、新日本キックが提携するWMC(タイ・ムエタイ評議委員会)の日本代表にこの会の発起人の一人である林武利氏が就任したことが発表された。

第1試合 ウェルター級/3回戦
日本ウェルター級  日本ウェルター級
赤堀哲也(誠真)対 竹田友明(大分)
勝者:竹田友明 判定3-0[28-30,29-30,29-30]

第2試合 ウェルター級/3回戦
日本ウェルター級   日本ウェルター級
田中祐貴(誠真) 対 中西健太(藤本)
ノーコンテスト 2Rローブローにより田中祐貴が試合続行不可能となったため

第3試合 ウェルター級/3回戦
日本ウェルター級  日本ウェルター級
大森昌治(尾田)対 作本鉄矢(伊原)
勝者:作本鉄矢 KO 2R2分31秒

第4試合 バンタム級/3回戦
日本バンタム級     日本バンタム級
渡辺たくみ(尾田) 対 天笠裕史(尚武会)
勝者:渡辺たくみ 判定2-0[28-27,28-28,28-27]

第5試合 バンタム級/3回戦
日本バンタム級    日本バンタム級
新宅大介(伊原) 対 松原巨樹(尚武会)
勝者:新宅大介 判定3-0[30-28,30-29,30-27]

第6試合 フェザー級/3回戦
日本フェザー級      日本フェザー級
後ヶ澤幸夫(治政館) 対 倉島敏光(GENSUKE)
勝者:倉島敏光 判定0-3[29-30,28-30,29-30]

第7試合 バンタム級/3回戦
日本バンタム級     日本バンタム級
風神和昌(野本塾)対 石田紳一郎(伊原)
勝者:風神和昌 判定3-0[30-28,29-28,30-28]

第8試合 フェザー級/3回戦
日本フェザー級  日本フェザー級
小原祥寛(藤本) 対 横山源一(トーエル)
勝者:小原祥寛 判定3-0[30-28,30-28,30-28]

第9試合 ライト級/3回戦
日本ライト級     日本ライト級
兼子忠司(伊原) 対 平山泰久(治政館)
勝者:平山泰久 TKO 1R0分58秒 カットによるドクターストップ

第10試合 日本フライ級ランキング戦/5回戦
日本フライ級3位       日本フライ級5位
モンチーエシマ(治政館) 対 伊藤直思(伊原)
勝者:モンチーエシマ TKO 2R2分26秒 カットによるドクターストップ

第11試合 日本ウェルター級/5回戦
日本ウェルター級3位   日本ウェルター級
ケイゾー松葉(藤本) 対 鈴木祐作(伊原)
勝者:鈴木祐作 判定0-3[47-50,47-50,47-50]

第12試合 セミファイナル 日本フェザー級ランキング戦/5回戦
日本フェザー級3位   日本フェザー級5位
藤藪政英(治政館) 対 鈴木敦(尚武会)
ノーコンテスト 3R偶然のバッティングにより藤藪政英が試合続行不可能となったため

第13試合 メインイベント 日本ライト級ランキング戦 5回戦
日本ライト級2位     日本ライト級5位
中川タカシ(トーエル)対 禹英鉄(伊原)
勝者:中川タカシ 判定3-0[50-46,49-45,50-47]
試合開始早々中央で組み合う両者、禹のヒジがヒットし中川はうっすらと出血。首相撲の場面から中川はショートのパンチを出しイニシアチブを握る。禹もヒジ、ミドルと応戦するものの手数では中川が押し気味。中川の前進の勢いは止まらず、判定でも圧倒的な差をつけランキングを保守した。

※伊原道場 代表 伊原信一(新日本キックボクシング協会代表)
 東京都渋谷区代官山7-8
 電話 03-3780-1338

(薮本直美)

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kick 8月27日 大会結果

「滝川、ブラジリアン狩りで復活の狼煙」

▼ニュージャパンキックボクシング連盟 「MILLENNIUM WARS 7」
2000年8月27日(日)愛知・安城市総合体育館

第1試合 バンタム級/3回戦
山田元気(闘真) 対 増倉淳士(一心館)
勝者:増倉淳士 KO3R3分00秒

第2試合 フェザー級/3回戦
大山和也(闘真) 対 櫻井伴保(ウィラサクレック)
ドロー 判定0-1[28-30,30-30,30-30]

