パンクラス 4.27 立川ステージガーデン:透暉鷹×ウルル、両選手失格でバンタム級王座戦中止。雑賀“ヤン坊”達也×天弥、押忍マン×佐藤生虎、内藤由良×ゴイチ・ヤマウチは計量クリア
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PANCRASE 353(4月27日(日)東京・立川ステージガーデン)の公式計量が26日13時より東京で行われた。1試合が中止となり、もう1試合がキャッチウェイトの試合に変更となっている。(写真提供:(C)PANCRASE)
コーメイン キング・オブ・パンクラス・チャンピオンシップ バンタム級 5分5R
―透暉鷹[ときたか](ISHITSUNA MMA/王者、元同フェザー級王者)※初防衛戦
―カリベク・アルジクル・ウルル[Kalybek Arzykul Uulu](キルギス/オリンプジム・ビシュケク/1位)
中止
透暉鷹は元フェザー級王者で、バンタム級に転向するため23年8月に王座を返上。同年12月のバンタム級王者決定戦で河村泰博を1R肩固めで下し2階級制覇を達成した。昨年、透暉鷹はRoad To UFCバンタム級に参戦し8月の準決勝敗退。対するウルルは9月でパンクラス初戦で当時バンタム級1位の井村塁にわずか75秒でTKO勝ち。12月のニューピアホール大会で両者のチャンピオンシップが組まれたが、透暉鷹が右足首靭帯損傷等、ウルルが肩の怪我を負い、中止となっていた。
約半年後の今大会で仕切り直しの王座戦が組まれたが、パンクラスの発表によると、王者の透暉鷹が脱水症状により緊急搬送され計量に参加できず失格となる、挑戦者のウルルもバンタム級の61.2kgのリミットを、計量開始2時間後の最終計量で63.0kgと1.8kgオーバーし、両者失格により中止となった。パンクラスのルールに基づき、王座は空位となる。
第4試合 バンタム級 5分3R
荒田大輝(パラエストラ八王子)
ギレルメ・ナカガワ[Guilherme Nakagawa](ブラジル/ボンサイ柔術)
※ナカガワがバンタム級+450gのリミットを100gオーバー
その他の試合の選手たちは計量をクリアしている。主要な3試合の6選手のコメントは以下のとおり。
第13試合 メインイベント キング・オブ・パンクラス・チャンピオンシップ ライト級 5分5R
雑賀“ヤン坊”達也(DOBUITA/王者)※2度目の防衛戦
天弥(和術慧舟會HEARTS/1位、ネオブラッドトーナメント2023同級優勝)
雑賀は34歳。ライト級暫定王者だった21年12月、正規王者の久米鷹介との王座統一戦で2Rに腕十字を極められ一本負け。パンクラスで松岡嵩志とシュウジ・ヤマウチに1R TKO勝ちした後、23年4月のRIZINではアリ・アブドゥルカリコフに1R KO負け。12月のパンクラスでのライト級王者挑戦者決定戦で粕谷優介に判定勝ちすると、昨年3月にアキラを1R右ハイでKOし王座を獲得した。5月のRoad To UFC上海大会での非トーナメント戦ではキ・ウォンビンに2R TKO負け。9月のパンクラスでは久米に2R TKO勝ちし3年越しのリベンジを果たし、王座初防衛を果たした。
天弥は20歳。極真空手をベースとし、23年3月にプロMMAデビューし5戦4勝(3KO)1敗。1敗はグラウンド状態の相手の頭部への膝蹴りによる反則負けで、フィニッシュ勝利目前だった。昨年は3月に元修斗世界同級王者の松本光史を圧倒し判定勝ち。9月のライト級王座挑戦者決定戦では葛西和希に左ミドルを効かせつつ、右ストレートでダウンを奪い、1Rでパウンドアウトしており、雑賀との打撃戦が見ものだ。天弥の兄はDEEPフェザー級で活躍する海飛で、兄弟そろって1月には約2週間、アゼルバイジャンでヴガール・ケラモフらと練習した。
