RISE 8.28 新宿フェイス(昼):及川道場の18歳・数島大陸が快勝、新設のRISEフライ級の主役取り宣言。龍翔、周葉、松本天志が豪快KO勝ち
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RISE EVOL.8
2021年8月28日(土/昼) 新宿フェイス
レポート&写真:井原芳徳
第5試合 メインイベント フライ級(51.5kg) 3分3R
○数島大陸[りく](及川道場)
×星久保将城(S-ROUND)※蹴空ジムから所属先名称変更
判定3-0 (和田30-27/豊永30-27/長瀬30-27)
数島は大阪出身の18歳で、昨年9月のRISE新宿大会でプロデビューし5戦3勝(2KO)2分無敗。最近の大阪でのトーナメントでも印象を残した滉大や有井渚海と同門で、7月のRISE後楽園大会では現ラジャダムナン王者・竜哉・エイワスポーツジムの対戦相手を急きょ務め引き分けている。対する星久保は北海道のBOUTでのRISE公式戦で経験を積んだ選手。所属先の蹴空ジムは7月で代表者が変わり、名前もS-ROUNDに変わった。
1R、数島がサウスポーでプレッシャーをかけ、序盤から左ミドルを強打し続ける。星久保が前のめりで突っ込んでくれば、左膝を合わせ、終盤には左ボディ、膝を効かせ、ダウン気味に倒す。
2R、星久保は動きをこれまでより細かくし、右ミドル、右ストレートのヒットを増やし巻き返す。だが数島も随所で左ミドル、ボディを的確に当て続けると、星久保の勢いは落ち、終了間際には左のロングフックを効かせて、星久保をひるませる。
3Rも数島の流れが続き、左ボディ、膝を効かせて削りつつ、左ストレート、左右のハイでも随所で星久保をひるませ圧倒。3Rともポイントを取り、数島が完勝した。
数島は「(RISEの)フライ級ができて一発目の試合で、僕がフライ級を引っ張ると言ったので、課題は見えましたけど、しっかり勝てて良かったです。前回は試合が急遽決まって、相手が世界チャンピオンしたけど、トップクラスと試合ができて、色んな経験をさせてもらって、今回に挑めて良かったです。これからRISEフライ級にトップクラスの選手が上がって来ると思いますけど、僕が倒して、フライ級と言ったら数島大陸というようにしたいので期待してください」とアピール。最後は「キックボクサーは、泣かないぜ」という決め台詞のコール&レスポンスを観客に求め、昼の部を締めくくった。
第4試合 セミファイナル フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
○龍翔[たつと](BLACK☆Jr/RISE 14位)
×杉本 祥(TARGET SHIBUYA/PRINCE REVOLUTION -58kg級王者)※近田道場より所属変更
1R 2’52” KO (右ストレート)
龍翔は6月のRISE WEST福岡大会で翔を破りラインキング入りした大阪の選手。杉本は宮崎の近田道場から東京のTARGET SHIBUYAに移籍し初戦。
試合は龍翔が圧倒する展開に。1R、開始すぐに膝裏狙いの右のローを効かせると、左ボディも効かせ、左ストレートでダウンを奪う。その後もパンチ主体で追い詰め、最後は右ストレートで2ダウン目を奪ったところで大沢レフェリーがストップした。
龍翔は「フェザー級に新しい奴が来たんやぞと見せられたと思うので、上のランキングの奴を倒したいです」とアピール。最後に「ランキングに入ったんですけどまだ(RISE公式の)ニックネームがないので、つけてください」と、リングアナのベイノアに呼びかけたが、無茶ぶりにベイノアは困った様子で「関西の、オレンジの、爆撃機の…」とその場でフレーズを並べたがまとまらず「考えておきます」と話し、観客を笑わせた。
第3試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
○周葉[しゅうは](TARGET SHIBUYA)
×福島草太(MASTER JAPAN)
1R 1’20” KO (右バックハンドブロー)
1R、周葉が左右のミドルを立て続けに当てて先手を取ると、接近戦で右のバックハンドブローを効かせ、福島はフラつく。福島は右ローで挽回したが、再び周葉の右のバックハンドブローが炸裂し、福島がダウンすると立ち上がれず、周葉のKO勝ちとなった。周葉は「2連敗して、今回勝てたので、ランカーとやりたいです」とアピールした。
第2試合 バンタム級(55kg) 3分3R
○松山和弘(ReBORN経堂)
×朝日慧仁(TARGET SHIBUYA)
判定2-0 (秋谷30-28/大沢29-29/長瀬30-29)
松山がパンチのコンビネーションからの右ローを的確に当て続け、左右のストレートにもつなげ優勢をキープ。3Rは少し攻め疲れたものの、朝日の反撃を封じ判定勝ちした。
第1試合 スーパーフライ級(53kg) 3分3R
○松本天志[てんし](HAWK GYM)
×野嶋琉生(BLITZ)
3R 2’41” KO (左ボディストレート)
1R、プロデビュー戦の松本がサウスポーからの左ミドル、ロー、ストレートを度々当て優勢。2Rには左ボディ、膝を効かせつつ、左ストレートの連打でダウンを奪う。3R、コーナーに詰めて左ボディストレートを効かせてから、左の顔面とボディへの連打でダウンを奪うと、豊永レフェリーがストップ。圧巻の強さで、今後の上位戦線での活躍が期待できるファイトだった。
松本は「プロデビュー戦で緊張して、スタミナが切れたので、もっと強い奴とできるので、鍛えなおします。今日はスーパーフライ級でしたけど、フライ級が新しくできたので、僕はフライ級を引っ張っていこうと思います」とアピールした。
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