第3試合 フェザー級/3回戦
徳山将樹(闘真) 対 にしだ☆マン(大和)
勝者:にしだ☆マン 判定[27-30,26-30,27-30]

第4試合 フェザー級/3回戦
ジュリオ・セサール・キッド(闘真ブラジル)

竹村健二(名古屋JKF)
勝者:竹村健二 KO3R1分53秒

第5試合 バンタム級/5回戦
山本恭太(大和) 対 藤本勝彦(谷山)
ドロー 判定1-0[50-49,50-50,50-50]

第6試合 バンタム級/5回戦
新美友恒(大和) 対 知童健次郎(光)
勝者:新美友恒 KO2R1分47秒

第7試合 ヘビー級/5回戦
サンチアゴ・ダニエウ・マカルチ(ブラジル勢和会)

滝川リョウ(フリー)
勝者:滝川リョウ KO1R2分40秒

193cmの長身に加え師アデミール・ダ・コスタ譲りの多彩な足技を誇るマカルチ。昨年のこの大会ではバックスピンキックで対戦相手の額を切り裂きTKO勝ちしている。
対する滝川はK-1JAPANで3位入賞の実績があるものの今年3月のK-1でも藤本祐介にKO負けするなどこのところ低迷気味。
ゴングがなると、マカルチ得意のブラジリアンハイキックが滝川の顔面を掠める。そして力任せのフック連打。滝川はこれを密着して回避。マカウチはさらに踵落としも繰り出しを繰り出すが滝川冷静に対処。そしてマカルチのパワフルだが大振りなパンチに合わせて右ストレート、一気にロープまで詰めて連打するとマカルチはダウン。そのままあっさりと10カウントを聞いた。

なお、第1部として開催されたフルコンタクト空手の無差別トーナメント「BATTLEFRONT1」の結果は次の通り。

優勝:高田幸男(ブラジル闘真)
準優勝:新井勇人(白蓮会館)
3位:山本将雄(極真会館)

(新小田哲)

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SB 8月30日 公式情報

「DRAKAの最強王者が待望の初来日。迎え撃つのは土井だ!」

▼シュートボクシング9月大会の主要カードが発表された。メインでエース土井広之がDRAKAの世界王者・ジャンプラット・アマンタエフを迎え撃つ。アマンタエフは過去に数度SBリングでマッチメイクされているがその度にビザのトラブルや怪我などで来日を断念。特に昨年、交通事故で選手生命も危うくなるような大怪我を負ったが今回無事にリング復帰、満を持しての日本初登場となる。SBとDRAKA、二つの競技の頂点に君臨する王者同士、打撃と投げが融合した最高峰の戦いに期待しよう。

セミには4月名古屋大会でカーディナル級の王座を取った新鋭、前田辰也ダニー・スティールと対戦する好カードが組まれた。前田はパワフルなパンチに加え回転系の蹴りや豪快な投げ技を駆使、一瞬たりとも観客の目を離させないファイトを信条としている。
対するダニーも村濱武洋や後藤龍治との一連のファイトで日本でもお馴染みの選手。重いフックや独特のローキック、そして彼の代名詞的な技でもある後方への超豪快な投げ技。
どう考えても噛み合うファイトスタイルに加え、両者ともに激しい気性の持ち主。派手な打撃戦、投げ合戦を期待。

復帰以来勝ち星は順調に挙げているものの今ひとつピリッとしないファイトが続く緒方、今回も強敵との試合が組まれそうだが果たして?

今回はシュートボクシング創立15周年記念大会として、超破格な入場料金が設定されている。この機会に是非とも足を運んで頂きたい。

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シュートボクシング協会
SB創立15周年記念大会 "INVADE" 4th Stage
2000年9月20日(水)東京・後楽園ホール
開場17:30 試合開始18:30
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エキスパートクラス  契約未定
SBシーガル級5位    
宍戸大樹(シーザー) 対 強豪選手

エキスパートクラス  69kg契約
SBファルコン級王者    
緒形健一(シーザー) 対 DRAKA強豪選手

セミファイナル
エキスパートクラス  ※契約未定
SBカーディナル級王者  DRAKA世界ライト級王者
前田辰也(寝屋川) 対 ダニー・スティール(アメリカ)

メインイベント
エキスパートクラス 65kg級契約
SBシーガル級王者    DRAKA世界S.ライト級王者
土井広之(シーザー)対 ジャンプラット・アマンタエフ(ロシア)

