REBELS 10.3 新宿フェイス:炎出丸、大川一貴に右膝効かせ判定勝ち。工藤“red”玲央、うつを乗り越えKO勝ち
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
中野トイカツ道場
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REBELS.66
2020年10月3日(土) 新宿フェイス
レポート&写真:井原芳徳
REBELS 10.3 新宿フェイス:現役と引退のはざまで。炎出丸、大川一貴、原島モルモット佑治、30代キックボクサーインタビュー集
※REDルールは肘有りキックルール、BLACKルールは肘無しキックルール
第6試合 メインイベント BLACKルール 55.5kg契約 3分3R
○炎出丸(クロスポイント吉祥寺)
×大川一貴(青春塾)
判定2-0 (山根30-28/和田29-29/秋谷30-28)
1R、炎出丸がオーソドックスで圧をかけ、大川がサウスポーで回り、蹴りの応酬から始まる。中盤過ぎ、大川が左ボディ、左ミドルを強打するが、炎出丸も右フックを強打し挽回する。記者採点はイーブン。
2R、お互いパンチとローを増やすが、中盤から炎出丸が右テンカオのヒットを増やすと、大川は攻撃が減り、少し苦しそうな表情を見せるように。記者採点は炎出丸。
客席で見ていたクロスポイント代表でREBELS・KNOCK OUTの元プロデューサーの山口元気氏から炎出丸に「メインだぞ。締めろ」、大川のセコンドについた青春塾OBでKrushエヴァンジェリストの石川直生氏から「メインだぞ。全部持っていけ」という声が飛ぶ中、3Rのゴング。
すると大川が序盤から圧力を強め、パンチを振るうが、中盤から炎出丸が再び右テンカオを連打し挽回。首相撲からの右膝蹴りも増やして追い詰め、終了間際には左前蹴りで吹き飛ばして好印象を残し終了。記者採点は炎出丸。合計30-28で炎出丸。ジャッジも2者が同じで、炎出丸の判定勝ちとなった。
第5試合 セミファイナル REBELS-RED 53.5kg級王座決定リーグ戦 3分3R
○工藤“red”玲央(TEAM TEPPEN)
×前田伊織(北流会君津ジム)
2R 1’17” KO (右ストレート)
1R、工藤が圧をかけ、パンチと右ロー主体で攻めようとするが、前田は回って左ジャブと右の前蹴りで距離を取りつつ、右ミドルを随所で巧く当てる。
2Rも同じような構図だが、工藤が少しずつ右ローを増やすと、終盤、コーナーに詰め、右ボディを効かせてからの顔面へのパンチの連打で、前田を追い詰める。
すると3R、工藤が圧をかけ続けると、ロープに詰め、左右のストレートを当ててダウンを奪取する。最後はフラフラの前田から、右ハイ、右ロー、右ストレートの連打で2ダウン目を奪ったところで、センチャイレフェリーがストップした。
勝利後、工藤はセンチャイレフェリーに飛びついて抱き着いて大喜び。だがマイクを持つと、コロナ禍でうつ病で苦しんだこと、TEPPENジムの夏合宿を経て回復したことを明かし「うつ病は周りじゃなく自分が変わらないと治らないと思って頑張ってここまで持って来れました」とも話し、「うつに勝ってチャンピオンになります」とアピールした。
原島 モルモット 佑治 引退エキシビジョンスパーリング
―原島 モルモット 佑治(TESSAI GYM)
―浦林 幹(クロスポイント吉祥寺)
勝敗無し
原島は現役最後の試合で敗れた相手、浦林を相手に引退エキシビションマッチを行った。原島は序盤から積極的に攻め、最後にはミドルを連打し、2分で全て出し切るような内容でエキシを終えた。試合後は北海道に住む両親をリングに上げ、最後はフィアンセへのプロポーズを成功させ、10カウントゴングを聞いた。
第4試合 BLACKルール 61.5kg契約 3分3R
×小野幹晃(IGGY HAND’S GYM)
○岩郷泰成(HIGHSPEEDジム)
3R 2’54” TKO (レフェリーストップ)
第3試合 BLACKルール 63kg契約 3分3R
○柴崎“ワンパンマン”亮(team AKATSUKI)
×長谷川尚登(TEAM FOREST)
判定3-0 (29-27/29-28/29-27)
※3R倒れた相手の顔面への膝蹴りの反則で柴崎に減点1、右ストレートで長谷川に1ダウン
第2試合 BLACKルール 67kg契約 3分3R
×高橋祥容(菅原道場)
○高橋祐弥(クロスポイント吉祥寺)
1R 1’00” KO (左フック)
第1試合 BLACKルール 55kg契約 3分3R
×宮下友樹(team AKATSUKI)
○井熊知也(クロスポイント吉祥寺)
3R 0’20” TKO (レフェリーストップ:パンチ連打)
※2R左フックで宮下に1ダウン
アマAクラス 女子43.5kg契約 2分2R
×曽我さくら(クロスポイント大泉/NJKFジュニア-43kg級王者)
○優月(闘神塾/K-GATE35kg級王者、宮野道場全日本少年少女空手道選手権リアルチャンピオンシップ2019優勝、日本武道振興会チャンピオンカップ全日本大会2019優勝)
判定1-2 (19-20/20-19/19-20)
宮田充氏、KNOCK OUT・REBELSプロデューサーとして初興行「那須川弘幸さんと名刺交換し、今後のヒントになるような言葉もいただいた」