ONE Championship 8.16 バンコク:澤田龍人、ONE初戦は69秒一本勝ち。健太と朴光哲は完敗。ペトロシアン、フェザー級キックGP決勝進出
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ONE Championship「ONE: DREAMS OF GOLD」
2019年8月16日(金)タイ・バンコク・インパクトアリーナ
レポート:井原芳徳 Photos by ONE Championship
第3試合 MMA ストロー級(56.7kg) 5分3R
○澤田龍人(イヴォルブMMA)※AACCから所属変更
×アジズ・カリム[Aziz Calim](インドネシア/フィリピン)
1R 1’09” 裸絞め
澤田はプロ修斗のタイトル戦線で活躍し、内藤のび太、黒澤亮平(飛鳥拳)、猿田洋祐に王座奪取を阻まれ続けた。17年10月に猿田に敗れた後、昨年7月と10月にONEのトライアウト「Warrior Series」で2試合とも1R一本勝ちし、ONE直轄ジムであるシンガポールのイヴォルブMMAで練習を重ね、ONE本戦デビューを果たす。現在23歳。対するカリムはMMA5勝3敗の21歳で、ONEでは1勝1敗。
1R、澤田が中央から左ジャブを振りつつ、カリムの腕をつかんで倒すと、すぐさまマウントを奪う。1発パウンドを落とすと、カリムは簡単に背中を向け、澤田が裸絞めを極めてタップを奪取。わずか69秒でONE本戦初戦を白星で飾った。
69 SECONDS
That was all Ryuto "Dragon Boy" Sawada needed to submit Aziz Calim in his ONE debut!@d_b_ryuto1127 #WeAreONE #DreamsOfGold #Bangkok #MartialArts pic.twitter.com/fzkpA8sD04— ONE Championship (@ONEChampionship) August 16, 2019
第9試合 ムエタイ バンタム級(65.8kg) 3分3R
○ムアンタイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)
×健太(E.S.G/WBCムエタイ日本統一ウェルター級王者)
判定3-0
健太は3月のONE初戦でペットモラコットに判定負けしたが、5月のジャカルタ大会でデイヴィダス・ダニーラに判定勝ちし、ONE初白星をあげた。6月2日のNJKFでの凱旋試合でもジョー・セイシカイ(タイ)をKOしている。
ムアンタイは昨年11月にパニコフ・ユサフに判定勝ちして以来のONE参戦。以降もラジャダムナンを主戦場に活躍し、ライト級8位にランクインしている。
Hometown hero 🇹🇭 Muangthai turns in another Muay Thai masterclass to score a unanimous decision victory over Kenta Yamada! #WeAreONE #DreamsOfGold #Bangkok #MartialArts pic.twitter.com/BGOBbfzAa1
— ONE Championship (@ONEChampionship) August 16, 2019
試合場はケージ、グローブはオープンフィンガー。1R、サウスポーのムアンタイに対し、健太は右ミドルに見せかけての右ハイを当てるが、ムアンタイも左ロー、ミドル、ストレートを着実にヒットし、じわじわペースを握ると、得意の左肘も当てるように。中盤以降はムアンタイが主導権を維持する。
2Rもムアンタイが自在に左ミドル、ハイ、肘を当てるが、健太はひるまず、右ローを返し続けて必死に応戦する。だが中盤、左ミドルをレバーにもらうと、一瞬動きが止まってしまう。
3R、ムアンタイは右の前蹴りで度々健太を吹き飛ばし翻弄する。それでも健太はあきらめず前に出て、左ストレートを当て返す場面も。するとムアンタイはクリンチとバックステップで逃げ切りモードに移り、そのまま試合を終える。
記者採点もジャッジ3者もムアンタイ。健太は不屈の闘志を印象付けたが、テクニシャンのムアンタイを最後まで崩せなかった。
第8試合 MMA フェザー級(70.3kg) 5分3R
○タン・リー[Thann Le](米国/ベトナム)
×朴 光哲(KRAZY BEE/元ONEライト級王者)
