KNOCK OUT 6.23 代々木第二(レポ/前半):中島玲、キック2戦目でバズーカ巧樹を右ストレートKO。壱・センチャイジム、タイのベテラン・チョークディーを肘で切りTKO勝ち。ぱんちゃん璃奈、初黒星からの再起戦はアルゼンチンの選手に判定勝ち
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MAROOMS presents KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT “BLAZE”
2024年6月23日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館
レポート&写真:井原芳徳 (※大会の後半の試合は別記事に掲載します)
※BLACKルールは肘無し・ワンキャッチワンアタックのキックルール。REDルールは肘有りキックルール
壱・センチャイジム、タイのベテラン・チョークディーを肘で切りTKO勝ち
第10試合 RED スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
○壱[いっせい]・センチャイジム(センチャイムエタイジム/KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王者、元ルンピニー日本バンタム級王者)
×チョークディー・PKセンチャイジム[Chokdee PK.Saenchai muaythai gym](タイ/PKセンチャイジム/WMC世界スーパーフライ級王者)
3R 0’55” TKO (ドクターストップ:右肘打ちによる額のカット)
壱は26歳。昨年8月のKNOCK OUT-REDスーパーバンタム級タイトルマッチで古村光に判定2-1で敗れベルトを失ったが、今年4月大会でのベルトを懸けての再戦で、5R負傷判定勝ちしベルトを奪還した。タイ人のセンチャイ・トングライセーン会長からムエタイを伝授され、KNOCK OUTの中でもとりわけムエタイ色の強い戦いをするが、タイ人とは4年ぶりの試合となる。
チョークディーは30歳。タイのトップ戦線で活躍していた選手で、19年12月の小野寺力体制でのKNOCK OUT大田大会で大﨑一貴に5R判定勝ちしている。現在は神奈川県綾瀬市のFLYSKY GYMでトレーナーをしており、BOMの協力で参戦し、4年ぶりの試合に臨む。KNOCK OUTの公式インタビューで壱は「デビューする前から僕が参考にしてた選手の1人」と話していた。
1R、壱がサウスポーで構え、左ミドル、ストレートを当てる。チョークディーは攻撃は少ないものの、首相撲になるとスペースを作って右肘を振るい、時折右ミドルも強打し、壱に差をつけさせない。記者採点はイーブン。
2R、チョークディーは右ミドルのヒットを増やすが、壱も左ミドルを返し続け、左インローも絡め、トータルの積極性では上の状態をキープする。チョークディーは組めば肘を出すが、壱は対応できている。記者採点はイーブン。
3R、壱は前に出てチョークディーをロープ際まで詰め、左ボディストレートをヒットする。チョークディーが右ミドルを蹴ると、壱は蹴り足をすくって左インローを当ててから、右の肘をチョークディーの額に当て、チョークディーの額を切り裂くことに成功する。するとドクターチェックが入り、一発でストップがかかり、壱のTKO勝ちとなった。
マイクを持った壱は「最高ですね。1年前の代々木大会でKO負けしているので苦い思い出がありました。チョークディー選手という生涯で一番強い相手をこういう形で倒せて良かったです。55kgREDルール、日本で俺が一番だと思うんで、世界、他団体に出ようかと思っています」と話した。
古木誠也、新鋭・福田拓海を1R KO
第9試合 BLACK 56kg契約 3分3R(延長1R)
○古木誠也(G1 TEAM TAKAGI/KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級(55kg)王者)
×福田拓海(クロスポイント大泉)
