DEEP 12.15 大田区総合体育館:武田光司、大原樹里との再戦で完勝「大晦日はあきらめていません」。井上直樹、大塚隆史、マルティネス、DJ.taiki勝利
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
中野トイカツ道場
中野駅徒歩3分。平日7~23時、年中無休営業。入会金&月謝2ヶ月分無料!
skyticket Presents DEEP 93 IMPACT
2019年12月15日(日)東京・大田区総合体育館
レポート&写真:井原芳徳
第23試合 セミファイナル DEEPライト級タイトルマッチ 5分3R
○武田光司(BRAVE/王者)
×大原樹里(KIBAマーシャルアーツクラブ/挑戦者)
3R 4’40” アームロック
※武田が2度目の防衛
両者による10月22日の後楽園大会のタイトルマッチは、2Rの武田の押し込んだ状態での膝蹴りがローブローとなり、大原が試合続行不可能となり、この時点までの判定で武田が勝利。不完全決着のため、DEEP年内最終大会で再戦が組まれた。
1R、スタンドの打撃戦で、サウスポーで背の低い武田がフック系のパンチ主体で攻めれば、オーソドックで長身の大原が右のミドルなどの蹴り主体で攻め、時折パンチも当てる。終盤、武田がテイクダウンを奪うと、パウンドと肘で攻め込む。
2R、武田が序盤からテイクダウンを奪うが、大原はスタンドに戻す。大原が押し込み膝を出すとローブローとなり一時中断する。前回の反則の逆の構図となるが、ダメージは小さく続行する。再開後、武田は再三押し込み、崩して背後から制しつつパウンドを当て、立ってもがぶって頭に膝を連打する。ノンストップの攻めを続けていると、次第に大原は動きが落ち、防戦一方になる。
3R、武田が序盤からタックルで上になり動くと、インターバルで回復した大原は脱出して上に。武田は下から腕十字を仕掛けるが、大原は立って武田の顔を踏み付けて脱出し、立てば右ハイを当てる。
だが武田は組み付いて回復すると、大原を抱えて頭から叩きつける。武田は大原の背後からしがみつき続けてパウンドを当てて弱らせ、再び投げを決める。最後はパウンドで十分弱らせてから、アームロックを極めてフィニッシュした。
激戦を制しつつ、強さを見せつけた武田は「大原選手と前回、ローブローで中途半端に終わっちゃって、最後は一本が取れて良かったです。4月にRIZINで負けましたが、まだ上でやりたい気持ちがあります。もちろんRIZINです。もっとスキルアップして強くなります」とアピールした。
試合後のインタビューで武田は「同じジャーマンでも今回は『殺すジャーマン』を意識しました」といい、「RIZINライト級GPのリザーバーもいいですし、大晦日はまだあきらめていません。通常体重が83kgぐらいですけど、75kgぐらいをキープして、練習を続けます」とも発言。榊原信行RIZIN CEOは既に、ライト級GPのリザーブファイトは組まないと明言しているが、今後欠場者が出た場合に備える心意気は今後につながることだろう。
第24試合 メインイベント DEEPメガトン級(体重無差別)タイトルマッチ 5分3R
○ロッキー・マルティネス(グアム/SPIKE 22/王者/117.4kg)
×誠悟(AACC/挑戦者/120.4kg)
2R 2’09” TKO (レフェリーストップ:右ストレート連打)
※マルティネスが2度目の防衛
1R、マルティネスが誠悟を金網に押し込み、膝、肘を当て続ける。すると終盤、右肘で誠悟が左まぶたを切られ、ドクターチェックを受ける。再開後もマルティネスが打撃で攻め続ける。
2Rもマルティネスが右ローを連打してから押し込んでパンチや肘を当てる。再び誠悟が出血すると再びドクターチェックが入る。再開したが、マルティネスが右ストレートを当て続け、誠悟が防戦一方になったところでレフェリーがストップした。
試合後、練習仲間である山本美憂・アーセン親子らと共に記念撮影したマルティネスは「榊原さん、RIZINにまた呼んでください。誰が相手でも防衛します。誠悟選手はとてもタフでした」と話した。
第22試合 バンタム級 5分3R
×北田俊亮(パンクラスイズム横浜)
