修斗 3.30 後楽園ホール(レポ):UFC帰りの木下憂朔&UAEウォリアーズ帰りの藤田大和、UFCトライアウト敗退の南米勢に揃ってKO負け

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NTT docomo PRESENTS Lemino修斗.4
2026年3月30日(月)後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳
UFC帰りの木下憂朔、
第8試合 メインイベント ウェルター級 5分3R
×木下憂朔(キルクリフFC/元パンクラス・ウェルター級1位)
○ビクトル[ビクター]・バレンズエラ[Victor Valenzuela](チリ/MMAマスターズ)
2R 4’13” KO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
木下は25歳。20年にMMAデビューし、22年まで国内でDEEP、パンクラス、RIZINで6戦5勝1敗の成績を残し、パンクラスではウェルター級1位まで上がる。22年8月にUFCのトライアウトであるデイナ・ホワイト・コンテンダーシリーズ(DWCS)に出場し、ジョゼ・エンリケを3R KOし、日本人初のDWCSからのUFC契約を果たした。23年2月のUFC初戦では、アダム・フューギットに1R TKO負け。同年8月のUFC 2戦目でもビリー・ゴフに1R TKO負け。その後も引き続きフロリダのキルクリフFCを拠点に練習を重ね、日本に戻り2年半ぶりの試合に臨む。日本では4年ぶりの試合となる。UFCでは体格差で苦しんだが、引き続きウェルター級で戦う。修斗には初出場で、現在、修斗世界ウェルター級王座は住村竜市朗が保持しており、木下は21年11月のRIZINで住村を圧倒するも2R 反則負けしている。
バレンズエラはMMA 16戦12勝(6KO/2一本)4敗の32歳。23年5月のCombate Globalフロリダ大会で安西信昌に2R TKO勝ちしたことがある選手。24年3月のLFA、昨年6月のFury FCで1R KO勝ちし、6連勝で10月のDWCSに参戦したが、8戦全勝のブラジル人選手に2R TKO負けしている。
なお、今大会のこの試合とコーメインの藤田大和の試合は、プロモーターの意向により、前日計量において試験的に1ポンドオーバーが許容された。プロ修斗ルールでは通常認められないが、UFC・パンクラス・DEEP等のワンマッチでは認められている。

試合はバレンズエラが巻き返して流れを変える展開に。1R、長身の木下がサウスポーで構えてプレッシャーをかけ続け、左ミドル、三日月蹴り、膝蹴り、左右のフック等を随所で当て、優位に進める。木下はスタンドでアームロックを仕掛けつつ倒すが、バレンズエラは対処し、スタンドに戻る。バレンズエラも金網を背にしてパンチを振り回すが、木下は防御する。
だが終盤、バレンズエラのパンチが当たり出し、首相撲で膝を連打し、さらに肘も連打する。木下は負ったダメージは小さい様子だが、劣勢で終わってしまう。記者採点は木下だが割れる恐れもある。
2R、バレンズエラは序盤からパンチ、肘で積極的に攻める。まだ木下はダメージは小さい模様だが、バレンズエラの勢いに押されて、自分の攻撃が返せなくなり、1R途中までのような勢いが無い。するとバレンズエラはか金網に木下を押し込み、テイクダウンを奪うと、すぐさまバックマウントを奪う。
バレンズエラはマウント、バックマウントと行き来しつつ、パウンドと肘を当て続け、最後はバックマウントからパウンドを当て続ける。木下はブロックしているせいか、なかなか福田レフェリーはストップしなかったが、抵抗できない状態が長く続き、ようやくストップがかかった。