※他数試合を予定

<チケット情報>

15周年記念価格 RS席5000円/A席4000円
発売日 2000年8月27日(日)〜
販売所 チケットぴあ/レッスル池袋店/レッスル渋谷店/板橋大山
アメリカン/ローソンチケット/チャンピオン/CNプレイガイド/
書泉ブックマート/後楽園ホール/渋谷東急文化チケットセンター/
ワールドスポーツプラザKINGS
問い合わせ:シュートボクシング協会 03-3843-1212

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kick 8月24日 <日本キック>公式情報

「連盟vsK−U、対抗戦3連発!」

▼日本キックボクシング連盟10月大会のカードが早くも発表された。メインから3試合はいずれも日本キック連盟所属選手とK−U(キック・ユニオン)の八王子FSGとの交流戦となった。
 メインは6月大会で宿敵大塚一也を6度目の挑戦で下し念願の日本フェザー級王者となったスラッガー・佐藤ツヨシと、K−Uフェザー級ランカーの寺田伸城が対戦する。寺田は鋭いジャブとローキックを持ち味とする技巧派。前回7月のAPKF&K−U横浜大会では在日タイ人・ケン南条(みなみ)相手に序盤からピンポイントなジャブで鼻血を吹き出させたあげく、一発逆転を狙って肘を振り回してきた相手に対し冷静ににカウンターの対処、逆に肘で額を切り裂き、TKO勝ちしている。7戦のキャリアの中でKO・TKOはこの一戦のみ。
 佐藤ツヨシは前述の大塚戦、昨年10月の杉木応臣戦など、接近戦での打ち合いには無類の強さを発揮する国内屈指のインファイター。一方で2月大会で清野浩志(現KIYOHIRO・チームドラゴン)に煮え切らないファイトで引き分け、NJKFフェザー級王者の中島稔倫(大和)に1敗1分と、距離をとってアウトボックスしてくる選手には分が悪い。今回の対戦相手寺田はまさにそういうタイプだが、この試合はいかに自分のフィールドに相手を持ち込むか(あるいはいかに相手の制空圏に引きずり込まれないか)が鍵となるだろう。
 小野瀬がNJKFで対ムエタイ路線として売り出し、大塚が休養中の現在、その大塚を倒したことで連盟の3階級の王座を独占してきた渡辺ジムの一極体制を崩した佐藤には連盟の新しい顔として大きな期待が集まっている。ここでつまづく訳にはいかないだろう。苦手なタイプを倒して初めてエースを名乗る資格があると言える。

 ダブルメインの1試合目は4月大会で念願だったバンタム級王者に君臨した田村健治がK−Uの成長株唐沢たくみの挑戦を受ける。田村はパンチ主体の連盟の選手には珍しいタイ・スタイルを取り入れた、クラシカルなキックボクサー。その洗練された技術には定評がある。王座決定トーナメントの戦い振りを見る限り、バンタム級では連盟内にはしばらく彼に対抗し得る人材はいないという印象を受けた。
 そこに挑むのが連盟の8月大会のメインで海老沢朋和(平戸)に付け入る間もなくKOで下した唐沢。ハードパンチャー海老沢の攻め手を完全に封じ込めてみせたテクニックにはキャリア(7戦6勝(5KO)1敗)以上のものを感じる。実績では田村がはるかに上だが、唐沢には善戦以上の戦いを期待したい。

 セミでは三苫純次中西和広、ウェルターのテクニシャン同士の一戦。中西は強烈なミドルが持ち味のK−Uウェルター級のトップランカー。7月の横浜大会では瀬尾尚弘(JK国際)とK−Uウェルター級暫定王座決定戦を争い、瀬尾のフック一発で1RKO負けの屈辱を味わっている。
 そして三苫は連盟4月大会でその瀬尾と対戦、序盤は瀬尾の重い攻撃に苦しんだが中盤から得意のフットワークとローキックでポイントを稼ぎ、逆転勝ちに成功。三苫の冷静な試合運びが光った1戦だった。
 中西は宿敵瀬尾を破った三苫に勝つことで雪辱戦をアピールしたいところだし、三苫も名前のある相手を連破して名をあげたいところ。そして同じウェルター級でセンセーションを巻き起こしつつある「あの男」への対戦へ駒を進めたいところだ。 

