8月21日 MAキック 公式情報
▼マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟９月大会の全カードが発表された。 メインはＭＡ不動のエース伊藤隆。対戦相手は元ラジャダムナン・ジュニアバンタム級ランカーのチャナペック・ガッティンディ。チャナペックはこれまでにも日本のリングに度々あがっているが、対日本人は不敗。その面子には小比類巻貴之(チームドラゴン)、小林聡(全日本ライト級王者)、鈴木達也(元全日本ウェルター級王者)、中西和宏(元Ｋ−Ｕウェルター級王者)といったビッグネームが並んでおり、しかも全員にＫＯ勝ち。ＭＡミドル級１位の東金ルークにも判定勝ちしている。彼らを葬ってきた強烈なミドルキック、カウンター気味に繰り出すヒザ蹴りは一見の価値あり。 このチャンピオンキラーの前に伊藤も倒される可能性も低くはないが、逆に伊藤こそが打倒チャナペックの一番手でもある。今年３月の復帰戦ではムエタイのビッグネーム、センティアンノーイにＴＫＯ勝ち。７月には２連戦も経験、必ずしも万全ではない体調ながらも完勝しここまで４連勝と結果を出している。中量級日本人最強を自負する伊藤としては、海外の強豪と対戦する前にここでつまづくわけにはいかない。また、最近は以前ほどヒジに拘らなくなり、パンチやハイキックで倒すなど観客を魅了する試合を意識してきている。きっと今回も勝敗だけではない何かを見せて我々の期待に応えてくれることだろう。 セミではＭＡ日本Ｓ・ライト級王者佐藤堅一がウェルター級で登場。対戦相手は久々に登場となる元ＭＡウエルター級王者・伊達皇輝。伊達はかつて伊藤のライバルとしてＭＡリングの中心人物として活躍。９７年７月には伊藤隆のウェルター級タイトルに挑戦、判定で破り王座に就いたがその時以来の復帰戦となる。ブランク明けが気になるが、当時の実力が維持されているとすれば、階級差を考えて佐藤はピンチだろう。 ”デビルキング”内田ノボルが王者として初お披露目試合。今やＫ−１ＪＡＰＡＮでの雪辱しか頭にない内田にとって、もはやＭＡのランカーは眼中にないだろう。かつて村上竜司や大石亨とヘビー級の王座を争ったこともある阿部、自らのファイトで内田の目を向けさせるしかない。ＫＯ決着は必至。 それ以外の試合では、ＭＡ勢とフリーのジム所属選手の対抗戦に注目。充実著しいＭＡフライ級王者森岡卓司と加村健一の一戦は９９年１０月のＫ−Ｕ興行で引き分けて以来の再戦。森岡のフライ級離れした重量感あふれるパンチラッシュと加村のしつこい首相撲の対決、今回の結末は？土浦ジム無敗のツートップ、木村充とファイティング前沢はそれぞれ習志野ジムの小石原勝、谷山ジムの梅下湧暉と対戦。小石川は鋭いミドルキックと首相撲で昨年１１月、現チームドラゴンのKIYOHIRO(当時清野浩志) を完封。将来のライト級王者候補筆頭である木村の重いローキックにどう対処するか。 前沢と梅下の対戦は、前沢の多彩なパンチテクニックと梅下の豊富な手数がそれぞれ勝利のカギを握っている。 （新小田哲） ========================================================== ＭＡ日本キックボクシング連盟 「COMBAT-2000 王道 II」 2000年9月3日(日) 東京・後楽園ホール ========================================================== 57.15kg契約／３回戦 ＭＡフェザー級 ＭＡフェザー級 宮下晃(玉生) 対 小潟信浩(新潟山木) 67kg契約／３回戦 ＭＡウェルター級 日本ウェルター級 飯塚英史(山木) 対 久保坂左近(健生館) 65kg契約／３回戦 ＭＡウェルタ−級 ＭＡウェルタ−級 隼人(山木) 対 パンサー・トヨタ(マイウエイ) 53.52kg契約／３回戦 ＭＡフライ級 ＭＡバンタム級 辻直樹(山木) 対 寺口一也(花澤) 69kg契約／４回戦 ＭＡウエルター級４位 ＭＡウエルター級５位 荻野兼嗣(ビクトリー) 対 東金タイソン (東金) 52kg契約／４回戦 IKKC世界女子フライ級王者 ＳＢレディース・フライ級 早千予(白龍) 対 角田紀子(シーザー) 57.15kg契約／５回戦 ＭＡフェザー級３位 日本フェザ−級 ファイテイング前沢(土浦) 対 梅下湧暉 (谷山) 61.23kg契約／５回戦 ＭＡライト級３位 日本ライト級 木村允(土浦) 対 小石原勝(習志野) 72.67kg契約／５回戦 ＭＡミドル級２位 ＭＡミドル級 永田健一(マイウエイ) 対 東金ジャガー(東金) 52.5kg契約／５回戦 ＭＡフライ級王者 日本フライ級 森岡卓司(武勇会) 対 加村健一(習志野) ヘビ−級／５回戦 ＭＡヘビー級王者 ＭＡヘビー級１位 内田ノボル(ビクトリー) 対 阿部修治(フリー) 66.68kg契約／５回戦 ＭＡスーパーライト級王者 元ＭＡウエルター級王者 佐藤堅一(士道館) 対 伊達皇輝(新潟山木) メインイベント 70kg契約／５回戦 WMAF世界スーパーウェルター級王者 タイ国ウェルタ−級 伊藤隆(山木) 対 チャナペック・ガッティンディー(タイ) ↑ Back to Headlines
▼マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟９月大会の全カードが発表された。 メインはＭＡ不動のエース伊藤隆。対戦相手は元ラジャダムナン・ジュニアバンタム級ランカーのチャナペック・ガッティンディ。チャナペックはこれまでにも日本のリングに度々あがっているが、対日本人は不敗。その面子には小比類巻貴之(チームドラゴン)、小林聡(全日本ライト級王者)、鈴木達也(元全日本ウェルター級王者)、中西和宏(元Ｋ−Ｕウェルター級王者)といったビッグネームが並んでおり、しかも全員にＫＯ勝ち。ＭＡミドル級１位の東金ルークにも判定勝ちしている。彼らを葬ってきた強烈なミドルキック、カウンター気味に繰り出すヒザ蹴りは一見の価値あり。 このチャンピオンキラーの前に伊藤も倒される可能性も低くはないが、逆に伊藤こそが打倒チャナペックの一番手でもある。今年３月の復帰戦ではムエタイのビッグネーム、センティアンノーイにＴＫＯ勝ち。７月には２連戦も経験、必ずしも万全ではない体調ながらも完勝しここまで４連勝と結果を出している。中量級日本人最強を自負する伊藤としては、海外の強豪と対戦する前にここでつまづくわけにはいかない。また、最近は以前ほどヒジに拘らなくなり、パンチやハイキックで倒すなど観客を魅了する試合を意識してきている。きっと今回も勝敗だけではない何かを見せて我々の期待に応えてくれることだろう。
セミではＭＡ日本Ｓ・ライト級王者佐藤堅一がウェルター級で登場。対戦相手は久々に登場となる元ＭＡウエルター級王者・伊達皇輝。伊達はかつて伊藤のライバルとしてＭＡリングの中心人物として活躍。９７年７月には伊藤隆のウェルター級タイトルに挑戦、判定で破り王座に就いたがその時以来の復帰戦となる。ブランク明けが気になるが、当時の実力が維持されているとすれば、階級差を考えて佐藤はピンチだろう。
”デビルキング”内田ノボルが王者として初お披露目試合。今やＫ−１ＪＡＰＡＮでの雪辱しか頭にない内田にとって、もはやＭＡのランカーは眼中にないだろう。かつて村上竜司や大石亨とヘビー級の王座を争ったこともある阿部、自らのファイトで内田の目を向けさせるしかない。ＫＯ決着は必至。
