シュートボクシング 4.11 後楽園ホール(レポ):山田彪太朗、魁斗に3R KO勝ち。山田虎矢太、韓国の選手に1R KO勝ち。手塚翔太、基山幹太に5R逆転TKO勝ちし日本ライト級王者に。都木航佑・笠原直希が1R KO勝ち

GYM VILLAGE [→おすすめジム一覧]
浅草 シープラスジム
つくばエクスプレス「浅草」徒歩1分!MMA・キック・パーソナルトレーニングを気軽にどなたでも楽しめます!

GYM VILLAGE [→おすすめジム一覧]
センチャイムエタイジム蒲田
3号店25年7月オープン!入会キャンペーン実施中!初心者の方、女性の方、大歓迎!
SHOOT BOXING 2026 act.2
2026年4月11日(土)東京・後楽園ホール
レポート:井原芳徳
山田彪太朗、魁斗に3R KO勝ち
第9試合 メインイベント 58kg契約 3分3R(無制限延長R)
○山田彪太朗(シーザージム/SB日本フェザー級(57.5kg)王者)
×魁斗(立志會館/SB日本フェザー級4位、HOOST CUP日本フェザー級王者)
3R 0’50” KO (左ジャブ)
山田ツインズの兄・彪太朗は昨年4月、過去1勝1敗の川上叶に判定勝ちしSB日本フェザー級王座を初防衛。8月にはタイ人のデウンに判定勝ち。11月のS-cupフェザー級(58kg)トーナメントでは一回戦でジョシュー・アブサロンに判定勝ち、準決勝でサタントンに判定勝ちしたが、消耗が激しく、決勝では安本晴翔に2Rに3ダウンを奪われTKO負け。連勝が12で止まり、優勝には届かなかった。
魁斗は23年8月には安本晴翔に判定勝ちした実績があり、昨年は4月大会でアンゲロス・ヤクミスに勝利し3連勝中だったが、6月のS-cupフェザー級前哨戦で山田ツインズの弟・虎矢太に1R TKO負け。11月のS-cupのリザーブマッチに出場し、ソエブ・ベンテビシュに1R TKO勝ち。今年2月大会ではフェザー級5位の内藤凌太に判定勝ちした。
1R、彪太朗が左インロー、ハイを当て、魁斗も左ミドルを返す。中盤過ぎからじわじわお互い攻撃が増え、左ボディの応酬も。終盤、彪太朗がプレッシャーを強め、右ロー、奥足狙いの右インローを当てる。魁斗は組んで抱えて倒すが、低い投げで、シュートポイントにはつながらず、どちらかといえば圧力を封じる狙いといった印象だ。記者採点はイーブンだが彪太朗についても不思議ではない。ジャッジ3者もまだイーブンとする。
2R、彪太朗が1R同様にプレッシャーをかけ、左ボディを立て続けに当てる。中盤、彪太朗は左ボディを当ててから右ストレートにつなげるように。単発での右ストレートも当たり出し、魁斗はクリンチやタックルで難を逃れる場面も。終盤も変わらず彪太朗が顔面とボディにパンチを随所で当て続け、魁斗は下がって攻撃を返せないまま終わる。記者採点は彪太朗。ジャッジは1者のみ彪太朗を支持し、2者は意外にもイーブンとし、彪太朗に厳しい採点となる。
3R、彪太朗は変わらず前に出て、右ストレート等のパンチを細かく当て続ける。魁斗は組んで腰投げを狙うが、ダメージが溜まっているか、自分が先に崩れて膝をついてしまう。すると倒れなかった彪太朗はすぐに魁斗をロープ際に詰めて右ストレートを当てると、ロープ際を離れて下がった魁斗を追いかけ、左ジャブをヒットする。倒れた魁斗は立とうと腰を上げたがフラつき、すぐさまレフェリーがストップした。
山田虎矢太、韓国の選手に1R KO勝ち
第8試合 セミファイナル 58kg契約 3分3R(無制限延長R)
○山田虎矢太(シーザージム/SB日本フェザー級(57.5kg)3位、元SB日本スーパーバンタム級(55kg)王者)
×ペク・ソンボム(韓国/チームホン/韓国キックボクシング58kg級王者)
1R 1’46” KO (左ボディフック)
山田ツインズの弟・虎矢太は24年10月からフェザー級に階級を上げ、内藤凌太、シッティチャイに連勝したが。昨年2月、川上叶に判定負け。6月には魁斗に1R TKO勝ち。8月にはペップンソンに判定勝ち。11月のS-cupフェザー級(58kg)トーナメントでは一回戦ではメイマン・マメドフに1R KO勝ちしたが、準決勝では安本晴翔に1Rに2ダウンを奪われTKO負けした。
今回の再起戦として、川上との1年2カ月ぶりの再戦が発表されたが、SB協会によると「所属ジム(龍生塾)より出場辞退の申し出」があったといい、ペク・ソンボムに相手が変わることが、大会半月前の3月26日に発表された。ソンボムは初参戦。キックボクシング12戦11勝1敗、MMA 8戦6勝2敗の実績があるというが、力量不足だった感は否めない。
