“新生・新生K-1”初の大会 9.10 横浜アリーナはQUINTETとの2部構成イベント「ReBOOT」。元GLORY日本支部代表のカルロス菊田氏が新K-1プロデューサーに
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K-1とQUINTETは18日、「資本業務提携」を締結したことと、9月10日(日)に横浜アリーナで共同イベント「ReBOOT(リブート)」を開催することを発表した。
昼はキックボクシングのK-1、夜はグラップリングのQUINTETという2部構成で、「日本が、世界の格闘技をもう一度、面白くする。」をスローガンに、「MMA(総合格闘技)の寡占状態が続く世界の格闘技市場の中で、打撃格闘技と寝技格闘技のそれぞれの面白さを改めて世界に向けて発信していきます」と表明している。
K-1は7月16日の記者会見で、18日正午からのネットでの配信番組にて「K-1の未来に関わる重大な発表」を行うことを予告していた。17日の両国国技館大会終了後には中村拓己氏がK-1プロデューサー退任を発表した。
両国大会から一夜明けた18日、番組配信の約3時間前、K-1はQUINTETとの提携をプレスリリースで発表した。この中でカルロス菊田氏がK-1の新プロデューサーに就任することも明らかにされた。菊田氏は02~10年当時在籍していたソニーとソフトバンクの中で、旧K-1の放映権を海外に販売する業務を担当し、14年に新生K-1が始まる前の13~14年には、日本大会を開催していたGLORY日本支部の代表を務めていた。
新生K-1は元選手・ジム代表の前田憲作氏、大会運営スタッフの宮田充氏、格闘技記者の中村氏と、格闘技に直接携わる人たちがプロデューサーを務めてきた。一方、今年3月にはK-1を運営するM-1スポーツメディアが、全世界のK-1ライセンスを取得・保有し、海外進出を強化することを発表済だった。17日の両国大会終了後、中村氏はプロデューサー退任の理由について「(昨年6月の)THE MATCHが終わって、K-1の今後の方針を話し合う中で、今までのK-1と違うコンセプトを目指そうという結論になりました。自分が続けるよりも新しいK-1にふさわしい方にやってもらうのがいいと思い(ました)」と説明した。菊田新体制での初のK-1の大会となる9.10 横アリ大会の名称は「ReBOOT ~ K-1 ReBIRTH ~」。海外でのビジネス経験が豊富な菊田氏の元、「ReBIRTH」の文字通り、“新生・新生K-1”と言えるような、世界市場を意識した変革が施される。
中軽量級はMAX、重量級はGPと区分。9.10横浜ではヘビー級世界トーナメント。極真会館と前田日明氏も協力
18日正午からの配信番組(上動画)は、前半が今後のK-1の説明、後半が今後のQUINTETの説明という2部構成となった。世界進出を強く意識し、英語主体の内容で、米国人が司会を務め、菊田新プロデューサーも終始英語で話した。(動画は日本語の字幕あり)
菊田氏は今後のK-1については「かつてのK-1のように日本だけでなく世界で予選を行い、勝ち抜いた強者によるファイナルトーナメントを行う。あの頃のトーナメントシステムに“ReBIRTH”します」「今後は中軽量級の総称を(K-1 WORLD)MAXとします」「(重量級の)WORLD GPは世界での地区予選を進めます。WORLD MAXは選手層の厚さを考えても日本での開催が中心になります」と概略を説明した。
14年の新生K-1スタート以降、大会場でのK-1 WORLD GPの大会を運営するだけでなく、母体のKrushも継続し、K-1アマチュアの開催、K-1ジムの運営を通じて、広く競技普及の土台を作って来た。歴代のプロデューサーは「100年続くK-1」をスローガンに掲げ、これらのピラミッド構造をアピールしてきた。菊田氏の口からこういった話題は出なかったが、ピラミッド構造のさらに上位として今後の国際的展開が作られる形となるようだ。
M-1スポーツメディアの大木代表は日本語で「2014年の新生K-1からお仕事をさせていただき、多くのファイターとK-1を作り上げました。選手の皆さんのおかげで軽量級というジャンルを作り上げることができました。いよりよ新生K-1第2章の幕開けです。マーケットを世界に広げられることにワクワクしています。新生K-1で作り上げた中軽量級をさらに盛り上げ世界に発信したいです」と話した。大木氏は新体制のK-1の「CEO」に就任する。動画内では中軽量級のレオナ・ペタス、軍司泰斗、黒田斗真、玖村将史といった主力が登場した。菊田氏は「彼らは“戦うBTS”として欧米で人気を獲得するポテンシャルがある」とアピールしており、WORLD MAX勢についても欧米市場で売り出す方針だ。
9月10日のK-1横浜アリーナ大会のカードとしてK-1スーパー・バンタム級(55kg)タイトルマッチ・金子晃大(王者) vs. 玖村将史(挑戦者)が昨日の両国大会の途中で発表済だった。新たにヘビー級のワンデートーナメントの開催も発表され、K-1のマハムード・サッタリをはじめ、中国の武林風、ブラジルのWGP、リトアニアのKOK、ルーマニアのDFSといった大会からも選手が派遣されることも明かされた。この海外のネットワークを今後強化し、来年2024年から世界での地区予選を本格的に行う予定だ。