それ以外の試合では、ＭＡ勢とフリーのジム所属選手の対抗戦に注目。充実著しいＭＡフライ級王者森岡卓司と加村健一の一戦は９９年１０月のＫ−Ｕ興行で引き分けて以来の再戦。森岡のフライ級離れした重量感あふれるパンチラッシュと加村のしつこい首相撲の対決、今回の結末は？土浦ジム無敗のツートップ、木村充とファイティング前沢はそれぞれ習志野ジムの小石原勝、谷山ジムの梅下湧暉と対戦。小石川は鋭いミドルキックと首相撲で昨年１１月、現チームドラゴンのKIYOHIRO(当時清野浩志) を完封。将来のライト級王者候補筆頭である木村の重いローキックにどう対処するか。 前沢と梅下の対戦は、前沢の多彩なパンチテクニックと梅下の豊富な手数がそれぞれ勝利のカギを握っている。
（新小田哲）
========================================================== ＭＡ日本キックボクシング連盟 「COMBAT-2000 王道 II」 2000年9月3日(日) 東京・後楽園ホール ==========================================================
57.15kg契約／３回戦 ＭＡフェザー級 ＭＡフェザー級 宮下晃(玉生) 対 小潟信浩(新潟山木) 67kg契約／３回戦 ＭＡウェルター級 日本ウェルター級 飯塚英史(山木) 対 久保坂左近(健生館) 65kg契約／３回戦 ＭＡウェルタ−級 ＭＡウェルタ−級 隼人(山木) 対 パンサー・トヨタ(マイウエイ) 53.52kg契約／３回戦 ＭＡフライ級 ＭＡバンタム級 辻直樹(山木) 対 寺口一也(花澤) 69kg契約／４回戦 ＭＡウエルター級４位 ＭＡウエルター級５位 荻野兼嗣(ビクトリー) 対 東金タイソン (東金) 52kg契約／４回戦 IKKC世界女子フライ級王者 ＳＢレディース・フライ級 早千予(白龍) 対 角田紀子(シーザー) 57.15kg契約／５回戦 ＭＡフェザー級３位 日本フェザ−級 ファイテイング前沢(土浦) 対 梅下湧暉 (谷山) 61.23kg契約／５回戦 ＭＡライト級３位 日本ライト級 木村允(土浦) 対 小石原勝(習志野) 72.67kg契約／５回戦 ＭＡミドル級２位 ＭＡミドル級 永田健一(マイウエイ) 対 東金ジャガー(東金) 52.5kg契約／５回戦 ＭＡフライ級王者 日本フライ級 森岡卓司(武勇会) 対 加村健一(習志野) ヘビ−級／５回戦 ＭＡヘビー級王者 ＭＡヘビー級１位 内田ノボル(ビクトリー) 対 阿部修治(フリー) 66.68kg契約／５回戦 ＭＡスーパーライト級王者 元ＭＡウエルター級王者 佐藤堅一(士道館) 対 伊達皇輝(新潟山木) メインイベント 70kg契約／５回戦 WMAF世界スーパーウェルター級王者 タイ国ウェルタ−級 伊藤隆(山木) 対 チャナペック・ガッティンディー(タイ)
57.15kg契約／３回戦 ＭＡフェザー級 ＭＡフェザー級 宮下晃(玉生) 対 小潟信浩(新潟山木)
67kg契約／３回戦 ＭＡウェルター級 日本ウェルター級 飯塚英史(山木) 対 久保坂左近(健生館)
65kg契約／３回戦 ＭＡウェルタ−級 ＭＡウェルタ−級 隼人(山木) 対 パンサー・トヨタ(マイウエイ)
53.52kg契約／３回戦 ＭＡフライ級 ＭＡバンタム級 辻直樹(山木) 対 寺口一也(花澤)
69kg契約／４回戦 ＭＡウエルター級４位 ＭＡウエルター級５位 荻野兼嗣(ビクトリー) 対 東金タイソン (東金)
52kg契約／４回戦 IKKC世界女子フライ級王者 ＳＢレディース・フライ級 早千予(白龍) 対 角田紀子(シーザー)
57.15kg契約／５回戦 ＭＡフェザー級３位 日本フェザ−級 ファイテイング前沢(土浦) 対 梅下湧暉 (谷山)
61.23kg契約／５回戦 ＭＡライト級３位 日本ライト級 木村允(土浦) 対 小石原勝(習志野)
72.67kg契約／５回戦 ＭＡミドル級２位 ＭＡミドル級 永田健一(マイウエイ) 対 東金ジャガー(東金) 52.5kg契約／５回戦 ＭＡフライ級王者 日本フライ級 森岡卓司(武勇会) 対 加村健一(習志野)
ヘビ−級／５回戦 ＭＡヘビー級王者 ＭＡヘビー級１位 内田ノボル(ビクトリー) 対 阿部修治(フリー)
66.68kg契約／５回戦 ＭＡスーパーライト級王者 元ＭＡウエルター級王者 佐藤堅一(士道館) 対 伊達皇輝(新潟山木)
メインイベント 70kg契約／５回戦 WMAF世界スーパーウェルター級王者 タイ国ウェルタ−級 伊藤隆(山木) 対 チャナペック・ガッティンディー(タイ)
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8月21日 公式情報
▼ニュージャパンキックボクシング連盟の９月興行の主なカードが発表された。メインは既報通り”トリプルＯ”オーローノーと”ドクターＫ”小野瀬の「キック版タフガイコンテスト」な一戦。今年下半期最初のビッグイベントだ。 セミは７月大会で広川靖之(小国)との無敗対決をＫＯで決めた佐藤嘉洋が中村篤史と対戦。「トップ・オブ・ウェルター・リーグ」でＮＪＫＦ歴代のウェルター級王者３人が他団体の小野瀬に枕を並べて撃沈。ＮＪＫＦのウェルター級戦線は新しい風を必要とされている今、この二人にかかる期待は大きい。 佐藤が得意の膝で王座挑戦まで突っ走るか、久々登場の中村はここで敗れるとまた出場の機会を失いかねないだけにここで若手の勢いを止めトップ挑戦への権利を引き寄せたい。ＫＯ率は抜群に高い両者、ＫＯ決着は必至というより必然。 ソムチャーイ高津と野崎勇治の対戦にも注目。４連敗中の高津だが対戦相手の持ち味を引き出す「名勝負製造器」ぶりは健在。恒例のタイ修行も敢行しリフレッシュした今、久々の勝利なるか。 一方の野崎は今年３月大会から後楽園興行皆勤の４連続参戦。ここ２試合連続でバッティングによるノーコンテストとなったが、おかげでダメージは皆無。タイ・スタイルの高津とは噛み合うだけに持ち前のクレバーかつ強気な戦略でベテランを撃破し層の厚いライト級戦線の上位進出を果たしたいところ。 ５月大会で現バンタム級王者桜井洋平にＫＯ負けした弘中史樹がタイ帰りの孫悟空丸山と出直しマッチ。桜井へのリベンジを目指す。 松本竜大と石毛慎也の一戦は１年ぶりの再戦。前回は石毛が判定勝ち。松本は３月にも石毛と同じジムの野崎に敗れているだけにこれまたリベンジを狙っている。 なお、全日本キックから除名処分を受けた富士魅ジムがＮＪＫＦに正式加入、今大会から参戦している。 同ジム所属でエース選手だった金沢久幸は全日本キックに残留、同じく残留を表明した箱崎浩康ら元同ジム所属の選手を自ら率いて「ＴＥＡＭ−１」を結成、引き続き全日本に参戦する。 （新小田哲） ========================================================== ニュージャパンキックボクシング連盟「MILLENIUM WARS 8」 2000年9月24日(日)東京・後楽園ホール ========================================================== フェザー級／３回戦 皆川義彦(ＰＩＴ) 対 熊谷敦(富士魅) バンタム級／３回戦 宋修成(ウィラサクレック) 対 藤原国崇(拳之会) フェザー級／３回戦 平吹貴博(町田金子) 対 外山繁幸(上州松井) ライト級／３回戦 山中貴仁(大和) 対 ＡＶＩＳ(小国) フライ級／３回戦 押川童子丸(キング) 対 佐藤友則(小国) ライト級／５回戦 同級８位 同級９位 松本竜大(名古屋ＪＫＦ) 対 石毛慎也(東京北星) 56キロ契約／５回戦 バンタム級３位 弘中史樹(ウィラサクレック) 対 孫悟空丸山(小国) ライト級ライト級／５回戦 同級５位 同級７位 ソムチャーイ高津(小国) 対 野崎勇治(東京北星) ウェルター級／５回戦 同級５位 同級６位 中村篤史(北流会君津) 対 佐藤嘉洋(名古屋ＪＫＦ) メインイベント／５回戦 IWMJrウェルター級王者 ルンピニーJrウェルター級６位 ラジャダムナンJrウェルター級３位 オーローノー・ポー・ムアン・ウボン（タイ） 対 日本キックボクシング連盟ライト級王者 小野瀬邦英（渡辺） 他１〜２試合を予定 ↑ Back to Headlines
