DEEP 9.15 後楽園ホール(レポ):相本宗輝、再起戦は木下カラテを14秒KO。大島沙緒里、須田萌里を返り討ちしRIZINさいたまでの伊澤星花戦熱望。ストラッサー起一、佐藤洋一郎に判定勝ち

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宗明建設Presents DEEP 127 IMPACT
2025年9月15日(月/祝)後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳
相本宗輝、再起戦は木下カラテを14秒KO
第9試合 セミファイナル フェザー級 5分3R
×木下カラテ(和術慧舟會HEARTS)
○相本宗輝[かずき](ROOM)
1R 0’14” TKO (レフェリーストップ:右ストレート→グラウンドパンチ)
木下は昨年3月、五明宏人に1R KO勝ち、7月に計量オーバーの神田コウヤに判定勝ちし3連勝としたが、9月のRIZINのカルシャガ・ダウトベック戦、12月の韓国のブラックコンバットでのキム・ミンウ戦と2連続1R KO負け。今年6月のKNOCK OUTでのUNLIMITEDルールでの高塩竜司戦では2R TKO勝ちし、1年2か月ぶりにDEEPに戻ってくる。
相本は23年にMMAデビューし7戦全勝。昨年9月、五明宏人に判定勝ちし、12月に前薗渓に1R TKO勝ち。今年3月からのDEEPフェザー級GPにエントリーし、一回戦で高橋遼伍と戦う予定だったが、前日の計量前に体調不良で緊急搬送され欠場した。引き続きフェザー級で戦う。
8月のDEEPフェザー級GP決勝では水野新太が高橋遼伍を下して優勝し、DEEPフェザー級王者の青井人は9月21日の大阪大会でのチェ・ソンヒョクとのノンタイトル戦を控える。青井が勝てば、青井の王座に水野が挑戦するのが順当な流れだが、木下×相本は今後の王座挑戦者戦線を占う一戦にもなる。
試合はあっという間の決着に。1R、木下がサウスポー、相本がオーソドックスで構え、相本が最初の右ストレートを振いながらサウスポーに切り替え、木下の左ストレートのカウンターで左ストレートを当てる。さらに相本は右フックにつなげて当てると、木下の腰が落ちる。相本はサウスポーのまま前に詰め、右の前手でのフックを当てると、木下は真後ろに倒れる。上になった相本が木下の頭を押えながら右の鉄槌をまとめると、福田レフェリーがすぐさまストップした。タイムはわずか14秒。相本は大金網を登って乗り越え、北側の客席の応援団の元に駆け寄って抱き合って大喜びした。
マイクを持った相本は「9か月ぶりの試合、怖かったです。前回の水抜きぶっ倒れて、みんなのおかげでここまで来れました。ライト級に階級を上げろとか環境を変えろとか色々言われていますけど、自分は0から10までこのみんなとやってきて、世界一になります。ここは変えないです。ダメージないんで、11月3日、もしよかったら榊原(信行RIZIN CEO)さん、RIZINお願いいします。自分が目指しているのはUFCのベルトなんですけど、日本でRIZINで戦っている姿を仲間たちに見せたいです」とアピールした。
中継の解説を務めたフェザー級GP優勝者の水野は「こんな試合見させられたら、やるしかないですね」とコメントした。バックステージでのインタビューで相本は水野について聞かれ「試合後はテンションが上がってしまって忘れてしまって言えなかったんですけど、DEEPフェザー級の極上の無敗同士の試合がしたいです」と話し、対戦を熱望した。
大島沙緒里、須田萌里を返り討ちしRIZINさいたまでの伊澤星花戦熱望
第7試合 DEEP JEWELS アトム級(47.6kg) 5分3R
○大島沙緒里(リバーサルジム新宿Me,We/DEEP女子&DEEP JEWELSミクロ級(44kg)王者、元DEEP JEWELSアトム級(47.6kg)王者)
×須田萌里[もえり](SCORPION GYM)
判定3-0 (石川29-28/福田29-28/松宮29-28)