 その他の試合では篠原一仁広川靖之の連盟とNJKFのホープ同士による一戦をお勧めする。
 この試合が初の5回戦試合になる篠原は連盟の若手の中ではピカイチの存在。6月大会で空手でも名を馳せた太田英夫(ウィラサクレック)を一蹴したのに続き、連続して他団体選手との対戦になる。お世辞にも洗練されているとは言えないが、アグレッシブなパンチのラッシュと膝でKOを量産するそのファイトスタイルは魅力たっぷり。
 対照的に広川はミドルと首相撲からの膝蹴りという、小国ジム伝統の完成されたスタイルを持つ。前回のNJKF7月大会では佐藤嘉洋との無敗対決に敗れ、その復帰戦でいきなり対抗戦に抜擢された。

 これまで3回戦レベルでの交流が中心だった連盟とK−Uだが、この大会からトップクラスがぶつかり、いよいよ本格的な対抗戦がスタートする。K−Uとしてもその存在をアピールする絶好のチャンスだけにどの試合も白熱の好勝負を期待したい。

(新小田哲)

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日本キックボクシング連盟「2000年感動シリーズ」
2000年10月1日(日)東京・後楽園ホール
開場17:00 試合開始17:30
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フライ級/3回戦
日本フライ級      日本プロキックフライ級
高嶺幸良(大阪真門)対 岡田裕治(千葉)

フェザー級/3回戦
日本フェザー級   K−Uバンタム級
松本隆史(村越)対 千葉啓司(直心会)

フライ級/3回戦
日本フライ級    K−Uフライ級
青木秀太(朱雀)対 万屋佳陽(直心会)

ライト級/3回戦
日本ライト級    日本ライト級
山田大輔(杉並)対 開元貴広(大阪真門)

ミドル級/3回戦
日本ミドル級    日本プロキックミドル級
中川裕也(渡辺)対 SHINODA雄二(千葉)

ウェルター級/5回戦
日本ウェルター級   NJKFウェルター級
篠原一仁(杉並) 対 広川靖之(小国)

フェザー級/5回戦
日本フェザー級     日本プロキックフェザー級
中岡秀夫(大阪真門)対 仲野正貴(千葉)

ライト級/5回戦
日本ライト級    関西ライト級
神島雄一(杉並)対 九頭龍坂勝(大阪横山)

ウェルター級/5回戦
日本ウェルター級3位        K-Uウェルター級2位
三苫純次(福岡リアル・ディール)対 中西和宏(八王子FSG)

ダブルメインイベント 53.8kg契約/5回戦
日本バンタム級王者   K-Uフライ級1位
田村健治(渡辺)  対 唐沢たくみ(八王子FSG)
   
ダブルメインイベント 57.5kg契約/5回戦
日本フェザー級王者     K-Uフェザー級3位
佐藤ツヨシ(ピコイ錦) 対 寺田伸城(八王子FSG)

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kick 8月24日 <ニュージャパンキックボクシング連盟>公式情報

「NJKF27日安城大会カード一部変更」

▼ニュージャパンキックボクシング連盟8月27日安城大会のカードが一部変更された。第6試合に出場予定だった杉浦麿(名古屋JKF)が負傷により欠場、替わってAPKF(アジア太平洋キックボクシング連盟) 所属の知童健次郎が出場することになった。

(新小田哲)

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ニュージャパンキックボクシング連盟 
2000年8月27日(日)愛知・安城市総合体育館
11:00開場
第1部「BATTLE FRONT 1」 12:00試合開始
第2部「MILLENNIUM WARS 7」16:00試合開始
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<変更カード>
第6試合 バンタム級 NJKF・APKF交流戦/5回戦
新美友恒(大和) 対 知童健次郎(光)

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K-1 8月24日 公式情報

「アンディ・フグ選手 死去」

【→詳細記事掲載ページ】

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kick 8月24日 全日本キック 公式情報

「新田・チャップマン決着戦!特別試合には極真戦士が参戦」

▼全日本キックの9月大会カードが決定した。6月大会で組まれたもののチャップマンの怪我によりキャンセルとなった新田明臣(S.V.G.) 対シェイン”チョッパー”チャップマン(ニュージーランド)が決定。チャップマンは今年4月にオーストラリアのメルボルンで行われた70kg トーナメントで優勝、準決勝ではジョン・ウェイン(オーストラリア)を判定で破っている。
また昨年5月、当時NJKFのリングで新田と対戦。細かい前蹴りで新田を翻弄、肘で額を切り裂くなどして追い込み後半の新田の反撃を受けたが分のいい引分に終わっている。
当時連敗中で状況も今とは違い最悪だったという事情もあった新田だが負けに等しい引分、昨年9月に対戦し判定負けしたピーター・クルークと並んで、最もリベンジしたい相手だった。
今の新田は二冠王にもなり6連勝中と絶好調。あの時の借りを返すチャンスだ。