1R 2’00” KO (左フック)
古木は27歳。昨年3月の代々木大会では松下武蔵に1R KO負けしたが、8月の王座防衛戦では小倉尚也を1R左フックでKO。9月大会では森岡悠樹を1R右フックでKOしたが、12月大会では壱・センチャイジムに判定負け。今年4月大会では内田晶に判定勝ちしている。
福田は22年5月のKNOCK OUTのアマチュア大会で優勝した後デビューし、5戦4勝(2KO)1敗の24歳で、今回王座との試合に抜擢された。
1R、古木が序盤から圧をかけ、左フックを当てるが、福田もパンチや蹴りを返し応戦する。だが中盤、変わらず古木が蹴りも絡めつつ前に出ると、左フックをクリーンヒットしダウンを奪う。福田はダメージが大きく、古木が再び左フックでダウンを奪ったところで、少レフェリーがストップした。
中島玲、キック2戦目でバズーカ巧樹を右ストレートでKO
第8試合 BLACK スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
×バズーカ巧樹(菅原道場/KNOCK OUT-REDスーパーライト級(65kg)王者、元KNOCK OUT-BLACKライト級(62.5kg)王者、元WMAF&MA日本スーパーライト級王者)
○中島 玲(フリー/元プロボクシング日本スーパーウェルター級暫定王者)
3R 2’04” TKO (コーナーストップ:右ストレート)
バズーカは27歳。昨年9月に良太郎に6R判定勝ちしKNOCK OUT-REDスーパーライト級王者となったが、12月大会でマルコス・リオスにTKO負けし、3月のONEフライデーファイツでもタイ人選手に2ダウンを奪われ判定負けし、鼻骨骨折により4月のKNOCK OUTを欠場していた。
中島は25歳。子供のころに空手を習い、高校時代にボクシングを始め、19年にプロデビュー。昨年4月には日本スーパーウェルター級暫定王者となったが、キックに転向。3月のK-1の-70kg世界最強決定トーナメントにエントリーしたがヴィクトル・アキモフに2R KO負け。キック2戦目は65kgまで絞ってKNOCK OUTに登場する。
1R、バズーカは距離を取り左ミドル、中島は右フック、左ボディ主体で戦うが、まだ差が小さい。だがバズーカが頭から突っ込み、バッティングとなる場面が2度あり、故意ではないもののダメージを与えたとして、北尻レフェリーはバズーカに減点1を宣告する。記者採点はイーブン。
2Rも同じ構図だが、またもバズーカが頭から突っ込んでバッティングとなり、レフェリーは減点1を宣告する。すると中盤過ぎ、中島の左フックがクリーンヒットし、バズーカがひるむ。だがその後の打ち合いでバッティングとなり、バズーカが右眉尻と左側頭部をカットし、ドクターチェックを受ける。記者採点は中島。
3R、中島は変わらずパンチを当てて主導権を維持すると、中盤過ぎ、前に踏み込んでの右ストレートをクリーンヒットしダウンを奪う。バズーカは立ったもののダメージが大きく、再び中島が右ストレートでダウンを奪うと、カウント中にセコンドがタオルを投入した。中島が勝った直後、セコンドの宇佐美正パトリックが中島を抱え上げて大喜びした。
マイクを持った中島は「バズーカ選手、滅茶苦茶リスペクトしています。戦う前はああやっていがみあいましたが、戦ったらノーサイドで、これが格闘家の素晴らしいところやと思います。キック界で絶対チャンピオンになるんで、僕、覚えといてください」とアピールした。
NA☆NA、ぱんちゃんに勝ったルシア・アプデルガリムに判定勝ち
第7試合 BLACK 女子53kg契約 3分3R(延長1R)
×ルシア・アプデルガリム[lucia apdelgallim](アルゼンチン)
○NA☆NA(エスジム/ミネルヴァ・スーパーフライ級1位・元王者)
判定0-2 (秋谷28-29/センチャイ29-29/和田28-29)
