RIZIN 3.23 神戸:王者ホベルト・サトシ・ソウザ「ライト級もっと面白くしたい」×中村K太郎「グラップリングでも負けない」。イゴール・タナベ×ストラッサー起一、山本アーセン×柴田“MONKEY”有哉ほか決定
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RIZIN LANDMARK.9 in KOBE(3月23日(土)神戸ワールド記念ホール)の決定カードが発表された。当初ナンバーシリーズのRIZIN.46として開催発表されていたが、ケージでのLANDMARKシリーズに変更となっている。
RIZIN 3月23日 神戸大会のカードは、バンタム級・井上直樹 vs. 佐藤将光、フェザー級・武田光司 vs. 萩原京平、女子スーパーアトム級・RENA vs. シン・ユリのMMA 3試合が大晦日大会中に発表済だった。
今回1月31日の東京での記者会見ではMMA 8試合、キック4試合が追加された。RIZINの榊原信行CEOによると後日キック2試合程度を追加する予定だといい、春の関西大会常連の皇治は出場しないという。
MMA ライト級(71kg)(ノンタイトル戦) 5分3R
ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術/RIZINライト級王者、元REALスーパーライト級(74.2kg)王者)
中村K太郎(UNITED GYM TOKYO/元DEEPウェルター級王者、SRCウェルター級GP 2010優勝)
サトシは34歳。22年大晦日のRIZINでのベラトールとの対抗戦でアントニオ・マッキーに判定負けし、連勝と連続一本勝ちが5でストップした。昨年は5月の有明大会でスパイク・カーライルに判定勝ちしたが、7月にはマッキーの代役としてベラトール・ライト級GP一回戦に急きょ参戦すると、73kg契約でパトリッキー・“ピットブル”・フレイレに3R TKO負けした。
中村は39歳。15年から19年にUFCで8戦4勝4敗の成績を残し、19年9月からRIZINに戻りサトシの兄・マルコス・ヨシオ・ソウザに1R TKO勝ちしたが、年末のベラトールとの対抗戦でロレンズ・ラーキンに判定負け。昨年4月の大阪大会で3年4か月ぶりに試合をすると、ストラッサー起一を2R左フックからのパウンドでKOした。今回はライト級に階級を下げて、いきなり王者と戦う。
RIZINの榊原CEOは「K太郎はライト級に落としたらライト級日本人最強になる可能性がある。国内でライト級の選手が育っていないので、最初から上位選手と、どんとぶつかった方が面白いし勝負論もあると思った」と、王者サトシとの試合をいきなり組んだ狙いを語った。今回はノンタイトル戦だが「結果いかんではダイレクトリマッチでタイトルマッチもありうる」と話している。
中村はサトシについて「打撃の面では負けてないかなと思いますけど、サトシ選手も完成されたMMAにどんどんなってきていると思います。サトシ選手は柔術では大きい実績がありますけど(道着を着ない)グラップリングでも僕も負けていないと思います」と評し、対応に自信。階級を落とそうと思った理由について聞かれると「カレーとかあんまり食べれなくなって」と話して周囲を笑わせつつ「普通に生活していてもウェルター級でやるサイズじゃ無くなってきた感じです。ライト級だと、今まで(戦うと)考えていなかった選手とやっていけることが楽しみです」と説明した。今の体重については「現時点で70kg級ぐらいの体重になっている」と話し、通常体重も落ちてきていることを明かした。
サトシは「久しぶりね。試合してないけど、今年また頑張ります。RIZINライト級もっと面白い試合見せたいから」「2年前2試合だけ、去年2試合だけ。しょうがないね。MMAは怪我が多いから。今年はライト級が面白いの試合見せたい。フェザー級がたくさんの選手いるから、RIZINのライト級がもっと面白くしたいから、今年はもっと試合したい」と話し、フェザー級以下に比べて盛り上がりに欠けるライト級の活性化に意欲を示した。
MMA ウェルター級(76kg) 5分3R
イゴール・タナベ(ブラジル/セラヴィー)