▼ニュージャパンキックボクシング連盟の９月興行の主なカードが発表された。メインは既報通り”トリプルＯ”オーローノーと”ドクターＫ”小野瀬の「キック版タフガイコンテスト」な一戦。今年下半期最初のビッグイベントだ。
セミは７月大会で広川靖之(小国)との無敗対決をＫＯで決めた佐藤嘉洋が中村篤史と対戦。「トップ・オブ・ウェルター・リーグ」でＮＪＫＦ歴代のウェルター級王者３人が他団体の小野瀬に枕を並べて撃沈。ＮＪＫＦのウェルター級戦線は新しい風を必要とされている今、この二人にかかる期待は大きい。 佐藤が得意の膝で王座挑戦まで突っ走るか、久々登場の中村はここで敗れるとまた出場の機会を失いかねないだけにここで若手の勢いを止めトップ挑戦への権利を引き寄せたい。ＫＯ率は抜群に高い両者、ＫＯ決着は必至というより必然。
ソムチャーイ高津と野崎勇治の対戦にも注目。４連敗中の高津だが対戦相手の持ち味を引き出す「名勝負製造器」ぶりは健在。恒例のタイ修行も敢行しリフレッシュした今、久々の勝利なるか。 一方の野崎は今年３月大会から後楽園興行皆勤の４連続参戦。ここ２試合連続でバッティングによるノーコンテストとなったが、おかげでダメージは皆無。タイ・スタイルの高津とは噛み合うだけに持ち前のクレバーかつ強気な戦略でベテランを撃破し層の厚いライト級戦線の上位進出を果たしたいところ。
５月大会で現バンタム級王者桜井洋平にＫＯ負けした弘中史樹がタイ帰りの孫悟空丸山と出直しマッチ。桜井へのリベンジを目指す。
松本竜大と石毛慎也の一戦は１年ぶりの再戦。前回は石毛が判定勝ち。松本は３月にも石毛と同じジムの野崎に敗れているだけにこれまたリベンジを狙っている。
なお、全日本キックから除名処分を受けた富士魅ジムがＮＪＫＦに正式加入、今大会から参戦している。 同ジム所属でエース選手だった金沢久幸は全日本キックに残留、同じく残留を表明した箱崎浩康ら元同ジム所属の選手を自ら率いて「ＴＥＡＭ−１」を結成、引き続き全日本に参戦する。
========================================================== ニュージャパンキックボクシング連盟「MILLENIUM WARS 8」 2000年9月24日(日)東京・後楽園ホール ==========================================================
フェザー級／３回戦 皆川義彦(ＰＩＴ) 対 熊谷敦(富士魅) バンタム級／３回戦 宋修成(ウィラサクレック) 対 藤原国崇(拳之会) フェザー級／３回戦 平吹貴博(町田金子) 対 外山繁幸(上州松井) ライト級／３回戦 山中貴仁(大和) 対 ＡＶＩＳ(小国) フライ級／３回戦 押川童子丸(キング) 対 佐藤友則(小国) ライト級／５回戦 同級８位 同級９位 松本竜大(名古屋ＪＫＦ) 対 石毛慎也(東京北星) 56キロ契約／５回戦 バンタム級３位 弘中史樹(ウィラサクレック) 対 孫悟空丸山(小国) ライト級ライト級／５回戦 同級５位 同級７位 ソムチャーイ高津(小国) 対 野崎勇治(東京北星) ウェルター級／５回戦 同級５位 同級６位 中村篤史(北流会君津) 対 佐藤嘉洋(名古屋ＪＫＦ) メインイベント／５回戦 IWMJrウェルター級王者 ルンピニーJrウェルター級６位 ラジャダムナンJrウェルター級３位 オーローノー・ポー・ムアン・ウボン（タイ） 対 日本キックボクシング連盟ライト級王者 小野瀬邦英（渡辺） 他１〜２試合を予定
フェザー級／３回戦 皆川義彦(ＰＩＴ) 対 熊谷敦(富士魅)
バンタム級／３回戦 宋修成(ウィラサクレック) 対 藤原国崇(拳之会)
フェザー級／３回戦 平吹貴博(町田金子) 対 外山繁幸(上州松井)
ライト級／３回戦 山中貴仁(大和) 対 ＡＶＩＳ(小国)
フライ級／３回戦 押川童子丸(キング) 対 佐藤友則(小国)
ライト級／５回戦 同級８位 同級９位 松本竜大(名古屋ＪＫＦ) 対 石毛慎也(東京北星)
56キロ契約／５回戦 バンタム級３位 弘中史樹(ウィラサクレック) 対 孫悟空丸山(小国)
ライト級ライト級／５回戦 同級５位 同級７位 ソムチャーイ高津(小国) 対 野崎勇治(東京北星)
ウェルター級／５回戦 同級５位 同級６位 中村篤史(北流会君津) 対 佐藤嘉洋(名古屋ＪＫＦ)
メインイベント／５回戦 IWMJrウェルター級王者 ルンピニーJrウェルター級６位 ラジャダムナンJrウェルター級３位 オーローノー・ポー・ムアン・ウボン（タイ） 対 日本キックボクシング連盟ライト級王者 小野瀬邦英（渡辺）
他１〜２試合を予定
▼シュートボクシング協会 7月23日 兵庫・兵庫県赤穂郡上郡町総合スポーツセンター ”フレッシュバトル２０００ひめじ大会” 試合時間： フレッシュマンクラス＝第１Ｒ=5分,第２Ｒ=3分 エキスパートクラス＝第１Ｒ=5分,第２Ｒ=4分,第３Ｒ=3分 第１試合 フレッシュマンクラス オウル級／２回戦 市政貴文(大阪) 対 山形公紀(風吹) 勝者：市政貴文 判定(延長戦2R)2-1[10-9,10-9,9-10] 本戦判定 ドロー1-1[19-20,20-19,20-20] 延長判定 ドロー0-0[10-10,10-10,10-10] 第２試合 フレッシュマンクラス ファルコン級／２回戦 坂田真志(寝屋川) 対 杉原健作(ひめじ) 勝者：杉原健作 判定(延長戦2R)1-2[9-10,10-9,9-10] 本戦判定 ドロー0-1[19-19,20-20-19-20] 延長判定 ドロー0-0[10-10,10-10,10-10] 第３試合 フレッシュマンクラス オウル級／２回戦 今井教行(シーザー) 対 伊東洋平(風吹) 勝者：今井教行 判定3-0[20-19,20-19,20-19] 第４試合 フレッシュマンクラス スーパーイーグル級／２回戦 東方武(龍生塾) 対 秋山泰幸(Ｕ．Ｓ) 勝者：東方武 判定2-0[20-19,20-19,19-19] 第５試合 フレッシュマンクラス ジュニアカーディナル級／２回戦 高屋敷哲明(尼崎) 対 雨宮栄治(風吹) 勝者：雨宮栄治 判定(延長戦1R)0-3[9-10,9-10,9-10] 本戦判定 ドロー0-0[19-19,20-20,20-20] 第６試合 メインイベント エキスパートルール ハンディキャップマッチ70kgvs67kg／３回戦 岸田昌起(力炎館) 対 藤岡一也(岡山) 勝者：藤岡一也 判定(延長戦3R)0-3[9-10,9-10,9-10] 本戦判定 ドロー0-1[29-29,30-30,29-30] 延長判定 ドロー0-0[10-10,10-10,10-10] 再延長判定ドロー0-0[10-10,10-10,10-10] （新小田哲） ↑ Back to Headlines
