ONE 1.24 ルンピニー(レポ):澤田千優、柔術黒帯の米国人選手を打撃で苦しめ判定勝ちし3連勝。黒澤亮平、ONE 2戦目はマスンヤネのパンチとレスリングに苦しみ判定負け

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ONE Fight Night 39: Rambolek Vs. Dayakaev
2026年1月24日(土)タイ・バンコク:ルンピニースタジアム
レポート:井原芳徳 写真提供:(C)ONE Championship 中継:U-NEXT
澤田千優、柔術黒帯の米国人選手を打撃で苦しめ判定勝ちし3連勝
第6試合 MMA 女子アトム級(52.2kg) 5分3R
○澤田千優(team AKATSUKI/IDEA ASAKUSA/元修斗女子アトム級世界王者)
×ナタリー・サルチェード[Natalie Salcedo](米国)
判定3-0
澤田は28歳。ONEに参戦していた澤田龍人の妹で、レスリングで18年全日本社会人選手権優勝等の実績があり、21年に修斗でMMAプロデビューし王座獲得。23年2月にONEに初出場し、サナーズ・ファイアズマネシュに2Rアームロックで一本勝ち。米国での試合、修斗での防衛戦を経て、24年3月のONEでジヒン・ラズワンに判定勝ち。5月にはノエル・グランジャンに判定勝ち。25年1月のメン・ボー戦で判定負けし、プロ10戦目で初黒星を喫した。7月にはマカレナ・アラゴンに1R腕十字で一本勝ち。11月の日本大会では平田樹に判定勝ちし2連勝中だ。今回の試合発表後のXでは「コンスタントに試合組んでもらえてありがたいです!何がなんでも勝って、4月にタイトルが欲しい。」と記し、4月29日の有明アリーナ大会での王座挑戦につなげたい思いを記している。ONEのインタビューでは4月の日本大会での三浦彩佳戦にも意欲的だった。
サルチェードはファイトナイトシリーズが開催予定のコロラド出身の33歳。ブラジリアン柔術黒帯で、Tapologyのデータを見ると17年からアマチュアMMAの試合を重ね、21年のプロデビュー後は4戦全勝(3一本)。24年5月、テキサスでのPeak FCで勝利し、女子アトム級王座を獲得。9月のファイトナイトでONEデビューし、澤田とも戦ったマカレナ・アラゴンに1R一本勝ちし、今回2戦目でランカーと対戦する。
試合は柔術家のサルチュードに対し澤田が打撃で優位に進める展開に。1R、澤田がサウスポーで構え、序盤から前に出て、左ストレート、インローを当てて先手を取ると、左ハイ、ボディストレートも絡める。サルチェードが組んで来れば、首相撲で捕まえて左膝を当てる。澤田が突き放すと、サルチェードは後ろにスリップする。サルチェードの寝技を警戒してか、澤田は猪木アリ状態から立ったまま深追いしない。サルチェードがコーナーを背にして立とうとすると、澤田は左膝をボディに当て、がぶって押さえながら左膝を当てる。スタンドに戻り、澤田は引き続き左ストレートを当て、組んでから腕をつかみつつ倒し、サイドで押さえる。澤田はアームロックを狙い、寝技勝負に臨むが、サルチェードは対処し、ガードの中に戻し、オモプラッタを仕掛け、やはり寝技では強さを発揮する。サルチェードは足関節技に切り替えるが、澤田はセコンドの良太郎と松嶋こよみの指示を聞きながら脱出し、スタンドに戻す。サルチェードは澤田の左ミドルをつかんで倒そうとしたが、澤田は外し、寝技に持ち込ませない。ここまで澤田優勢だ。
2R、澤田は左ストレート、膝蹴りを当て、打撃戦で主導権を維持する。タックルを狙う様子はなく、完全に打撃戦狙いの様子に。中盤、サルチェードがタックルを仕掛けるが、澤田は突き放し、猪木アリ状態になっても付き合わず立たせる。終盤、澤田は左ストレートを当ててから、タックルで倒すが、サルチェードが足を登らせると上体を起こして防御し、サルチェードがタックルに来ればがぶって押さえる。澤田はハーフガードで少しパウンドを当ててから立つ。最後、澤田は左の膝蹴りで飛び込むが、サルチェードは足関で迎撃し、立ってパウンドを落とし、澤田が下から腕十字を狙って終える。ここまで澤田優勢だ。
