KNOCK OUT 9.16 後楽園ホール:TOKYO MXで大会生中継。龍聖「軍司とやりたい。彼は格闘技界を背負うことはできない」。大谷翔司・久井大夢がBLACKライト級王座決定1DAYT出場。良太郎×バズーカ巧樹でRED Sライト級王座決定戦
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KNOCK OUT 2023 vol.4(9月16日(土)後楽園ホール)の対戦カード発表記者会見が7月19日、東京で行われた。
2か月後の大会ということもあり、現時点の発表カードはKNOCK OUT-REDスーパーライト級王座決定戦・良太郎 vs. バズーカ巧樹の1試合のみ。だが、龍聖がK-1フェザー級王者の軍司泰斗戦、栗秋祥梧が篠塚辰樹戦を希望し、宮田充プロデューサーもKNOCK OUT-BLACKライト級王座決定トーナメントへのK-1勢の参戦を呼び掛け、6月から交流が本格化したK-1関連の話題の多い会見となった。今大会の模様は当日19:30から21:30に地上波テレビ局のTOKYO MXで生放送されることが決まり、K-1との絡みは幅広い層に番組をアピールする上で好材料となるだろう。
TOKYO MXでの生中継について、KNOCK OUTの宮田プロデューサーは「昨年10月から始まった毎週土曜9時からのTOKYO MXさんでのレギュラー番組の効果もあり、3月の代々木大会、その後の後楽園大会と、お客さんもたくさん来ていただくようになりました。8月大会も7割以上のチケットが売れていて、満員になると思います。10月の放送1周年のちょっと前の9月、節目となる大会で、初の大会生中継をさせていただくことになりました。オンタイムで無料でチャンネルを合わせていただければメインイベントまで楽しんでもらえるので、さらに多くの方にKNOCK OUTを知ってもらう非常にいい機会になると思います」と話した。
TOKYO MXは東京を中心とした首都圏に発信されている地上波テレビ局だが、エムキャスのサイトを通じて全国どこでも視聴できる。生中継ではないが、昨年はTHE MATCH 2022と超RIZINを放送して話題を呼んだ。今回のKNOCK OUTの試合は18時からスタートし、最初の3試合は放送枠には入らず、19時から7試合の放送を予定している。
龍聖「軍司とやりたい。彼は格闘技界を背負うことはできない」
MX生中継の目玉となりそうなのが、やはりKNOCK OUTの主力の龍聖(WIVERN/KNOCK OUT-BLACKフェザー級王者)の試合だろう。
龍聖は昨年7月にRIZINに初参戦し魁志に3R TKO勝ちして以降、9月のKNOCK OUTで小笠原裕典を、11月のKNOCK OUTでグ・テウォンを、昨年末のINOKI BOM-BA-YE×巌流島でダウサコンをKO。3月のKNOCK OUT代々木大会ではラジャダムナン認定スーパーバンタム級王者のペットセーンセーブに手を焼いたものの延長Rにダウンを奪い判定勝ちした。6月の後楽園大会ではチュームーシーフーと対戦し、1R終盤に右フックをもらいキャリア初のダウンを喫したが、延長Rに持ち込み辛うじて判定勝利をものにした。現在15戦15勝(10KO)無敗だ。
今回の龍聖の相手は未定で、宮田氏は「海外のファイターまたは国内のファイターということで選考中です。地上波にふさわしいカードが組めればと思っています」と話すのに留まったが、龍聖は「軍司とやりたいです。宮田さん、K-1にコネがあるんなら連れてきて欲しいです」と、以前からTwitterを通じ対戦アピール合戦をしているK-1フェザー級王者の軍司泰斗を名指しした。
軍司は会見2日前のK-1両国大会でダウサヤームと対戦し判定勝ちした。度々ダウサヤームをコーナーに詰めて、ボディと顔面にパンチを当て続けたが、ダウンを奪えず、判定負けに終わった。この試合を宮田氏、ぱんちゃん璃奈と共に観戦した龍聖は「サンドバッグ連打が凄く上手かなと思いましたけど、普通の選手ですよね。これっていうのが見えなかったですね」「彼がフェザー級国内統一したいと言っていますけど、その器にふさわしくないですし、格闘技界を背負うことはできないと思います」と酷評した。もし戦うならば「意識飛ばして勝ちたいです。頭でも蹴っ飛ばしてやりたいと思います」と豪語した。
