ONE Championship 3.31 両国国技館:デメトリアス・ジョンソン、ONE初戦は若松佑弥と。アルバレスも参戦。フォラヤン×青木真也、ンサン×長谷川賢、ヨードセングライ×サワーも決定
ONE Championship初の日本大会「ONE:A NEW ERA -新時代-」(3月31日(日) 両国国技館)の決定6試合が発表された。タイトルマッチが3試合並び、ライト級の青木真也とミドル級の長谷川賢はリベンジマッチに。UFCフライ級王座を11度防衛したDJことデメトリアス・ジョンソンのONE初戦の相手はパンクラス同級1位の23歳の新鋭・若松佑弥に決定。元UFC&ベラトール・ライト級王者・エディ・アルバレスも出場し、立ち技ルールではムエタイの強豪・ヨードセングライ vs. 元K-1 MAX&シュートボクシング王者のアンディ・サワーの一戦が組まれた。
ONEのチャトリ・シットヨートン会長兼CEOは父親がタイ人、母親が日本人。日本大会開催発表後の4月のインタビューで「日本をPRIDEの全盛期を超える格闘技市場にするのが夢」と話していたが、その意気込み通りの豪華カードが並んだ。
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◆決定カード
ONEライト級チャンピオンシップ 5分5R
エドワード・フォラヤン[エドゥアルド・フォラヤン](フィリピン/王者)
青木真也(イヴォルブMMA/挑戦者、元王者)
ONEミドル級チャンピオンシップ 5分5R
アウンラ・ンサン[オングラ・エヌサン](ミャンマー/王者、ライトヘビー級王者)
長谷川賢(フリー/挑戦者)
ONE女子ストロー級チャンピオンシップ 5分5R
ション・ジンナン(中国/王者)
アンジェラ・リー(シンガポール/挑戦者、アトム級王者)
ONEフライ級GP一回戦 5分3R
デメトリアス・ジョンソン(米国/元UFC王者)
若松佑弥(TRIBE TOKYO M.M.A/パンクラス1位)
ONEライト級GP一回戦 5分3R
エディ・アルバレス(米国/元UFC王者)
ティモフィ・ナシューヒン [Timofey Nastyukhin] (ロシア)
ONEスーパーシリーズ(立ち技ルール) 3分3R
ヨードセングライ・IWE・フェアテックス(タイ)
アンディ・サワー(オランダ)
青木は11年のONE旗揚げから間もない12年から参戦。13年に朴光哲に勝利してONEライト級王者となり、14年にカマル・シャロルス、15年に安藤晃司を相手に防衛に成功したが、16年11月にフォラヤンにTKO負けし、王座陥落した(上動画)。17年11月には練習仲間でもあるベン・アスクレンの持つ、1階級上のウェルター級王座に挑戦して敗れたが、18年に入ってからは本来のライト級で、5月のラスール・ヤカイエフ戦、7月のシャノン・ウィラチャイ戦、10月のイブ・タン戦と、3試合とも1Rで一本勝ちし、王座挑戦権を獲得した。
フォラヤンは青木戦の後、17年4月にイブ・タン相手に王座を防衛したが、10月にマーティン・ヌグエンにKO負けし王座陥落。18年は2連勝の後、空位となった王座を11月にアミール・カーンと争い、判定勝ちで王座奪還を果たした。
ンサンと長谷川は18年6月のミャンマー大会で対戦。空調の無い灼熱の会場の中で殴り合いの死闘を繰り広げ、地元出身のヒーロー・ンサンが5RにTKO勝ちした(上動画)。チャトリ氏はこの試合を「ONE Championshipの7年間で歴史の中で私の一番好きな試合だった」と絶賛し、両選手にそれぞれ5万ドルずつのボーナスを支給した(帰国後の長谷川のインタビュー記事はこちら)。8月の東京でのONEの会見でも、日本大会でンサンとやりたい?という質問に「やらせてくれるなら日本でぜひやりたいです」と答え、今回は長谷川のホームでの再戦が実現する。
ONE女子ストロー級王者・ション・ジンナンのアンジェラ・リーとの防衛戦は、11月9日にアンジェラの地元・シンガポール大会で予定されていたが、アンジェラの腰の負傷で延期となっていた。アンジェラも8月の東京での会見で日本大会出場を熱望しており、その希望がかなった形だ。
ONEは10月にUFCの元王者であるDJとアルバレスとの契約を発表し、世界中のMMAファンを驚かせたが、11月には両者を迎える環境として、フライ級とライト級で各8選手が参加するトーナメント(GP)を2019年に1年かけて開催することを発表していた。その時点で発表された出場予定メンバーとしてフォラヤン、青木らに混ざっていたのが若松だ。
若松はパンクラスで15年にMMAデビューし、16年のネオブラッドトーナメントで優勝しMVPも獲得。10戦9勝1敗で迎えた18年2月の仙三とのパンクラス・フライ級タイトルマッチでは5Rに散ったものの、死闘で観客を沸かせた。7月のパンクラスでマモルに2R TKO勝ちした後、ONEへの参戦を希望。この試合はチャトリ氏も生観戦し「佑弥はすぐチャンピオン、スターになれます」「絶対コントラクト(=契約)します」と話していた。9月のジャカルタ大会でONEデビューし、MMA 10勝1敗のフィリピンの新鋭・ダニー・キンガドの相手に抜擢され、判定負けに終わったものの、残り1分まで逆転の可能性を残す好勝負を繰り広げ、素質の高さを改めて印象付けた(下動画)。フライ級GPではいきなり優勝候補のDJとの試合が組まれ、当然厳しい戦いが予想されるが、チャトリ氏の期待の現れともいえよう。
DREAM、ベラトール、UFCで華々しい活躍を続けてきたアルバレス。初来日は06年のMARS両国国技館大会だった。それから約13年ぶりの両国は、アルバレスにとってもUFCを離れて第一歩となる大事な試合だ。ライト級GP一回戦の相手に用意されたナシューヒンはONE 5勝3敗の29歳。フォラヤン、安藤、カーンに勝った実績があり、ONEでの実績は十分だろう。
ONEは2018年から立ち技部門「ONEスーパーシリーズ」をスタートし、世界中から強豪をかき集めてきたが、ヨードセングライとサワーもそのうちの2人。サワーにとって日本は第二の故郷ともいえる土地で、健在ぶりを示したいところだろう。両者は11年前の08年3月にサワーの母国オランダで対戦し、サワーが延長判定勝ちしている。
概要
大会名 ONE:A NEW ERA -新時代-
日時 2019年3月31日(日) 開場・15:00 開始・16:00
会場 両国国技館
チケット料金 VVIP席 15万円 SS席 5万円 マス席 4万円 A席 15,000円 B席 7,000円
※VVIP席はアリーナ1列目、グッズ、バックステージツアー、VIP入場、出場選手・リングガールとの写真撮影、ドリンク・フィンガーフードサービス付き
※マス席は最大4名までマス単位のみの販売
チケット販売所 LINE TICKET、キョードー東京(0570-550-799) チケットぴあ(Pコード:841-493) ローソンチケット(Lコード:38000)、イープラス
チケット販売日 LINE TICKET先行抽選(マス席以外)&ローソンチケット先行抽選(マス席のみ)12月20日(木)18:00~1月6日(日)23:59 一般発売 1月27日(日)午前10時
お問い合わせ キョードー東京 0570-550-799(平日11時~18時、土日祝10時~18時) ONE Championship公式サイト https://www.onefc.com/