▼シュートボクシング協会 7月23日 兵庫・兵庫県赤穂郡上郡町総合スポーツセンター ”フレッシュバトル２０００ひめじ大会”
試合時間： フレッシュマンクラス＝第１Ｒ=5分,第２Ｒ=3分 エキスパートクラス＝第１Ｒ=5分,第２Ｒ=4分,第３Ｒ=3分
第１試合 フレッシュマンクラス オウル級／２回戦 市政貴文(大阪) 対 山形公紀(風吹) 勝者：市政貴文 判定(延長戦2R)2-1[10-9,10-9,9-10] 本戦判定 ドロー1-1[19-20,20-19,20-20] 延長判定 ドロー0-0[10-10,10-10,10-10] 第２試合 フレッシュマンクラス ファルコン級／２回戦 坂田真志(寝屋川) 対 杉原健作(ひめじ) 勝者：杉原健作 判定(延長戦2R)1-2[9-10,10-9,9-10] 本戦判定 ドロー0-1[19-19,20-20-19-20] 延長判定 ドロー0-0[10-10,10-10,10-10] 第３試合 フレッシュマンクラス オウル級／２回戦 今井教行(シーザー) 対 伊東洋平(風吹) 勝者：今井教行 判定3-0[20-19,20-19,20-19] 第４試合 フレッシュマンクラス スーパーイーグル級／２回戦 東方武(龍生塾) 対 秋山泰幸(Ｕ．Ｓ) 勝者：東方武 判定2-0[20-19,20-19,19-19] 第５試合 フレッシュマンクラス ジュニアカーディナル級／２回戦 高屋敷哲明(尼崎) 対 雨宮栄治(風吹) 勝者：雨宮栄治 判定(延長戦1R)0-3[9-10,9-10,9-10] 本戦判定 ドロー0-0[19-19,20-20,20-20] 第６試合 メインイベント エキスパートルール ハンディキャップマッチ70kgvs67kg／３回戦 岸田昌起(力炎館) 対 藤岡一也(岡山) 勝者：藤岡一也 判定(延長戦3R)0-3[9-10,9-10,9-10] 本戦判定 ドロー0-1[29-29,30-30,29-30] 延長判定 ドロー0-0[10-10,10-10,10-10] 再延長判定ドロー0-0[10-10,10-10,10-10]
第１試合 フレッシュマンクラス オウル級／２回戦 市政貴文(大阪) 対 山形公紀(風吹) 勝者：市政貴文 判定(延長戦2R)2-1[10-9,10-9,9-10] 本戦判定 ドロー1-1[19-20,20-19,20-20] 延長判定 ドロー0-0[10-10,10-10,10-10]
第２試合 フレッシュマンクラス ファルコン級／２回戦 坂田真志(寝屋川) 対 杉原健作(ひめじ) 勝者：杉原健作 判定(延長戦2R)1-2[9-10,10-9,9-10] 本戦判定 ドロー0-1[19-19,20-20-19-20] 延長判定 ドロー0-0[10-10,10-10,10-10]
第３試合 フレッシュマンクラス オウル級／２回戦 今井教行(シーザー) 対 伊東洋平(風吹) 勝者：今井教行 判定3-0[20-19,20-19,20-19]
第４試合 フレッシュマンクラス スーパーイーグル級／２回戦 東方武(龍生塾) 対 秋山泰幸(Ｕ．Ｓ) 勝者：東方武 判定2-0[20-19,20-19,19-19]
第５試合 フレッシュマンクラス ジュニアカーディナル級／２回戦 高屋敷哲明(尼崎) 対 雨宮栄治(風吹) 勝者：雨宮栄治 判定(延長戦1R)0-3[9-10,9-10,9-10] 本戦判定 ドロー0-0[19-19,20-20,20-20]
第６試合 メインイベント エキスパートルール ハンディキャップマッチ70kgvs67kg／３回戦 岸田昌起(力炎館) 対 藤岡一也(岡山) 勝者：藤岡一也 判定(延長戦3R)0-3[9-10,9-10,9-10] 本戦判定 ドロー0-1[29-29,30-30,29-30] 延長判定 ドロー0-0[10-10,10-10,10-10] 再延長判定ドロー0-0[10-10,10-10,10-10]
8月19日 記者会見
「石井館長、打倒ヒクソン／格闘技界制圧の“最終兵器”を公開へ」
▼「アレは秘密兵器です。K-1デビューは12月のドームでワンマッチ。総合も出来るらしいんで、ヒクソンともやらせたいと思ってます」 石井館長が正道会館とはまったく別のルートで秘密裏に準備していた超大型選手軍団が、ついに秘密のベールを脱ぐことになりそうだ。 本日、新高輪プリンスホテルで開かれたK-1横浜大会の記者会件が粛々と進行するなか、記者会見の最前列に陣取った巨体の外国人の存在に、マスコミ各社の記者の視線が集まった。テンガロンハットにサングラスを掛けてその表情は窺えないが、２メートルを越すと思われる身長、そして隆起した筋肉は人目を引かずにはおかない。これだけ規格外の選手は誰にも記憶がない。果たしてその正体は？ 彼を記者会見の席に導き入れたのは、石井館長その人なのだが、会見では結局彼自身は紹介されることもなく、終了後もそそくさと姿を消してしまった。 色めき立つ記者陣は会見終了後、石井館長を取り囲んでその正体に迫った。 「名前はまだ明かせない。今日はミスターＸでいいでしょう（笑）。身長は210センチ、体重が150キロで、ベストが160。胸囲が150センチあるんだ。でも締まってるでしょ。ドイツ人でね、ケンカっ早いんで刑務所に入ったりしてたんだけど、とにかく凄いパワーだよ。うっかりミット打ちなんかやらせたら、受けてる人間が肩を外してしまうんで、ヘビーバッグしかやらせられないぐらい凄い。K-1の選手を見ても“みんな小さいな”って言うし、ヒクソンとはどうだ？って聞いたら、あんな小さなのは明日でもやってもいいだってさ（笑）」 と喜色満面に石井館長が語るだけのことはある。体格の凄さもさることながら、スーパーヘビー級選手とは思えないほどシェイプされた肉体は、アメリカ最大のプロレス団体WWFがスーパースター候補として欲しがった程で、石井館長がその直前で契約を結んでしまったためにプロレス界入りとはならなかったが、いずれK-1デビューをさせた後、WWFあるいはWCWなどにもブッキングしてもいいと言う。 「明日はとりあえず横浜アリーナにも連れていくけど、大会翌日の会見では脱がせて見せてあげますよ。前から選手育てるのは得意でしたからね、出来るならK-1のプロデュースも人に任せて、選手育成だけやりたいぐらいなんですよ。これから第二段、第三段も出していきますよ。まあ、彼の他にも色々今集めてますから。猪木さんに勝つにはそれぐらいやらなくちゃね」 と現在好調なアントニオ猪木へのライバル意識をのぞかせながら、世界規模の新格闘集団結成も視野に入れていると語った。その口調はどこまでが本気で、どこまでが冗談かわからないが、事実、この肉体を見せられてしまうと「格闘技界制圧」もあながち不可能ではあるまいという気持ちにさせられる。 これまで常々「キックとボクシング、それに総合の三種を制覇してきた人間が真の格闘技の王様だと思う」と語ってきた石井館長だが、キックはK-1で世界規模のWORLD-GPを開催し、またボクシングは配下のマイク・ベルナルドをヘビー級戦線に送りだしたことで着手済み。そして、今回ついに第三の目標である総合格闘技を含む格闘技界を完全制覇してしまう、超人揃いの”ワールド石井軍団”結成というプランが浮上。すでに正道会館、K-1と手掛けたプランを次々に超一流のブランドに仕立て上げてきた館長だけに、勝算がなければ新展開を打ちだすことはあるまい。これが成功すれば、プロデューサーとして世界の格闘技界の頂点に立つ野望も夢ではない。 いずれにせよ、このスーパーヘビー級の怪物がK-1をそして世界の格闘技界を揺るがすような存在になるかどうかは、石井館長の手腕一つということになりそうだ。 （井田英登）