4年ぶり日本の大会出場の藤田大和、UFCトライアウト出場のブラジル人選手に1R KO負け
第7試合 フライ級 5分3R
×藤田大和(リバーサルジム新宿Me,We/元DEEPフライ級暫定王者)
○ホーキ・コンセイソン[Roque Conceicao](ブラジル/ヘビラ・ブラックチーム/DEMO FIGHTフライ級王者)※ルケ・コンセイソンから公式表記変更
1R 4’40” KO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
藤田は33歳。極真空手をベースとし、アマチュアボクシングでは日本5冠。17年10月のRIZINの那須川天心戦でMMAプロデビュー。その後はDEEPに参戦し、21年2月に渋谷カズキに3R TKO勝ちしフライ級暫定王者となり、9月に伊藤裕樹に判定勝ちし初防衛に成功する。22年5月、正規王者・神龍誠との統一戦では3Rギロチンチョークで一本負け。その2カ月後のRIZINで曹竜也に判定勝ちした。以降は23年8月から昨年11月まで中東のUAEでのUAEウォリアーズにレギュラー参戦し7戦し5勝(4一本)2敗の好成績を残した。今回、修斗に初参戦し、4年ぶりに日本の大会に上がる。当初、2月のLemino修斗に出場予定だったが、対戦相手のオトゴンバートル・ボルドバートルの負傷欠場により、3月大会にスライドし、相手も変わった。
コンセイソンはMMA 13戦10勝(7KO/2一本)3敗の26歳。南米各地の大会を転戦し、ブラジル、チリ、アルゼンチンのローカル大会のフライ級タイトルを獲得。昨年は1勝1敗で、10月にはデイナ・ホワイト・コンテンダーシリーズ(DWCS)に参戦したが、5戦全勝のメキシコ人選手に1R TKO負けし、UFCと契約できなかった。
試合はコンセイソンの圧勝に。1R、コンセイソンがプレッシャーをかけ、リーチ差を活かし、伸びのある左の蹴りを放つ。藤田が右カーフを当てていると、コンセイソンはパンチを振りながらタックルを仕掛ける。藤田はギロチンチョークで迎撃するが、コンセイソンは突き放す。藤田は左フック、コンセイソンは左ミドルを当てる。
コンセイソンは金網際で藤田を押し込み、首相撲で捕まえて膝と肘を当てる。膝蹴りがローブローとなり一時中断する。ブレイクして再開するが、コンセイソンが再び藤田を金網に押し込み、右肘打ちをクリーンヒットする。
ひるんだ藤田に、コンセイソンは左アッパーを当ててダウンさせると、パウンドをまとめたところでレフェリーがストップした。
コンセイソンは「今日、初めて日本に来ましたが、皆さん親切に迎えに来てくれてうれしかったです。また日本で戦いたいです」とアピールした。最後はセコンドと共にカポエィラの演武を披露し、観客を楽しませた。なお、コンセイソンは今大会のMVPに相当するゴールデンパフォーマンスアワードに選出され、賞金50万円を獲得している。
中島陸、試合中止でバンタム級トーナメント準決勝進出
第6試合 Lemino修斗 バンタム級サバイバートーナメント リバイバル 2026 1stラウンド 5分3R
―中島 陸(ゴンズジム/世界10位、環太平洋9位、2025年同級新人王)
―エリー・ワイズ[Elie Wise](米国/パウンド4パウンドムエタイ)
中止
試合前日の公式計量でワイズは修斗バンタム級リミットの61.2kgを0.05kgオーバーした。ワイズはファイトマネーの50%を減額され、ルールに基づき、毎ラウンド減点1で試合が行われる予定だった。だがワイズは減点を了承できないことを理由に試合を辞退した。
