ONE Championship 10.25 ジャカルタ:内藤大樹、ONE本戦デビューは3R TKO勝ち。徳留一樹は判定勝ち
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ONE Championship「ONE: DAWN OF VALOR」
2019年10月25日(金) インドネシア・ジャカルタ:イストラ・セナヤン
レポート:井原芳徳 Photos by ONE Championship
第2試合 ムエタイ(オープンフィンガーグローブ着用) フライ級(61.2kg) 3分3R
×アレクシー・セレピソス[Alexi Serepisos](ニュージーランド)
○内藤大樹(BELLWOOD FIGHT TEAM/元SB日本スーパーバンタム級(55kg)王者)
3R 2’45” TKO (レフェリーストップ:パンチ連打)
昨年11月のRISE両国大会のメインで那須川天心とも戦った内藤は、9月1日のRoad to ONEでKO勝利し、今回がONE本戦に初登場した。
1R、序盤から内藤は右ロー、カーフキックを効かせてから、右ミドル、前蹴りもヒット。セレピソスは蹴り足を左手ですくってのパンチやミドルも駆使する。終盤にはパンチのヒットも増やして追い詰める。
2R、セレピソスはサウスポーに切り替え、内藤の右ローを避ける作戦に出る。内藤は左ローをセレピソスの右足に当てて効かせるが、右膝蹴りのカウンターでセレピソスの右ストレートをもらってしまう。ポイントが割れそうなラウンドだ。
3R、セレピソスはオーソドックスに戻し、前に出てパンチを振るう作戦に切り替える。距離が詰まり、内藤は1Rのように右ローを蹴れないが、内藤は左インローを当て、少しずつ蹴りとパンチのヒットを増やし、残り1分、ガードの隙間から右フックをねじ込んで当ててダウンを奪う。最後はパンチの連打でセレピソスを防戦一方にしたところで、大成レフェリーがストップした。
内藤は「ONEのフライ級は世界の強い選手がたくさんいて、日本人が勝つのは難しいですが、その中で僕が猛者たちと戦って勝って行きたいです」と、ロッタン、ハガティーら打倒への狼煙を上げた。
第4試合 MMA ライト級(77.1kg) 5分3R
×ジョニー・ヌネス[Johnny Nunez](米国)
○徳留一樹(パラエストラ八王子/元パンクラス・ライト級王者)
判定0-3
徳留はONEに昨年から参戦し、ジャダンバ・ナラントンガラグ、クリスチャン・リーと新旧ONE王者に連敗したが、5月のバンコク大会ではエイドリアン・パンに2R TKO勝ちしており、今回は勝率五分を目指す。
対するヌネスはTapologyのデータによるとMMA 8戦7勝1敗だが、15年のUFC TUF 22と17年のTUF 25に参加し、非公式戦3試合でいずれも黒星を喫している。昨年9月にベラトールに参戦し判定勝ちしている。ONEの副社長の元UFC女子バンタム級王者・ミーシャ・テイトの夫でもあり、現在はシンガポールのONEの直轄ジム・イヴォルブMMAに所属する。
1R、サウスポーの徳留が左ストレートを開始すぐに当てると、ヌネスが詰めて右ストレートを当て返すが、徳留はすぐに組み付いて倒し、マウントポジションを奪う。徳留はサイド、ハーフと移行し、バックを狙うが、ヌネスが脱出する。スタンドに戻り、ヌネスがまたも右ストレートを当て、タックルに行くが、徳留は潰し、再びバックを取る。これもヌネスが脱出し、終盤、徳留が左ハイを放つが、ヌネスが蹴り足をつかんで倒し、トップキープして終える。
2R、スタンドでお見合いが続き、ヌネスが組むが、徳留が倒し、金網際でハーフで押さえる。徳留は肩固めを狙いつつパウンドを振るうが、ヌネスが密着しているため、パウンドのヒットは乏しい。主導権を維持しているが、はっきりした差はつけられない。
3R、ヌネスが片足タックルで徳留を倒す。徳留は金網を背にして立ち上がり、両脇を差して倒して、またもハーフガードに。ヌネスの防御が堅く、徳留はその先の攻撃になかなか持ち込めない。終盤、徳留がマウントを取るが、すぐヌネスは返し、スタンドに戻って終了する。徳留がグラウンドで長時間トップをキープしたことが評価され判定勝ちした。徳留は勝利者インタビューで「テリマカシー(インドネシア語で「ありがとう」)」と話し、場内を和ませた。
メインイベント ONE MMAウェルター級(83.9kg)チャンピオンシップ 5分5R
×ゼバスチャン・カデスタム(王者)
○キャムラン・アバソフ(挑戦者)
判定0-3
※アバソフが王者に
コー・メインイベント ONEキックボクシング・ライト級(77.1kg)チャンピオンシップ 3分5R
○レギン・アーセル(王者)
×ニキー・ホルツケン(挑戦者)
判定3-0
※アーセルが防衛
MMA バンタム級(65.8kg) 5分3R
○ジョン・リネカー
×ムイン・ガフロフ
判定3-0