パンクラス 12.24 横浜の高橋遼伍×キム・サンウォン、負傷判定ドローからサンウォンの3R TKO勝ちに裁定変更。サンウォンの右ストレートが有効打と認められる
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パンクラスはPANCRASE 340 2023年12月24日 横浜武道館大会でのフェザー級・高橋遼伍 vs. キム・サンウォンの裁定が、当初の負傷判定ドローから、3RサンウォンのTKO勝ちに変更となった。
試合は3R開始すぐ、高橋の右まぶたの負傷でドクターストップがかかり、「1Rの偶発的なバッティングで高橋選手が右目を負傷」と発表され、その時点までの内容で採点が行われた。だがサンウォン陣営が事実確認と裁定の変更を要求し、パンクラスの競技運営陣が検証した結果、高橋の負傷は1Rのサンウォンの右ストレートの有効打によるものだったと判断され、裁定が変更となった。
試合後の最新ランキングで高橋はフェザー級13位にランクインしていたが、これも訂正され、高橋は圏外となり、サンウォンは8位から4位にアップしている。
(変更前)
第7試合 フェザー級 5分3R
△高橋遼伍(KRAZY BEE/元修斗環太平洋王者)
△キム・サンウォン(韓国/コリアントップチーム/8位、元Double G王者)
3R 負傷判定1-1 (梅木28-30/荒牧30-28/出口29-29)
↓
(変更後)
第7試合 フェザー級 5分3R
×高橋遼伍(KRAZY BEE/元修斗環太平洋王者)
○キム・サンウォン(韓国/コリアントップチーム/8位、元Double G王者)
3R 0’00” TKO (ドクターストップ:右まぶたの負傷)
パンクラスから1月14日に届いた説明文書は以下の通り。今回掲載している文章は日本語だが、英語でも発表されている。
2024年1月13日
2023年12月24日 PANCRASE 340 横浜武道館大会
第7試合 高橋遼伍 vs.キム・サンウォン戦の提訴についてキング・オブ・パンクラス・評議会 代表評議員 廣瀬隆司
標記の試合について、KOREAN TOP TEAMの代表ジョン・チャンヨル氏から提出された異議申し立ての主張は次のとおりである。
1. 事実誤認の確認:当日の試合において、試合終了の原因となった高橋選手がおった怪我の要因は、偶然のバッティングによるものとしてテクニカル判定となった。しかしこの試合においてバッティング行為はなかったものと思われる。高橋選手の怪我はサンウォン選手の有効な攻撃によるものであったと主張する。
2. 1 を踏まえたうえで、結果の変更を要望する。上記の主張について、キング・オブ・パンクラス・評議会から評議員2名並びにパンクラス審判団から審判員14名を招集し、映像による再検証及び協議した結果、下記の通り裁定し、これをもって当該提訴に対する回答とする。
記
1.結論:試合結果を 3R 0:00 キム・サンウォン選手のTKO勝利に変更する。
2.理由
(1)事実
第2ラウンドが終了しインターバル終了後、第3ラウンド開始直後にメインレフェリーがタイムストップを要求。高橋選手の右目の状態に対しドクターチェックを要求した。
ドクターチェックの結果、眼科吹き抜け骨折(眼窩底骨折)の疑いがある為、メインレフェリーは試合をストップ。
又この怪我の原因が、1R終盤に偶然起きたバッティングによるものと判断し、オフィシャルルールに則りここまでの判定となる。
採点結果は30-28高橋、29-29イーブン、28-30キムとなり、1-1のテクニカルドローとなった。また試合後病院での診察の結果、高橋選手の怪我は眼科吹き抜け骨折(眼窩底骨折)と診断された。(2)映像の検証
再検証において、次の観点から映像を確認した。
1 バッティングが起きたと判断された1R終盤の攻防において、実際にバッティングは起きていたのか。
2 試合が終了する原因となった怪我は、キム選手の有効な攻撃によるものであったのか。(3)検証の結果
1について
バッティングと認められる行為は確認できなかった。
2について
第1R開始3:50頃、キム選手が放った右ストレートが高橋選手の右目下にクリーンヒット。その後高橋選手は右目を気にするような動きを見せ後退。数秒後、右目付近から出血しているのが確認できる。上記1・2から試合終了となった高橋選手の怪我について
1.バッティングによるものではない。
2.キム選手の有効打によるものであったと判断。以上
2024年1月13日付パンクラスランキング(変更箇所のみ)
男子フェザー級(65.8kg以下 61.2kg以上)
※裁定変更により高橋に勝利となったキムがランクアップ、高橋がランク外へ。
第10第王者:‐新居すぐる(0) 2023.09.24~
1位:‐高木凌(2023.07.09)
2位:‐平田直樹(2023.12.24)
3位:‐Ryo(2023.12.24)
4位:↑キム・サンウォン(2023.12.24)
5位:↓亀井晨佑(2023.12.24)
6位:↓中田大貴(2023.07.09)
7位:↓三宅輝砂(2023.11.12)
8位:‐名田英平(2023.11.12)
9位:‐遠藤来生(2023.09.24)
10位:‐栁川唯人(2023.12.24)
11位:‐岡田拓真(2023.11.12)
12位:‐糸川義人(2023.11.12)
※王者横の数字は防衛回数、戴冠日
※ランカー横の()内数字はパンクラスでの最新試合日