○井上直樹(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)
1R 2’41” 裸絞め
ニューヨークに拠点を移し、UFC等で戦ってきた井上が古巣DEEPに2年9か月ぶりに凱旋。開始すぐから圧力をかけ続けて、ジャブや出入りを駆使しながら右ストレートを当てる。1分ほどでテイクダウンを奪うと、バックを奪い、裸絞めを奪い完勝した。
井上は「2連敗中でしたけど、今回はいい動きでチョーク極めることができて良かったです」と、はにかみながら勝利を喜んだ。
第21試合 バンタム級 5分3R
○大塚隆史(T GRIP TOKYO/元バンタム級&フェザー級王者)
×高野優樹(FIGHT FARM)※和術慧舟會HEARTSから所属変更
判定3-0 (29-28/30-27/30-27)
1R、ハワイでの武者修行帰りの高野が、大塚のお株を奪うようなタックルで倒すが、スタンドに戻ると、大塚が圧をかけ続け、パンチの攻防でやや優位に。
2Rも高野が中盤に1度テイクダウンを奪うが、大半の時間は回って距離を取り続け、大塚がパンチを狙って攻め続ける構図に。大塚は右のカーフキックも効かせている。
3Rも大塚がパンチとカーフキックを当て、がぶりからギロチンを狙うなどして優勢。中盤過ぎ、高野も右フックを当てるが、体力消耗が大きく、追い打ちができない。大塚が左ジャブを当ててからタックルで倒し、トップキープし、最後はパウンドを連打し終了。大塚が盤石の強さを見せつけ判定勝ちした。
第20試合 ライトヘビー級 5分3R
○水野竜也(フリー/ミドル級王者)
×ジョシュア・ロビソン(米国/ロデオスタイル)
2R 3’28” 裸絞め
1R、水野がグラウンドでアームロック、裸絞めを狙い、ロビソンを追い詰める。2R、ロビソンがパンチを効かせて挽回するが、水野が下からリバースすると肩固めで追い詰め、最後は裸絞めを極めてタップを奪った。
第19試合 フェザー級 5分3R
○DJ.taiki(パンクラスイズム横浜/元バンタム級王者)
×オーロラ☆ユーキ(KIBAマーシャルアーツクラブ)
1R 1’35” 肩固め
DJがサウスポー、ユーキがオーソドックスに構え、ユーキが右ミドルを強打するが、直後にDJは左フックを当ててユーキをダウンさせる。DJはパウンド主体で追い詰めると、スタンドで脇を抱えながら倒し、そのまま肩固めを極めて一本勝ちした。
DJは「前回負けて、現役続けるか迷ったんですけど、(DJが大ファンの声優・田村ゆかりさんと縁の深い)マリンメッセで試合してから引退してもいいかなって思って復帰しました。でも今日、“天覧試合”で勝ったんで、引退してもいいかな」と上機嫌にマイク。ケージを出ると、ケージサイド席で観戦していた田村さんと握手し、田村さんも満面の笑顔で喜んでいた。
第18試合 フェザー級 5分3R
○牛久絢太郎(K-Clann)
×ハリー・スタローン(マカコ・ゴールド・チーム・ジャパン)
1R 1’50” TKO (レフェリーストップ:サッカーボールキック)
1R、牛久がテイクダウンを奪うと、スタローンがリバースして上になり、肩固めを狙うが、途中でスタローンが腕か脇腹を痛めた模様で、あおむけに倒れると、牛久がサッカーボールキックを連打し試合を終わらせた。
第17試合 DEEP JEWELS ミクロ級(44kg) 5分2R
×しなしさとこ(フリー/DEEP女子フライ級(45kg)女王)
○にっせー(フリー)
1R 1’51” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
1R、にっせーが右の顔面狙いの前蹴りを当てると、しなしはふらつきながらも組み付いて金網に押し込んで倒そうとする。にっせーは倒されそうになると、一瞬金網をつかみ、植松レフェリーが注意する。そのまましなしが押し込むが、にっせーが突き放して右ストレートを当てると、しなしはひるむ。にっせーがパンチの連打で追い詰めると、しなしは後ろに倒れ、足関を狙うが、にっせーは防御し、上からパウンドを打ち続けてフィニッシュした。
