RISE 5.16 後楽園ホール(レポ):中村寛、元ラジャダムナン暫定王者ガイパーに2R左膝蹴りでKO勝ち「強いロッタンとやりたいのは変わらない」

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RISE 198
2026年5月16日(土)東京・後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳
中村寛、元ラジャダムナン暫定王者ガイパーを2R左膝蹴りでKO
第10試合 メインイベント ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
○中村 寛[かん](BK GYM/RISE WORLD SERIES 2025 -61.5kg優勝、元RISEライト級(63kg)王者、元DEEP☆KICK -60kg王者)
×ガイパー・ウォーサンプラパイ[Kaipa Wor.Ssangprapai](タイ/ペッティンディーアカデミー/元ラジャダムナン認定スーパーフェザー級暫定王者、元IMSA世界フェザー級王者、元True4Uスーパーバンタム級王者)
2R 1’04” KO (左膝蹴り)
中村は29歳。23年4月、直樹に判定勝ちし、RISEライト王座を獲得。24年3月のRISEではK-1の与座優貴とのライト級王者対決を行ったが負傷判定負け。6月の大阪大会ではタリソン・フェレイラに3R左ハイでKO勝ち。9月にエン・ペンジェーに延長判定勝ち。昨年のRISE WORLD SERIES 2025 -61.5kgトーナメントでは3月の一回戦でチャンヒョンに判定勝ちし、6月の準決勝では笠原友希を延長R左ハイでKOし、11月の両国での決勝ではペンジェーと再戦し、本戦では苦戦するも延長判定勝ちし優勝賞金1千万円を獲得した。中村は今年1月、RISEライト級王座を返上。3月28日の両国大会ではタイのペットエジアを1R左フックでKO。今回、ガイパーと戦う予定だったs常陸飛雄馬の負傷により代役出場し、1か月半間隔での次戦に臨む。
ガイパーは86戦62勝(38KO)22敗2分の25歳。RISEと提携しているラジャダムナンワールドシリーズ(RWS)推薦でRISEに初参戦する。23年4月のスック・ワンチャイ・ムエタイスーパーファイト名古屋大会で福田海斗とIMSA世界フェザー級王座を争い判定勝ち。昨年9月、ラジャダムナン認定スーパーフェザー級暫定王者となるが、今年1月、正規王者との王座統一戦で敗れた。
1R、開始すぐからガイパーが前に出てパンチを振るって膝蹴りも放って来るが、中村はステップでかわすと、左インロー、ボディフックを効かせ、首相撲からの膝蹴り、左フック、ハイ等で追い詰める。ガイパーも右フック、組んでの右膝蹴りを返し、中村を削って抵抗する。記者採点は中村。
2R、ガイパーが変わらず右フック、膝蹴りを当てるが、中村はパンチと膝を当て続けてガイパーを削ると、首相撲からの左膝蹴りをボディにヒット。ダウンしたガイパーはうずくまったまま立てず、中村のKO勝ちとなった。
マイクを持った中村は「RISEの興行、助けられましたか。常陸選手、本気で調整した結果(の怪我)なので、全力で向き合ってくれたガイパー選手との対決が再び組まれた時は、RISEもRWSも応援お願いします」と話した。
続けて中村は「3週間で仕上げて(ラジャダムナンの)元暫定王者をパンチとキックでKOしたら文句ないでしょ。次、RISEのリングか、どこでやるかわからないですけど、リングに戻って来るんで、もっと強い奴を用意してください」とアピールした。
中村は3月の両国大会での勝利後のマイクで、4月29日のONE日本大会で対戦するロッタンと武尊の勝者との対戦を希望したが、その試合でロッタンは武尊にKO負けし、武尊は引退した。今回勝利した中村はバックステージでロッタンの敗戦について聞かれ「ロッタン選手は見えない部分で潰されたと思うんで。メディア操作とかで(真相が)見えない世の中って難しいと思いますし、何とも言えないですけど、どんな状況であれ、彼は強いと思っています」と、ONEから契約問題で訴えられる苦しい状況下でリングに上がったロッタンを気遣った。続けて中村は「強いロッタンとやりたいのは変わらないです」「ロッタンが復活してメンタル面を整えれば、いつでもできると思います」と、改めて対戦意欲を示しつつ「ただ、俺がキックボクシング界のキングなのは変わらないです」と主張した。