セミでは立嶋篤史遠藤慎介のランキング戦。両者は98年10月に対戦し1R51秒、ハイキックで遠藤が衝撃的なKO勝ち。当時絶不調だった立嶋には限界説が流れた。だが、それから立嶋が蘇り現在連勝中であるのはご存じのとおり。一方の遠藤、立嶋勝利の直後98年12月興行で増田博正に1RKO負け。前田憲作に始まって鈴木秀明、金沢久幸、増田博正と立嶋戦で勝利した選手がそれをきっかけにブレイクするというジンクスがあったが遠藤の名前だけはそれ以降聞いていない。一般的には立嶋のリベンジ戦ととられるかもしれないが、今や立嶋と遠藤には1位と2位というランキング以上の差がある。この一戦は遠藤が再び立嶋を破り第一線に浮上するための「逆リベンジ」戦でもある。

5月興行でライト級世界王者小林聡に分のいい引分、試合後に小林を医務室送りにした”猛犬”デビッド・ガーンが再びニュージーランドからやってくる。
対するは所属ジムを離れ自ら「TEAM−1]を結成し率いる事になった”スーパーフライ”金沢久幸
昨年11月に対戦、ダウンを奪われる苦戦の末逆転KO勝ちしたグレゴリー・トロンビニーとの一戦を見ても、金沢はどうやらパンチでラッシュするインファイターを苦手とする様子。
そうすると、ガーンのパワフルな左右フックのラッシュとタフネスには苦戦は免れないかもしれないが、ライバル小林と引き分けた相手に下手な試合は出来ない。今年になってからまだ(負けてはいないものの)スカッとした勝ちを収めていない金沢、再び怪鳥の舞いですっきりKO勝ちといきたいところだ。

7月大会でライト級・バンタム級の五回戦昇格試合をそれぞれ勝ち上がった浜川健一笠原大介のフレッシュなランカーがベテランに挑戦。浜川の対戦相手明日華和哉は6月大会のメインで破れはしたものの王者小林聡に真っ向から打ち合い、得意のパンチで見せ場は作った。とにかく勝っても負けてもKO決着、浜川もパンチを得意とするだけにこの試合は壮絶なパンチ合戦になることは必至。
笠原は長身から繰り出す素早いワンツーからキックのシャープなコンビネーションが持ち味で、NJKFの同級王者桜井洋平と似たタイプ。対する新開実は長らくバンタムのトップクラスに留まる超ベテラン。得意のローで新鋭の挑戦を文字通り一蹴出来るかどうか。
団体に新しい風を入れるという点では若手がベテランに勝利、これをステップ・ボードにタイトル戦線へ・・・というのが理想的だがここはベテランの奮起も臨みたい。明日華、新開の両選手が最近負けが込んでいてパッとしないだけになおさら、ルーキーに5回戦の厳しさをレッスンして欲しい。

また、特別試合としてヘビー級3回戦が組まれることとなった。このカードでは極真から守口竜が初参戦する。守口はボクシング出身、現在ニコラス・ペタスのスパーリングパートナーをつとめている。試合順は未定。

(新小田哲)

■ この大会のチケットをBoutReview Online Shopで販売開始。購入者にはもれなく希望選手の生写真1枚(非売品)をもれなくプレゼント!(販売受付は9/6 10:00入金確認分まで)[→購入画面へ]

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全日本キックボクシング連盟 「LEGEND-VIII」 
2000年9月13日(水)東京・後楽園ホール
17:00開場 17:30試合開始
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フレッシュマンファイト第1試合 (17:10より)
フライ級/3回戦
大橋和夫(藤原)対 リヨン樺澤(國土會)
1戦1分       デビュー戦