勝ったにっせーはマイクを持ち「道場が無くなってしまって、練習場所が無く大変な時、たくさんの方に応援いただいて勝つことができました。これからもトップファイターなれるよう頑張っていきます」と話した。DEEP JEWELSでは来年、ミクロ級王座が新設される模様で、にっせーがそこに絡むことは確実な情勢だ。
第16試合 フェザー級 5分2R
○横山恭典(KRAZY BEE)
×小川顕広(CAVE)
判定3-0 (橋本20-17/和田19-18/松宮20-18)
1R、小川が右ロー、カーフキックで打撃では優位だったが、横山が終盤にテイクダウンを奪うと、肩固めで追い詰め、最後は腕十字を極めて追い詰め、小川が耐えきる。2R、スタンドの打撃戦が続き、小川がカーフを効かせていたが、横山は耐え終了。1Rにジャッジ2者から10-8で評価された横山が逃げ切り勝つ形となった。
第15試合 バンタム級 5分2R
×ハシャーンフヒト(NEX)
○竿本樹生(BRAVE/ZSTフライ級王者)
判定0-3 (18-20/18-20/18-20)
1R、竿本がパンチと飛び膝でフヒトを追い詰めるが、終盤は三角絞めで捕まってしまう。2Rは竿本がボディ狙いの左右のパンチ主体で好印象を残し判定勝ちした。
第14試合 フェザー級 5分2R
×窪田泰斗(D’s Box’n’ Fit)
○鈴木琢仁(ボンサイ柔術)
判定1-2 (18-20/20-18/18-20)
第13試合 DEEP JEWELS アトム級(47.6kg) 5分2R
×青野ひかる(ストライプル新百合ヶ丘)
○パク・シウ(韓国/TEAM MAD)
1R 3’40” TKO (レフェリーストップ:パンチ連打)
第12試合 ライト級 5分2R
○岸本篤史(BRAVE)
×キ・ウォンビン(韓国/TEAM POSSE/GLADIATOR王者)
1R 0’44” KO (左ストレート)
第11試合 フライ級 5分2R
○鮎田直人(CAVE)
×伊藤裕樹(ネックスイチムエ/THE OUTSIDER 50-55kg級王者)
判定3-0 (20-18/20-18/○19-19)
第10試合 フライ級 5分2R
○藤田大和(リバーサルジム新宿Me,We)
×松丸息吹(パラエストラ千葉)
判定3-0 (20-17/20-17/20-17)
第9試合 DEEP JEWELS ストロー級 5分2R
○本野美樹(AACC)
×パク・チヨン(韓国/チーム・スタンガン)
1R 3’36” 腕ひしぎ十字固め
第8試合 DEEP JEWELS 49kg以下 5分2R
×國保小枝(和術慧舟會船橋道場)
○さくら(フリー)
1R 3’17” 腕ひしぎ十字固め
第7試合 ライト級 5分2R
○LUIZ(禅道会)
×イム・ヨンジュ(韓国/TEAM POSSE)
1R 0’58” フロントチョーク
第6試合 フェザー級 5分2R
○高塩竜司(KIBAマーシャルアーツクラブ)
×樋口武大(骨法烏合會矢野卓見道場/THE OUTSIDER 60-65kg王者)
1R 3’43” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
第5試合 フェザー級 5分2R
○神田コウヤ(パラエストラ柏)
×星野 豊(和術慧舟會HEARTS/修斗2017年フェザー級新人王)
1R 1’47” TKO (レフェリーストップ:左ストレート)
第4試合 フェザー級 5分2R
○小林博幸(T-BLOOD)
×平松 翔(パラエストラ松戸)
判定3-0 (20-18/20-18/20-18)
第3試合 ライト級 5分2R
○大木良太(KRAZY BEE)
×佐々木大(トライフォース赤坂)
判定3-0 (○19-19/○19-19/19-18)
第2試合 フェザー級 5分2R
○佐々木由大(トライフォース赤坂)
×渡辺 純(リバーサルジム立川ALPHA)
判定2-1 (○19-19/19-19○/○19-19)
第1試合 ストロー級 5分2R
○中村正人(レンジャージム)
×サイモン・シェ(アカデミア・アーザ)
判定3-0 (20-18/○19-19/○19-19)
オープニングファイト アマチュアキックルール 62kg契約 2分2R
○木村琉音(K-Clann)
×長嶋有太朗(TANG TANG FIGHT CLUB)
2R 1’24” TKO