大島は30歳。柔道をベースとし、20年にMMAデビューし、RIZINで浅倉カンナ、山本美憂、ソルトに勝利し、昨年2月のRIZINではクレア・ロペス戦に2R腕十字で一本勝ち。5月のDEEP JEWELSで村上彩に1R TKO勝ちし、DEEPとDEEP JEWELSの両方のミクロ級王者となった。6月には米国ミズーリ州での女子大会Invicta(インヴィクタ)に参戦し、アトム級でアンドレッサ・ホメロに判定負けした。その2カ月後、AACCを離れリバーサルジム新宿Me,Weに移籍。今年5月のDEEPで約1年ぶりの試合に臨んだが、イ・イェジのパワーに押され続け判定負けした。今回も前回同様にアトム級(47.6kg)での試合となる。
須田は21歳。高校3年生だった22年5月、大島のDEEP JEWELSアトム級王座に挑戦したが1R腕十字で一本負けしている。その後は12戦9勝3敗。昨年1月の韓国のBLACK COMBATではパク・シユンのBLACK COMBAT女子アトム級王座に挑戦し判定負けしたが、シユンのバッティングとグローブつかみの反則裁定を巡って物議を醸す内容だった。その後は4連続一本勝ちしており、昨年9月にはイ・イェジに1Rアームバーで一本勝ち、12月には上瀬あかりに2R腕十字で一本勝ち。今年3月のDEEP JEWELSでは浜崎朱加に1R 裸絞めで一本勝ち。7月のRIZINではNOELに2R腕十字で一本勝ちした。
大島と須田の約3年ぶりの再戦を発表したDEEP事務局のプレスリリースでは「絶対王者の伊澤星花のベルト挑戦に近づくのは!!」と紹介されていた。
試合は一本は取れなかったものの、大島が今回も寝技勝負で差を示すことに。1R、須田が左ミドルを放つと、大島は蹴り足をつかんで倒す。大島はハーフガードで押さえ、アームロックを仕掛けつつパスガードする。大島が上四方に回ると、下の須田はレッグシザースや横三角絞めを狙うが、大島は対処する。大島がアームロックを解除すると、須田は足関を狙うが、大島はこれも対処して外し、上からパウンドを落とす。須田のタックルを大島は潰してギロチンを狙い、最後は大島がハーフで押さえて終える。記者採点は大島。
2R、須田の右ミドルを大島はまたもつかんで倒し、バック、ハーフと動いてコントロールする。大島はパウンドを少し当てるがサブミッションには持ち込めない。すると中盤過ぎから須田は下から足関を執拗に狙い、終盤には腕十字を狙う。最後は須田が上から押さえ続け、主導権を握る。須田のサブミッションはキャッチには至らないが、正味の攻撃の無い大島に比べると好印象だ。記者採点は須田。
3R、大島はまたも序盤から上になりハーフで押さえる。須田が動いてもバック、トップとポジションを変えつつコントロールを続け、随所でパウンドを当てる。須田に立たれても大島はしがみついて倒し、最後まで主導権を維持して終える。記者採点は大島。合計29-28で大島。ジャッジ3者も大島を支持し、大島が判定勝ちし須田を返り討ちにした。
大島は「勝つって難しくて、ここ1か月、育児放棄して毎日練習してきました。まだまだ挑戦したいです。この二人(=双子の娘たち)にも素晴らしい景色を見せてあげたいです。私はまださいたまスーパーアリーナで試合したことがないので、伊澤選手、(中継の)解説されていますけど、こんな内容で申し訳ないですけど、伊澤選手と試合できるならもっと強くなるので挑戦させてください」とアピールした。
中継内で伊澤も「私がやってやりましょうかね。いつでもゴーの準備はできていますので、いつでもどこでもやってやりましょうって感じですかね。どこでやるかはRIZINが決めるんで、9月でも11月でも12月でもどこでも試合したいです。むしろ3試合したいです。全員とやりたいですね」と答えている。
ストラッサー起一、佐藤洋一郎に判定勝ち
第10試合 メインイベント ウェルター級 5分3R
×佐藤洋一郎(KATANA GYM/元DEEP&修斗環太平洋同級王者)
○ストラッサー起一(コブラ会/元HEAT MMAウェルター級王者)
判定0-3 (松宮28-29/福田27-30/豊永27-30)
佐藤は40歳。2010年に修斗環太平洋ウェルター級王者となり、久米鷹介、村山暁洋相手に防衛。16年からDEEPを主戦場とし、18年に王者の住村竜市朗に挑戦したが判定負け。昨年4月、嶋田伊吹に52秒、裸絞めで一本勝ちすると、7月に鈴木槙吾を1R右フックからのパウンドでKOし、DEEPウェルター級王座を獲得した。今年5月の初防衛戦で角野晃平に2R KO負けし王座陥落した。