ストラッサー起一(コブラ会/元HEAT MMAウェルター級王者)
日系ブラジル人のタナベは23歳。7歳からブラジリアン柔術を始め、21年と22年にはJBJJF主催全日本大会で階級別と無差別級の両方で優勝。22年10月のHEATでMMAデビューし一本勝ちし、12月のINOKI BOM-BA-YE×巌流島ではメルヴィン・マヌーフに1Rヒールフックで勝利。昨年7月のRIZIN初戦では阿部大治に1Rヒールフックで、10月の名古屋大会ではANIMAL☆KOJIに1R三角絞めで勝利した。それまでミドル級だったが、大晦日大会ではウェルター級に階級を下げ、安西信昌に1R裸絞めで一本勝ちし、MMA 5連勝とした。
起一は42歳。21年11月のRIZIN TRIGGERでの2年ぶりの試合で川中孝浩に1R肩固めで一本勝ちしたが、22年3月の大阪大会では阿部大治に判定負けし、昨年4月の大阪大会でも中村K太郎に2R TKO負けし2連敗中だ。
タナベは「ストラッサー選手は日本を代表してきたウェルター級の選手ですけど、世界一になるには必ず超えないといけない壁ですので、今回も1Rで一本極めます」と抱負。起一が「イゴール選手は寝技が飛び抜けて強い印象ですけど、自分の方がタックルを切って打撃を当てていくMMAの総合的な部分や、フィジカルの面で上やと思っているので、その辺の攻防をやりたいです」と話すと、タナベは「ストラッサー選手はMMAが強いですけど、今回はMMAでも僕が全てで上回っているのを見せたいです」と言い返した。
MMA フライ級(57kg) 5分3R
柴田“MONKEY”有哉(Team KIZUNA)
山本アーセン(KRAZY BEE/SPIKE22)
山本美憂の長男・アーセンは20年8月大会で加藤ケンジに1R KO負けし、以降や怪我やメンタルの不調により約3年試合から遠ざかった。昨年5月の復帰戦では伊藤裕樹を組技主体で圧倒して判定勝ちし評価を一気に高めたが、9月の福田龍彌戦では福田のパンチで左まぶたを腫らしTKO負けしている。
柴田はDEEPで和田竜光、越智晴雄、神龍誠と王座を争ったがいずれも敗れている。約3年のブランクを経て22年4月のDEEPで復帰し渋谷カズキに、12月のDEEPで杉山廣平に、いずれも三角絞めで一本勝ちし、復帰後2連勝中だ。
アーセンは「自分は寝技の相手に最後に負けたりとか、あんまりいい結果を出せていません。相手は(柔術)黒帯だと聞いているので、自分の壁を越え、1Rで終わらせるよう頑張って、また本戦に呼んでもらえる選手になるよう頑張ります」と抱負。1月28日のONEでパートナーの三浦彩佳が平田樹に勝利したことについては「いい刺激をもらっていますし、超ストイックですし、見習わないといけないです。試合前も『私の背中見といて』と言われていたので、今度は自分の背中見せてやろうと思っています」とコメントした。
MMA フェザー級(66kg) 5分3R
久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE/元K-1ウェルター級(67.5kg)王者)
高橋遼伍(KRAZY BEE/元修斗環太平洋フェザー級王者)
久保は20年3月のジョーダン・ピケオー戦での勝利を最後に、K-1を離れ、ボクシング転向を目指していたが、MMAに転向し、21年9月のRIZINでMMAデビューし太田忍に判定負け。22年11月に奥田啓介を下し、昨年6月の札幌大会で木下カラテに判定勝ちし、大晦日大会では安保瑠輝也に1R裸絞めで一本勝ちし3連勝中だ。
高橋はRIZIN初参戦の35歳(試合時)。11年にプロMMAデビューし、16年11月に平川智也にKO勝ちし修斗環太平洋フェザー級王座を獲得。17年10月に青井人に判定勝ちし初防衛した。膝の手術のため18年4月に王座を返上。19年5月の復帰後、1試合だけ修斗で試合をしたが、6試合ONEで戦い、ONEでは2勝4敗。22年3月のアミール・カーン戦、10月のオ・ホテク戦と、得意のカーフキックを効かせたが、不可解な裁定で判定1-2で敗れる試合が続いた。昨年12月のパンクラスでの約1年ぶりの試合では、キム・サンウォンの右ストレートで右まぶたを腫らしTKO負けした。当初の負傷判定ドローから、サンウォン陣営の異議申し立てにより裁定が変わっていた。
