宮田充氏、KNOCK OUT・REBELSプロデューサーとして初興行「那須川弘幸さんと名刺交換し、今後のヒントになるような言葉もいただいた」
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元K-1プロデューサーで、KNOCK OUT・REBELSの新プロデューサーに就任した宮田充氏が、10月3日のREBELS新宿フェイス大会終了後、記者団の取材に応じた。9月28日に就任を発表し、この日がプロデューサーとしては初の興行となった宮田氏。TEAM TEPPENの工藤“red”玲央が出場し、TEPPENの代表で那須川天心の父でもある弘幸氏が工藤のセコンドについたが、宮田氏は「那須川弘幸さんと名刺交換をさせていただいて。控室周りで10分ぐらいですかね、2人で話をさせてもらいました」と、少し前では考えられないような交流があったことを明かした。
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(大会を総括して)今日は9時過ぎからKNOCK OUTのアマチュア大会があって、16時半ぐらいまでじっくり見させていただいて、18時からREBELSを見させていただきました。ジュニアの育成試合があったり、引退セレモニーがあったんですけど、ファイターとして今日一番インパクトを感じたのは、工藤“red”玲央君(下写真左)ですね。今まで触ったことのある選手じゃなかったんですけど、試合前挨拶をして来る不思議な男ですね。気合の入った倒しっぷりでしたね。いいKOだったと思います。
あとは最後の試合ですね。予備知識も無かったんですけど、炎出丸君はベテランで、大川一貴君は元々KrushのWILD RUSHのリーグ戦にも出てもらった選手で。セミがいいKOだったんで、そういう緊張感でメインが始まって、セミと違った意味でいい試合で、見ごたえある攻防だったと思います。炎出丸君もやっているからにはベルトを目指しているだろうし、そういう道があれば、今日のメインの勝利も意味があるのかなと思っています。
(プロデューサーの目で見て、大会をこうして行こうというのは見えた?)先日、REBELSの後楽園を客席で見て、今日は近くで見て、こういう風にやっているんだと、いい所も、こうしたらいいんじゃないかという所はありましたね。それはここで言うより、ファンの皆さんにより見やすく、楽しんでもらいやすくするところですね。KNOCK OUTとREBELSは別々の世界観じゃないといけないでしょうし、それは会場の雰囲気なのか、マッチメイクなのか。11月8日のREBELS後楽園大会はもうほぼマッチメイクは決まっていて、12月6日のREBELS後楽園は昼夜で大会があって、マッチメイクを触らせてもらい始めているところです。
昨日、名刺ができまして、今日は昼のアマチュアから夜興行まで、とにかくたくさんのジムの会長さんと名刺を交換させていただきました。ついにと言うか(一息置いて)、那須川弘幸さんと名刺交換をさせていただいて。控室周りで10分ぐらいですかね、2人で話をさせてもらいました。今後やって行く道において、ちょっとヒントになるような言葉もいただいたので、話せたことが有意義だったかなと思います。誰かの悪口を言うとかじゃなく。ホントです。ほぼ初対面で。(これまで会場で)すれ違ったことはあったんですけど、挨拶できて良かったですね。もちろんそれ以外の会長さんとも、久しぶりの人だったり、初めましての人だったり。アマチュアは色んなジムさんが出るので、挨拶周りからスタートできたので、こういう大会があったのは自分にとっても良かったかなと思います。

大半の時間、本部席に座っていた宮田充・新プロデューサーだが、セミファイナルで工藤にKO負けした前田伊織が運ばれる際、心配そうに立ち上がって近くに歩み寄って様子を見守った。工藤側の赤コーナー付近で前田がKO負けしたため、傍ではTEPPEN GYMの那須川弘幸会長も見守っていた。
(Krushで新宿フェイス大会も結構ありましたけど、REBELSでも考えていますか?)REBELSじゃないとできない企画も考えていきたいですね。ここでの6月28日のKrushが、K-1 JAPAN GROUPの最後の仕事で、あれから3か月経って、ここからまた始まるのは、この会場と因縁があるのかなって。歌舞伎町は安い飲み屋がいっぱいあって、相変わらずガチャガチャして、新宿はいいなあって。
何にせよ、お客さんの数とかもちろん大事ですけど、この会場で、語り草になるような、「俺はあの試合生で観たよ」というような勝負を見せていけたらいいと思いますね。山内佑太郎対白虎とかね。武尊もデビュー当初はここでトンボ返りしてたり、卜部兄弟も出たし、全日本キックの3連戦をここでやったこともあったし、思い入れのある会場なんで。お客さんも足運びやすいし、フェイスならではのことも考えていきたいですね。久々に近くで興行見たんで寝れないですね。新宿で飲むしかねえな(記者陣笑)。
あとちょっと思ったのは、首相撲がある程度許されるルールを僕が見たのは、10年ぐらい前の全日本キックで終わっているんですけど、ちょっとそれとは違うくなっている気がして。相手を抱え込んで倒す場面が結構あって。テクニックとしてはあるかもしれないですけど、僕はあんまり勇ましいとは思わないんですよ。やっぱりパンチ、蹴り、肘、膝で(戦わないと)。アマチュアでも結構目立ったので、そこはなんとかしないといけないんじゃないかと思います。そういうことをやってエースになれた選手を僕は見たことがないんで、男らしくない戦い方には手を入れたほうがいいのかなと思いましたね。1試合2分3分の中で、バッタンバッタンばかり見ていて、試合としてちょっとどうかなと思いました。
(組んでからの時間が長い?)長さはあっていいと思うんですよ。そこで試合が動いていたら、自分の型にハメて、膝でポイントを取る選手がいてもいいと思うんですよ。ただ、とにかく相手を倒すために組んで、ちょっと引っ掛けてバタンって倒すのは、攻撃じゃないよって僕は思いましたね。ルールなので、自分の一存でどうこうとはできないですけど、感じたことは言っておこうかなと思いました。