◆雑賀
明日は防衛戦であり、日本ライト級1位のストライカーはどちらという戦いになると思います。MMAファンの皆様、俺たちを見てください。
◆天弥
明日日本一のストライカーが決まると思うんですけど、俺に文句ある人は、これから僕らの勝者に喧嘩売ってもらって構わないんで。ここを勝って世界で戦おうと思うので、明日お願いします。
第11試合 キング・オブ・パンクラス・チャンピオンシップ(王者決定戦) ウェルター級 5分5R
押忍マン(DESTINY JIU-JITSU/1位)※押忍マン洸太 改め
佐藤生虎[しょうご](UNITED GYM TOKYO/3位)
押忍マンは31歳。20年にMMAプロデビューし、昨年2月のRIZIN佐賀大会では元パンクラス&DEEPウェルター級王者の阿部大治に95秒でKO負け。5月のパンクラスでは元王者の村山暁洋に判定勝ちした。
佐藤も31歳。23年7月のデビュー戦から3戦連続で1分半以内でKO勝ちすると、昨年4月の立川大会では長岡弘樹に判定勝ちした。
両者は昨年9月29日の立川大会でのウェルター級王者決定戦で対戦し、佐藤が3R、左ストレートでダウンさせてからのパウンドでTKO勝ちした。だが佐藤のフィニッシュ直前のパウンドが押忍マンの後頭部に当たっており、押忍マン陣営が異議申し立てをした結果、ノーコンテストに裁定が変わり、王座は空位となっていた。また、ドーピング検査の結果、押忍マンから禁止物質が検出されたと11月に発表され、試合から200日間の出場停止等の処分が科されていた。両者ともその後、試合を挟まず再戦する。
◆押忍マン
明日は今日まで積み上げてきたものを全部発揮します。
◆佐藤
押忍マン選手がまたドーピングしてきても、僕がしっかりぶっ飛ばすので、チャンピオンになります。応援よろしくお願いします。
第10試合 ウェルター級 5分3R
内藤由良[ゆら](リバーサルジム横浜グランドスラム/ミドル級王者)
ゴイチ・ヤマウチ[Goiti Yamauchi](ブラジル/ヤマウチチーム)
内藤は29歳。国士舘大学出身でレスリング全日本選手権に15年から4年連続エントリーし最高5位。20年からパンクラスで4連勝後、22年3月に2(ロッキー川村2)を42秒でKOし、ミドル級のベルトを獲得した。昨年6月のパンクラスでの2年ぶりの試合でアリ・カラダギィ戦で1R TKO勝ち。9月、UFCのトライアウトマッチ・DWCSに出場したが、体格で勝るアテバ・グーティエにタックルを切られ続け、打撃に苦しみ、2Rパウンド連打でTKO負けし、プロ7戦目で初黒星を喫した。今回は1階級下のウェルター級に落とし、世界レベルの選手との試合に臨む。
ヤマウチは32歳。愛知生まれの日系ブラジル人で子供の時にブラジルに移住し、柔術等の格闘技を習い、2010年にMMAデビューし戦績36戦29勝(3KO/21一本)7敗。13年からベラトールに参戦し、19年末の日本でのRIZINとの合同興行ではダロン・クルックシャンクに1R裸絞めで一本勝ちしている。ベラトールでは19戦14勝(3KO/9一本)5敗。23年末にベラトールがPFLに吸収され、昨年はPFLウェルター級リーグに参戦し、4月の初戦はネイマン・グレイシーに判定勝ちしたが、6月の2戦目はアンドレイ・コレシュコフに判定負けし予選敗退した。過去に従弟のシュウジのセコンドでパンクラスに来たたことがある。
◆内藤
パンクラスを世界の証明です。ゴイチ選手、パンクラスにようこそ。オブリガード(ポルトガル語で「ありがとう」)。
◆ゴイチ
パンクラスの皆さんこんにちは、パンクラスで試合できるチャンスをくれて本当にありがとうございます。明日必ずいい試合します。期待しておいてください。