久保は「高橋選手のことはRIZINファンの皆さんは聞き慣れないかもしれませんが、ONEで活躍していますし、修斗の元チャンピオンで、日本人トップクラスです」と警戒し、「周りからは9割ぐらいの人に勝てないと言われましたが、試合までに強くなって壁を乗り越えたいです」「相手の映像を見る度自信をなくすんですけど、大晦日がボーナスステージだったから、今回はチャレンジさせてもらえる試合なのでワクワクしています」とコメントした。
高橋は「海外で試合をしている時からずっとRIZINに出たかったです。家が明石で神戸は隣町で、1つで2度うれしいことなん、しっかりRIZIN盛り上げたいです」と話し、「久保選手は打撃の専門家ですけど、OFGと普通のボクシンググローブとは違うので、OFGでやるとそんなに差がないと思っています」と対応に自信を示した。得意のカーフキックについても「対戦相手はみんな今までカーフキック対策していると言いますけど、試合終わったらバックステージで足引きずって這いつくばっているんで、当たると思います」と自信を示しつつ「久保選手は寝かしたら勝てると言われますけど、試合まで2か月でレベルアップできるんで、そんなにイージーな相手とは思っていないです」と警戒した。
MMA バンタム級(61kg) 5分3R
金太郎(パンクラス大阪稲垣組)
ダイキ・ライトイヤー(修斗ジム神戸)
金太郎は21年のRIZINバンタム級日本GP準決勝で井上直樹に判定負け。大晦日のリザーブファイトでは元谷友貴に判定負け。昨年9月の埼玉大会では堀口恭司に2R肩固めで一本負けしたが、1Rに左ストレートでダウンを奪い、ファンを驚かせた。昨年4月の大阪大会では石司晃一に判定1-2で惜敗した。昨年秋の2か月間、堀口のいるフロリダのATTで練習を積んだ。会見では「この1年、しっかり格闘技に向き合ってきたので、次の試合で見せます」と意気込みを語っており、成長ぶりが見ものだ。
大会地元神戸のダイキは21年11月のRIZIN TRIGGER 1stでRIZINに初参戦し釜谷真を2R KO。その後は修斗で3戦し、後藤丈治と加藤ケンジに連敗したが、昨年9月に波平コングに一本勝ちしている。
MMA フェザー級(66kg) 5分3R
高木 凌(パラエストラ八王子/パンクラス・フェザー級1位)
西谷大成(JAPAN TOP TEAM)※トライフォース赤坂から所属先名変更
高木は21年にパンクラスでデビューしパンクラス6勝1敗。22年12月の5戦目で新居すぐるにアームロックを極められ一本負けしプロ初黒星を喫したが、昨年は3月に遠藤来生を、7月に中田大貴を、いずれもスタンドの打撃でKOした。10月の名古屋大会でRIZINに初参戦すると、ビクトル・コレスニックに圧倒され判定負けしている。
西谷はYoutubeでの「朝倉未来1年チャレンジ」出身。DEEPで6勝5敗後、昨年6月の札幌大会でRIZINに初出場したが、1R開始早々、鈴木博昭に飛び膝蹴りを放った際にカウンターの左フックを被弾しTKO負けしている。昨年11月のOFG着用キック大会・FIGHT CLUBでは山口裕人を1R KOしている。
西谷は「今回も飛び膝で勝てるよう頑張ります」と自虐ネタで抱負を述べた。高木は「西谷選手は自分とやる前に(2月18日の)BreakingDownに出るみたいですけど(RISEのランカーのYURAと対戦)、さくっと勝ってもらって、飛び膝で来たら右でぶっ倒します」と意気込みを語った。
MMA フライ級(57kg) 5分3R
中村優作(TEAM FAUST/元WSOF-GCフライ級王者)
アルマン・アシモフ[Arman Ashimov](カザフスタン/Mustafa Ozturik)
中村は22年11月に征矢貴に判定勝ちしたが、昨年4月の地元大阪大会ではメイマン・マメドフにわずか23秒でTKO負け。10月の名古屋でのヒロヤ戦で判定勝ちして以来の試合となる。中村は「今回神戸大会という5年前に僕の歯が3本ぶっ飛んだ縁起の良い会場です!」と、トップノイ戦の苦難を冗談めかしてコメントしている。