軍司はK-1の王者であるだけでなく、昨年のK-1 AWARD MVPを獲得した看板選手で、長らく後楽園ホール規模の会場での試合もしておらず、タイミングも含め、今回対戦の実現する可能性は低い。宮田氏は「ここでやっちゃいたい感じですか?」と戸惑いつつも「交渉して責任持って打診したいです。地上波の生中継でたくさんの皆さんの注目が集まる大会ですし、海外選手の候補も上がっているんですけど、今日にでもK-1さんにぶつけたいです」と龍聖に約束した。
一方、K-1は会見前日の18日、中村拓己氏からカルロス菊田氏にプロデューサーが変わり、海外進出を見据えた大胆な方針変更を発表したばかり(該当記事)。宮田氏は「色々インパクトありましたね。2014年に(新生K-1が)スタートしてからの大きな転換期で、変えていくときにガラッと変えて、注目を集めて、さすがだと思いました。ただリングの戦いは変わらないです。昨日よりも前からやらせてもらっているの(=決定済カードや交渉事)もありますし、当然Krushの後楽園大会は今後も開催されると思いますし、変わらないですね。10年ぐらい前(GLORYで)カルロス菊田さんとも仕事で携わったことがありますし、彼ならK-1が世界に打って出る力が発揮されると思います。どうなるか興味津々ですし、やる以上どんどん攻めて欲しいです」と話し、交流継続を希望するとともに新機軸への期待を示した。
大谷翔司・久井大夢がBLACKライト級王座決定トーナメント出場。K-1勢にも参戦呼びかけ
バズーカ巧樹が階級アップのために返上したKNOCK OUT-BLACKライト級(62.5kg)王座を懸けた4選手による1DAYトーナメント開催が決まった。大谷翔司(スクランブル渋谷/INNOVATIONライト級王者)、久井大夢[たいむ](TEAM TAIMU/元KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級(60kg)王者)の2選手の参加が決定した。
大谷は昨年7月のKNOCK OUTでは梅野源治の肘有りルールの相手を務め肘で切られTKO負け。12月には庄司啓馬を、4月は力斗を右ストレートでKOし、6月16日のKrushに乗り込むと、児玉兼慎から右ストレートでダウンを奪って判定勝ちし、肘無しルールでは連勝している。
久井は17歳・6戦5勝(3KO)1敗の新鋭。デビュー時からKNOCK OUTで頭角を現し、7月17日のK-1に参戦し、59kg契約で龍斗(Bigbangフェザー級王者)と対戦し判定勝ちしている。試合後、1階級上げることを希望し、スーパーフェザー級王座を返上しライト級の王座決定トーナメントに出場する。
残り2選手とリザーブファイトの2選手は未定だが、大谷と久井は直近のKrush・K-1の試合で勝利したこともあって、ここでも宮田氏は「トーナメント2枠のうち1枠には、ぜひK-1 GROUPのファイターに出て欲しいです」「K-1から来て踏んづけてベルト取ってく気概のある選手、チャンスに飢えた選手が出て来るのを期待しています」とK-1サイドに呼び掛けた。
大谷は「1日2試合が未知の領域ですけど、楽しみですね。体の強さに期待して欲しいです」と元自衛官らしいコメント。技術も体も成長期の久井の参戦については「いい選手なので、上の階級の選手とやるとどういう展開になるか楽しみです」と話した。BLACKライト級王座はバズーカに奪取を阻まれており「3回ダウン奪われて、今までで一番悔しい負け方をしました。でもあれから、あの負けがあって良かったのかもと思うぐらいに強くなっています」と話した。対K-1勢に関しては「KNOCK OUTを背負う気持ちでKrushのリングに上がったんですけど、ベルトを持っていない状態だったんで、世間的に見ても背負っている感覚が無かったと思います。今回チャンピオンになってK-1やKrushのトップどころとやって、自分自身の強さを証明したいです」と話した。自身の成長の証、KNOCK OUT代表の証として、ベルトへの熱意を示した形だ。
栗秋祥梧、宮田Pに「デカいこと言わないと」と促され篠塚辰樹を指名
栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺/元大和フェザー級王者)は6月大会で鮫島大翔を3R左フックでKOして以来の試合。REDルールの試合が続いたが、今後はBLACKフェザー級での試合に専念する方針で、今後のK-1 GROUP参戦も見据え、宮田氏はK-1 GROUPの選手との試合を調整中だ。