起一は44歳。07年にプロデビューして以来初となるDEEP参戦。キャリア序盤はパンクラスを主戦場とし、12年3月のウェルター級王座戦では佐藤豪則に判定負け。その3カ月後、HEATで同級王座獲得。14~17年にUFCに上がり3連勝のあと2連敗。17年末からRIZINに参戦し、北岡悟、住村竜市朗相手に2連勝した。だがそれ以降は負けが込み6戦1勝5敗。21年11月のRIZINでの2年ぶりの試合で川中孝浩に1R肩固めで一本勝ちしたが、22年3月の阿部大治、23年4月の中村K太郎に敗れ、今年2月にマレーシアでディエゴ・ヌネスに1R KO負けし3連敗中だ。
試合は起一が終始グラウンドで押さえて主導権を維持する内容に。1R、開始すぐから起一が胴タックル一発でテイクダウンを奪う。起一はトップで押さえ、金網際に運んでハーフで押さえる。起一は時折パスガードを狙うがその先に持ち込めず、パウンドもほとんど打てず膠着する。植松レフェリーはブレイクせず見続け、結局最後まで起一が上で押さえた状態でラウンドが終わる。記者採点は起一。
2R、起一はまたも開始すぐにタックルで倒し、金網際でハーフで押さえ、肩固めのプレッシャーをかけ、マウントを奪う。すぐ起一はトップに戻るが、押さえ続ける。中盤過ぎ、植松レフェリーはアクションコールを2度かけるがまだブレイクしない。残り1分を切り、ようやくブレイクがかかりスタンドに戻るが、またも起一がタックルで倒し、上になって終える。記者採点は起一。
3R、起一はこのラウンドも開始すぐにタックルで倒して上になる。レフェリーはアクションコールを早い段階から連呼するように。起一は上からパウンドを当てるが、下から佐藤が肘を当てると、起一は右まぶたから出血する。起一は押さえ続け、中盤過ぎ、ブレイクがかかる。起一のドクターチェックが入るがすぐに再開する。終盤、起一はまたもタックルで倒しこ、これまで同様金網際で押さえる。結局そのまま終了する。記者採点は起一。合計27-30で起一。ジャッジ3者も起一を支持し、起一が判定勝ちした。
マイクを持った起一は「口ではデカいこと言っているけど、これが今日の僕の精一杯の根性の試合でした。3年前に亡くなった父、2年前に亡くなったいとこにようやく勝利を届けることができました。ありがとうございました。正直めちゃめちゃ怖いよ。たくさんの方に応援していただいて、ようやく勝てました。まだ44歳、これからも泥臭く格闘技を突き詰めていきます。DEEPウェルター級を絶対に引っ張るんで、お任せください。RIZIN聞け。2年前にイゴール(・タナベ)戦が無くなって、そこから俺の空白の時間がある。俺に輝く場所、ワンチャンスくれ。お願いします。忘れていたもの取り返しに行かせてくれ。最後、自分の娘に勝利を見せことができました」と話し、妻と娘をケージに上げて記念撮影した。
バックステージでも起一は「UFCで勝てたよりうれしいです」と喜びを語り「(DEEPウェルター級王者の)角野は大阪で練習仲間ですけど、戦うことになったら割り切って試合します。来週(21日の大阪大会)のタイトルマッチ(=嶋田伊吹との初防衛戦)も勝ってくれると思います」とコメントしている。
関鉄矢、五明宏人に判定勝ち
第8試合 フェザー級 5分3R
×五明宏人(JAPAN TOP TEAM)
○関 鉄矢(SONIC SQUAD)
判定0-3 (橋本28-29/松宮28-29/石川28-29)
五明は伝統派空手をベースとし、22年にMMAデビュー。神田コウヤ、海飛、木下カラテ、相本宗輝には敗れたが、勝ち負けを繰り返しながら経験を積む。昨年大晦日のRIZINでは赤田プレイボイ功輝に判定2-1で勝利。今年3月からのDEEPフェザー級GPでは一回戦で中村大介に判定勝ちしたが、5月の準決勝では高橋遼伍に判定負けした。
関は21年12月、山本歩夢に1R一本勝ちして以来約4年ぶりのDEEP参戦。その後はRIZINで4戦し勝ち負けを繰り返し、23年6月に遠藤来生に判定勝ちしたが、昨年6月、カルシャガ・ダウトベックに1R KO負け。今回1年3か月ぶりの試合となる。