いわゆるユニファイド(統一)に準じたルールを導入しているプロモーターのうち、UFC・パンクラス・DEEPは、王座戦以外では1ポンド相当(約454~500g)までのオーバーを認めている。バンタム級(135ポンド=61.23kg)の場合は136ポンド(61.68kg)までならペナルティが発生しないのが通例だ。修斗もユニファイドに準じたルールを採用しているが、1ポンドオーバーは認めていない。今大会ではメインの木下憂朔×バレンズエラとコーメインの藤田大和×コンセイソンでは、プロモーターの意向により、前日計量において試験的に1ポンドオーバーが許容されていた。
中島は準決勝で齋藤奨司と戦うことが決まった。大会当日のケージに登場した中島は「もしエリー・ワイズ選手とやっていても圧倒的に勝てたと思います。修斗と日本人、ナメとんかと思ったんですけど、切り替えて、齋藤選手のことで頭いっぱいにして考えます。齋藤選手を倒してトーナメント優勝します」と話した。
齋藤も登場し「準決勝、いい試合して、しっかり大会盛り上げます。千葉でもLemino修斗、POUND OUTあるんで、期待してください」と話した。
青柳洸志、神田T800周一に判定勝ち
第5試合 Lemino修斗 バンタム級サバイバートーナメント リバイバル 2026 リザーブファイト 5分3R
○青柳洸志(修斗GYM神戸)
×神田T800周一(KTC MMA/元GLADIATORバンタム級王者)
判定3-0 (福田30-27/植松30-27/豊永30-27)
このトーナメントは「(5月の)Road to UFCからオファーを受けた場合はトーナメント期間中においても途中離脱を許可する」という異例の発表が主催者から事前にされている。一回戦を突破した齋藤奨司、野瀬翔平、内田タケル、中島陸がRTUにノミネートすれば、リザーブファイトの選手の位置づけも変わるだろう。
神田は24年7月の地元広島大会でガッツTakatoに判定勝ちして以来の修斗で、昨年4月に大阪でのGLADIATORで16歳の新鋭・ルキヤに2R肩固めで一本勝ちして以来の試合となる。青柳は昨年7月の後楽園大会で中野剛貴に2R TKO負けし、連勝が4で止まった。
試合はグラップリング主体の展開に。1R、金網際の差しの攻防で膠着し、鍋久保レフェリーはブレイクをかける。再び同様の攻防となるが、今度は神田がタックルでテイクダウンを奪う。青柳が返してバックを取りかけるが、最後、神田はトップで押さえ、パウンドを少し当てて、いい形で終える。記者採点は僅差だが神田。割れても不思議ではなく、ジャッジは3者とも青柳を支持する。
2R、神田がテイクダウンを奪う。だが青柳は背中をマットにつけず耐え、首を抱えてコントロールを続けると、最後は上で押さえ続け、少しパウンドも当て、好印象で終える。記者採点は青柳。
3R、神田はまたもテイクダウンを奪うと、今度はすぐにバックマウントを奪うことに成功する。だがまたも青柳が首を抱えてコントロールすると、上を取り返す。最後は青柳がマウントからパウンドを当てて終える。記者採点は青柳。合計29-28で青柳。ジャッジ3者とも30-27で青柳を支持し、青柳が判定勝ちした。
修斗初戦のカイル・マヨッキ、宇藤彰貴に1R一本勝ち
第4試合 フェザー級 5分3R
×宇藤彰貴(ゴンズジム/世界9位、環太平洋9位)
○カイル・マヨッキ[Kyle Mayocchi](オーストラリア/シティボクシング)
1R 2’44” 裸絞め
宇藤は5月のパク・ジョンジュン戦、12月の磯城嶋一真戦と2連続KO負け中で、連敗脱出を目指す。
マヨッキは昨年9月のTTF CHALLENGEで石井逸人に1R TKO勝ちした選手。
試合はマヨッキの圧勝に。1R、宇藤のタックルをマヨッキはがぶって切ると、バックに回り込む。パワフルなパウンドを当てて追い詰めると、裸絞めを極めタップを奪った。マイクを持ったマヨッキは関係者に感謝を述べた後、「ニホン、ダイスキ」とアピールした。
