Krush 7.30 後楽園ホール:3連勝のスーパー・バンタム級・永坂吏羅「テコンドーの動きを全部忘れて、一からK-1の動きを練習した」×内田晶「永坂選手が勝ってきた選手と自分は違う」
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Krush.139(7月30日(土)後楽園ホール)のスーパー・バンタム級・永坂吏羅[りら](K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vs. 内田晶[しょう](チーム・タイガーホーク)、スーパー・ライト級・平山迅(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)vs. 川﨑真一朗(月心会ラスカルジム)の4選手のインタビューがK-1 JAPAN GROUPから届いた。
永坂はテコンドーをベースとしつつ、最近はK-1ルールにアジャスト度合を上げ、パンチに磨きをかけており、5月大会で元Krushバンタム級王者の吉岡ビギンと対戦し、1Rから2ダウンを奪い、2R左フックでKO勝ち。昨年7月の紫苑戦、10月の三井大揮戦に続き3連続KO勝ちとすると「チャンピオンの璃明武選手、次タイトルマッチでお願いします」とマイクアピールした。
永坂と内田は19年8月のKrushで対戦し引き分けに終わっているため、今回が決着戦。内田は昨年のKrushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント一回戦で小倉尚也を下し番狂わせを起こしたが、10月の準決勝で鬼山桃太朗に判定負けし、今年2月のK-1では元Krushバンタム級王者の佐々木洵樹に敗れたが、延長判定まで持ち込み評価を高めた。
永坂吏羅「今回は圧倒して勝つことが仕事。リベンジとKrushのベルトをかけて璃明武選手と再戦したい」
――5月の「Krush.137」では吉岡ビギン選手にKO勝ちして大きなインパクトを残しました。あの試合を振り返ってもらえますか?
「周りからはインパクトがあったと言われるんですけど、自分ではそこまでインパクトを残したつもりはなくて。いつも通りにやって倒しただけだし、本当はもっと派手に倒したかったくらいです。まだまだ自分はあんなもんじゃないですね」
――デビュー当初の永坂選手は好不調の波が激しい印象でしたが、現在は3連続KO勝利中です。どんな変化があったのですか?
「しっかり勝ちに徹して試合をするようになったことと、ちゃんと“K-1”を始めたところですね」
――ちゃんと“K-1”を始めた、ですか?
「正直デビュー当初は格闘技のことをなめていて、テコンドーのままでいけるだろって思っていたんです。そしたら全然いい結果が出なくて…。それで一回テコンドーの動きを全部忘れて、一からK-1の動きを練習しようと思ったんです。それがいい方向に出ていますね」
――なるほど。あえてバックボーンのテコンドーを忘れたことで出来るようになった技はありますか。例えばパンチだったり。
「パンチに関しては怪我で蹴れない時期があって、その時に徹底的にパンチを練習したんです。それが良かったですね」
――以前、永坂選手は自分のファイトスタイルは“フリースタイル”だと言っていましたが、それはこれからも変わらないですか?
「まだ自分が考える完成形には程遠いですね。ただ今は基礎をしっかり学んで、ベースを創る時期だと思うんです。そこが出来てからテコンドーのスパイスを混ぜて、他の選手ができない派手なスタイルを完成させたいです」
――対戦相手の内田選手にはどんな印象を持っていますか?
「3年前に戦って引き分けているんですけど、基本に忠実なファイトスタイルだと思います。ただ戦い方そのものは3年前も今も変わってないかな、と。真っ直ぐのパンチやカウンターの精度は高いので、そこには警戒して戦いたいと思います」
――この3年間の成長の差を見せたいですか?
「今回は圧倒して勝つことが仕事だと思うので、今までやってきたことをぶつけて勝ちます」
――改めてここからの目標を聞かせてください。
「まずは決まっている試合を大切にして、直近の目標は璃明武選手にリベンジすることですね。璃明武選手とはプロ2戦目でやって負けていて、リベンジとタイトルをかけて再戦出来たら最高だと思います。そのためにも今回は落とせない一戦です」
――永坂選手にとって璃明武選手はどんな存在ですか?