試合は僅差ながらも経験豊富な関が差を示すことに。1R、五明がサウスポーで構えプレッシャーをかけるが、左ストレートを放つと、関がカウンターで左ストレートを当ててダウンを奪う。関は上で押さえパウンドで追撃する。五明は耐えてスタンドに戻し、しばらく関が押し込む。終盤、離れ、打撃戦に戻ると、五明は左テンカオを胸に度々当て、左ストレートでもひるませて巻き返すが、ダウンは奪えず、その先に持ち込めない。記者採点は関だが挽回した五明についても不思議ではない。
2R、関は序盤からタックルで倒して上になる。関は腰を上げて右のパウンドを強打するが、すぐ五明はスタンドに戻す。関はタックルを仕掛け倒しかけるが、五明はスタンドに戻す。残り1分を切り、関が右ストレートを当て、五明も左ミドルとストレートを返し、五分に近い状態が続く。記者採点はテイクダウンを奪い打撃の有効打がやや目立った関だが、割れる可能性もある。
3R、五明が左ストレートを当てると、少し関はひるむ。だがすぐ持ち直し、打撃戦が続くと、中盤、関が押し込んで倒して上になる。だが五明はその先の攻撃許さず動き、バックを取るが、関も攻撃を許さず、トップを取り返す。五明の立ち際に関はオンブになるが、すぐ五明は振り落とし、スタンド勝負に戻す。終盤、打撃戦でお互いパンチを振るうが差はなく、最後は五明の蹴り足を関がつかんで倒して終える。記者採点は五明だが関につく可能性もある。合計28-29で関。ジャッジ3者も同じ採点で関を支持し、関が判定勝ちした。関は勝ち名乗りを受けても笑顔はなく、試合内容に満足していない様子だった。
力也、新鋭・濱口奏琉を1R KO
第6試合 58.5kg契約 5分2R
○力也(FIGHT FARM)
×濱口奏琉[そうる](パラエストラ和泉)
1R 4’21” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
力也は昨年11月、吉田陸に1R肩固めで一本勝ち。バンタム級からフライ級に下げるため、今年3月には中間の58kg契約で、フライ級の原虎徹と対戦し、右フック一撃でわずか14秒でKO勝ち。8月17日の後楽園大会ではフライ級で本田良介と対戦し1R終盤に裸絞めで一本負け。1か月の間隔で早くも次戦に臨む。
当初の力也の相手は柴田“MONKEY”有哉だったが、負傷欠場で濱口に変わり、フライ級から58.5kg契約、3Rから2Rに変わった。
22歳の新鋭・濱口は3月のニューピアホール大会で杉山廣平に判定1-2で惜敗。6月の大阪大会では空手仕込みの打撃を駆使し神酒龍一に3R TKO勝ちしている。
1R、濱口がサウスポーの力也に対して出入りしながら右インローを立て続けに当てて効かせる。力也がパンチを振るって詰めて来ると、濱口はかわしつつタックルで難を逃れる。離れると濱口が二段式の右ミドルを当て、多彩な攻撃を見せていたが、力也の左ストレートで、濱口は腰が落ちる。
するとパンチの打ち合いで力也の右フックがカウンターでヒット。ひるんだ濱口はタックルを仕掛けるが、力也は切ってがぶって肘を当てスタンドに戻す。さらに力也が下がる濱口を追いかけ、左右のパンチの連打で倒すと、亀になった濱口を押さえ、パウンドを連打したところでレフェリーがストップした。
郷野聡寛、近藤有己との50代対決で判定勝ち
第5試合 73kg契約 5分2R
○郷野聡寛[あきひろ](リングス・ジャパン/ファイティスジムMSC)
×近藤有己(パンクラスイズム横浜/元パンクラス・ミドル級・ライトヘビー級・無差別級王者)
判定3-0 (福田○19-19/植松○19-19/石川20-18)
近藤と郷野は過去3戦し近藤の2勝1敗で、両者50代ながら、6年ぶり4度目の対決が組まれた。
近藤は50歳。パンクラスで2010年までに3階級で王座を獲得。旗揚げ当時のDEEPで2度戦ったことがあり、01年8月の第2回大会でパウロ・フィリョに判定負けし、02年3月の4th IMPACTでメキシコ人プロレスラーのキック・ボクサーに1R腕十字で一本勝ちしている。19年以降は年1~2試合ペースながらも戦い続け、昨年11月、22年ぶりにDEEPに参戦し、毛利昭彦に判定勝ちした。
