パンクラス 7.27 立川ステージガーデン(レポ):キルギスのカリベク・アルジクル・ウルル、フェザー級初戦で元王者ISAOを1R KO。フライ級王座決定戦 濱田巧×大塚智貴はバッティングで無効試合に。鈴木悠斗と敢流が初黒星
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PANCRASE 355
2025年7月27日(日)東京・立川ステージガーデン
レポート:井原芳徳
フライ級王座決定戦 濱田巧×大塚智貴はバッティングで無効試合に
第14試合 メインイベント キング・オブ・パンクラス・チャンピオンシップ・フライ級(第10代王者決定戦) 5分5R
―濱田 巧(THE BLACKBELT JAPAN/1位、ネオブラッドトーナメント2022同級優勝)
―大塚智貴(CAVE/4位、ネオブラッドトーナメント2021ストロー級優勝)
3R 0’31” 無効試合 (偶発的なバッティングにより続行不可能)
※新王者は保留
昨年7月の立川大会で、フライ級王者の伊藤盛一郎がムハンマド・サロハイディノフ(サロヒディノフ)に3R裸絞めで一本勝ちし王座初防衛を果たしたが、その後は試合をせず、王座を返上することになり、今回、王者決定戦が組まれた。
濱田は30歳。良太郎代表のteam AKATSUKI出身の元キックボクサーで、プロで20試合以上戦い、KNOCK OUTで花岡竜と王座を争った経験もある。22年のパンクラスのネオブラッド・トーナメントでMMAデビューし、フライ級で2勝して優勝。左膝の手術を経て、23年11月の大塚智貴戦で復帰し、寝技主体のファイトでフルラウンドポイントを取り判定勝ち。昨年3月の立川大会では山崎聖哉に3R TKO勝ち。7月の立川大会ではハファエル・ヒベイロに判定勝ちし、1位に浮上した。王座挑戦の機会を待ち続け、MMA 5戦全勝・6戦目で王座に挑む。
大塚は31歳。23年11月に濱田に敗れた後、昨年は3月に眞藤源太に判定勝ち、6月に山﨑聖哉に2R TKO勝し2連勝したが、11月には強豪との対戦経験豊富な秋葉太樹に判定負け。今年4月の立川大会では浜本“キャット”雄大に判定勝ちし、フライ級上位をキープした。2位にサロハイディノフ、3位に秋葉がいる中、4位の大塚にチャンスが巡ってきた。
1R、お互い右ストレートを当てた後、大塚が左ミドルを当て、すぐさま片足タックルを仕掛けて、金網に濱田を押し込む。中盤、離れると、大塚は左右のフックを放つが、濱田はかわし、タックルを仕掛けてから金網に押し返す。濱田は背後から足を絡めつつ、バックを狙い続ける。終盤、濱田は正面、背後と動きつつもしがみつき、残り1分のタイミングで背後からグラウンドに引き込んでバックマウントを奪う。濱田はパウンドは打てず、ポジションキープして終える。記者採点はポジショニング、ジェネラルシップで上回った濱田。ジャッジは出口・中島・梅木の3名とも大塚につける。打撃を評価した模様だ。
2R、大塚が片足タックルを仕掛け、上から押さえるが、すぐ濱田は背中を起こし、大塚はがぶった状態で押さえる。濱田は右足を大塚の左足に引っかけてから寝転ぶと、足を絡め続け、もがく大塚の背後からしがみつく。大塚は脱出し、立ち上がると金網に濱田を押し込んで倒し、立たれても肩で抱えて試合場の内側に向けて倒す。大塚はバックに回り込んで裸絞めを狙うが、足のロックが不十分なため、大塚が振り落として上を取り返す。終盤、大塚がスタンドに戻そうとすると、濱田はすぐにがぶって押さえてからバックを狙い、体をひねって背中をつけた大塚を、再び上から押さえる。濱田は押さえ続け、時折パウンドを当てて印象を作って終える。記者採点は濱田。ジャッジ3名も濱田に付ける。これでジャッジのポイントはイーブンに。
勝負はこれからという3Rだったが、開始早々アクシデントが起こる。濱田が右ローを当てたタイミングで、大塚は前に出て詰めて右のボディ、アッパーを立て続けに放つが、この際にバッティングとなり、大塚は左まぶたがふさがる。タイムストップし、鶴和レフェリーは回復を待つが、ふさがった状態が続き、1分以上経ってからドクターチェックを要請する。結局レフェリーは続行不能と判断し試合終了に。偶発的なバッティングによる負傷とみなされたが、全5Rのうち半分以下の2Rまでしか終わっていないため、規定によりノーコンテストとなった。濱田は四方に頭を下げリングを降り、大塚は座ったまま涙を流した。