「負けた相手というのもありますし、自分がファイトスタイルを模索して試行錯誤している間に、璃明武選手は連勝を重ねてKrushのチャンピオンになって……やっぱり見ていて悔しかったです。自分の力でリベンジとタイトル挑戦のチャンスを掴んで、そういう想いもぶつけて勝ちたいです」
内田晶「永坂選手は連勝中ですが、自分も色んな経験をしてきたんで、負ける気はない。僕が永坂選手の連勝を止めます」
――昨年10月以来のKrush参戦が決まりました。あの時は第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント準決勝で鬼山桃太朗選手に敗れる結果でした。
「気持ちの部分も含めて試合への入り方・エンジンがかかるのが遅かったかなと思います。先にダウンを取られて、あれで焦ってしまって自分の動きができなかったです」
――今年2月には第3代K-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメントへの出場もありました。ここでは一回戦で佐々木洵樹選手に延長判定で敗れましたが、あの試合はいかがでしょうか?
「あの時は伸び伸び楽しんでやることがテーマで、その通りの試合ができたと思うんですけど、もっといけるところはあったなという反省があります。バックステージ映像を見て、次に気持ちを切り替えていた選手もいましたけど、自分は負けたら意味がないと思っていたんで気持ちは落ち込みました。でも決勝まで試合を見てベルトを目に焼き付けましたし、いつか必ずあそこまで辿り着きたいと思います」
――初めて上がったK-1のリングはいかがでしたか?
「小さい時からK-1を見て育ってきたんで、あの花道やリングからの光景はすごかったし、あそこで勝っていたらもっと最高だったと思います」
――2度ベルトを巻くチャンスがあったにも関わらず、そこには手が届きませんでした。その結果をどう受け止めていますか?
「1日でベルトを獲るチャンスを逃してもったいなかったという気持ちもありますが、あそこからストーリーも生まれて、自分の目標は変わらないで、そこに向かってやっていくだけです。あれだけ練習してもベルトを獲るのは難しいんだと思うし、だからこそK-1・Krushのベルトは獲る価値があるものだと思います」
――今大会では永坂選手と対戦することになりました。最初にオファーを受けた時はどう思いましたか?
「一回やって引き分けているんで、いずれは決着をつけたいと思っていました。Krushのベルトに挑戦するためにはやらなければいけない相手だと思っています」
――現在永坂選手は3連勝中ですが、それについてはどうでしょう?
「永坂選手が勝ってきた選手と自分は違うんで、僕が連勝記録を止めたいです」
――ファイターとしてはどんな印象を持っていますか?
「テクニック重視かなと思ったんですけど、パワーがついてきて強くなっていると思います。自分も色んな経験をしてきたんで、負ける気はさらさらないです」
――この試合に勝てば璃明武選手の持つKrush王座に一歩近づくと思います。これからの目標を聞かせてください。
「一度璃明武選手には負けていて、大きな借りがあるんで、次の試合に勝って璃明武選手の持つベルトに挑戦にしたいです」
平山迅「自分は現役生活がいつ終わるか分からへんぐらいの年齢にきている。平山の試合が楽しみ・面白いと言われるように、記憶に残る試合をしていきたい」
――昨年5月の佐々木大蔵戦以来、約1年2カ月ぶりの試合が決まりました。
「もともと年末のK-1大阪大会でヴィトー・トファネリ選手と対戦予定だったんですけど膝を怪我してしまって。その怪我が長引いて、ここまで欠場する形になりました。(欠場期間も)やることはそれまでとそんなに変わらず、逆に1年間空いたということで自分の溜まっている部分だったりとか、いろいろ思うことであったり。そういうところも含めて進化した自分をしっかり作ってきました。今は早く試合したいというのが正直な気持ちですね」
――対戦相手の川﨑選手にはどんな印象を持っていますか?
「ずっとライト級(62.5kg)で戦ってきた選手ということで、彼に対して思うことは何もないですね。印象と言われるとそれぐらい(ライト級でやっていた選手)ですね」
――今回の復帰戦をクリアして、その先にはどんなプランを考えていますか?