郷野は近藤より1学年上の50歳。ゼロ年代にパンクラス、PRIDEで近藤と対戦し、01年のパンクラスでの初対決では3R TKO負けしたが、06年PRIDEでの再戦では判定勝ちした。その後はUFC、戦極にも参戦。40代になった15年以降は試合頻度が下がり、19年5月のパンクラスでの近藤との3度目の対戦で判定負けすると、23年8月のGLEATでプロレスラーの井土徹也を相手に4年ぶりにMMAの試合をし判定勝ちした。その前後はキックボクシングのNKBで試合しており、いずれも敗れている。
近藤は昨年の毛利戦に続き、ゼロ年代に使用していたエンヤ「Book of days」をテーマに入場。郷野もPRIDE時代と同じDJ OZMA「アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士」で入場する。郷野のセコンドには高坂剛氏、大山峻護氏がつく。
1R、近藤がサウスポーで構えて前に出続けるが、郷野はノーガードで距離を取り続け、自分の右フック、ボディストレートを随所で当て、左フック、右ロー、ミドルも絡め、主導権を握る。郷野が左ミドルを当てるとスリップし、近藤が上になってハーフで押さえるが、その先に持ち込めず終わる。記者採点は郷野。
2R、郷野は1R同様、ノーガードからの右のパンチ、ミドル、ローを自在に当て、主導権を維持する。終盤、郷野がバックスピンキックを放つとスリップする。郷野はタックルを仕掛けるが、近藤は潰して、金網際で上で押さえる。近藤はハーフで押さえるが、1R同様、その先に持ち込めず終わる。記者採点は郷野。合計20-18で郷野。郷野が判定勝ちし、近藤との対戦戦績を2勝2敗の五分とした。
マイクを持った郷野は「32年間格闘技やって、世界中色んな所行ってみたんだけど、日本って最高なんですよ。日本人の賢さ、謙虚さ、思慮深さ、そういうの持ってる民族って他いないんですよ。約束は平気で破る、時間には遅れる、冷蔵庫に入れた未開封のものを勝手に食う。そんなの日本人やらないからね。日本って素晴らしい国で海外の人が憧れる歴史と文化あるんですよ。でもそれが外国勢力によって壊されてきてるから。こんなこと言うとね、ネットでも格闘技三大陰謀論者の中に入れられているんですよ。一人が小見川道大、一人が郷野聡寛、もう一人は忘れたけど。そういう風に考えるような教育を戦後アメリカから日本人がされて。なんでかというと日本人、凄く頭いいし礼儀正しいし賢いし」等と長々と演説していると、DEEPの佐伯繁代表から巻きの指示が入り、セコンドについていた高阪氏からも「長いよ」と注意される。郷野は「自分が50歳でも試合できるのは、人間の骨格と地球の重力を利用しているからで、そんなことを東大和市のジムで教えているので、一緒に体動かしましょう。長々と失礼しました」と締めくくった。
第4試合 バンタム級 5分2R
×魚井フルスイング(和術慧舟會HEARTS)
○春日井“寒天”たけし(寒天ファイトスピリット)
判定0-3 (石川18-20/松宮18-20/福田18-20)
1R、開始すぐに魚井が左フックを当てるが、そのまま春日井は組み付いて金網に押し込みテイクダウンする。春日井は金網際でハーフで押さえ続け、パウンドを随所で当て、主導権を維持する。最後まで魚井は下になったまま終わる。
2R、春日井は序盤から倒して上になるが、膠着するとブレイクがかかる。魚井は押し込んで右肘で春日井の左まぶたを少し切る。だが春日井が上になる状況が繰り返され、最後はトップキープして終了する。2Rとも春日井がポイントを取り判定勝ちした。
元NKB王者・杉山空、MMAデビュー2連続KO勝ちしストロー級王座挑戦に名乗り
第3試合 ストロー級 5分2R
×中務修良[のぶよし](NOMAD/元WARDOGストロー級王者)
○杉山 空(THE BLACKBELT JAPAN/元NKBフライ級(50.8kg)王者)
1R 3’48” TKO (レフェリーストップ:右フック→グラウンドパンチ)
杉山はキック9戦6勝1敗2分でNKBの元フライ(50.8kg)級王者。レスリングも6年の経験があり、全日本アマパンクラスストロー級優勝を経て、4月のDEEPでのプロデビュー戦で多胡力翔に1R TKO勝ちし、今回が2戦目。RIZINにも出場して勝利している中務を圧倒することに。