森本現暉、木村“ケルベロス”颯太に判定勝ち
第9試合 セミファイナル スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
×木村“ケルベロス”颯太(心将塾/7位)
○森本現暉[げんき](猛者連精華支部 華一門/10位、CKC 2025 -67.5kgトーナメント優勝、AJKNスーパーライト級王者、RKS&ジャパンカックキック・ウェルター級王者)
判定0-3 (豊永27-29/和田27-29/小川27-30)
2月大会で麻火佑太郎に判定負けしスーパーライト級上位進出を阻まれた木村は、昨年11月のCKC -67.5kgトーナメント優勝の森本と対戦した。
1R、お互いインとアウトのカーフキックを蹴り合う展開が続き、均衡状態が崩れない。最後、パンチが交錯し、森本の左フックで木村が少しフラつくが、すぐにラウンドが終わる。記者採点はイーブンだが蹴り数もやや多かった森本につく可能性もある。
2R、森本の左インカーフが効き目を発揮すると、パンチのヒットも増える。木村はクリンチで追撃を封じがちになり、木村から先に組んでいるが、北尻レフェリーは両者に注意を出す。記者採点は森本。
3R、森本が度々左右のフックを当て、木村を追い詰める。木村は被弾する都度クリンチを繰り返し、北尻レフェリーは序盤に警告を出し、その後もクリンチが繰り返されたため、終盤には減点1を科す。その後も森本がパンチを当て続けて終える。
ダウンは奪えなかったが減点1があるため1ダウン相当の8-10が森本につく。合計27-30で森本。ジャッジ2者は意外にも木村に1点つけたが、3者とも森本を支持し、森本が判定勝ちした。試合後のマイクでは木村が前回戦った麻火佑太郎との対戦を希望した。
細越竜之介、龍斗に判定勝ち
第8試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
○細越竜之介(team AKATSUKI/4位)
×龍斗(RAUSU GYM/元Bigbangフェザー級王者)
判定3-0 (北尻30-26/和田30-26/豊永30-25)
1月の試合で計量失格となった細越竜之介は、引き続きスーパーフェザー級で戦い、昨年11月のRISE初戦で門口佳佑に判定負けした龍斗と対戦した。
1R、体格で勝る細越がサウスポーからの左ミドルを主体に、インローも絡め、攻撃数で差をつける。だが龍斗も終盤に差し掛かると右ミドル、インローのヒット数を増やして巻き返す。記者採点は細越だがイーブンもありうる。
2R、両者ミドル、ローの削り合いになり、一歩も引かない。攻撃数では細越が上だが、龍斗も返し続けている。終盤、細越の左インローで、少し龍斗がバランスを崩すものの、龍斗も距離を詰めて右フックを当て返し、明確な差をつけさせない。記者採点はイーブンだが細越の可能性もある。
3R、細越が開始すぐ、左ハイを当てると、ガードの上だったが、龍斗は一瞬遅れて倒れ、長瀬レフェリーはダウンを宣告する。細越は龍斗をロープ際に詰め、右フックでフラつかせてから、パンチをまとめていると、レフェリーは再びダウンを宣告する。
ここから龍斗が意外にも持ち直し、右ストレートを随所で当てるが、逆転に持ち込めず終了。10-7で細越が取る。30-26で細越。ジャッジ3者も細越を支持し、細越が判定勝ちした。
OISHI GYMの新鋭・中嶋愛樹斗、RISE初戦は2R KO勝ち
第7試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
×白石 舜(TEAM TEPPEN/10位)
○中嶋愛樹斗(OISHI GYM/元DEEP☆KICK -55kg王者)
2R 1’25” TKO (レフェリーストップ:右膝蹴り)
昨年5月のONEフライデーで中国の選手に判定勝ちした実績もあるOISHI GYM所属の19歳・中嶋がRISEに初参戦した。対する白石は24歳で、今年1月のONEフライデーでメキシコ選手に2R TKO負けして以来の試合となる。