▼「アレは秘密兵器です。K-1デビューは12月のドームでワンマッチ。総合も出来るらしいんで、ヒクソンともやらせたいと思ってます」 石井館長が正道会館とはまったく別のルートで秘密裏に準備していた超大型選手軍団が、ついに秘密のベールを脱ぐことになりそうだ。
本日、新高輪プリンスホテルで開かれたK-1横浜大会の記者会件が粛々と進行するなか、記者会見の最前列に陣取った巨体の外国人の存在に、マスコミ各社の記者の視線が集まった。テンガロンハットにサングラスを掛けてその表情は窺えないが、２メートルを越すと思われる身長、そして隆起した筋肉は人目を引かずにはおかない。これだけ規格外の選手は誰にも記憶がない。果たしてその正体は？ 彼を記者会見の席に導き入れたのは、石井館長その人なのだが、会見では結局彼自身は紹介されることもなく、終了後もそそくさと姿を消してしまった。 色めき立つ記者陣は会見終了後、石井館長を取り囲んでその正体に迫った。
「名前はまだ明かせない。今日はミスターＸでいいでしょう（笑）。身長は210センチ、体重が150キロで、ベストが160。胸囲が150センチあるんだ。でも締まってるでしょ。ドイツ人でね、ケンカっ早いんで刑務所に入ったりしてたんだけど、とにかく凄いパワーだよ。うっかりミット打ちなんかやらせたら、受けてる人間が肩を外してしまうんで、ヘビーバッグしかやらせられないぐらい凄い。K-1の選手を見ても“みんな小さいな”って言うし、ヒクソンとはどうだ？って聞いたら、あんな小さなのは明日でもやってもいいだってさ（笑）」
と喜色満面に石井館長が語るだけのことはある。体格の凄さもさることながら、スーパーヘビー級選手とは思えないほどシェイプされた肉体は、アメリカ最大のプロレス団体WWFがスーパースター候補として欲しがった程で、石井館長がその直前で契約を結んでしまったためにプロレス界入りとはならなかったが、いずれK-1デビューをさせた後、WWFあるいはWCWなどにもブッキングしてもいいと言う。
「明日はとりあえず横浜アリーナにも連れていくけど、大会翌日の会見では脱がせて見せてあげますよ。前から選手育てるのは得意でしたからね、出来るならK-1のプロデュースも人に任せて、選手育成だけやりたいぐらいなんですよ。これから第二段、第三段も出していきますよ。まあ、彼の他にも色々今集めてますから。猪木さんに勝つにはそれぐらいやらなくちゃね」
と現在好調なアントニオ猪木へのライバル意識をのぞかせながら、世界規模の新格闘集団結成も視野に入れていると語った。その口調はどこまでが本気で、どこまでが冗談かわからないが、事実、この肉体を見せられてしまうと「格闘技界制圧」もあながち不可能ではあるまいという気持ちにさせられる。
これまで常々「キックとボクシング、それに総合の三種を制覇してきた人間が真の格闘技の王様だと思う」と語ってきた石井館長だが、キックはK-1で世界規模のWORLD-GPを開催し、またボクシングは配下のマイク・ベルナルドをヘビー級戦線に送りだしたことで着手済み。そして、今回ついに第三の目標である総合格闘技を含む格闘技界を完全制覇してしまう、超人揃いの”ワールド石井軍団”結成というプランが浮上。すでに正道会館、K-1と手掛けたプランを次々に超一流のブランドに仕立て上げてきた館長だけに、勝算がなければ新展開を打ちだすことはあるまい。これが成功すれば、プロデューサーとして世界の格闘技界の頂点に立つ野望も夢ではない。
いずれにせよ、このスーパーヘビー級の怪物がK-1をそして世界の格闘技界を揺るがすような存在になるかどうかは、石井館長の手腕一つということになりそうだ。
（井田英登）
「アーツ、雪辱に向けて超過敏状態。石井館長は帝王没落を予想」
▼「K-1 WORLD GP2000」開幕第２戦・予選Ｂブロック横浜大会を明日に控えて、新高輪プリンスホテルでは、恒例の大会直前記者会見が開かれた。話題が集中しているのは何と言ってもいきなり第一試合で行われるピーター・アーツVSシリル・アビディの激突だ。 この対戦は先月７日仙台でのK-1 JAPAN GP決勝戦のスペシャルマッチとして行われたものだが、この対戦でアーツはまさかのKO負けを食らい、“帝王”の権威を失墜させられたのは記憶に新しい。大会直後、アーツは「明日でもいい、再戦させてくれ」と石井館長に直訴。本来ならKO直後の半年は頭部にショックが残り、試合自体が不可能なところだが、アーツの雪辱に向けての熱意が勝りこのスピード再戦が実現したという背景がある。 アビディの一撃が帝王アーツのプライドにつけた傷は予想外に大きかったようで、今回の来日に際してアーツはマスコミ向けの取材を一切拒否するなど、超過敏状態になっていたと伝えられる。前日行われた公式写真用のフォトセッションもキャンセルするなど、前回名古屋大会でジェロム・バンナが見せた臨戦の緊張状態を上回るピリピリぶりをみせた。 巷間によく知られるように、K-1トップファイター達の普段の表情は温厚そのものであり、例年のGP本戦前でもこのような緊張状態が見せることは絶えてなかったものだが、今年から導入されたWORLD GPトーナメントがこれまでの戦績をほとんど考慮に入れない“地獄のサバイバル”と化している影響がこう言う部分にも現れて居るにちがいない。 この日も会見キャンセルかと思われたアーツだが、対戦相手にこの心理状態を悟られる危険はさすがに冒せなかったようで、高級スーツに身を包んで何事もなかったように会見会場に姿を現し、２４時間後にはグローブを交えることになるアビディと固く握手を交わした。しかし、会見中の席に着いた表情はどこかうつろで、心ここにあらずといった様子。前回の敗北について聞かれたときも「あの敗北にはモチベーションに問題があった」と短く語り、ショックを隠そうとするが、一方で視線も定まらず、これまでの悪童ぶりはどこにいったのかといわんがばかりの落ち着かない感じを漂わせており、明日の対戦に不安を残した。 一方、追われる立場となったアビディは、余裕そのもの。ラフなシャツに身を包んで“勝負服”のアーツとはどこまでも対照的なにこやかな表情で会見に臨んだ。仙台大会では直前のブッキングで大金星を手にし、今回のトーナメント参戦が決まったアビディは、まさにラッキーボーイだが、本国フランスではこれまで勤めていたガソリンスタンドを試合出場の度に欠勤するという理由で解雇され、また、シドニーオリンピックのアマチュアボクシングでは、出場選手決定の最終トーナメントにまで勝ち残りながら、今回のK-1出場を選んだために五輪を棒に振るなど、彼もまた人生の剣が峰に立たされた背水の陣の一戦である。かつては不良少年として名を馳せたこともあるが、今や２児の父として家庭を支えるマイホームパパとしての責任感に燃える。「勝敗は時の運だが、アーツを恐れる要素は何もない」と言いきる視線は澄み切っていて、上昇期にある選手特有のオーラを放つまでになっている。 会見後、石井館長は東京ドーム進出２名を「フィリョとセフォー」と語り、言外にアーツの没落を予測した。果たして帝王アーツが雪辱を果たして、赤ランプの点灯した東京ドームへのチケットを奪い返すか、それとも風雲児アビディが２連勝で２０世紀最後の暴君にトドメを刺すのか？ 注目のゴングは日曜午後三時に打ち鳴らされることになる。ＴＶ放映は全国フジＴＶ系列で午後１０時から。なお、当日横浜アリーナでは１２時半から当日券が発売される。 （井田英登）