1R、サウスポーの中務に対し、杉山が右インロー、ミドルを当てるが、すぐに中務は組み付いて倒し、あっさりと上のポジションを取る。中務は金網際で押さえるが、膠着すると、福田レフェリーはブレイクする。中務は投げがすっぽ抜けると下になるが、足関節技を狙う。杉山は対応して上から押さえ、中務が脱出して立つ。杉山が中務を金網に押し込んで、スペースを作って右肘打ちを当てると、中務は右まぶたを切られて出血する。杉山が倒して押さえてパウンドを当て、立ち際には膝蹴りもヒット。杉山が中務を押し込み、膠着ブレイクがかかったところで、中務はドクターチェックを受ける。
再開後、杉山はプレッシャーをかけると、一気に踏み込んで右フックをアゴにクリーンヒット。中務はダウンすると、金網を背にして倒れ、杉山がパウンドで追撃すると、すぐさまレフェリーがストップした。
マイクを持った杉山は「デビュー戦、多胡選手とやって、今回、中務選手とやって、もうやる相手、一人しかいないですよね。ストロー級、盛り上がっていないんで、自分がストロー級最強になるんで、次、越智(晴雄)選手とタイトルマッチお願いします」とアピールした。DEEPの佐伯繁代表も越智との王座戦実現に前向きで「(MMA)3戦目の最短でタイトルマッチもある」と大会終了後にコメントしている。
第2試合 ライト級 5分2R
×石塚雄馬(AACC)
○ケンシロウ(FIGHTER’S FLOW)
2R 1’31” 裸絞め
ケンシロウは柔道をベースとし、全国高校選手権3位の実績がある。昨年11月、38歳でMMAデビューして以来3連勝し、今回DEEPナンバーシリーズに初登場。DEEPでタイトルマッチの経験もある40歳の石塚を圧倒する。
1R、ケンシロウが左ハイを当て、組んで膝を当て、テイクダウンを奪い上から押さえる。ケンシロウが右のパウンドを落とすと、石塚はかわすが、すぐにケンシロウがバックに回り込む。ケンシロウはバックマウント、マウンドを行き来し、裸絞めを狙い、パウンドを当てる。残り1分を切り、スタンドに戻ると、石塚が金網に押し込むが、その先に持ち込めず終わる。
2R、ケンシロウはまたも足を掛けてテイクダウンを奪い、上からパウンドを当ててからバックマウントを奪うと、今度は裸絞めを極めタップを奪った。
第1試合 フェザー級 5分2R
○高橋正親(BRAVE/DEEPフューチャーキングトーナメント2024フェザー級優勝)
×佐々木耀[よう](K-Clann)
判定3-0 (豊永20-18/石川20-18/福田20-18)
高橋は20歳。花咲徳栄高校レスリング部出身で、大学進学後、MMAをはじめ、4月のフューチャーキングトーナメントで優勝し今回プロデビュー戦を迎えた。佐々木は3月のデビュー戦で判定負けし今回2戦目。
1R、佐々木が横三角絞めを仕掛けると、高橋は持ち上げてマットに叩きつけて脱出する。高橋は中盤以降、ポジションを動きつつも、大半の時間、ハーフで押さえ続ける。
2R、高橋が長時間上から押さえ、随所でパウンド、肘を当て、主導権を維持する。だが佐々木も下から肘を当て、高橋は左まぶたと前頭部をカットする。2Rとも高橋がポイントを取り判定勝ちした。
オープニングファイト第2試合 フェザー級 5分2R
×平石光一(PUREBRED)
○菊川イサム(KATANA GYM)
判定0-3 (橋本19-19○/豊永19-19○/長瀬18-20)
1R、序盤に菊川が右ストレートでダウンを奪う。平石は鼻血を出すが、終盤、首相撲からの右膝蹴りで菊川の額を切り裂き、両者血だるまの展開に。2R、平石が首相撲からの膝蹴りを度々菊川のボディに当てて追い詰める。最後、菊川がトップを取るが、その先に持ち込めず終了する。菊川の判定勝ちとなったが、平石も印象を残す好勝負だった。
オープニングファイト第1試合 アマチュアSルール フライ級 3分2R
×RYOTA(JAPAN TOP TEAM)※涼太 改め
○佐藤照栄(パンクラスイズム横浜)
判定1-2 (松宮19-19○/豊永○19-19/長瀬19-19○)




