キルギスのウルル、元王者ISAOを1R KO
第13試合 コーメイン フェザー級 5分3R
×ISAO(NEVER QUIT/元フェザー級&ライト級王者、ネオブラッドトーナメント2009ライト級優勝)
○カリベク・アルジクル・ウルル[Kalybek Arzykul Uulu](キルギス/オリンプジム・ビシュケク/元バンタム級1位)
1R 1’47” KO (右フック)
6月1日のニューピア大会では三宅輝砂が中田大貴に1R TKOしフェザー級王座初防衛を果たしたが、フェザー級戦線で注目の一戦が組まれた。
パンクラス2階級制覇王者のISAOは21年5月、中島太一に判定勝ちしてフェザー級王座3度目の防衛をして以来4年ぶりにパンクラスに出場する。その後、ISAOは23年11月のベラトールでイーブス・ランドゥーに判定負けし、試合自体も2年ぶりとなる。現在36歳。
ウルルはMMA 12戦11勝(5KO/4一本)1敗の23歳。同じキルギス人のRIZINフェザー級王者・ラジャブアリ・シェイドゥラエフの練習仲間。昨年9月の立川大会でパンクラスに初参戦し、当時バンタム級1位の井村塁にわずか75秒でTKO勝ち。同級王者・透暉鷹戦が2度組まれたが、昨年12月は両者の負傷、今年4月は両者の計量失格により、いずれも中止となっていた。
ウルルはバンタム級からフェザー級に階級を上げ再起を図るが、体格では既にISAOを上回る印象で、実戦でもパワー差をまざまざと見せつけることに。1R、サウスポーのISAOに対し、ウルルはプレッシャーをかけ、右ミドル、インローを当てる。お互い慎重な状態が続いたが、中盤に入ると、ウルルの右フックのカウンターでISAOが胴タックルを仕掛けてテイクダウンを奪う。だがウルルはすぐISAOの股の間に足を入れて浮かして脱出しスタンドに戻す。すると下がって距離を取ろうとするISAOに対し、ウルルは前に出て二段式の右のテンカオで詰めてから、右フックを側頭部にクリーンヒット。ISAOはダウンして少し伸びたような状態となり、梅田レフェリーがすぐさまストップした。
マイクを持ったウルルは「元王者に勝ったので王者に挑戦したいです」とアピールし、三宅輝砂の現在保持するフェザー級王座を狙う構えを示した。
鈴木悠斗、ハファエル・バルボーザに一本負けし7戦目で初黒星
第12試合 ライト級 5分3R
○ハファエル・バルボーザ[Rafael Barbosa/ラファエル・バルボーザ](ブラジル/MAQUININHA DO FUTURO/1位)
×鈴木悠斗(パラエストラ八王子/10位、ネオブラッドトーナメント2024同級優勝)
1R 4’31” アナコンダチョーク
バルボーザはMMA 20戦15勝(5KO/5一本)5敗の27歳。23年3月のLFAで、昨年のジ・アルティメット・ファイター32の優勝者となるマリオン・サントスに判定負け。今年3月パンクラスに初参戦すると、2Rにグラウンド状態での頭部への膝蹴りの反則で減点1もあったが、ライト級2位の粕谷優介にダースチョークで一本勝ちし、1位にランクインしている。
鈴木は6戦全勝、5連続KO勝ちの19歳。昨年のネオブラで優勝し、12月に小川道的に1R TKO勝ちすると、「11月の試合が無くなって、今回試合を組んでもらったんですけど、ランカーが断ったんで、これで僕が実質チャンピオンです」とアピールしていた。その後もなかなか試合機会が巡って来なかったが、雑賀“ヤン坊”達也が保持するライト級王座奪取に向け、これ以上ない強力な相手が用意された。
1R、鈴木が中央側に立ってプレッシャーをかけ、バルボーザは細かく出入りしながら距離を取る。鈴木は時折パンチを振って詰めるが、バルボーザはかわす。中盤、右フックが交錯した後、バルボーザは組み付き、金網に押し込むが、お互い膝を軽く当てる程度でテイクダウンを狙う動きが無い状態が続くと、和田レフェリーはブレイクする。再びバルボーザは押し込むが、鈴木は右膝蹴りをボディに当ててから突き放す。終盤、鈴木が右フックを当てると、前に出てパンチを振り続けて攻勢に。バルボーザは回ってブロックし、自身もパンチを返して当て返す。すると残り1分、バルボーザがタックルを仕掛けると、鈴木は尻もちをつきながらもカウンターでアームロックを狙ってグラウンドに持ち込むが、バルボーザは体をひねって外して上をから押さえようとする。すると背中を向けた鈴木のバックにバルボーザは回り込み、サイドバックから鈴木の脇と首を抱えながら、すぐさまアナコンダチョークを極めタップを奪った。
