KNOCK OUT 11.28 後楽園ホール:小笠原瑛作、壱・センチャイジムとの再戦の先に見据えるは海外大会。渡部太基が復帰戦。潘隆成×古村匡平、仕切り直し戦
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KNOCK OUT 2021 vol.6(11月28日(日) 後楽園ホール)の第1弾・カード発表記者会見が10月11日、東京で行われた。KNOCK OUT-RED スーパーバンタム級王者の小笠原瑛作は、壱・センチャイジムを相手に初防衛戦。元Krush&WPMF日本ウェルター級王者・渡部太基が、初登場のKNOCK OUTのリングで約2年半ぶりの復帰戦。8月に組まれるも流れた、潘隆成と古村匡平の一戦も改めて組まれた。
※REDルールは肘有りキックルール、BLACKルールは肘無しキックルール
KNOCK OUT-RED スーパーバンタム級タイトルマッチ 3分5R
小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級(55kg)王者、WPMF世界同級王者、ISKA K-1ルール世界バンタム級王者)※初防衛戦
壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム/元ルンピニージャパン・バンタム級王者)
小笠原は3月大会でKING強介にKO勝ちし、KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座を獲得。7月大会では急遽出場の横野洋にKO勝ちしている。以前から俳優業も並行しており、夏に1カ月、映画撮影のためカザフスタンにいた。
壱は小笠原と昨年9月に対戦し、1R TKO負けしている。だが開始まもなくの小笠原の崩しで壱がマットに頭を打ったダメージがフィニッシュのきっかけとなったため、パンチ・キック・肘・膝の攻防はほとんど無いまま終わっていた。
壱は3月大会で古村光に判定勝ちし、8月大会で森岡悠樹に判定勝ちすると、「KNOCK OUTに上がっている選手はだいたい下したので(王座戦が)組まれれば挑戦したい」と話していた。
会見の最初の挨拶で小笠原は「カザフスタンで映画を撮影し、KNOCK OUTを海外で開催できたらなという新しい夢ができました。カザフスタンの人はみんな格闘技が大好きで、YouTubeでKNOCK OUTを見て知っている人が多く、世界で需要があると思いました。まずは国内の興行、来年は(KNOCK OUTプロデューサーの)宮田さんにもお願いしているビッグマッチを成功させて、11月28日はチャンピオンのそんな思いを背負った戦いを見て欲しいです」と話し、壱について言及せず。再戦について聞かれると「壱ちゃんまだ早いよ、ってのが正直な感想ですかね」と話したが、「これだけラブコールを送られることも無いですし、今の(コロナの状況だと)相手選びも難しいので」と付け加え「2回目の戦いで返り討ちにしたいです。内容にこだわって勝ちたいです」と宣言した。
壱は「瑛ちゃんへのラブコールを受け入れてくれてありがとうございます。前回は記憶が飛んで、瑛ちゃんの日だったんですけど、11月28日は壱ちゃんの日にします」「僕がやらかした方が盛り上がるので、この試合に全てを懸けます」とコメント。小笠原の世界進出構想の感想を聞かれると「その時の主役は壱ちゃんなんで、そこは協力します」と話し、小笠原を苦笑させた。
BLACK ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
渡部太基(TEAM TEPPEN/元Krush&WPMF日本ウェルター級王者)
松山 翔(菅原道場/MA日本スーパーウェルター級4位)
渡部は藤原ジム出身で06年に全日本キックでデビューし現在33歳のベテラン。現体制のKNOCK OUTの前身・REBELS参戦当時の11年、WPMF日本ウェルター級王座を獲得し、16年にはKrushウェルター級王座を獲得した。18年に那須川天心のいるTEAM TEPPENに移籍。RISEを主戦場とし、19年7月のRIZINでHidekiに判定負けして以来2年4カ月ぶりの試合となる。
対する松山はキック8戦4勝(1KO)3敗1分とキャリアは浅いが36歳と渡部よりも年上。6月のKNOCK OUT新宿大会ではYUYAに判定勝ちし、10月3日の菅原道場主催興行では中泉翔に判定勝ちている。菅原道場はバズーカ巧樹、島野浩太朗といった気迫あふれるファイターが在籍し、渡部との激闘を宮田プロデューサー期待され、今回抜擢された。
渡部は「2年半前に試合して、辞めようと思った時期もあるんですけど、時間が経つに連れ、悔しさがあり、もう一発やってやろうという気持ちになりました。自分自身が一番楽しみです」と抱負。KNOCK OUTを復帰の舞台に選んだことについては「最初にベルトを巻かせてもらったのが山口元気代表のREBELSで、2回目が宮田代表のKrushで、3度目は山口さんと宮田さんが組んで始まった(新生)KNOCK OUTという意味で、ここで形が残せればと思いました」と話した。練習は今年に入ってから再開したといい、復帰戦でどういう試合を見せたいかという質問には「いつもテクニックを見せたいと言ってガチャガチャしていたんですけど、いい加減テクニックがあるところを見せたいですよね。でもKNOCK OUTという大会名通りの試合がしたいです」と話し、テクニックとKO決着の両方を見せたい考えを示した。
なお、宮田氏がKNOCK OUTプロデューサー就任間もない昨年12月、今年2月のREBELS封印大会に上がってほしい歴代出場選手の一人として渡部の名前を上げたことについて「会見動画を見ていて、まさか俺かよ、と驚いたんですけど、素直にうれしかったですね。そこから(復帰とKNOCK OUT参戦を)意識し出したというのもあります。出られるなら出たかったです」とコメント。復帰後のKNOCK OUTでの目標については「出るからには一番です」と話し、現在空位のBLACK ウェルター級王座取りに意欲を示した。
対する松山は「渡部選手が勝つと皆さん思っているでしょうが、自分が一発カマしてやろうと思っています」「とことん殴り合って激闘を見せたいです」「有名になっていずれチャンピオンになりたいです」とコメントした。
RED ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
潘 隆成(クロスポイント吉祥寺/元WPMF日本スーパーライト級王者)
古村匡平(FURUMURA-GYM/大和ムエタイ・スーパーライト級王者)
潘は2月大会で重森陽太に延長判定負けして以来の試合。この試合での怪我の療養を経て、8月の新宿大会で古村兄弟の兄・匡平(きょうへい)と戦う予定だったが、潘が新型コロナウイルスの影響で欠場し、試合が中止となっていた。
匡平は5月の後楽園大会で麻火佑太郎に判定勝ちしたが、6月のシュートボクシングでは笠原弘希に判定負けしている。
佐賀在住の古村は欠席。藩は8月大会の欠場を謝罪し「もう1回カードを組んでもらい、気持ちは切らしていないので、今年最後のKNOCK OUTに花を添えられるよう、全力で戦います」「古村選手は若くて勢いがあり、テクニックもちゃんと持っている印象です。結果にこだわって、ライト級のチャンピオン(=重森陽太)に一個駒を進めたいです」と話した。
出場予定選手
安本晴翔(橋本道場/KNOCK OUT-RED・WPMF世界・WBCムエタイ日本フェザー級王者)
花岡 竜(橋本道場/KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王者、INNOVATIONフライ級王者)
概要
大会名 KNOCK OUT 2021 vol.6
日時 2021年11月28日(日) 開場・17:00 開始・18:00
会場 後楽園ホール
チケット料金 SRS席¥20,000 RS席¥15,000 S席¥10,000 A席¥7,000 ※当日500円増し ※小学生から有料、6歳未満でも座席を必要とする場合は有料
チケット販売 KNOCK OUT OFFICIAL SHOP チケットぴあ 出場選手・所属ジム
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