アプデルガリムは20歳。テコンドーがベースで、13戦11勝2分で無敗で、4月末に行われた巌流島のスタジオマッチでは、元KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級(47.5kg)&アトム級(46kg)王者・ぱんちゃん璃奈との49.5kg契約での試合で、右ストレートでダウンを奪って判定勝ちしている。普段スーパーフライ級(52.16kg)近辺で試合をしているため、ミネルヴァの元同級王者のNA☆NAとの試合で真価が示されそうだ。
NA☆NAは34歳。4月14日のミネルヴァでのスーパーフライ級王座決定戦で上野hippo宣子に判定勝ちしたが、計量オーバーにより王者に認定されなかった。2週間後の4月27日のKNOCK OUTには、浅井春香の欠場により代役出場し、鈴木万李弥と57kg契約で対戦し、延長の末に判定勝ちした。NA☆NAにとっても適性体重でのKNOCK OUT再出場となる。
1R、長身のアプデルガリムが序盤から伸びのある右ストレート、ミドルを随所で的確に当て、主導権を握る。記者採点は僅差だがアプデルガリム。
2R、中盤こそNA☆NAの左ボディ、ストレートがさく裂する場面もあったが、全体的にはアプデルガリムが右ストレート、ミドル、左ボディ等を的確に当て、若干優位な状態は変わらない。記者採点はイーブン。ジャッジは2者がNA☆NAにつけたようだ。
すると3R、NA☆NAが前に出て、右ストレートを当てる場面が増え、やや優位に。アプデルガリムは攻撃が減り、組まれると背中を向けてしまう場面も数度あり、印象が悪い。記者採点はNA☆NA。合計29-29でイーブン。ジャッジ1者も同じ採点だったが、2者が28-29でNA☆NAを支持し、NA☆NAが判定勝ちした。
ぱんちゃん璃奈、初黒星からの再起戦はアルゼンチンの選手に判定勝ち
第6試合 BLACK 女子48kg契約 3分3R(延長1R)
○ぱんちゃん璃奈(フリー/元KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級(47.5kg)&アトム級(46kg)王者)
×アイリン・ゴンザレス[Ayelen Gonzalez](アルゼンチン/ISKAムエタイ・アルゼンチン女子ストロー級(50.5kg)王者、WAKOアルゼンチン女子48kg級王者)
判定3-0 (センチャイ30-29/板倉30-29/秋谷30-29)
ぱんちゃんは22年12月、那須川天心と武尊のサイン偽造の詐欺容疑で逮捕され、昨年2月の記者会見で謝罪すると共にBLACK女子ミニマム級王座を返上。3月の代々木大会には坂本瑠華とボクシング形式のエキシビションで登場し、マイクでファンに謝罪していたが、今回の代々木は公式戦での出場を果たす。その後は昨年4月から公式戦に復帰し、ワン・チンロン、チャッキー、ケイスリィ・ヴァンスを下し、3月のK-1では平岡琴に判定勝ちしたが、4月末に収録された巌流島バーチャルファイトでのルシア・アプデルガリム戦で判定負けし、デビュー以来の連勝が17で止まった。今回の試合直前には東京都知事選のNHK党のポスター枠を買い自身のアピールに使い、多方面から批判されている最中だが、前日会見では「ノーコメント」を貫いた。
ゴンザレスはアプデルガリムと同じくアルゼンチン出身、14戦12勝(4KO)2敗の25歳。アプデルガリムと戦ったことがあり敗れている。身長は150cmでぱんちゃんより15cm近く小さい。サウスポーからの左ミドル、フックが持ち味だ。アプデルガリムは普段スーパーフライ級(52.16kg)近辺で試合をし、ぱんちゃん戦は49.5kg契約だったため、ぱんちゃんとの体格差が目立ったが、今回は48kg契約で、両選手とも適正体重での試合となる。
1R、ゴンザレスはサウスポー主体で時折スイッチし、左ミドル、フックを放つ。ぱんちゃんはオーソドックスでプレッシャーをかけ、右ミドル、ストレートを放つ。身長差が大きいせいもあってか、お互い距離感をつかめきれていない感がある。記者採点はイーブン。
2Rもゴンザレスが左ミドル、フックを放ち、1Rよりも手数を増すが、まだぱんちゃんを脅かすほどにはならない。とはいえ、ぱんちゃんは右ミドル等の攻撃が返せず、印象を悪くする。記者採点はイーブンだがゴンザレスにつく可能性はある。