フレッシュマンファイト第2試合
バンタム級/3回戦
柏木吾一(S.V.G.)対 赤松力(RIKI)
8戦6敗2分       1戦1敗

第1試合 フェザー級/3回戦
加門政志(志心館) 対 加藤啓明(TEAM-1)
3戦1勝2敗       2戦1勝1分

第2試合 ライト級/3回戦
SHI-LOW(士心館) 対 諸星幸平(REX JAPAN)
1戦1敗       1戦1敗

第3試合 スーパーバンタム級/3回戦
石川直生(青春塾) 対 山本元気(REX JAPAN)
5戦2勝(1KO)3敗    3戦3勝

第4試合 全日本ウェルター級王座決定トーナメント予選/3回戦
箱崎浩康(TEAM-1) 対 江口真吾(作新会館)
11戦3勝5敗3分     6戦3勝(1KO)1敗2分

第5試合 全日本ウェルター級王座決定トーナメント予選/3回戦
長谷川誠(青春塾) 対 大月晴明(REX JAPAN)
4戦3勝(2KO)1分    3戦3勝(2KO)

第6試合 全日本バンタム級ランキング戦/5回戦
全日本バンタム級2位  全日本バンタム級6位
新開実(青春塾)   対 笠原大介(飛鳥塾)
28戦11勝(8KO)14敗3分  8戦5勝1敗2分

第7試合 全日本ライト級ランキング戦/5回戦
全日本ライト級6位   全日本ライト級7位
明日華和哉(飛鳥塾) 対 浜川健一(作真会館)
28戦11勝(8KO)14敗3分  7戦5勝(3KO)2敗

第8試合 日本・ニュージーランド国際戦
ライト級/5回戦
全日本ライト級1位  ISKAニュージーランド・ムエタイライト級王者
金沢久幸(TEAM-1) 対 デビッド・ガーン(ニュージーランド)
31戦18勝(9KO)10敗3分 22戦16勝(10KO)3敗3分

第9試合セミファイナル 
全日本フェザー級ランキング戦/5回戦
全日本フェザー級1位   全日本フェザー級2位
立嶋篤史(RIKI)    対 遠藤慎介(不動館)
57戦35勝(25KO)20敗2分   12戦5勝(4KO)3敗4分

第10試合メインイベント 日本・ニュージーランド国際戦
70kg契約/5回戦
WKA世界ムエタイ・スーパーウェルター級王者/全日本ミドル級王者
新田明臣(S.V.G.)
26戦21勝(14KO)4敗1分     

WFSB世界ムエタイ・ミドル級王者
ジェイン・チャップマン(ニュージーランド)
26戦22勝(10KO)3敗1分

特別試合(試合順未定) ヘビー級/3回戦
富永秀則(月心会)  対  森口竜(極真会館)
デビュー戦         デビュー戦
30歳/身長182cm       24歳/身長185cm

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kick 8月23日 全日本キック 公式情報

「小林聡が全日本王座返上」

▼7月30日全日本キック後楽園大会「LEGEND-VII」でマルコ・コスタグータ(イタリア)とWKA世界ムエタイ・ライト級王座を争い、4RKOで同王座を獲得した小林聡(藤原)は、同じ階級で2本目のタイトルを獲得したため、8月1日付で全日本ライト級王座を返上した。小林は今年1月21日の後楽園大会「LEGEND-I」で金沢久幸(TEAM-1)を判定で下して全日本ライト級王座を獲得している。

小林は10月22日(日)後楽園大会「LEGEND-IX」に出場予定。

(新小田哲)

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kick 8月21日 新日本キック 公式情報

「鷹山真吾にまたも試練。小野寺力は対日本人ラストマッチ?」

▼新日本キックボクシング協会の9月大会が発表された。大会名にふさわしく、協会を代表するSTYLISH(=洗練された)な王者二人がメインを飾る。

 3月大会での負傷休養後、対ムエタイ路線を宣言した小野寺力だが、7月大会に引き続きフェザー級ランカーの江森禎紀と「日本人選手精算マッチ」を行う。12月のラジャダムナン興行も決まり、今後小野寺が日本人選手と対戦するのはこれが最後ということも十分に考えられるだけに、江森にとってはここはチャンス。7月大会で対戦した鈴木敦が最終ラウンドにあわやという場面を作ったように江森も小野寺に一泡吹かせ名を上げたいところだ。

 5月大会でラジャダムナンの前王者ムァンファーレグと引き分け評価を上げたライト級王者石井宏樹は韓国の朴炳圭を迎え撃つ。最近他団体で良質の韓国人ファイターの参戦が続いているだけに今回も期待したい。
 石井にとっても、彼本来のスマートなアウトボクシングが韓国キックボクサー特有のラフな前進をどうさばくか試される一戦だ。