1R、虎矢太がプレッシャーをかけ、左ミドル、ボディ、右ストレートを的確に当て、主導権を握る。ソンボムもパンチを振り回して抵抗するが、虎矢太はかわして左フックを立て続けに当ててから、左ボディフックをクリーンヒットする。ソンボムがダウンし、立ち上がるが、再び虎矢太が左ボディを当てて、あっさりソンボムが倒れたところで、北尻レフェリーがストップした。
マイクを持った虎矢太は「急きょ相手が変わって、敵地に乗り込んで相手のルールで戦ったペク・ソンボム選手の姿勢に、男として、格闘家としてリスペクトを送りたいです。去年のS-cup、そこの解説席にいる安本選手に負けて、再起戦でした。試合は力んでしまい、ダメなところが出てしまい、まだまだ実力不足だと実感しています。川上選手とのリベンジ戦が残念ながら流れたので、次こそはやりたいです」と話した。
手塚翔太、基山幹太に5R逆転TKO勝ちし日本ライト級王者に
第7試合 シュートボクシング日本ライト級(62.5kg)王座決定戦 3分5R(無制限延長R)
○手塚翔太(Sublime guys・GONG-GYM坂戸/1位)
×基山幹太(BELLWOOD FIGHT TEAM/3位)
5R 2’42” TKO (3ダウン:左ストレート)
※手塚が王者に
1R、基山は開始すぐからサウスポーで構えて前に出て、左ミドルを積極的に放ち、左のインカーフキックも当てる。手塚はオーソドックスからサウスポーに切り替えてカーフの追撃を封じ、オーソドックスに戻して詰めて左ボディを返す。だが終盤、基山が手塚をコーナーに詰め、左ストレートも当て、差を印象付ける。記者採点は基山。オープンスコアリングシステムが採用され、ジャッジ2名が基山を支持し、1名がイーブンとする。
2R、手塚はサウスポーの時間が長くなり、基山の左インカーフのヒットが減る。手塚はオーソドックスに戻ると、右ロー、ボディストレート、顔面へのストレートを随所で当て、やや優位に。記者採点は手塚だがイーブンもありうる。ジャッジ2名は手塚、1名がイーブンとする。
3R、手塚は闘牛士のようなジェスチャーを見せて基山を挑発しつつ、オーソドックスから左ボディ、右ストレートを当てるように。右インローを当てると、今度は基山がバランスを崩すように。中盤には手塚が右の三日月蹴りも当てる。基山は疲れが目立ち始め、体が流れがちだ。記者採点は手塚。ジャッジ3者とも手塚につける。
4R、手塚も1Rにカーフをもらった影響もあり、バランスが崩れがちで、基山の左ストレートをもらうと少し下がってしまう。基山は疲れの影響で攻撃が粗く、空振りが多いが、最後も左フックを立て続けに当て、好印象で終える。記者採点は基山。4R以降はオープンスコアはアナウンスされない。
5R、開始すぐに基山が左ストレートを当てると、手塚は頭がのけぞる。基山が左インローを当て続け、左インローで2度倒したところで、茂木レフェリーはダウンを宣告する。だが中盤、手塚がガムシャラにパンチを振り回し、空振りが続いていたが、基山も左インローを蹴って抵抗したところで、手塚の右ストレートがクリーンヒットし、基山はダウンする。基山は立つが、手塚は右の顔面狙いの右前蹴りをクリーンヒットし再びダウンを奪う。場内大盛り上がりの中、今度は手塚が左の顔面狙いの前蹴りで倒すが、これはダウンとはみなされない。お互いパンチを振い、交錯する中で、手塚の左ストレートが軽くかすめただけで基山がフラついて下がったところで、ようやく茂木レフェリーがストップした。
悲願のベルトを巻きマイクを持った手塚は「スカしてやろうと思ったんですけど、うれしすぎますよ。最高です。2月、病気で流しちゃって、2回タイトルマッチ取れなくて、取れないかと思っていたんですけど、取れて最高です。俺が一回辞めてから受け入れてくれたシーザー会長と(GONG-GYM坂戸の長井憲治)会長、ありがとうございます。もっと強くなるので、他団体でも挑戦させてください」と話した。
SB協会のシーザー武志会長は大会後の総括で、今大会で印象的だった試合について聞かれ「タイトルマッチだね。面白かったね。手塚は16歳ぐらいからウチに出て、途中挫折したけど帰ってきて、チャンピオンになりたい思いの強さが勝ったと思います。基山もチャンピオンになりたいと頑張っていたし」と両者を称えた。
