PFL 5.23 ブリュッセル(レポ):井上直樹、PFL昨年トーナメント優勝者アウベスとのダウンの応酬制し判定勝ち。SASUKE、アルジェリア出身アジュージの左ハイで2R KO負け

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PFL Brussels: Habirora vs. Hadley
2025年5月23日(土/現地時間)ベルギー・ブリュッセル:INGアリーナ
レポート:井原芳徳 Photos by PFL 中継:U-NEXT
井上直樹、PFL昨年トーナメント優勝者アウベスとのダウンの応酬制し判定勝ち
第8試合 バンタム級 5分3R
×マルシルリー・アウベス[Marcirley Alves da Silva](ブラジル/5位)
○井上直樹(キルクリフFC/元RIZINバンタム級王者)
判定1-2 (30-27/28-29/28-29)
井上は28歳。24年9月のRIZINバンタム級王者決定戦でキム・スーチョルに1R TKO勝ちし第7代王者に。昨年3月、元谷友貴に判定勝ちし初防衛。7月の超RIZINで福田龍彌に判定勝ちし2度目の防衛。大晦日大会でダニー・サバテロに判定1-2で敗れ王座陥落した。今回、RIZINの推薦でPFLに初参戦する。海外のプロモーションでの試合は19年2月の米国のCFFC以来約7年ぶりとなる。なお、今回勝ち、コンディションに問題なければ、7月18日のRIZIN広島大会でサバテロの王座に挑戦することが、試合2日前のRIZINの記者会見で発表されている。
アウベスは26歳。MMA 19戦15勝(10KO)4敗。17年にデビューし、22年にブラジルのジャングルファイトでバンタム級王座を獲得。23年から24年、ベラトールで1勝した後に1敗。昨年4月から8月のPFLバンタム級トーナメントで3試合とも判定勝ちし優勝している。
試合はダウンの応酬となるが、制したのは井上だった。1R、開始すぐから両者中央付近で近距離で立つ。アウベスはサウスポーだが度々スイッチする。井上が左ローを放つと、アウベスは蹴り足をすくいつつ左フックを放ち、井上はスリップするが、すぐに立つ。アウベスはプレッシャーをかけ続け、時折右フックや左ミドルを当てる。井上は距離を取りつつローや右ボディストレートや左ジャブを返す。終盤、アウベスはプレッシャーを強め、井上は回り続ける。アウベスは右カーフを当て、井上はワンツースリーのコンビネーションで左フックを当てる。記者採点は僅差だがアウベス。アウベスの積極性を評価したが、井上の最後の左フックは的確だったため、割れても不思議ではない程度の差だ。ジャッジは1者がアウベス、2者が井上を支持する。
2R、アウベスがスイッチを繰り返しつつ変わらず前進し、左ジャブ等を当て続ける。中盤に入ったところで、アウベスが井上の右のパンチのカウンターで右フックをクリーンヒット。井上はダウンし、すぐに立ち上がるが、鼻血を出す。アウベスは右カーフも絡め、井上のステップがややぎこちなくなる。アウベスは残り1分を切ると1R同様に圧を強める。井上も右テンカオを当てるが、変わらずアウベスが前に出て終える。記者採点はアウベス。
3R、アウベスは変わらず前に出続け、中盤、組み付いて金網に押し込むが、すぐに井上は突き放す。お互い見合う状態が続くと、終盤、場内から少しずつブーイングが起こるように。するとアウベスは気にしてか?パンチを積極的に振うようになるが、井上はかわすと、ワンツースリーのコンビネーションで最後に左フックをヒット。アウベスはダウンし、場内は湧き上がる。