1R、中嶋がプレッシャーをかけ、中盤、左テンカオをクリーンヒットすると、パンチや膝で攻め続けて流れをつかみ、終盤にも左ボディを効かせて追い詰める。記者採点は中嶋。
2R、中嶋が左インローを当てて白石の動きを止め、左右のフックをまとめると、白石は鼻血を出し後退し、中嶋が白石をロープに詰めてパンチを当て続けたところで、秋谷レフェリーはダウンを宣告する。その後も中嶋がコーナーに詰めてパンチを当て続け、最後は首相撲からの右膝蹴りを顔面に当てたところでれふぇりが―ストップした。
マイクを持った中嶋は「ずっと夢の舞台だったRISEで勝てました」と話すと、涙を流して喜び、「伊藤代表、やべえやつ来たとみんなに思わせられたと思うんで、ランカー5位以上、誰でもいいんでやらせてください」とアピールした
第6試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
○松下武蔵(GOD SIDE GYM/11位)
×大島広也(TANG TANG FIGHT CLUB)
判定3-0 (長瀬30-27/北尻30-27/秋谷30-27)
1R、大島のパンチを松下がかわし、随所で左ジャブ、ローを当てるが、まだ攻撃が少なく、はっきりとした差がつけられない。
2R、松下は手数を上げ、左ジャブ、ボディフック、右ストレート等のヒットを増やし、やや優位に。大島は右カーフを時折当てるが、松下の勢いを止められない。
すると3R、松下が胴回し回転蹴りを当ててダウンを奪う。大島も左フック、膝蹴りを当てて、松下を追い詰めるが、逆転のダウンは奪えず終了。松下が逃げ切り、判定勝ちした。
第5試合 フライ級(51.5kg) 3分3R(延長1R)
○KING陸斗(ROYAL KINGS/5位、元DEEP☆KICK -51kg王者)
×大久保祐(修徳会/13位、Stand up King of Rookie 2025 -51.5kg級 優勝)
判定3-0 (秋谷30-27/小川30-27/長瀬30-27)
1R、大久保がオーソドックスで構えて、サウスポーの陸斗にプレッシャーをかける展開が続く。終盤にかけて次第にお互いのパンチが増えるが、クリーンヒットにはつながらず終わる。
2R、陸斗の左フックのヒットがやや目立つようになる。終盤、陸斗は左インローを立て続けに当て、最後、左の飛び膝蹴りを当てて下がらせ、左ハイでダウンを奪う。10-8で陸斗が取る。
3R、陸斗が左右のフック、左インローで削り、左飛び膝蹴りも絡めて攻め続け、点差を広げ判定勝ちした。
第4試合 85kg契約 3分3R
○グンター・カルンダ[Gunther Kalunda](コンゴ民主共和国/ReBORN経堂/KROSS×OVER KICKヘビー級王者)
×パク・ソンジュ[Park Sungjoo](韓国/TEAM TEPPEN)
3R TKO (レフェリーストップ)
1R、ソンジュがパンチの打ち合いでカウンターの右フックを当てるが、カルンダの左インローがローブローとなり一時中断する。再開後、カルンダが右アッパーでダウンを奪う。その後はお互いパンチを当てる。10-8でカルンダが取る。
2R、ソンジュが左インローを随所で当てていると、カルンダは体力消耗も相まってか圧力が落ちる。ソンジュは左ボディも当てるが、ソンジュも消耗しており、攻撃が続かない。記者採点はイーブン。
3R、クリンチの展開で、カルンダが背中を向けると、ソンジュが右のパンチをカルンダの後頭部に当てる反則を犯し、カルンダがうずくまる。カルンダにドクターチェックが入り、ソンジュに減点1に科される。すると再開後、カルンダが左フックを立て続けに当ててソンジュにダメージを蓄積させる。クリンチとなり和田レフェリーがブレイクすると、ソンジュは後方にフラついてマットに倒れる。和田レフェリーは有効打の影響で倒れたと判断したようで、カルンダのTKO勝ちとなった。
マイクを持ったカルンダは「南原とタイトルマッチお願いします」と日本語でアピールした。その後、通訳がなぜか同じ内容をマイクで復唱し、観客を笑わせた。
KORAKUEN JAMBULL出場者決定戦は門脇碧泉が勝利も大荒れの展開。伊藤代表「このまま出していいのか」