1R 1’28” TKO (レフェリーストップ:右フック)
朴は1月にブルーノ・プッチに一本負けして以来のONE登場。リーはベトナム系で、テコンドーをベースとし、UFCの15年のTUFシーズン22にも参加している。ONEには5月に初参戦し、ユサップ・サーデュラエフを顔面への右膝蹴り一発でKOしてインパクトを残した。
IT’S GOODNIGHT, IRENE
Thanh Le knocks out former ONE Lightweight World Champion Kotetsu Boku in the very first round! @ThanhLeMMA #WeAreONE #DreamsOfGold #Bangkok #MartialArts pic.twitter.com/5T3FmtglAQ— ONE Championship (@ONEChampionship) August 16, 2019
1R、朴が圧をかけるが、リーがサウスポーで左に回り続けた後、一気に詰めて左フック、左ハイを当てる。朴はリーの素早いフェイントに対応できない。リーが左ミドルを膝蹴りの形で当てて朴の動きを止めた後、右フックをクリーンヒットし、朴をダウンさせると、レフェリーがすぐさま試合を止めた。朴はこれで3連敗となってしまった。
第13試合 ONE キックボクシング フェザー級(70.3kg)ワールドGP準決勝 3分3R
×ジョー・ナタウット(タイ)
○ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)
1R 2’50” KO (左ストレート)
サウスポーのペトロシアンと、オーソドックスのナタウットの蹴りの応酬に。ナタウットも右のインローを当てるが、ペトロシアンは崩れず、左ミドルを当て続ける。すると終盤、左ストレートも絡めるようになると、手応えを得たか?右ジャブからのノーモーションの左ストレーをクリーンヒット。ダウンしたナタウットは意識はあるものの動けなくなり、ペトロシアンのKO勝ちにとなった。
第11試合 ONE キックボクシング フェザー級(70.3kg)ワールドGP準決勝 3分3R
○サミー・サナ(フランス)
×ジャバル・アスケロフ(ロシア)
判定3-0
1R、長身のサナが圧力をかけ続け、終盤、右ストレートでダウンを奪う。2R以降もサナが主導権を維持する。アスケロフはサナの一発を警戒して近づくことができないまま終了。サナが10.13 両国大会での決勝にコマを進めた。
第14試合 メインイベント ONE キックボクシング フライ級(61.2kg)チャンピオンシップ 3分5R
×ペッダム・ペッティンディーアカデミー(タイ/王者)※初防衛戦
○イリアス・エナッシ(オランダ/挑戦者、ENFUSION 60kg級王者)
3R 0’59” KO (左フック)
※エナッシが王者に
WE HAVE A NEW ONE WORLD CHAMPION
Ilias Ennahachi stuns the hometown crowd, knocking out Thai phenom Petchdam to take home the ONE Flyweight Kickboxing World Championship! #WeAreONE #DreamsOfGold #Bangkok #MartialArts pic.twitter.com/gOEEJDZKJj— ONE Championship (@ONEChampionship) August 16, 2019
第12試合 MMA 女子アトム級(52.2kg) 5分3R
○スタンプ・フェアテックス(タイ/ONEキックボクシング&ムエタイ王者)
×アシャ・ロカ[Asha Roka](インド)
3R 1’29” 裸絞め
第10試合 MMA フェザー級(56.7kg) 5分3R
○アレックス・シウバ(ブラジル/元王者)
×ステファー・ラハディアン[Stefer Rahardian](インドネシア)
2R 4’55” 腕ひしぎ十字固め
第6試合 MMA フェザー級(70.3kg) 5分3R
○ユサップ・サーデュラエフ(ロシア)
×キム・デファン[Kim Dae Hwan](韓国)
判定3-0
※上久保周哉(TRI.H studio)がサーデュラエフと戦う予定だったが、バンコクに到着後、右目の負傷でドクターストップとなり、代わってデファンが出場した。