第6試合 スーパーウェルター級(70kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(無制限延長R)
○都木航佑(キャピタルレイズ fighting GlaNz/SB日本スーパーウェルター級王者)
×吉瀧 光(KING LEO/DEEP☆KICK -65kg 2位)
1R 3’00” TKO (レフェリーストップ:右フック)
1R、都木はサウスポーで構えてプレッシャーをかける。吉瀧は距離を取りつつ度々スイッチし、ガードを下げた状態から左右のフックを振り回すが、空振りが続く。中盤、都木の左ミドル、首相撲からの左膝蹴りが当たり出す。終盤、都木が左ボディを当てると、吉瀧は腹を押え苦しそうな様子を見せる。すると都木が前に出て、左インローを当ててから、右ハイを当ててダウンを奪う。吉瀧はダメージが大きく見えるが立ち、和田レフェリーは続行したが、都木が吉瀧をコーナーに詰めて左の膝蹴りと右フックを連打し、吉瀧が防戦一方になったところでレフェリーがストップした。
マイクを持った都木は客席にいた風間大輝(橋本道場/SB日本スーパーウェルター級1位)に、6月21日の後楽園大会での防衛戦を呼びかけ、風間もリングに上がり承諾した。風間は「シーザー会長、この試合、6月メインでお願いします」と強気にアピールした。両選手は24年10月に対戦し、風間が左肩の脱臼により2RドクターストップTKO負けとなり、不完全燃焼のまま終わっていた。
なお、この試合の後の休憩明けには、イモト・ボルケーノが6月大会で笠原弘希を相手にSB日本スーパーライト級王座の2度目の防衛戦を行うことが発表された。昨年8月の王座戦ではイモトの左ジャブで弘希が額を切られ、3R終了時にTKO負けに終わっていた。弘希は「負けてから傷がうずいてしょうがなくて。また彼と楽しい喧嘩をします」、イモトは「誰もあれで納得しねえだろと思います。僕がリスペクトを込めてぶっ飛ばします」と返した。両者前回同様、肘有り・オープンフィンガーグローブ着用ルールでの再戦を希望した。弘希とイモトもメインイベントを希望し、子供を招待するイベントも提案している。
第5試合 56kg契約 3分3R(無制限延長R)
○笠原直希(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級(55kg)王者)
×ジュン・スンジュン(韓国/Kookje University/韓国キックボクシング55kg級王者)
1R 1’54” KO (左フック)
笠原三兄弟の三男・直希が、1R序盤から右ミドル、ローを的確に当てる。すると中盤、直希は左ボディと右ローを連打し、スンジュンがひるんで後退する。直希はコーナーに詰め、左ボディ等でラッシュを続け、左フックでダウンを奪うと、スンジュンが立てず、直希のKO勝ちとなった。
第4試合 オープンフィンガーグローブマッチ(肘有り) スーパーライト級(65kg) 3分3R(無制限延長R)
×樋沼朝光(RIKI GYM)
○山口裕人(道化倶楽部/元WPMF世界スーパーライト級暫定王者)
2R 2’50” TKO (3ダウン:パンチ連打)
第3試合 52kg契約 3分3R(無制限延長R)
○片山 魁(TEAM FOREST/SB日本バンタム級(52.5kg)1位)
×サンチャイ・TEPPENGYM(タイ/TEAM TEPPEN/元ラジャダムナン認定ミニマム級王者)
判定3-0 (30-28/30-28/30-28)
第2試合 スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(無制限延長R)
○野村勇人(GONG-GYM坂戸/SB日本スーパーバンタム級4位)
×濱田 海(TIA辻道場)
不戦勝 (濱田の計量失格)
第1試合 オープンフィンガーグローブマッチ 61kg契約 3分3R(無制限延長R)
○梅原規祥(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)
×工藤悠矢(秀晃道場)
判定2-1 (29-28/29-30/29-28)
オープニングマッチ 68kg契約 3分3R(無制限延長R)
○梅津ガブリエル(RESURGO MMA)
×RED夢冬(マッハ道場)
1R 3’00” KO (右膝蹴り)
※REDが計量1.2kgオーバーし減点2、ファイトマネー50%没収、グローブハンデ、REDが勝利した場合は無効試合

