ONE Championship 12.6 クアラルンプール:内藤大樹、ボテーリョに判定勝ちしONE 2連勝。澤田龍人、マスンヤネに判定負け
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ONE Championship「ONE: MARK OF GREATNESS」
2019年12月6日(金) マレーシア・クアラルンプール・アクシアタアリーナ
レポート:井原芳徳 Photos by ONE Championship
第2試合 ムエタイ フライ級(61.2kg) 3分3R
×ルイ・ボテーリョ(ポルトガル)
○内藤大樹(BELLWOOD FIGHT TEAM/元SB日本スーパーバンタム級(55kg)王者)
判定0-3
内藤は過去に工藤政英、村越優汰、小笠原裕典、原口健飛、MOMOTAROら日本の王者クラスに勝利。昨年11月のRISE両国大会のメインで那須川天心と対戦し1R KO負けした。今年9月のRoad to ONEで渡辺優太に1R KO勝ちすると、10月25日のジャカルタ大会でONE本戦デビューし、アレクシー・セレピソスを3Rにパンチで追い詰めTKO勝ちした。
ボテーリョは昨年6月にONEで小笠原裕典を追い詰めるも、裕典の回転肘打ちで逆転KO負け。昨年12月にはパンパヤックに判定負け、今年3月には渡辺に判定勝ち、5月にはスーパーレックに判定負けしている。今後、内藤がタイの強豪ひしめくONEスーパーシリーズのフライ級で勝ち上がる上で、比較材料を示すには絶好の相手と言えよう。
試合場はケージで、オープンフィンガーグローブ着用。1R、内藤は序盤から積極的に左右のロー、カーフキックをヒットし、左ジャブも当て、蹴り足をすくって倒す場面も。ボテーリョは時折スイッチしつつ、前に出て左右のパンチを振るうが、内藤は大半をかわす。まだ両者崩れない。
2R、内藤はスイッチを織り交ぜつつ、変わらずローを執拗にヒットする。ボテーリョはローを気にする動きが目立ち始める。内藤は左ミドル、ハイも当て、主導権を握るが、まだボテーリョは大崩れしない。
3Rもボテーリョがパンチを振るい、内藤が蹴りを狙う構図が続くが、2Rよりも内藤のローが減る。それでも危ない場面は作らず、終盤に内藤は右ハイ、左前蹴り等を積極的に出し、ボテーリョの反撃を封じて終了する。ジャッジ3者も順当に内藤を支持し、内藤が判定勝ち。来年のバンタム級トップ戦線進出につなげた。
第7試合 MMA ストロー級(56.7kg) 5分3R
×澤田龍人(イヴォルブMMA)
○ボカン・マスンヤネ(南アフリカ/パンクラス・フライ級5位)
判定0-3
澤田はプロ修斗のストロー級で活躍し、内藤のび太、黒澤亮平(飛鳥拳)、猿田洋祐に世界王座奪取を阻まれ続けた。17年10月に猿田に敗れた後、ONE直轄ジムであるシンガポールのイヴォルブMMAに移籍し、ONEのトライアウト「Warrior Series」で2試合とも1R一本勝ちし、8月のバンコク大会でONE本戦デビューし、アジズ・カリムをわずか69秒、裸絞めで仕留め、幸先の良いスタートを切った。
マスンヤネは身長155cmで愛称はリトルジャイアント。レスリングをベースし、7月にパンクラスに初参戦すると、フライ級ランカーの荻窪祐輔を何度もバックドロップで投げ落として強烈な印象を残し、さっそくONEから声がかかった。MMA戦績6戦全勝。
試合場はケージ。両者身長はほぼ同じだ。1R、スタンドのパンチの攻防で、澤田が右フックを当てる。澤田が脇を抱えつつ足を掛け投げようとるするが、マスンヤネが潰すと、澤田の背後に回り込み、しがみついてコントロールを続け、澤田の腰や腿に膝を当て続ける。澤田はダメージは負っていないが防戦一方だ。ONEではスープレックス系の頭から叩きつける投げは禁止のため、マスンヤネは戦いにくそうだが、組みの強さは十分印象付ける。
2Rもマスンヤネが1分ほどでタックルで倒してから、バックコントロールを続ける。澤田は1分ほどでスタンドに戻し、右ボディフックを当てる。そこから足を掛けて倒そうとするが、これもマスンヤネが潰して上になる。マスンヤネはトップキープして時折肘を当て攻勢を印象付ける。
3R、澤田がパンチを当てるが、マスンヤネはひるまず前に出て、1分半頃に組んで倒し、またもトップに。澤田が立とうとしても、マスンヤネはすぐ背後から捕まえ、体力を切らさず、しぶとく組み付け続ける。残り40秒にチェン・レフェリーがブレイクし、澤田は少しパンチを当てるが、マスンヤネは危ない場面を作らず終了。マスンヤネが持前のレスリングスキルを発揮しONE初戦を白星で飾り、澤田はONE本戦2戦目で初黒星を喫した。
メインイベント ONEキックボクシング・ストロー級(56.7kg)王座決定戦 3分5R
○サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
×ワン・ジュングァン(中国)
判定3-0
※サムエーが王者に
コー・メインイベント ONEキックボクシング・バンタム級(65.8kg)王座決定戦 3分5R
○アラヴァディ・ラマザノフ[Alaverdi Ramazanov](ロシア)
×ジャン・チェンロン[Zhang Chenglong](中国)
判定3-0
※ラマザノフが王者に
MMA ウェルター級(83.9kg) 5分3R
○アギラン・ターニ
×ダンテ・スキーロ
判定2-1
ムエタイ フライ級(61.2kg) 3分3R
×ルーシラー・プーケットトップチーム
○エリアス・マムーディ
判定0-3