また、国際空手道連盟極真会館の松井章奎館長(上写真前列中央)も出演し「K-1と極真、正式に提携していくことになりました。以前K-1と提携関係にあり、所属選手がK-1で活躍していました。組織的にも人的にも幅広く協力しお互い進化・発展させたいです」等とコメントした。松井氏は前日の両国大会も柵内のVIP席で観戦していた。
番組後半のQUINTETの紹介パートでは、9月10日の夜の「QUINTET.4」で、世界の男子4チーム(各5選手)によるチーム対抗戦トーナメント等を行うと発表した。18年の旗揚げ初年度は欧米の強豪選手を招いて対抗戦を行っていたが、19年12月のラスベガス大会を除けば、19年以降の大会は日本人チームの対抗戦が主体となっていた。21年7月の後楽園大会以来2年ぶりの大会で、5年ぶりに本来のQUINTETのスタイルに戻り、K-1との合体で本格再始動する流れだ。
ReBIRTH K-1のビジュアルやキャッチコピーは、従来のQUINTETとかなり近いテイストとなっており、この発表番組自体もQUINTETと同じく、旧K-1の映像や「ももいろクローバーZ」のコンサート演出を手掛けた佐々木敦規氏の映像会社が制作した。
また、新たにリングスの前田日明代表がQUINTETの「スーパーバイザー」に就任することも発表された。前田氏はリングスの現役時代に戦ったヴォルク・ハン氏、アンドレイ・コピィロフ氏らの人脈を通じて選手を送り込むことを話している。
K-1とQUINTETの共同イベントReBOOTの特設サイトもオープンしている。 https://rebootkq.com/ja
K-1 大会概要
大会名称/ ReBOOT ~ K-1 ReBIRTH ~
日時/ 2023年9月10日(日) 11:00開場 11:30試合開始
会場/ 横浜アリーナ https://www.yokohama-arena.co.jp/access/
主催/ 株式会社M-1スポーツメディア
運営/ 株式会社グッドルーザー
放送/ テレビ&ビデオエンターテインメント「ABEMA」、U-NEXT、GAORA-CSスポーツチャンネル
入場料金(消費税込)
ロイヤルシート(アリーナ部分)〈特典付〉100,000円(当日100,500円)
センターSRS席(アリーナ部分) 60,000円 (当日60,500円)
センターRS席(アリーナ部分) 35,000円 (当日35,500円)
アリーナS席(1Fスタンド部分) 18,000円 (当日18,500円)
スタンドA席(2Fスタンド部分) 10,000円 (当日10,500円)
スタンドB席(2Fスタンド部分) 7,000円 (当日7,500円)
※全席指定/小学生からチケットが必要となります。
チケット発売所
チケットぴあ https://t.pia.jp/
イープラス https://eplus.jp/
ローソンチケット https://l-tike.com/
「K-1.SHOP」 https://k-1.shop/ticket/ (オフィシャルWEB SHOP)
(株)グッドルーザー tel.03-6450-5470 (電話予約)
K-1ジム各店 https://www.k-1.co.jp/gym
チケット発売日
【先行抽選予約】チケットぴあ 受付期間|2023年7月18日(火)18:00~7月23日(日)23:59
お問合せ/ (株)グッドルーザー tel.03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/contact/
QUINTET 出場選手・大会概要
◆TEAM SAKURABA
桜庭和志、世羅智茂、ハイサム・リダ、中村大介、ほか1名
◆TEAM 10th Planet
ジオ・マルティネス、リッチー・マルティネス、PJバーチ、アミール・アラム、カイル・ベーム
◆TEAM POLARIS
グレゴー・グレイシー、オーウェン・リブジー、マティ・シュジンスキー、センテリ・リリアス、オーエン・オフラニガン
◆TEAM New Wave
ジヤンカルロ・ボドーニ、アイザック・ミシェル、ブラシド・サントス、リース・ラ・フィーバー、エイブラハム・ラ・モンティン
シングルマッチ 8分一本勝負
内柴正人 vs. 桜庭大世
大会名称/ ReBOOT ~ QUINTET.4 ~
日時/ 2023年9月10日(日) 開場 17:00 開始 18:00
会場/ 横浜アリーナ (https://www.yokohama-arena.co.jp/access/)
主催/ 株式会社ラバーランド
協力/ 日本ブラジリアン柔術連盟 D-NET
放送/ 調整中
入場料金(消費税込)
VVIP(アリーナ部分)〈特典付〉50,000円
VIP席(アリーナ部分) 30,000円
S指定席(アリーナ部分) 18,000円
A指定席(アリーナ部分) 8,000円
自由席(スタンド部分) 5,000円
※小学生からチケットが必要となります。
チケット発売所
チケットぴあ(先着・一般)https://w.pia.jp/t/quintet/
イープラス(一般) https://eplus.jp/quintet/
ローソンチケット(一般) https://l-tike.com/sports/quintet/
チケット発売日
【先着先行販売】チケットぴあ ≪プリセール≫受付期間|2023年7月18日(火)18:00~8月10日(木)23:59
大会に関するお問合せ/ info@quintet-fight.com
公式HP/ https://www.quintet-fight.com