▼「K-1 WORLD GP2000」開幕第２戦・予選Ｂブロック横浜大会を明日に控えて、新高輪プリンスホテルでは、恒例の大会直前記者会見が開かれた。話題が集中しているのは何と言ってもいきなり第一試合で行われるピーター・アーツVSシリル・アビディの激突だ。 この対戦は先月７日仙台でのK-1 JAPAN GP決勝戦のスペシャルマッチとして行われたものだが、この対戦でアーツはまさかのKO負けを食らい、“帝王”の権威を失墜させられたのは記憶に新しい。大会直後、アーツは「明日でもいい、再戦させてくれ」と石井館長に直訴。本来ならKO直後の半年は頭部にショックが残り、試合自体が不可能なところだが、アーツの雪辱に向けての熱意が勝りこのスピード再戦が実現したという背景がある。 アビディの一撃が帝王アーツのプライドにつけた傷は予想外に大きかったようで、今回の来日に際してアーツはマスコミ向けの取材を一切拒否するなど、超過敏状態になっていたと伝えられる。前日行われた公式写真用のフォトセッションもキャンセルするなど、前回名古屋大会でジェロム・バンナが見せた臨戦の緊張状態を上回るピリピリぶりをみせた。 巷間によく知られるように、K-1トップファイター達の普段の表情は温厚そのものであり、例年のGP本戦前でもこのような緊張状態が見せることは絶えてなかったものだが、今年から導入されたWORLD GPトーナメントがこれまでの戦績をほとんど考慮に入れない“地獄のサバイバル”と化している影響がこう言う部分にも現れて居るにちがいない。
この日も会見キャンセルかと思われたアーツだが、対戦相手にこの心理状態を悟られる危険はさすがに冒せなかったようで、高級スーツに身を包んで何事もなかったように会見会場に姿を現し、２４時間後にはグローブを交えることになるアビディと固く握手を交わした。しかし、会見中の席に着いた表情はどこかうつろで、心ここにあらずといった様子。前回の敗北について聞かれたときも「あの敗北にはモチベーションに問題があった」と短く語り、ショックを隠そうとするが、一方で視線も定まらず、これまでの悪童ぶりはどこにいったのかといわんがばかりの落ち着かない感じを漂わせており、明日の対戦に不安を残した。
一方、追われる立場となったアビディは、余裕そのもの。ラフなシャツに身を包んで“勝負服”のアーツとはどこまでも対照的なにこやかな表情で会見に臨んだ。仙台大会では直前のブッキングで大金星を手にし、今回のトーナメント参戦が決まったアビディは、まさにラッキーボーイだが、本国フランスではこれまで勤めていたガソリンスタンドを試合出場の度に欠勤するという理由で解雇され、また、シドニーオリンピックのアマチュアボクシングでは、出場選手決定の最終トーナメントにまで勝ち残りながら、今回のK-1出場を選んだために五輪を棒に振るなど、彼もまた人生の剣が峰に立たされた背水の陣の一戦である。かつては不良少年として名を馳せたこともあるが、今や２児の父として家庭を支えるマイホームパパとしての責任感に燃える。「勝敗は時の運だが、アーツを恐れる要素は何もない」と言いきる視線は澄み切っていて、上昇期にある選手特有のオーラを放つまでになっている。
会見後、石井館長は東京ドーム進出２名を「フィリョとセフォー」と語り、言外にアーツの没落を予測した。果たして帝王アーツが雪辱を果たして、赤ランプの点灯した東京ドームへのチケットを奪い返すか、それとも風雲児アビディが２連勝で２０世紀最後の暴君にトドメを刺すのか？ 注目のゴングは日曜午後三時に打ち鳴らされることになる。ＴＶ放映は全国フジＴＶ系列で午後１０時から。なお、当日横浜アリーナでは１２時半から当日券が発売される。
8月6日 結果速報
▼日本キックボクシング連盟 8月6日 茨城・水戸市民体育館 ”2000年感動シリーズ” 第１試合 Ｋ−Ｕ・日本プロキック交流戦 57.15kg契約／３回戦 Ｋ−Ｕフェザー級 日本プロキックフェザー級 坂入秀樹(翔勇MI) 対 大塚学(千葉) 勝者：坂入秀樹 KO1R1分56秒 第２試合 日本キック・日本プロキック交流戦 57.15kg契約／３回戦 日本フェザー級 日本プロキックフェザー級 大村和麿(平戸) 対 千倉正(千葉) 勝者：大村和麿 判定3-0[30-27,30-27,30-27] 第３試合 日本キック・日本プロキック交流戦 55kg契約／３回戦 日本バンタム級 日本プロキックバンタム級 藤枝和則(平戸) 対 岡田裕治(千葉) 勝者：藤枝和則 KO2R2分03秒 第４試合 フェザー級／３回戦 日本フェザー級 日本フェザー級 太田正成(平戸) 対 児玉正曉(ピコイ錦) 勝者：児玉正曉 判定0-3[28-30,28-30,27-30] 第５試合 ミドル級／５回戦 日本ミドル級 日本ミドル級 田村和久(渡辺) 対 遠藤暢司(ピコイ錦) 勝者：田村和久 KO2R2分45秒 第６試合 ミドル級／５回戦 日本ミドル級 日本ミドル級 中川裕也(渡辺) 対 馳和徳(大阪真門) 勝者：馳和徳 判定0-2[50-5,48-49,47-50] 第７試合 日本キック・Ｋ−Ｕ交流戦 52.5kg契約／５回戦 日本フライ級 Ｋ−Ｕフライ級 関健至(平戸) 対 ＨＩＤＥ(八王子ＦＳＧ) 勝者：関健至 KO3R2分45秒 第８試合 メインイベント 日本キック・Ｋ−Ｕ交流戦 52.5kg契約／５回戦 日本バンタム級４位 Ｋ−Ｕフライ級４位 海老沢朋和(平戸) 対 唐沢たくみ(八王子ＦＳＧ) 勝者：唐沢たくみ KO3R1分42秒 ２１歳と２０歳、若き軽量級のホープ同士の対戦は、意外にも一方的な結果に終わった。唐沢がステップを踏みつつローを入れてヒット・アンド・アウェイで攻めると海老沢は得意のパンチを出す事が出来ない。唐沢はさらに踏み込んで首相撲に捕らえると膝蹴りを連打。１、２Ｒと同じ様な展開が続き、３Ｒ開始１分、唐沢のローで海老沢ダウン。なんとかカウント９で立ち上がるが、唐沢はこの後左テンカオ（カウンターの膝）でダウンを奪うと最後は右ハイキックでとどめを刺した。 唐沢は次回、日本キック連盟の１０月興行で日本キックバンタム級王者の田村健治（渡辺）と対戦する予定。 （新小田哲） ↑ Back to Headlines
▼日本キックボクシング連盟 8月6日 茨城・水戸市民体育館 ”2000年感動シリーズ”
第１試合 Ｋ−Ｕ・日本プロキック交流戦 57.15kg契約／３回戦 Ｋ−Ｕフェザー級 日本プロキックフェザー級 坂入秀樹(翔勇MI) 対 大塚学(千葉) 勝者：坂入秀樹 KO1R1分56秒
