格闘技大会ネット中継 注目番組ガイド:7.3(土) 堀内佑馬LFAベルト挑戦|7.4(日) 修斗 福田龍彌×平良達郎、キック新世代トーナメント|BOM 朝陽&伊藤紗弥がONEムエタイ|DEEP 牛久絢太郎×中村大介
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
中野トイカツ道場
中野駅徒歩3分。平日7~23時、年中無休営業。入会金&月謝2ヶ月分無料!
おうち時間のお供に、インターネットでの格闘技観戦はいかが? 近日ネット中継される注目大会の見所を紹介。
7月3日(土) 午前10:00~
LFA 110: Johnson vs. Horiuchi
会場 米国オクラホマ州ショーニー:グランドホテル・カジノ&リゾート
中継 ABEMA 格闘チャンネル(無料)、UFCファイトパス(月1214円~)
☆チャールズ・ジョンソン×堀内佑馬 予想開始時刻・11:40 【対戦カード一覧(Tapology)】
◆米国のLegacy Fighting Alliance(LFA)の暫定フライ級王座決定戦に、日本の堀内佑馬が出場する。LFAの王座に日本人で挑戦するのは堀内が初。LFAで実績を残した選手の多くがUFCをはじめ、ベラトール、ONE等に進出しており、UFCを目指す堀内も今回勝てばその道が拓けそうだ。
ABEMAは「海外で闘う若きファイターたちの姿を放送することで、ファイターたちの世界へのチャレンジを応援」することを目的に、今回LFAを初めて生中継。UFCファイトパスでも視聴できるが、日本の格闘技ファンにはお馴染みのABEMAで視聴できるため、敷居が低くなる。解説は元UFCバンタム級5位・水垣偉弥氏が務める。水垣氏がABEMAの番組の解説を務めるのも今回が初だ。
堀内は現在23歳。16歳でDEEPでプロデビューし、5勝1敗の好戦績を残し、王座挑戦に近づいたが、19歳から米国に拠点を移し、現在はカリフォルニアの名門・チーム・オーヤマでトレーニングを積む。昨年1月のLFAでの初戦はバンタム級で戦い判定1-2で惜敗したが、続く今年4月の試合ではフライ級に戻し2R腕十字で一本勝ちし、今回の王座戦につなげた。
対戦相手のチャールズ・ジョンソンはTapologyのデータベースによるとタイガームエタイに在籍する30歳でMMA戦績8勝2敗。LFAでは3勝1敗で、最近の2月の試合ではアナコンダチョークで一本勝ち。19~20年にボクシングを3試合し1勝2敗だが、堀内よりも8センチ程長身で、パンチも要注意だろう。
7月4日(日) 第1部 13:00~ 第2部 16:30~
プロ修斗公式戦 2021 Vol.4 in OSAKA
会場 メルパルクホールOSAKA
中継 ABEMA 格闘チャンネル(無料)
☆田上こゆる×安芸柊斗 予想開始時刻・18:10 【対戦カード一覧】
◆毎年夏恒例の修斗大阪大会、今年は昼夜2部制で、夜の部のメインイベントでは福田龍彌(りゅうや)が平良達郎を相手に修斗世界フライ級王座の初防衛戦を行う。
平良はデビュー3年、8戦全勝の21歳。修斗の公式キャッチコピーは「スーパーノヴァ(超新星)」。最近2試合では清水清隆に判定勝ち、前田吉朗に裸絞めで一本勝ちし勢いに乗る。
福田は昨年7月の修斗大阪大会で前田の足をカーフキックで壊し、パンチ連打→パウンド連打で仕留め、修斗世界フライ級暫定王座のベルトを巻いた(今年1月、扇久保博正が王座を返上し、福田が正規王者になった)。だがデビューから8年を要し、それまでに所属ジムの突然の閉鎖、度重なる怪我、連敗・連勝を繰り返す等、波乱の道のりだった。大阪等西日本の大会を主戦場としてきたため、なんと後楽園ホールでの試合が一度も無く、放送のある試合も今回が4年ぶり。若くして注目を浴びる平良とは対照的なキャリアを歩んできたが、今回は脚光を浴びる大チャンスだ。
とはいえ下馬評では平良が上。平良の素早く安定した寝技に、福田がどこまで対処し、ムエタイ仕込みのサウスポーからの打撃を効かせることができるかが勝敗の鍵となるだろう。
また、今大会では最近の修斗大阪大会に試合を提供してきた全日本新空手道連盟の主催する「CKC (CAGE KICK CHAMPIONSHIP) 2021 -54kgトーナメント ―新世代王者決定戦―」が行われる。17~24歳の若手8選手が参加する、肘無し・組んでからの打撃1回のキックルールによる1DAYトーナメント。昼の第1部の第1~4試合で一回戦、夜の第2部の第1~2試合で準決勝、セミファイナルで決勝が行われる。優勝賞金100万円。
本命は8戦無敗の20歳・有井渚海(しょあ)。今回出場メンバーの寺山遼冴と1勝1分、内藤啓人、木下悦志にも勝っている(上動画は昨年11月のRISEでの有井が寺山の2戦目で、有井が判定勝ち)。ABEMAの恋愛リアリティショーにも出演し、知名度も出場選手ナンバーワンだ。那須川天心の後輩でRISE QUEEN・寺山日葵の弟・遼冴は反対ブロックの有力候補。4月に階級上のRISE王者・工藤政英に判定負けするも健闘した田渕神太も注目選手の一人だ。