アシモフはRIZIN初参戦、MMA 16戦12勝(7KO/1一本)3敗1分の32歳。21年10月の地元カザフスタンのNaiza FCで勝利して以来約2年ぶりとなるMMAの試合だが、22年12月にはボクシングの試合も経験し引き分けている。
MMA ヘビー級(120kg) 5分3R
貴賢神[たかけんしん](フリー)
コーディー・ジェラベック[Cody Jerabek](米国/マッドハウスMMA)
貴賢神は元力士で22年4月のRIZINでMMAデビューし、関根“シュレック”秀樹に2R TKO負け。11月の名古屋大会での2戦目ではカルリ・ギブレインに1R TKO負け。昨年10月の名古屋大会では荒東“怪獣キラー”英貴戦では1Rに荒東を追い詰めるも、攻め疲れし2Rに逆転TKO負けしている。
ジェラベックはRIZIN初参戦の32歳。4歳から伝統派空手を習い、17年にはラグビーワールドカップの米国代表に選ばれた。22年9月にLFAでMMAプロデビューし1戦1勝(1KO)
キック 70kg契約(スーパーウェルター級相当) 3分3R
憂也(魁塾/RISEミドル級(70kg)4位、元DEEP☆KICK -65kg王者)
蛇鬼将矢[じゃき まさや](テツジム/元NKBウェルター級王者)
地元大阪勢同士のキックの試合も組まれた。憂也はRISEを主戦場としつつ、RIZINにもキックルールで3度上がり3戦全勝で、22年3月の大阪大会では洋輔YAMATOにKO勝ちしている。昨年3月のRISEでモトヤスックに敗れたが、昨年7月・12月とRISEで2連勝中だ。
蛇鬼は22年3月の大阪大会でこうたにKO勝ちして以来となるRIZIN参戦。その後はRISEで1敗1分。昨年11月のBreakingdownではBreakingdownの常連選手の川島悠汰をKOしている。
オープニングファイト キック 53kg契約(バンタム級相当) 3分3R
野田 蒼[あおい](月心会チーム侍/K-1甲子園2020 -55kg優勝)
上村雄音(BKジム/DEEP☆KICK -53kg 3位)
オープニングファイト キック 57.5kg契約(フェザー級相当) 3分3R
松山 瞬(TEAM TEPPEN)
櫻井 芯(team FIST)
オープニングファイト キック 56.5kg契約(フェザー級相当) 3分3R
赤平大治(VERTEX)
吉岡雄希(テツジム関西)
既報対戦カード
MMA バンタム級(61kg) 5分3R
井上直樹(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)
佐藤将光[しょうこう](坂口道場一族/FightBase都立大/元修斗バンタム級世界王者)
MMA フェザー級(66kg) 5分3R
武田光司(BRAVE/元DEEPライト級王者)
萩原京平(SMOKER GYM)
MMA 女子スーパーアトム級(49kg) 5分3R
RENA(シーザージム/シュートボクシング女子世界フライ級(51kg)王者)
シン・ユリ[Shim Yuri](韓国/チーム・ジーニアス/元ROAD FC女子アトム級王者)
概要
大会名 RIZIN LANDMARK.9 in KOBE
日時 2024年3月23日(土)開場・12:00(予定) 開始・14:00(予定)
会場 神戸ワールド記念ホール(ポートライナー「市民広場」徒歩3分) [HP]
中継 ABEMA、U-NEXT、RIZIN 100 Club、RIZIN LIVE、スカパー(料金は後日発表)
チケット料金 VVIP席 275,000円 VIP席 110,000円 SRS席 33,000円 S席 16,500円 ※1歳よりチケットが必要 ※ファンクラブ先行発売・RIZIN 100 CLUB先行発売 2/5(月)12時~7(水)18時、オフィシャルサイト先着先行 2/9(金)12~18時、一般発売2/18(日)10時~
チケット販売 イープラス チケットぴあ ローソンチケット 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RIZIN FF事務局 03-5772-3223 https://jp.rizinff.com/