3R、ぱんちゃんは開始すぐから右のミドル、膝を積極的に出し、ようやく流れをつかむように。中盤には右ハイを当てる。ゴンザレスもひるまず、左ミドルを随所で返すが、攻撃が減ってしまう。記者採点はぱんちゃんだがイーブンもありうる程度の差だ。合計30-29でぱんちゃん。ジャッジ3者も同じ採点で、ぱんちゃんが接戦を制した。
第5試合 BLACK ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
×漁鬼[りょうき](SHINE沖縄/TENKAICHI&BEASTウェルター級王者
○エミール・アラゾフ[Emil Allazov](ベラルーシ/BFCムエタイ・ベラルーシ王者)
判定0-2 (北尻29-29/センチャイ29-30/板倉29-30)
漁鬼はKNOCK OUTで中島弘貴、渡部太基に判定勝ちしている28歳。エミール・アラゾフはONE王者のチンギス・アラゾフの甥の21歳で初来日。戦績5戦5勝(1KO)。
1R、前に出る漁鬼に対し、エミールは回って距離を取りながら、右ローを当て続ける。漁鬼は足を上げてある程度対処できており、まだひるまないが、自分の攻撃はほとんど返せず印象が悪い。記者採点はエミール。
2Rもエミールは徹底して距離を取っての右ローの戦法を貫く。漁鬼は時折足を止めガードを下げ前に出させようとするが、流れは変わらず。最後ようやく漁鬼がこの形で誘い出し、パンチをまとめるが、エミールは難なくブロックして終える。記者採点はイーブン。
3Rもエミールはアウトボクシングを貫き、漁鬼はなかなか攻められない。残り1分、和田レフェリーはエミールに攻めるよう注意する。それでも変わらず終了する。記者採点はイーブン。合計29-30でエミール。ジャッジ1者はイーブンとしたが、2者は記者と同じ採点でエミールを支持し、エミールが判定勝ち。だが消極的とも取られる試合運びで、初来日でインパクトは残せなかった。
第4試合 BLACK ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
×渡部太基(TEAM TEPPEN/元Krush&WPMF日本ウェルター級王者)
○小川悠太(誠真会館所沢道場/MA日本&KROSS×OVERウェルター級王者)
4R 判定0-3 (少9-10/秋谷9-10/板倉9-10)
3R 判定1-1 (少30-29/秋谷28-29/板倉29-29)
渡部は57戦25勝(14KO)30敗2分、36歳のベテラン。年内での引退を決めており、年内のKNOCK OUTの本戦シリーズ毎大会出場を目指している。2月大会では漁鬼に判定負けしたが、4月大会ではCAZ JANJIRAを2R右ストレートでKOした。小川は12戦9勝(6KO)3敗の29歳。KNOCK OUTは初参戦だ。
1R、サウスポーの渡部に対し、小川が左ジャブ、右ストレート等のパンチを的確に当てる。渡部も前に出てパンチを返すが、クリーンヒットでは差が開く。記者採点は小川。
2R、序盤は小川がパンチを当てペースだったが、中盤から渡部が左ローのヒットを増やし反撃する。だが最後、小川が右フック、アッパーを当てて渡部を下がらせ、主導権を奪い返して終える。記者採点はイーブン。
3R、小川が序盤から右ハイ、ストレートを度々当て、渡部を追い詰める。中盤、渡部も左ハイを返すなどして、底力を見せたが、最後は小川がパンチの増やして前に出て、やや優位で終了する。記者採点は小川。合計28-30で小川。ジャッジは三者三様で延長へ。
延長R、小川が前に出て、パンチ、膝を度々当て、主導権を最後までキープする。渡部も声を上げながらパンチを振るうが、疲れの影響で力が入りきらず。終了のゴングが鳴ると、ロープにもたれかかる。ジャッジ3者とも小川を支持し、小川が判定勝ちしたが、名勝負製造機・渡部の奮闘が今回も光る一戦となった。
第3試合 BLACK 63kg契約 3分3R(延長1R)
×大谷翔司(スクランブル渋谷/元INNOVATIONライト級王者)
○セーンダオレック・Y’ZD(タイ/Y’ZDジム/元タイ国イサーン地方王者)
2R 1’39” TKO (左ストレート)
