シュートボクシング 7.21 愛知 ホテルプラザ勝川(レポ):イモト・ボルケーノ、日本初登場の元ラジャランカー・シンパヤックにTKO負け。田渕涼香、移籍初戦はユリカGSBに再延長判定勝ち。基山幹太3連勝
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SHOOTBOXING 2022 YOUNG CAESER CUP CENTRAL #30 DEAD or ALIVE 04
2022年7月24日(日)愛知・ホテルプラザ勝川
記事提供:グラップリングシュートボクサーズ
第9試合 メインイベント 67kg契約 3分3R(延長無制限R)
×イモト・ボルケーノ(グラップリングシュートボクサーズ/SB日本スーパーライト級(65kg)王者)
○シンパヤック・Y’ZD GYM(タイ/Y’ZD GYM/元ラジャダムナン認定スーパーバンタム級2位)
2R 終了時 TKO (ドクターストップ:左肩の負傷)
イモトは昨年12月のSB日本スーパーライト級王座決定戦で村田聖明との5Rに亘る大接戦を制してチャンピオンに。前戦となった6月の松山翔戦では3R TKO勝ちし、現在5連勝中。
対するシンパヤックは190戦138勝(49KO)45敗7分の戦績を持つ元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級2位、今回日本初ファイトとなる。
1R開始早々にイモトが一気に早い攻撃を仕掛ける。サウスポー構えのシンパヤックは左ハイ、左ミドルと蹴りを打ち分けて追い込むが、イモトも左ストレート、右ミドルを返して譲らない。
2R、エンジンのかかったシンパヤックは左ミドルで圧倒。イモトのガードの上からでも容赦なく強いミドルを蹴り込む。イモトは首投げを見舞おうとしたところ、もつれて倒れた際に左肩を強打。試合後「左肩を脱臼した」と語った通り、イモトは左の攻撃を出せない。シンパヤックは強烈な左ミドルを連打させ、イモトの軸足ごと狩るような左ローを見せて観客からどよめきが起こる。
2R終了したが、イモトは左肩の負傷でドクターストップとなり、シンパヤックがTKO勝ちで強烈なインパクトを残した。
第8試合 セミファイナル 女子ミニマム級(48kg) 3分3R(無制限延長R)
×ユリカ・グラップリングシュートボクサーズジム(グラップリングシュートボクサーズ/SB日本女子ミニマム級3位、ミネルヴァ・ライトフライ級3位)
○田渕涼香(覇空會/SB日本女子アトム級(46kg)1位、RISE QUEENフライ級1位)※拳聖塾から所属変更
5R 判定0-3 (8-10/8-10/8-10)
4R 判定1-1 (10-9/9-10/10-10)
3R 判定1-0 (30-29/29-29/30-30)
前戦となった昨年7月の杉本恵戦で勝利し現在2連勝中のユリカが、昨年12月にはMISAKIとSB日本女子アトム級王座決定戦で争った田渕を迎え撃った一戦。田渕はこれまで所属していた拳聖塾を離れ、覇空會所属としての初戦。
1R、お互いにローを出して距離を探る展開。2R、今度はユリカが距離を潰してヒザ蹴り。田渕にフロントチョークも決めてヒザ蹴り、田渕はなかなか自分のペースを掴めない。3R、顔面前蹴り、左ハイキックの田渕に、ユリカは組んでのヒザ。お互いに決定打はないい。
延長Rも組み合う展開となり再延長Rへ。田渕が左ハイ、接近戦の打ち合いで左ストレートをクリーンヒットさせダウンを奪い、判定勝ちした。
第7試合 MAX FC公式戦 63.5kg契約 3分3R
○基山幹太(BELLWOOD FIGHT TEAM)
×KJヒロシ(Y’ZD GYM)
判定3-0 (30-27/30-27/29-28)
1R、左インロー、ワンツーの基山がプレスをかけ、KJも左ミドル、左ボディを返す。終盤には基山がパンチ連打を見せる。