3R、澤田は左ストレート、左ミドルを当てる。サルチェードもこれまでより打撃を返すようになり、右ストレート、ミドルを返すが、パンチをもらうとマウスピースを吐き出し苦しそうだ。中盤から澤田はテイクダウンを繰り返すが、サルチェードがバックを狙ったり足を登らせたりすると、すぐにスタンドに戻す。スタンド勝負が途切れるため、サルチェードとしては被弾せず救われ、逆転の糸口が時折見える状態が繰り返される。終盤もサルチェードの反撃を封じ、最後は澤田がタックルで倒し寝かせて終える。記者採点は澤田。ジャッジ3者も澤田を支持し、澤田が判定勝ちし、連勝を3に伸ばした。
黒澤亮平、マスンヤネのパンチとレスリングに苦しみ判定負け
第3試合 MMA ストロー級(56.7kg) 5分3R
○ボカン・マスンヤネ[Bokang Masunyane](南アフリカ)
×黒澤亮平(THE BLACKBELT JAPAN/元パンクラス&修斗世界ストロー級王者)
判定3-0
マスンヤネは19年からONEに上がり、澤田龍人、箕輪ひろば、山北渓人に勝ったことがあり、24年1月の日本大会で山北に判定勝ちした後はマンスール・マラチエフ、サンジャル・ザキロフに判定負けし2連敗中だ。
黒澤は32歳。修斗で16年に澤田龍人を下しストロー級王座を獲得。23年からパンクラスに参戦し、24年4月のストロー級暫定王者決定戦でリトルを2R 右ストレートでKO。1位の若林耕平が正規王者決定戦を辞退し、7月のランキングで黒澤が正規王者に認定される。25年3月、植松洋貴に2R TKO勝ちし王座を初防衛。王座を返上し、9月にONEに初参戦し、ジェイソン・ミラルペスに判定勝ちし6連勝中。今回2戦目で上位勢との試合が組まれた。(マスンヤネはストロー級3位だったが、ONEは今年からランキングを刷新する予定で、一旦ランキングを廃止している)
1R、マスンヤネがサウスポーで構え、オーソドックスの黒澤に対し、ニータップのタックルのフェイントを見せてながら、左フックを当て、開始30秒足らずでダウンを奪う。黒澤はダメージは小さい様子で、マスンヤネは追撃せず、ハーフガードで押さえる。中盤過ぎ、マスンヤネがパスガードし、立った黒澤にしがみつく。黒澤はコーナー、ロープに押し込まれ、防戦が続く。残り1分、ようやく離れ、黒澤が右アッパーを当てるが、すぐマスンヤネが組み付き、再び押し込んで終える。
2R、黒澤が打撃戦で左ジャブ、右ロー、ボディを当て、ヒット数で上回るようになると、マスンヤネはタックルを仕掛けて押し込み、組みの展開に切り替える。一旦離れ、黒澤が右テンカオを当てると、またもすぐにマスンヤネがタックルを仕掛けて押し込み、打撃戦を継続させず、主導権をキープする。
3R、黒澤は逆転を狙い、左右のフックを連打して場内を沸かせる。だがマスンヤネはブロックして耐えてから、左フック一発で黒澤を下がらせ、さらに左フックを当て、再びダウンを奪う。黒澤は鼻血を出し苦しそうで、すぐ立ち、スタンドに戻すが、またもパンチの打合いからマスンヤネが左フックを当てて倒す。マスンヤネはトップキープし、立たれてもすぐ倒して押さえる。終盤、スタンドに戻り、黒澤は左フックをまたももらい、膝をつくが、すぐ立ち、右フックを連打する。だがマスンヤネはすぐタックルを仕掛けて押し込み、追撃を封じる。最後は離れるが、黒澤の右ハイ、フックをマスンヤネはブロックして終える。記者採点はマスンヤネ。ジャッジ3者もマスンヤネを支持し、マスンヤネが判定勝ちした。