対戦カード
第13試合 メインイベント キング・オブ・パンクラス・チャンピオンシップ ライト級 5分5R
雑賀“ヤン坊”達也(DOBUITA/王者)※2度目の防衛戦
天弥(和術慧舟會HEARTS/1位、ネオブラッドトーナメント2023同級優勝)
第12試合 コーメイン キング・オブ・パンクラス・チャンピオンシップ バンタム級 5分5R
―透暉鷹[ときたか](ISHITSUNA MMA/王者、元同フェザー級王者)※初防衛戦
―カリベク・アルジクル・ウルル[Kalybek Arzykul Uulu](キルギス/オリンプジム・ビシュケク/1位)
中止
第11試合 キング・オブ・パンクラス・チャンピオンシップ(王者決定戦) ウェルター級 5分5R
押忍マン(DESTINY JIU-JITSU/1位)※押忍マン洸太 改め
佐藤生虎[しょうご](UNITED GYM TOKYO/3位)
第10試合 ウェルター級 5分3R
内藤由良[ゆら](リバーサルジム横浜グランドスラム/ミドル級王者)
ゴイチ・ヤマウチ[Goiti Yamauchi](ブラジル/ヤマウチチーム)
第9試合 ウェルター級 5分3R
ガブリエル・レーベン[Gabriel Levan](フランス/X-Road)
武者孝大郎(マスタージャパン東京)
第8試合 ストロー級 5分3R
リトル(HIDE’S KICK!/1位)
船田電池(和術慧舟會HEARTS/3位、ネオブラッドトーナメント2024同級優勝)
第7試合 フライ級 5分3R
大塚智貴(CAVE/4位、ネオブラッドトーナメント2021ストロー級優勝)
浜本“キャット”雄大(クロスポイント大泉/9位、元Fighting NEXUS同級王者、元WPMF日本スーパーバンタム級)
第6試合 フライ級 5分3R
眞藤源太(KINGCRAFT/8位)
ハファエル・ヒベイロ[ラファエル・リベイロ/Rafael Montouro Ribeiro](ブラジル/ボンサイ柔術)
第5試合 バンタム級 5分3R
山口怜臣[れお](タイガームエタイ/10位、ネオブラッドトーナメント2024同級優勝)
平岡将英(KRAZY BEE/ネオブラッドトーナメント20119同級優勝)
第4試合 バンタム級 5分3R
荒田大輝(パラエストラ八王子)
ギレルメ・ナカガワ[Guilherme Nakagawa](ブラジル/ボンサイ柔術)
※ナカガワがバンタム級+450gのリミットを100gオーバー
第3試合 バンタム級 5分3R
小原統哉(THE BLACKBELT JAPAN)
神部篤坊[かんべ あつぼう](ABLAZE八王子)
【プレリミナリーファイト】
第2試合 フライ級 5分3R
赤﨑清志朗(香取道場)
中村大信(Battle-Box)
第1試合 フェザー級 5分3R
松岡 拓(OOTA DOJO)
関 翔渚[せな](BRAVE)
概要
大会名 PANCRASE 353
日時 2025年4月27日(日) 開場・12:55 開始・13:15 終了予定・19:00
会場 立川ステージガーデン [HP]
中継 U-NEXT(2,189円/月)、TIGET(¥2,000-/English)
チケット料金 VIP 50,000円 SS 30,000円 A 13,000円 B 9,500円(完売) 2F-A 14,500円 2F-B 11,500円 ※当日1,000円増し ※未就学児は膝上観戦に限り無料
チケット販売 MORE TIGET 出場選手・所属ジム
お問い合わせ パンクラス 03-5339-9198 http://www.pancrase.co.jp/