第２試合 日本キック・日本プロキック交流戦 57.15kg契約／３回戦 日本フェザー級 日本プロキックフェザー級 大村和麿(平戸) 対 千倉正(千葉) 勝者：大村和麿 判定3-0[30-27,30-27,30-27]
第３試合 日本キック・日本プロキック交流戦 55kg契約／３回戦 日本バンタム級 日本プロキックバンタム級 藤枝和則(平戸) 対 岡田裕治(千葉) 勝者：藤枝和則 KO2R2分03秒
第４試合 フェザー級／３回戦 日本フェザー級 日本フェザー級 太田正成(平戸) 対 児玉正曉(ピコイ錦) 勝者：児玉正曉 判定0-3[28-30,28-30,27-30]
第５試合 ミドル級／５回戦 日本ミドル級 日本ミドル級 田村和久(渡辺) 対 遠藤暢司(ピコイ錦) 勝者：田村和久 KO2R2分45秒
第６試合 ミドル級／５回戦 日本ミドル級 日本ミドル級 中川裕也(渡辺) 対 馳和徳(大阪真門) 勝者：馳和徳 判定0-2[50-5,48-49,47-50]
第７試合 日本キック・Ｋ−Ｕ交流戦 52.5kg契約／５回戦 日本フライ級 Ｋ−Ｕフライ級 関健至(平戸) 対 ＨＩＤＥ(八王子ＦＳＧ) 勝者：関健至 KO3R2分45秒
第８試合 メインイベント 日本キック・Ｋ−Ｕ交流戦 52.5kg契約／５回戦 日本バンタム級４位 Ｋ−Ｕフライ級４位 海老沢朋和(平戸) 対 唐沢たくみ(八王子ＦＳＧ) 勝者：唐沢たくみ KO3R1分42秒
２１歳と２０歳、若き軽量級のホープ同士の対戦は、意外にも一方的な結果に終わった。唐沢がステップを踏みつつローを入れてヒット・アンド・アウェイで攻めると海老沢は得意のパンチを出す事が出来ない。唐沢はさらに踏み込んで首相撲に捕らえると膝蹴りを連打。１、２Ｒと同じ様な展開が続き、３Ｒ開始１分、唐沢のローで海老沢ダウン。なんとかカウント９で立ち上がるが、唐沢はこの後左テンカオ（カウンターの膝）でダウンを奪うと最後は右ハイキックでとどめを刺した。 唐沢は次回、日本キック連盟の１０月興行で日本キックバンタム級王者の田村健治（渡辺）と対戦する予定。
8月5日 結果速報
▼8月5日韓国・ソウルのムーヨック・コンベンションセンターで開催されたKBC主催ボクシング大会のメインイベントで IFBA (International Female Boxers Association)のジュニアフライ級タイトルマッチが行われ、判定でキム・メッサー（モーリス・スミスズ・キックボクシング・センター／アメリカ）が高野由美（山木／日本）に勝利し王者となった。 大会のメインイベントとして行われたこの試合は、現地時間午後２時にスタート、積極的なファイトのキムに対し高野も一歩も引かず激しい打ち合いとなり、観客も大ヒートの盛り上がりを見せた。 韓国初の女子プロボクシング公式戦は注目を浴びており、この試合は大会中唯一のＴＶ生中継が行われた。 IFBAジュニアフライ級王座決定戦 2000年8月5日 韓国・ムーヨック・コンベンションセンター 主催：KBC（韓国ボクシングコミッション）、IFBA（国際女子ボクシング協会） 観衆：1000人 メインイベント IFBAジュニアフライ級王座決定戦 48.97kg契約／2分10R IFBAジュニアフライ級１位 キム・メッサー（モーリス・スミスズ・キックボクシングセンター／アメリカ） 対 IFBAジュニアフライ級７位／日本女子ミニフライ級１位 高野 由美（山木／日本） 勝者：キム・メッサー 判定3-0[96-95,97-94,99-94] ※メッサーが王者に ↑ Back to Headlines
▼8月5日韓国・ソウルのムーヨック・コンベンションセンターで開催されたKBC主催ボクシング大会のメインイベントで IFBA (International Female Boxers Association)のジュニアフライ級タイトルマッチが行われ、判定でキム・メッサー（モーリス・スミスズ・キックボクシング・センター／アメリカ）が高野由美（山木／日本）に勝利し王者となった。 大会のメインイベントとして行われたこの試合は、現地時間午後２時にスタート、積極的なファイトのキムに対し高野も一歩も引かず激しい打ち合いとなり、観客も大ヒートの盛り上がりを見せた。 韓国初の女子プロボクシング公式戦は注目を浴びており、この試合は大会中唯一のＴＶ生中継が行われた。
IFBAジュニアフライ級王座決定戦 2000年8月5日 韓国・ムーヨック・コンベンションセンター 主催：KBC（韓国ボクシングコミッション）、IFBA（国際女子ボクシング協会） 観衆：1000人 メインイベント IFBAジュニアフライ級王座決定戦 48.97kg契約／2分10R IFBAジュニアフライ級１位 キム・メッサー（モーリス・スミスズ・キックボクシングセンター／アメリカ） 対 IFBAジュニアフライ級７位／日本女子ミニフライ級１位 高野 由美（山木／日本） 勝者：キム・メッサー 判定3-0[96-95,97-94,99-94] ※メッサーが王者に
IFBAジュニアフライ級王座決定戦 2000年8月5日 韓国・ムーヨック・コンベンションセンター 主催：KBC（韓国ボクシングコミッション）、IFBA（国際女子ボクシング協会） 観衆：1000人 メインイベント IFBAジュニアフライ級王座決定戦 48.97kg契約／2分10R
IFBAジュニアフライ級１位 キム・メッサー（モーリス・スミスズ・キックボクシングセンター／アメリカ） 対
IFBAジュニアフライ級７位／日本女子ミニフライ級１位 高野 由美（山木／日本）
勝者：キム・メッサー 判定3-0[96-95,97-94,99-94] ※メッサーが王者に
8月2日 公式情報
▼先日発表された、女子ボクシング高野由美（山木）対キム・メッサー（モーリス・スミスズキックボクシングセンター）のミニフライ級タイトルマッチは、ソウル・メリアットコンベンションホールのオープニングイベントのメインイベントとして行われる模様。 タイトルはアメリカの女子協会IFBAに決定。高野は既にIFBAのジュニアフライ級７位に入っており、同２位のメッサーの相手として高野が選ばれたという経緯。韓国では女子の協会はなく、女子ボクシングの公式試合が行われるのは初めて。キム・メッサーは韓国出身で、「幼少時に別れた両親がこの試合を見て名乗り出てくれることを希望している」という話題もあり、この試合は現地ではかなり注目を集めているという。 男子の試合を含むこの大会は８月５日現地時間12:30試合開始。 また、エキシビジョンマッチとして横浜さくらジムの山田真理子選手も出場する。ヘッドギアありで行われ、グローブの重さは未定。対戦相手の名前は不明だが、体育学校の学生でボクシング以外の格闘技経験者と決まっている。なお山田選手はアマチュア選手として出場する。 ＜プロフィール＞ 名前：山田真理子（Yamada Mariko） 生年月日：1977.06.05.23歳 防衛大学出身。157cm,48kg アマチュア戦績：4戦3勝1敗 趣味：映画鑑賞 （菊地奈々子） ↑ Back to Headlines