大谷は2月大会でキム・ウスンに1R TKO勝ちして以来の試合。セーンダオレックは4月大会で重森陽太に判定負けしている。前回はREDルールで今回はBLACKルールでの戦いとなる。
1R、セーンダオレックはサウスポーで構え、左ミドル主体で攻める。大谷はオーソドックスで構え、右のインロー、アウトローをコツコツと当てる。終盤、セーンダオレックは圧を強め、最後は左ストレートをクリーンヒットし、やや優位で終える。最後のパンチをもらった大谷は鼻血を出し、2R開始直後にドクターチェックを受ける。
すると2R、セーンダオレックは勢いづき、左ミドルを当てつつ、左ストレートも度々ヒットする。大谷を下がらせ、中盤には左ストレートでダウンを奪うと、大谷は10カウント以内にポーズが取れず、セーンダオレックのKO勝ちとなった。
第2試合 RED スーパーウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
○MASATO BRAVELY(BRAVELY GYM/元M-1 JAPANスーパーウェルター級王者、元WPMF日本ウェルター級王者)
×杉原新也(ワイルドシーサー前橋)
判定2-1 (センチャイ29-28/少29-30/板倉30-29)
MASATOは2月大会で津崎善郎に判定負けして以来の試合。杉原は昨年3月の代々木大会で宇佐美秀メイソンに判定負けした選手。
1R、お互いミドル、ロー、膝の攻防で、まだ差は乏しい。2R、組んで膝を当て合う場面が増えるが、組む前の展開では、MASATOが右ミドル、肘、左ジャブ等のヒットを増やし、やや優位に。
3Rも組む展開が多く、お互い膝を当てるが、MASATOがミドル、肘、パンチも絡め、トータルでは巧く戦い続け終了する。ジャッジは割れたが、2者がMASATOを支持し、MASATOが判定勝ちした。
第1試合 BLACK 61.5kg契約 3分3R(延長1R)
×般若HASHIMOTO(クロスポイント吉祥寺/元GLADIATOR武士道キック・フェザー級王者)
○小森玲哉(ONE’S GOAL)
判定0-2 (北尻29-29/和田29-30/板倉28-29)
般若は昨年7月の新宿大会でK-1 GROUPの山浦迅也にKO勝ちして以来の試合。小森は4月の後楽園で河崎鎧輝に1R TKO勝ちし、8戦7勝(3KO)1分無敗の27歳の新鋭だ。
1R、般若がサウスポー、小森がオーソドックスで構え、お互いミドル、パンチを当てるが、まだ両者手数が伸び切らず差は乏しい。
2R、お互い近距離でパンチを打つ場面が増え、どちらも強打でのけぞらせ一進一退の展開となる。若干小森のパンチのヒットが目立つが、差のつけにくいラウンドに。
3R、お互い膝のヒットが増え、小森も右ミドルを蹴り続けるが、終盤、般若が詰めてパンチを必死に振るう場面がやや目立つように。それでも僅差で、ジャッジ1者はイーブンとしたが、2者が小森を支持し、小森が判定勝ちした。
プレリミナリーファイト第4試合 BLACK 51.5kg契約 3分3R
○柿﨑 瑠[るい](クロスポイント大泉)
×愁斗[しゅうと](Bombo Freely)
1R 2’19” TKO (3ダウン:左膝蹴り)
プレリミナリーファイト第3試合 BLACK スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
○羽黒慈夢[じむ](クロスポイント大泉)
×雅治[まさじ](レンジャージム)
判定3-0 (30-29/30-29/30-28)
プレリミナリーファイト第2試合 RED バンタム級(53.5kg) 3分3R
○蒔[まくと]・センチャイジム(センチャイムエタイジム)
×田中頌大[しょうだい](ONE`S GOAL)
判定2-0 (29-29/30-28/30-29)
プレリミナリーファイト第1試合 BLACK スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
○横山太一朗(クロスポイント大泉)
×山崎滉太(誠真会館所沢道場)
判定2-0 (29-28/29-29/29-28)