マイクを持ったバルボーザは「ベルトに挑戦させてください」とアピールした。
RTU帰りの井村塁はテクニカル判定勝ち
第11試合 バンタム級 5分3R
○井村 塁(ALMA FIGHT GYM PUGNUS/2位、ネオブラッドトーナメント2020同級優勝)
×髙城[たき]光弘(リバーサルジム横浜グランドスラム/3位)
3R 0’21” テクニカル判定3-0 (中島30-28/出口30-28/梅木29-28)
井村は3月の横浜大会で松井斗輝に一本勝ちし、5月の上海でのROAD TO UFCに乗り込んだが、一回戦でギエム・ヴァン・イに2R TKO負けし、今回パンクラスに戻ってくる。セコンドには石渡伸太郎トレーナーに加え中村K太郎もつく。
髙城は昨年7月21日の立川大会でオタベク・ラジャボフに3R裸絞めで一本負けし、連勝が5で止まって以来1年ぶりの試合となる。リバーサルジム横浜所属だが、セコンドには佐藤将光がつく。
1R、井村がサウスポー、髙城がオーソドックスで構え、見合う状態が続く、中盤過ぎ、髙城が押し込んでタックルを仕掛けて倒してトップキープする。井村が三角絞めを狙うと、髙城は対処して立ち、井村は金網際で組み付き、背後からコントロールする。終盤、井村はオンブになり、足4の字ロックでしっかり捕獲し、足先を相手の膝裏に引っかける“オタツロック”で片足立ちにさせてから倒し、グラウンドでバックキープする。残り30秒、髙城は向き直し、立ち上がり、最後は押し込むが、井村がカウンターでギロチンチョークを極めかけたところで終了のブザーが鳴る。記者採点は井村。ジャッジ2名は井村につけるが、1名が意外にも髙城につける。
2R、開始すぐに井村がプレッシャーをかけて左ボディストレートを振りながら前に出ると、かわす動きをした髙城の頭がぶつかってバッティングとなり、井村は左まぶたを閉じたまま開かない状態になる。ドクターチェックが入り、しばらくすると井村のまぶたが開き、回復も待ち、規定時間の5分近くまで待って再開する。再開後、井村はまたもオンブになり、倒してバックマウントに持ち込み、キープして鉄槌を随所で当て、裸絞めのチャンスを伺う。終盤、井村は足を組み替えつつバックキープするが、フィニッシュには持ち込めない。記者採点は井村。ジャッジ3名も井村につける。
すると3R、髙城がサウスポーの井村に右ハイを当て、さらに左フックを振いながら前に出ると、またもバッティングになってしまい、井村は再び左まぶたがふさがる。ドクターチェックが続き、結局ストップがかかる。バッティングは偶発的なものと判断され、3R制の2Rまで終わっているため試合は成立し、ここまでの内容で判定が行われる。髙城に減点は無かった。記者採点はイーブン。合計30-28で井村。ジャッジ3者も井村を支持し、井村の判定勝ちとなった。
木下尚祐、敢流とのノンストップの寝技勝負制し判定勝ち
第10試合 フェザー級 5分3R
○木下尚祐(リバーサルジム横浜グランドスラム/6位)
×敢流[いさな](パンクラス大阪稲垣組/9位、ネオブラッドトーナメント2024同級優勝)
判定3-0 (松井29-28/出口29-28/渋谷29-28)
木下は29歳。ZST、DEEPでキャリアを積み、昨年11月にパンクラスに初参戦し、小森真誉に判定勝ちし、3月の横浜大会では遠藤来生に判定勝ちし2連勝中だ。
敢流は21歳。昨年のネオブラで優勝し、12月のニューピア大会では岡田拓真に2R TKO勝ちし、5月の大阪大会では糸川義人に3R裸絞めで一本勝ちし、デビュー以来7連勝・5連続フィニッシュ中の注目株だ。