 鷹山真吾(写真)とピニット・ソーチタラダの一戦はこの大会の裏メインと言えるかもしれない。ピニットは自称「ランバーより面白い男」とうそぶく超変則ファイター。踊りながらの入場に始まり、試合中にもよそ見をしながら攻撃してきたり、相手の攻撃を受けても腰を振っておどけてみせたりととにかく観客を飽きさせない。といっても単なる色物でないことは昨年10月のJ-NETWOKの興行で五十嵐ヨシユキを翻弄した末にTKOで破っている事実でも証明できる。
 この時はパフォーマンスで観客を沸かすと同時にハイキック、カウンターのテンカオなど強烈な攻撃で驚嘆の声をあげさせていた。多少スタミナに難はあるが、必見の価値有り、だ。
 ちなみに国際式でも来日、昨年5月に日本フェザー級のホープ洲鎌栄一と対戦している(結果はKO負け)。
 昨年ラジャダムナンでタイ人に2連続KO勝ちしていた鷹山だが、6月大会でムァンファーレグに一方的なKO負け。7月大会ではガウンに「泰人上等」の縫い込みをして復讐を誓った。
 ただでさえタイ人を敵視する鷹山だが、ピニットの悪ふざけのようなファイトで一層頭に血を上らせることだろう。彼の喧嘩ファイトがいつも以上に炸裂することは確実、両者KO以外での決着はありえないだろう。

 その他には外智博の移籍第1戦が興味深い。小林聡の強打に耐えたタフネスが果たして高杉茂男の豪打に通用するだろうか。

(新小田哲)

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新日本キックボクシング協会「THE STYLISH FORCE」
2000年9月10日(日)東京・平和島R'n(アールン)ホール
開場15:30 試合開始16:00
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第1試合 ライト級/3回戦
今野裕太(伊原) 対 関直人(尾田)
デビュー戦     デビュー戦

第2試合 ミドル級/3回戦
阿佐美義文(治政館) 対 小林伸明(尾田)
1戦1勝(1KO)       デビュー戦

第3試合 ライト級/3回戦
金狼正巳(尚武会) 対 石川隼(宮川道場)
1戦1勝(1KO)1敗 1戦1勝(1KO)

第4試合 フェザー級/3回戦
福元祐一(治政館) 対 石井彰英(誠真)
2戦2勝(1KO)      3戦1勝(1KO)2分

第5試合 ライト級/3回戦
成本文明(藤本) 対 増谷茂樹(ホワイトタイガー)
10戦2勝3敗5分    10戦1勝(1KO)3敗6分

第6試合 フライ級/3回戦
吉川靖(伊原) 対 佐藤優悟(治政館)
6戦3勝(1KO)3分  4戦1勝(1KO)2敗1分

第7試合 フェザー級/3回戦
今村歩(トーエル) 対 磯崎豊国(大分)
13戦3勝(1KO)8敗2分  7戦1勝(1KO)3敗2分

第8試合 ウェルター級/5回戦
高杉茂男(伊原)  対  外智博(治政館)
19戦10勝(4KO)7敗2分   14戦7勝(2KO)5敗2分

第9試合 ライト級/5回戦
日本ライト級4位    日本フェザー級6位
マサル(トーエル) 対 中村弘樹(藤本)
18戦6勝(1KO)8敗5分  8戦5勝(1KO)1敗2分

第10試合 セミファイナル ライト級 日タイ国際戦/5回戦
日本ライト級1位    元タイ国BBTV認定ライト級1位
鷹山真吾(尚武会) 対 ピニット・ソーチタラダ(タイ)
20戦12勝(7KO)4敗4分  121戦81勝(6KO)30敗10分

第11試合 メインイベント ライト級日韓国際戦/5回戦
日本ライト級王者    韓国ライト級王者
石井宏樹(藤本)  対  朴炳圭(韓国)
13戦9勝(3KO)2敗2分   19戦17勝(13KO)2敗1分

第12試合 メインイベント 59kg契約/5回戦
前日本フェザー級王者 日本フェザー級4位
小野寺力(藤本)  対 江森禎紀(治政館)
30戦21勝(12KO)6敗3分 10戦7勝(2KO)2敗1分

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