栗秋は「K-1 GROUPの選手、誰が来ても、KNOCK OUTのほうが強いと思うのでボコボコにします。今までKrushの選手ともやりましたけど、名前のある選手じゃないので、名前のある選手を連れてきてほしいですし、こっちが出向いてもいいと思っています」とコメント。会見中、宮田氏が「会見前にあの選手とやりたいと言ってたよね。せっかくK-1のファイターと組むって言ってんだから。デカいこと言わないと。ベルト持ってないんだから。取りに行くんだろ。言った方が得だから」と突如発破をかけられると、栗秋は苦笑しつつも「7月17日のK-1でやっていた篠塚辰樹選手(※佑典にKO勝ち)、僕とやったら面白いと思うし…」と名指ししたが、宮田氏から「勝てるって言わないと。面白い面白くないは関係ないから」とさらにダメ出しされ「ぶっ倒すんでKNOCK OUTにも来てください」と言い直した。
REDスーパーライト級王座決定戦・良太郎「肘で切って血が出ようが生放送なのでカットされない」×バズーカ巧樹「良太郎選手が来てくれれば、楽しんでもらえる」
KNOCK OUT-REDスーパーライト級(65kg)王座決定戦 3分5R(延長1R)
良太郎(池袋BLUE DOG GYM/team AKATSUKI/元KNOCK OUT-BLACKウェルター級王者、元REBELS-REDライト級王者)
バズーカ巧樹(菅原道場/元KNOCK OUT-BLACKライト級王者)
良太郎は昨年7月と9月の渡部太基との2連戦でBLACKルールで判定勝ちして以来の試合。バズーカは3月の代々木大会でK-1の不可思に3R KO負けして以来半年ぶりとなるKNOCK OUT出場。6月25日の千葉での所属ジムの主催興行では畑中健太を1R KOしている。
宮田プロデューサーは「BLACKルールの王座を保持していますが、本来は肘有り・首相撲からの連打ありのルールで力の発揮できるファイターです。バズーカ選手が62.5kgの体を維持するのが難しく、王座を返上し1階級上の王座を狙うことになりました。良太郎選手も65kgに絞ることができるので、二人でベルトを争うのがふさわしいのではと打診しました。良太郎選手の67.5kgの王座も返上扱いとします」と説明した。
◆良太郎
選手として戦うのは久しぶりですが、毎週試合会場にセコンドでいるので、そんな感じがしません。これで3階級制覇なので、BLACKとREDの両方のベルトを巻かせてもらいます。
(フェイストゥフェイスで笑顔を見せた理由は?)営業妨害になるのですけど、いい子なので(笑)。茶番みたいなことはする必要ないと思いました。YouTubeで騒ぐガキどもの喧嘩みたいに盛り上げてもしょうがないでしょ。俺は試合で見せたいです。
(バズーカが「当日くっついて来ないでもらいたいです、打ち合いたいです」と話したのを聞いて)REDルールなんでくっつきたいと思います。
(MXの生中継について)試合まで見てもらうように色々の手を使わないといけないですね。見てもらう人には、肘有りなんでね、肘で切って血が出ようが生放送なのでカットされないので、ぐちゃぐちゃにしたいです。
◆バズーカ
必ず取ります。(フェイストゥフェイスをして感じたこと)特にないです。(MXの生中継について)放送にふさわしい試合内容をしてくれるように、良太郎選手が来てくれれば、お客さんにも楽しんでもらえると思います。
※REDルールは肘有りキックルール、BLACKルールは肘無し・ワンキャッチワンアタックのキックルール
概要
大会名 MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.4
日時 2023年9月16日(土) 開場・17:30 開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 TOKYO MX(19:00~21:30に生中継)
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 10,000円 S席 8,000円 A席 6,000円 小中学生 1,000円(当日のみ) ※当日券500円アップ ※小学生から有料、6歳未満でも座席を必要とする場合は有料 ※小中学生券の詳細はKNOCK OUT公式HP参照 ※7月20日10時よりKNOCK OUTオフィシャルショップ先行発売、22日10時より一般発売
チケット販売 KNOCK OUTオフィシャルショップ イープラス チケットぴあ ローソンチケット 出場選手・所属ジム
お問い合わせ Def Fellow 03-6262-3760 inquiry@knockout.co.jp https://knockoutkb.com/