1R、敢流が片足タックルを仕掛けると、木下はカウンターで敢流の腕を取り、アームロックから腕十字に移行し、下になって寝転んだ状態から執拗に腕十字を狙い続ける。終盤、敢流は脱出し、木下の背後からしがみつき、テイクダウンを狙う。木下は対抗してアームロックを狙う。残り10秒の拍子木が鳴ると、木下はアームロックを解除して首相撲に切り替えて膝を顔面に連打し、金網に押し込んで終える。記者採点は木下。ジャッジも3者とも木下につける。
2R、敢流は右ハイをガードの上から当ててから、タックルを仕掛け、バックに回り込み、足4の字ロックで捕獲する。だが木下は片手で足のロックを解きながら向き直し、金網に押し込む。すると今度は木下がツイスターを狙う形でバックを取りかけるが、すぐに敢流は脱出し、またもバックを取り返す。その後もスクランブル状態でお互いバックを取り合い、木下はアームロック、敢流は足関も狙い、目まぐるしく攻防が入れ替わる。すると残り30秒、木下がバックを取ると、オタツロックの状態をキープし、最後は木下がバックからパウンドを数発当て、差を示して終える。記者採点は木下。ジャッジも3者とも木下につける。
3R、敢流は右フック、右カーフをヒットし、打撃勝負に切り替えようとする。木下は少し口が開いて疲れ気味で、タックルを仕掛けるが、敢流は切る。中盤、敢流が右カーフを当てると、木下は足が流れてしまう。敢流はさらに右ボディ、ハイ、アッパーもヒット。多彩な打撃で木下を追い詰める。だが木下は組み付いて金網に押し込むと、終盤、2R同様にツイスターを狙う形で倒す。木下は腕十字を狙うが、敢流は脱出し、バックに回り込む。しかしここでも木下はその先を許さず、最後は腕十字を狙って終える。記者採点は敢流。合計28-29で木下。ジャッジ3者も同じ採点で木下を支持し、木下が判定勝ちした。敢流はプロ8戦目で初黒星を喫したが、ハイレベルな競り合いを繰り広げ、ポテンシャルの高さを改めて印象付けた。
猿飛流が新鋭・岸田宙大下し連敗を3でストップ
第9試合 フライ級 5分3R
×岸田宙大[ひろと](パンクラス大阪稲垣組/11位)
○猿飛流[さとる](リバーサルジム川口REDIPS/元王者、ネオブラッドトーナメント2019同級優勝&MVP)
判定0-3 (松井27-30/中島28-29/渋谷27-30)
岸田は23歳。柔術黒帯で、昨年12月、菅歩夢に判定勝ちしランキング入りすると、5月の大阪大会では織部修也に54秒腕十字で一本勝ち。試合後のマイクでは「まだまだトップランカーとやってないんで、潰して行って僕がベルト巻きます」とアピールしたが、今回は元王者と戦うチャンスが巡って来た。
猿飛流は35歳。22年3月、小川徹に判定勝ちしフライ級王者になるが、12月の初防衛戦で鶴屋怜に2R裸絞めで一本負け。昨年3月、オーストラリアのエターナルMMAで同大会のフライ級王者のアンソニー・ドリッチにが2R TKO負け。12月のパンクラス復帰戦ではジョセフ・カマチョに2R裸絞めで一本負けし、実力者相手に3連敗中だ。
1R、岸田がプレッシャーをかけ、中盤、タックルを仕掛けてテイクダウンを奪うと、素早く背中に乗りオンブになり、裸絞めを狙う。岸田は下に振り落とされると、すぐに三角絞め、足関節技を立て続けに狙うが、猿飛流は防御してトップで押さえる。終盤、猿飛流はトップキープし、時折体を起こしてパウンドを当てるが、最後は岸田も下から腕十字を狙う。記者採点は岸田。岸田はサブミッションを度々仕掛けて猿飛流にとってのピンチを作り、ルールの採点基準の「試合の決着に向かって影響力を有するインパクト」を十分有しており、逆に猿飛流は影響力のあるパウンドを打てなかったと判断した。ジャッジは割れ、1名が岸田、2名が猿飛流を支持する。
2R、岸田はまたもタックルを仕掛けて背後からしがみつくと、背中に飛び乗ってオンブになり、裸絞めを狙う。だが猿飛流は防御を続けると、中盤、振り落として上になる。猿飛流はハーフで押さえ続け、終盤にはパスガードしてサイドで押さえる。猿飛流はポジションキープはしているものの、顔面にパウンドをなかなか当てられない。すると岸田は下からケージを蹴りつつポジションを動かしながら、岸田の腕をつかんで腕十字を仕掛けてクラッチを切るが、すぐに猿飛流は外してハーフガードに戻る。最後は岸田が金網を背にして立つが、猿飛流は押し込んだ状態で終える。記者採点は岸田。岸田の腕十字は、1R以上にインパクトのある攻撃だと評価した。だがジャッジは3者とも猿飛流を支持する。