他にもプロ修斗の試合では、第2部のセミファイナルのキックトーナメント決勝前にストロー級・田上こゆる(BLOWS/世界7位)vs. 安芸柊斗(MMA Zジム/世界8位)の若手ランカー対決が組まれ、キックトーナメントに負けないスピーディーなファイトが期待できる。第1部メインイベントではライト級環太平洋王者で地元大阪のトップグラップラー、キャプテン☆アフリカが、BRAVE所属の在日カメルーン人選手・マックス・ザ・ボディと激突する。
7月4日(日) 15:45~
BOM WAVE 05 – Get Over The COVID-19 –
会場 横浜大さん橋ホール
中継 ダイヤモンドチケット 3,500円(手数料385円)
☆伊藤紗弥×MIREY 予想開始時刻・19:30 【対戦カード一覧】
◆最近では王者の吉成名高、梅野源治、大﨑孔稀がRIZINで活躍し存在感を増しているBOM。6月にはONE Championshipと業務提携を結び、今大会ではオープンフィンガーグローブ(OFG)着用のONEムエタイルールを採用したONE提供試合3試合が行われる。そのうち2試合はメインイベントとセミファイナルとなる。
メインではBOMの主力でONEとも契約している朝陽・PKセンチャイムエタイジム[品川朝陽]が高橋茂章と、セミではBOM女子ピン級王座等多数のムエタイ王座を獲得している伊藤紗弥が、国内2冠のMIREYと、OFGを着けて対戦する。
朝陽はタイ人との豊富な対戦経験で培った高いムエタイ技術が持ち味にしつつ、昨年9月のRoad to ONEではKING強介から左フックでダウンを奪い判定勝ち。OFGでの戦いにも慣れている。対する高橋はWPMF日本スーパーバンタム級の元ランカーで、30戦以上の経験のあるベテラン。近年は新日本キック、スック・ワンキントーン、ジャパンキック等に上がっているが、朝陽とのテクニック差をどう埋めるか。
伊藤は所属先の尚武会が主催する4月のムエロークでAyakaに判定勝ち。RISEでKO負けした相手・Ayakaにムエタイルールでリベンジした(上動画)。MIREYは昨年2月のBOMで奥脇奈々に判定勝ちしWMC日本女子ピン級王座を獲得。だが最近では5月22日のKNOCK OUTでぱんちゃん璃奈に1R右ストレートでKO負けしている。43日間隔の試合でのダメージの残り具合が、OFGの試合だとなおさら気になるところだ。
また、4月のBOM横浜大会(第1部/第2部)で開幕した2階級のBOM初代王座決定トーナメントの決勝が今回行われる。スーパーライト級では健太 vs. NOBU BRAVELY、ミドル級では喜多村誠 vs. Jという、いずれも実績のあるベテランと新鋭の対戦構図となる。
7月4日(日) 18:00~
skyticket Presents DEEP 102 IMPACT ~20th Anniversary~
会場 後楽園ホール
中継 SPWN(生中継/前売2,500円 当日3,000円) サムライTV(7月11日(日)22:00~/再放送あり)
☆大原樹里×大木良太 予想開始時刻・19:30 【対戦カード一覧】
◆DEEPフェザー級王者・牛久絢太郎が、元DEEPライト級王者の中村大介を相手に初防衛戦を行う。牛久は昨年9月、弥益ドミネーター聡志に判定勝ちし王座奪取。だが今年2月のTDCホール大会の中村戦では、2Rにタックルを仕掛けた際、中村が右膝蹴りを合わせてTKO勝ちした。中村は41歳。昨年9月に4年ぶりにMMAに復帰し、長倉立尚を2R右フックでKOし、復帰後2連続KO勝ちと絶好調だ。また、RIZINが秋から開催を計画しているフェザー級GPに向け、両者とも絶好のアピール機会となる。
DEEPミドル級タイトルマッチ・水野竜也(王者)vs. ジョアンオ・バティスタ・吉村[ジョン・バチスタ・ヨシムラ](挑戦者)も再戦の構図。水野は18年2月に奥野泰舗を下して王者となり今回が初防衛戦。昨年11月のDEEPでの吉村戦では、吉村にカーフキックを効かされ、2Rに左ストレートでダウンしてからパウンドをもらいTKO負けしている。
ライト級では大原樹里と大木良太の間で暫定王者決定戦が行われる。王者の武田光司は19年12月に大原に3Rアームロックで一本勝ちし2度目の防衛に成功。3月のRIZINでの久米鷹介戦で負傷し、DEEPで防衛戦ができないことから、暫定王者決定戦が組まれた。大原は武田に敗れて以降は3連勝中で、昨年9月にRIZINに初参戦し矢地祐介に判定勝ち。最近では2月のTDCホール大会で元DEEPライト級王者の北岡悟にTKO勝ちしている。対する大木は19年10月にDEEPでデビューし、4戦全勝で王座に初挑戦する。中継の解説は武田が務めるため、武田の評価や反応も聞きどころだ。
大会第1試合では、名門パラエストラ千葉ネットワークの鶴屋浩代表の次男・鶴屋怜が荒木凌を相手にプロ2戦目。ムエタイ国内3冠の雅駿介もRYUKIを相手にプロ2戦目を行う。DEEPフライ級暫定王者の藤田大和も出場し、山本聖悟とノンタイトル戦を行う。
※主要カードの予想開始時刻は、大会進行やカード変更により、実際と異なる場合もありますので、あくまで参考程度として下さい。