だがアウベスもすぐ立つ。パンチが度々交錯し、アウベスは左フック、ジャブを立て続けに当て、必死に反撃するが、井上はひるまず耐える。井上が右テンカオを放つが、アウベスは離れて終える。記者採点は井上。合計29-28でアウベス。ジャッジは1者が意外にも30-27でアウベスを支持するが、2者は28-29で井上を支持し、井上が判定勝ちした。
なお、RIZINの公式YouTubeチャンネルでは、榊原信行CEOらが試合を見ながら応援する様子が生配信された。榊原氏は7月18日の井上のRIZIN王座挑戦について「鼻の怪我次第」「間に合わせてもらえたらと思いつつも、フィジカルも気持ちも整えられるかを確認を取ってですね」と慎重にコメントした。
その後、控室に戻った井上はテレビ電話でRIZINの配信に登場した。井上は「ダウンさせたところで倒しに行けたらと思ったんですけど、相手の圧力もあって行けなくて。でも判定で勝つことができて良かったです」と話して安堵の笑顔を浮かべ「サウスポーで作戦を組んでいたので(スイッチされて)惑わされました。1R目のままで行けたら良かったんですけど、相手も変えてきて上手かったです」「鼻は折れていないと言われています。かすったぐらいのパンチでした」「RIZIN代表で出ることができて、RIZINの名前を汚さず勝つことができて本当に良かったです」とコメントした。
榊原氏は「まずは怪我の具合もあると思うのでしっかり休んで、気を付けて日本に戻ってきてください」と井上の労をねぎらい、次戦については井上に尋ねなかった。井上との電話回線が切れた後、榊原氏は「戻ってきて診察してもらったほうがいいと思う。(帰国中の飛行機の)気圧でもっと腫れると思う」と改めて慎重にコメントしている。
SASUKE、アルジェリア出身アジュージの左ハイで2R KO負け
第7試合 フェザー級 5分3R
○アサエル・アジュージ[Asael Adjoudj](アルジェリア/8位)
×SASUKE[Keisuke Sasu](マスタージャパン東京/修斗世界フェザー級王者)
2R 2’42” KO (左ハイキック→グラウンドパンチ)
SASUKEは31歳。21年に工藤諒司に判定勝ちし修斗世界フェザー級王座を獲得し、飯田健夫(たてお)をKOし初防衛すると、Road To UFCに22年、23年と連続出場したが、いずれも初戦敗退した。その後は修斗で3戦とも勝利し、23年12月に田中半蔵をKOし王座2度目の防衛。24年5月、パン・ジョングウェン(中国)に1R一本勝ち。昨年3月に椿飛鳥に2R 裸絞めで一本勝ちし3度目の防衛。6月のRIZIN札幌大会ではビクター・コレスニックに1R KO負け。1年ぶりの試合でPFLのランカーと対戦する。
アジュージは27歳。北アフリカのアルジェリア出身でフランスに在住し、キックボクシングで活躍後、20年のMMAデビュー戦で判定1-2で惜敗したが以降は10連勝し11戦10勝(3KO/2一本)1敗。UAEウォリアーズ、ベラトールで試合を重ね、24年11月、昨年10月にPFLで勝利し、前回はISAOに勝った実績のあるイーブス・ランドゥに判定勝ちしている。
1R、約10cm背の高いアジュージがサウスポーで構え、左ミドルを当て、ハイにつなげる。SASUKEは蹴り足をつかんでからタックルを仕掛けて押し込むが、アジュージは押し返し、肘打ちを返して突き放す。前半、後半と、同様の展開が繰り返され、SASUKEは苦戦する、記者採点はアジュージ。
2Rもアジュージュが随所で左ミドルをヒットするが、右前蹴り等も絡め、1Rよりは少し距離を取り慎重に。だが逆にSASUKEもタックルに入るタイミングをつかみ辛そうになる。すると中盤、アジュージュが左ストレートを当ててから、真っすぐじりじり下がってSASUKEの前進を誘うと、左ハイキックをクリーンヒット。ダウンしたSASUKEに、アジュージュがパウンドを連打したところで、マイク・ベル・レフェリーがストップした。