3R、猿飛流はサウスポーの岸田に左ジャブと右ストレートを当てると、自ら組み付いて倒して上から押さえる。猿飛流はこのラウンドは時折スペースを作り、左右のパウンドを顔面に当てるように。猿飛流のパスガードを岸田は許さないが、これまでのラウンドのようにサブミッションの形に持ち込めず、マットに背中をつけ続けて印象が悪い。終盤、猿飛流が金網際でトップで押さえ続け、最後はハーフとなって終わる。記者採点は猿飛流。合計29-28で岸田。ジャッジは3者とも猿飛流を支持し、猿飛流が判定勝ちした。
久米鷹介引退セレモニー
第8試合終了後には、久米鷹介(ALIVE/パンクラス第7代ライト級王者)の引退セレモニーが行われた。久米は冒頭から「泣かないって決めてたんですけど」と話しながら涙を浮かべ「横で試合を見ていても、皆さん必死に戦っている姿を見ていて、多くの人に支えられて向かって行けていると感じます。多くの方々に感謝することしかできないです。この後も必死に作ってきた選手たちの素晴らしい大会が続くと思いますので、最後まで楽しんでください。長い間ありがとうございました」と話し、10カウントゴングを聞いた。
第8試合 ミドル級 5分3R
×林 源平(和術慧舟會IggyHandsGym/元ウェルター級王者)
○佐藤龍汰朗(坂口道場一族/Fighting NEXUS同級王者、ネオブラッドトーナメント2023同級優勝)
判定0-3 (中島28-29/出口28-29/渋谷28-29)
佐藤は23年11月に荒井勇二に判定勝ちして以来約2年ぶりのパンクラスでの試合で、この間にNEXUSのトーナメントで3連勝して優勝し、パンクラスに戻って来た。
1R、林がサウスポーの佐藤に対して右ミドルを当てるが、佐藤は蹴り足をつかんでタックルを仕掛けて倒し、金網際でハーフで押さえ、パウンドと肘を連打して印象を作る。終盤、スタンドに戻り、林が佐藤のタックルを切り続け、離れれば右ミドル、ハイを当てて挽回する。ジャッジ3者とも佐藤を支持する。
2R、中盤、佐藤がテイクダウンを奪い、ハーフで押さえてからバックマウントに移行する。終盤、佐藤がマウントと行き来しつつ、パウンドと肘で攻める。ジャッジ3者とも佐藤を支持する。
3R、佐藤が繰り返しタックルを仕掛けるが、林は切り続け、スタンドで右ミドルを当てる。終盤、林はがぶった状態から鉄槌を連打する。最後、佐藤がテイクダウンを奪い、下から林が腕十字を仕掛けて形に入りかけたが、佐藤は外して終わる。3Rは林がポイントを取ったが、佐藤が点差を守り判定勝ちした。
第7試合 バンタム級 5分3R
○荒田大輝(パラエストラ八王子/13位)
×安藤武尊[ほたか](和術慧舟會AKZA)
3R 2’07” 裸絞め
第6試合 フライ級 5分3R
○時田隆成(トライフォース東中野/6位)
×眞藤源太(KINGCRAFT/9位)
判定3-0 (中島30-27/松井30-27/渋谷30-27)
第5試合 バンタム級 5分3R
×前田浩平(GRABAKA/11位)
○神部篤坊[あつぼう](ABLAZE八王子)
1R 2’32” TKO (レフェリーストップ:右ストレート→グラウンドパンチ)
第4試合 女子フライ級 5分3R
○ライカ(RIGHT THING ACADEMY/5位)
×オノダマン(T-BLOOD)
2R 1’22” KO (右ストレート)
第3試合 プレリミナリーファイト フライ級 5分3R
×大野友哉(THE BLACKBELT JAPAN)
○増田大河(セルフディフェンスアカデミー)
2R 2’29” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
第2試合 プレリミナリーファイト フライ級 5分3R
○稲垣祐司(NATURAL 9)
×工藤星那[せな](THE BLACKBELT JAPAN)
判定3-0 (出口30-27/中島30-27/廖30-27)
第1試合 プレリミナリーファイト フェザー級 5分3R
×大澤雄空[ゆあ](パラエストラTB)
○眞弓田涼介(禅道会)
判定0-3 (出口27-30/松井27-30/廖27-30)