2Rも左右フックを振り回す基山に、KJは右ストレート。接近戦でもお互いに激しく打ち合う。
3Rも打ち合う両者。基山がガムシャラに左右フックを打つのに対し、ガードするKJも右ストレートを返し、組んでのヒザと一歩も退かない。最後までKO狙いの基山の気迫に、KJもそれに応えるように打ち合いにいき激戦となった。手数で基山が判定勝ちし、3連勝に。
第6試合 MAX FC公式戦 57.5kg契約 3分3R
×土井涼雅(グラップリングシュートボクサーズ多治見)
○野村勇人(GONG GYM 坂戸)
1R 1’36” KO (膝蹴り)
5戦2勝3敗の19歳・土井が、Stand upアマチュアトーナメント優勝し今年4月のRISEでプロデビューした新鋭・野村と対戦した。
1R、ゴングと同時に真っ向勝負を仕掛ける野村が左ミドルとテンカオ、左右フック連打で前進し、必殺のテンカオでダウンを奪う。ダメージ大の土井に、野村はサイドキックで突き飛ばすとテンカオを再び突き刺してKO勝ちした。
第5試合 スーパーライト級(65kg) 3分3R(最大延長2R)
○森本大喜(CRISS-CROSS)
×平塚朋弥(翼鍛錬所)
判定3-0 (29-27/29-27/30-27)
1R、バチバチ打ち合いの中で森本が首投げでシュートポイントを奪う。平塚は左右ミドルで反撃に出るも偶発性のバッティングで森本はカット。平塚にレッドカード(減点1)。2R、後のない平塚はパンチを強打して前進し、森本は押され気味。3Rも首投げを極めた森本がシュートポイントを奪う。森本が判定勝ち。
第4試合 MAX FC公式戦 女子45kg契約 3分3R
×菊地美乃里(GONG GYM坂戸)
○撫子(GRABS KICK BOXING STUDIO/ミネルヴァ・ピン級(45.36kg)2位)
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)
3戦のキャリアの菊地がミネルヴァランカーの撫子に挑んだ一戦。
1R、しなやかな前蹴り、右ローで前進する撫子に押され気味の菊地だが、パンチ連打で反撃。2Rも撫子が手数で圧倒しバックブローなどを当てていくが、菊地も右ストレートを当て返す。
3Rもお互いにバチバチに打ち合う。撫子が判定で勝利したが、最後まで倒れない格上相手に健闘した菊地のファイトスタイルに会場からは拍手が送られた。
第3試合 MAX FC公式戦 72kg契約 3分3R
○五十嵐大樹(名古屋JKF)
×磯村真言(グラップリングシュートボクサーズ)
3R 2’12” KO (右ストレート)
1R、大振りのパンチで前進する磯村に、五十嵐は左ミドル、テンカオをさす。2Rもお互いにパンチを交錯させる中、五十嵐がプレスを強めてコーナーに詰めると右ストレートをヒットさせてKO勝ちした。
第2試合 MAX FC公式戦 60kg契約 2分3R
×金子徹哉(BELLWOOD FIGHT TEAM)
○辰樹(Y’ZD GYM)
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)
1R、プレッシャーをかける金子に、辰樹は左ミドルと組んでのヒザでペースを握る。2R、左ミドル、右ストレートを当てる辰樹が主導権を握り、KO寸前まで追い込む。3Rも手数で圧倒する辰樹がフルマークの判定勝ち。
第1試合 MAX FC公式戦 56kg契約 2分3R
×畠山武海(グラップリングシュートボクサーズ大須MACS)
○大岩竜世(KANALOA GYM)
判定0-3 (28-29/27-30/27-30)
1Rからお互いにロー、ミドルを交錯。大石は胴回し回転蹴り。2R、大石が右ローをこつこつ当てペースを握ると、3Rも手数と強打で畠山を追い込み、判定で大石が勝利した。