「ずばり自分は現役生活がいつ終わるか分からへんぐらいの年齢にきていると思います。そのなかでやはりK-1のベルトを目標にしているし、あとはもし今後『THE MATCH 2022』のような大会が開催されたときに呼ばれる選手になりたいですね。今はその2つの気持ちが大きいです」
――それでは最後に平山選手の復活を楽しみにしているファンの皆さんへのメッセージをお願いします。
「変わらず応援してくださる皆さんにはホンマに感謝しています。あとKrush、K-1のリングで平山が戦うということで楽しみやとか面白いと言われるように、しっかり記憶に残るような試合をしていきたいと思います」
川﨑真一朗「僕も平山選手もパンチが武器なので、かなり噛み合うと思う。今はこの一戦にしか目を向けていません」
――昨年7月の里見柚己戦以来の試合が決まりました。これまでライト級で戦ってきた川﨑選手ですが、今回からスーパー・ライト級に階級を上げることになります。
「今回、1年ぶりの復帰戦で階級を上げて再スタートとなるんですけど、そこで一発目から平山選手という名前を聞いて、凄く震えました」
――階級を上げた理由、練習していての手応えを教えてください。
「階級を上げた理由としてはシンプルに(ライト級まで)落とせなくなったこと。落とせないので上げた、ただそれだけですね。今の練習の手応えというのは僕もちょうど1年間ブランクがあって、前回もその前も連敗、ずっと負けてきているんで、どうやったら次は負けないのかという穴を埋める作業をしっかりやってきました」
――平山選手も川﨑選手も互いに攻撃力があるタイプですが、どんな印象を持っていますか?
「平山選手は皆さんが思っている通りフィジカルが凄いんで、一発もらうというか一発かすっただけでも危なそうだなという感じで、今回はディフェンスをしっかり徹底的に練り上げて戦っていきたいと思います」
――ファイトスタイル的に噛み合う試合になると思うのですがいかがでしょうか?
「平山選手もかなりパンチのある選手ですし、僕もパンチが武器なんでかなり噛み合うんじゃないかと思います。連敗が今続いているんですけど、これが最後のチャンスと思って、死ぬ気で勝ちを獲りに行きます」
――今回の復帰戦をクリアして、その先にはどんなプランを考えていますか?
「やるからにはベルトを目指してやっているので、プランもあるんですけど、今はもうこの一戦にしか目は向けられないですね」
――それでは最後にファンの皆さんへメッセージをお願いします。
「いつも応援してくださるファンの皆さん、ありがとうございます。今、連敗の中で復帰戦が平山選手という大きい選手に決まったんですけど、全然自分が負けるなんて1ミリも思ってないですし、全然勝てると思っています。しっかり目を離さず見ていてください」
対戦カード
第10試合 メインイベント Krushバンタム級(53kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
池田幸司(ReBORN経堂/王者、K-1カレッジ2019 -55kg優勝)
野田 蒼(月心会チーム侍/挑戦者、K-1甲子園2020 -55kg優勝)
第9試合 セミファイナル ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
安保璃紅(team ALL-WIN/元Krushスーパー・フェザー級(60kg)王者)
昇也(士魂村上塾/元Bigbangスーパーライト級(63.5kg)王者)
第8試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
永坂吏羅[りら](K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
内田 晶[しょう](チーム・タイガーホーク)
第7試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
平山 迅(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
川﨑真一朗(月心会ラスカルジム)
第6試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
亀本勇翔(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Bigbangスーパーバンタム級王者)
森坂 陸(エスジム)
第5試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
竹内将生(エイワスポーツジム/BOMフェザー級王者、元Bigbang同級王者、元MA日本スーパーバンタム級王者、元J-NETWORK&WPMF日本バンタム級王者)
久保一馬(FIGHT CLUB 428)
第4試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
水津空良(優弥道場)
石田龍大(POWER OF DREAM/K-1甲子園2019 -60kg優勝)
第3試合 61.5kg契約 3分3R(延長1R)
安川侑己(志村道場/HEATキック・ライト級王者)
齋藤祐斗(JK TRIBE)
第2試合 クルーザー級(90kg) 3分3R(延長1R)
中平卓見(北眞舘)
星龍之介(POWER OF DREAM/極真会館全世界空手道選手権2019 6位)
第1試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
FUMIYA(ポゴナ・クラブジム)
佑悟[ゆうご](Lion Gym)
プレリミナリーファイト第試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
小松貴哉(K-1ジム五反田チームキングス)
田中 聡(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
プレリミナリーファイト第1試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
聖也(ウィラサクレック・フェアテックス西川口)
山本 陸(K-1ジム総本部チームペガサス)
概要
大会名 Krush.139
日時 2022年7月30日(土) 開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・17:30 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生中継)
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 15,000円 S席 10,000円 A席:7,000円(完売) ※当日券500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット販売 K-1.SHOP グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/krush/