内藤頌貴、ストロー級世界2位の畠山隆称に判定勝ち
第3試合 ストロー級 5分3R
×畠山隆称[りゅうや](THE BLACKBELT JAPAN 沖縄/世界2位)
○内藤頌貴[のぶたか](THE BLACKBELT JAPAN 千葉/世界7位)
判定0-2 (橋本28-29/福田28-28/豊永28-29)
畠山は昨年2月のONEフライデーファイツで黒星を喫したが、プロ修斗では10戦8勝無敗2分。昨年10月のLemino修斗.2沖縄大会でニシダ☆ショーに判定勝利後のマイクアピールでは、世界ストロー級王者・田上こゆるへの挑戦を熱望した後、「アルプスの少女ハイジ」をネタにした一発芸を披露していた。
内藤は昨年9月のLemino修斗旗揚げ大会で当真佳直に判定負けし、Lemino修斗での初勝利と上位浮上を目指す。
1R、畠山がサウスポーの内藤に、右フックを当ててダウンさせると、パウンドで追い詰める。中盤過ぎ、畠山はバックマウントを奪い、執拗に裸絞めを狙う。記者採点は畠山。ジャッジ1者は10-8とつける。
2R、内藤がサウスポーからの左ミドル、インロー、ストレート、右フック等の打撃を当て続けて主導権を維持する。終了間際、内藤がスリップし、畠山が上からパウンドを当てるが、すぐ終了する。記者採点は内藤。
3R、内藤が左右のフック、左ミドル、三日月蹴り、インローを度々当てて主導権を維持する。終盤、畠山のパンチで内藤がスリップする場面もあったが、すぐに内藤は立ち、最後まで打撃を当て続けて終える。記者採点は内藤。合計28-29で内藤。ジャッジ1者はイーブンとしたが、2者は順当に内藤を支持し、内藤が判定勝ちした。
内藤はこれで2位浮上が確実に。マイクを持った内藤は「僕は絶対に修斗のチャンピオンになります」とアピールした。
第2試合 フライ級 5分3R
○シモンスズキ(和術慧舟會HEARTS/世界4位)
×饒平名知靖[よへな ちせい](K太郎道場)
判定3-0 (橋本29-28/豊永29-28/植松30-27)
1R、スタンドの打撃戦で饒平名の右のパンチが次第に当たり出し、スズキは押される形でスリップする。スズキはすぐにタックルを仕掛けて倒し、金網際で押さえる。饒平名は下になりながらもアームロックを狙うが極まらない。スズキは鉄槌が少なく、正味の攻撃が乏しいまま終わる。記者採点は饒平名だが割れる可能性もある。
2R、スズキが序盤からタックルで倒し、バックを奪い、裸絞めを狙いながら、時折パウンドを当てて、主導権を維持する。記者採点はスズキ。
3R、またもスズキが序盤からバックマウントを奪い、パウンドを時折当て、裸絞めを狙う。中盤過ぎ、饒平名が体をひねって上になる。最後、饒平名が上から右のパウンドを連続で放ち、攻勢で終えるが、空振りも多い。記者採点は饒平名だが割れる可能性もある。合計28-29で饒平名。ジャッジは3者ともスズキを支持し、スズキが判定勝ちした。
第1試合 69kg契約 5分2R
○モリシマン(STYLE PLUS GYM)
×宮路智之(THE BLACKBELT JAPAN)
1R 3’45” 裸絞め
1R、宮地のサウスポーからの左ストレートで2度ダウンしたモリシマンだったが、打ち合いの展開で右ストレートでダウンを奪い返す。モリシマンがパウンドで宮路を追い詰めてから、宮路が脱出しようとしたところでバックから裸絞めを極めて逆転勝ちした。
マイクを持ったモリシマンは「俺が負けると思った奴、くたばれ」と、かつてのエンセン井上のセリフを引用して叫んだ後、「また呼んでください」と謙虚に話し、観客を笑わせた。
オープニングファイト キッズ40kg契約 3分1R
○河上琥珀(THE BLACKBELT JAPAN)
×大貫翔葵(心技舘)
判定3-0