第3試合 KORAKUEN JAMBULL出場者決定戦 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
○門脇碧泉[あおい](TARGET/Stand up King of Rookie 2023 -57.5kg 優勝)
×岩永勝亮(OISHI GYM)
判定2-0 (豊永27-27/小川28-27/和田28-26)
(株)東京ドームの主催で立ち技系9団体が集まる「KORAKUEN JAMBULL」9.27 後楽園ホール大会の出場者決定戦。門脇は7戦5勝(1KO)1敗1無効試合で、試合当日に23歳になる。岩永は8戦6勝2敗(4KO)の21歳。
1R、開始すぐ、門脇の首相撲からの膝蹴りがローブローとなり一時中断する。再開後も門脇が首相撲からの左膝蹴り、左右のミドル、右フック等を積極的に当てて主導権を握る。岩永はある程度ブロックし、右フックや膝を返すものの、手数で差が大きい。記者採点は門脇。
2R、お互い組んで膝を当てるが、北尻レフェリーは両者とも組みが多いと判断する。1R時点で警告が両者に出ていたが、2Rも続いたため、先に岩永に減点1が科され、その後攻防が続いてから、門脇にも減点1が科される。門脇は組んでの膝蹴りがまたもローブローとなり、2度目のため減点1がさらに科される。記者採点はイーブン。
3R、お互い組む展開が変わらず続き、どちらかといえば先に組みがちなのは門脇だが、北尻レフェリーは門脇にも減点1を科し、減点ではどちらも合計2となる。その後も変わらず組む展開が繰り返され、反則となる連打もお互いあり、異例のラフファイトとなる。その中で岩永が右フックで、門脇が胴廻し回転蹴りを当て、お互いひるむ場面もあり、一進一退のまま終わる。記者採点はイーブン。合計28-27で門脇。ジャッジ1者はイーブンとしたが、2者は門脇を支持し、門脇が判定勝ちし、KORAKUEN JAMBULL出場権を獲得した。
だが荒れた試合で門脇はすっきりした形で勝てなかったため、RISEの伊藤隆代表は門脇について「RISE代表という形になるので、このまま出していいのかなってのはあります」「内容ですよね。二人とも結果が全てになっていた。これでは(主催の東京ドームに)失礼なんじゃないか」と懸念を示し「このまま(門脇が)行く可能性もありますけど、どうしようか決めたいです」とも話し、正式にRISE代表として送り出すか再検討する考えを示した。
第2試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
×小路督也(BLOW GYM)
○谷川蒼哉(極真会館)
判定0-3 (豊永28-30/北尻27-30/和田27-30)
1R、両者オーソドックスだが、谷川が接近戦で左のミドルを度々強打し、ロー、ハイ、ジャブも絡めて手数差をつける。2Rも谷川が左の蹴りを当て続け主導権を維持する。3Rも変わらず左の蹴りとジャブで攻め続け判定勝ちした。
第1試合 女子ミニフライ級(49kg) 3分3R
○林 美菜(FORWARD GYM/CKC 2025 女子-49kgトーナメント優勝、AJKN日本女子ミニマム級王者)
×HIYORI(NEXT LEVEL渋谷)
判定2-1 (和田30-28/北尻28-29/長瀬30-28)
1月のCKC女子-49kgトーナメントで岩永唯伽と愛結菜に勝利して優勝した林美菜がRISEに初参戦。昨年10月に愛結菜に勝ち3戦3勝のHIYORIと対戦した。
1R、長身の林がサウスポーからの左ストレート、ミドルを随所で強打し、優位に進める。最後、HIYORIの左フックで一瞬林の動きが止まるが、すぐ持ち直して終わる。記者採点は林。
2R、林は攻撃のヒットが減り、逆にHIYORIの右フックのヒットが1Rよりは増え、終盤はHIYORIの右フックで少し林が下がるように。記者採点はイーブンだが、HIYORIにつく可能性もある。
3R、HIYORIが左ボディを当てていると、林の動きが落ち、終盤、HIYORIが左ボディと右フックを随所で当て、やや優位で終える。記者採点はHIYORI。合計29-29でイーブン。ジャッジは一進一退となったせいか大きく割れ、2者が林を支持し、林が判定勝ちしたが、HIYORIも存在感を示す試合内容だった。





