▼先日発表された、女子ボクシング高野由美（山木）対キム・メッサー（モーリス・スミスズキックボクシングセンター）のミニフライ級タイトルマッチは、ソウル・メリアットコンベンションホールのオープニングイベントのメインイベントとして行われる模様。 タイトルはアメリカの女子協会IFBAに決定。高野は既にIFBAのジュニアフライ級７位に入っており、同２位のメッサーの相手として高野が選ばれたという経緯。韓国では女子の協会はなく、女子ボクシングの公式試合が行われるのは初めて。キム・メッサーは韓国出身で、「幼少時に別れた両親がこの試合を見て名乗り出てくれることを希望している」という話題もあり、この試合は現地ではかなり注目を集めているという。 男子の試合を含むこの大会は８月５日現地時間12:30試合開始。
また、エキシビジョンマッチとして横浜さくらジムの山田真理子選手も出場する。ヘッドギアありで行われ、グローブの重さは未定。対戦相手の名前は不明だが、体育学校の学生でボクシング以外の格闘技経験者と決まっている。なお山田選手はアマチュア選手として出場する。
＜プロフィール＞ 名前：山田真理子（Yamada Mariko） 生年月日：1977.06.05.23歳 防衛大学出身。157cm,48kg アマチュア戦績：4戦3勝1敗 趣味：映画鑑賞
（菊地奈々子）
8月1日 直接取材
▼元全日本キックバンタム級王者でキックボクシング世界二冠王の土屋ジョーが、1日、後楽園ホールで行われた国際式ボクシングのプロテストに無事合格した。 土屋は今年5月のCOMBAT-2000トーナメント準決勝でラビット関(山木) に判定負けした後引退→国際式転向を表明。元WBC・WBA世界ストロー級王者大橋秀行氏の「大橋スポーツジム」に入門。2ヶ月のトレーニングを経てプロテストに臨んだ。土屋が受験したのは6回戦でデビュー出来るＢ級。31日は筆記を行い、今日が実技のテストだった。 Ｂ級の受験者が他にいなかった為ジムの先輩であるスーパーフライ級の日本ランカー、川嶋勝重と3分3Rのスパーリング。初回は緊張からかなかなか手が出なかったが、中盤以降は積極的に前進、得意のレバー・ブローを再三決めるなどした。その後シャドー、ロープスキッピングをそれぞれ1Rずつ披露、審査の結果合格が決定した。 土屋は「テストなんて大学以来。今まで出一番緊張した」といいつつも「今はすごく充実していて毎日が楽しい。幸せです」と笑顔で語った。土屋のデビュー戦は10月19日の横浜文化体育館が予定されている。 （新小田哲） ↑ Back to Headlines
▼元全日本キックバンタム級王者でキックボクシング世界二冠王の土屋ジョーが、1日、後楽園ホールで行われた国際式ボクシングのプロテストに無事合格した。 土屋は今年5月のCOMBAT-2000トーナメント準決勝でラビット関(山木) に判定負けした後引退→国際式転向を表明。元WBC・WBA世界ストロー級王者大橋秀行氏の「大橋スポーツジム」に入門。2ヶ月のトレーニングを経てプロテストに臨んだ。土屋が受験したのは6回戦でデビュー出来るＢ級。31日は筆記を行い、今日が実技のテストだった。 Ｂ級の受験者が他にいなかった為ジムの先輩であるスーパーフライ級の日本ランカー、川嶋勝重と3分3Rのスパーリング。初回は緊張からかなかなか手が出なかったが、中盤以降は積極的に前進、得意のレバー・ブローを再三決めるなどした。その後シャドー、ロープスキッピングをそれぞれ1Rずつ披露、審査の結果合格が決定した。 土屋は「テストなんて大学以来。今まで出一番緊張した」といいつつも「今はすごく充実していて毎日が楽しい。幸せです」と笑顔で語った。土屋のデビュー戦は10月19日の横浜文化体育館が予定されている。
▼ＮＪＫＦで開催された「トップ・オブ・ウェルター・リーグ」で全勝優勝を飾った”ドクターＫ”小野瀬邦英（渡辺）の対戦相手が決定した。「リーグ戦の優勝者はムエタイの王者クラスと対戦」との公約通り、最上の相手が用意されることになった。 オーローノー・ポー・ムアン・ウボン。長きに渡ってルンピニーの活躍してきた強豪中の強豪。昨年１２月にムラッド・サリ（フランス）を破ってインターナショナル・ワールド・ムエタイ（ＩＷＭ）ジュニアウェルター級王座を獲得。今年１月に初来日しステファン・ニキエマ相手に防衛戦を行い判定勝利。ルンピニーの同級６位、ラジャ同級３位。絵に描いた様なファイターで、一体何で出来ているのかと思わせる超強靱な肉体とアグレッシブかつトリッキーなファイトを持ち味にしている。そう、小野瀬と同じタイプであり、試合自体は噛み合うことは断言していい。 正直言って現時点ではかなりの実力差があるとしか言いようがないが、小野瀬もこれまで幾多の不可能を可能にしてきた男。まだまだ底が知れたわけではない。この試合で、我々は未だ味わった事のない戦慄と奇跡を目にすることになるかもしれない。 （新小田哲） ========================================================== ニュージャパンキックボクシング連盟 「Millenium Wars 8」 2000年9月24日(日)東京・後楽園ホール ========================================================== メインイベント／５回戦 IWMJrウェルター級王者 ルンピニーJrウェルター級６位 ラジャダムナンJrウェルター級３位 オーローボー・ポー・ムアン・ウボン（タイ） 対 日本キックボクシング連盟ライト級王者 小野瀬邦英（渡辺） ↑ Back to Headlines
▼ＮＪＫＦで開催された「トップ・オブ・ウェルター・リーグ」で全勝優勝を飾った”ドクターＫ”小野瀬邦英（渡辺）の対戦相手が決定した。「リーグ戦の優勝者はムエタイの王者クラスと対戦」との公約通り、最上の相手が用意されることになった。 オーローノー・ポー・ムアン・ウボン。長きに渡ってルンピニーの活躍してきた強豪中の強豪。昨年１２月にムラッド・サリ（フランス）を破ってインターナショナル・ワールド・ムエタイ（ＩＷＭ）ジュニアウェルター級王座を獲得。今年１月に初来日しステファン・ニキエマ相手に防衛戦を行い判定勝利。ルンピニーの同級６位、ラジャ同級３位。絵に描いた様なファイターで、一体何で出来ているのかと思わせる超強靱な肉体とアグレッシブかつトリッキーなファイトを持ち味にしている。そう、小野瀬と同じタイプであり、試合自体は噛み合うことは断言していい。 正直言って現時点ではかなりの実力差があるとしか言いようがないが、小野瀬もこれまで幾多の不可能を可能にしてきた男。まだまだ底が知れたわけではない。この試合で、我々は未だ味わった事のない戦慄と奇跡を目にすることになるかもしれない。
========================================================== ニュージャパンキックボクシング連盟 「Millenium Wars 8」 2000年9月24日(日)東京・後楽園ホール ==========================================================
メインイベント／５回戦 IWMJrウェルター級王者 ルンピニーJrウェルター級６位 ラジャダムナンJrウェルター級３位 オーローボー・ポー・ムアン・ウボン（タイ） 対 日本キックボクシング連盟ライト級王者 小野瀬邦英（渡辺）
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