RISE 5.15 大田区総合体育館:志朗、スーパーフライ級王者の大﨑一貴と対戦。寺山日葵、AKARIと防衛戦。DoA 53kg選抜マッチで大﨑孔稀×風音、政所仁×溜田蒼馬。オープンフィンガー特別マッチも
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「Cygames presents RISE on ABEMA」(5月15日(土) 東京都大田区総合体育館)の対戦カード発表会見が4月15日、都内で行われた。「RISE on ABEMA」は昨年7月、新型コロナウイルス感染拡大防止のため無観客で初開催され、メインイベントでは那須川天心が笠原友希をわずか90秒でKOした。今回はその第2弾で、観客を収容して開催される。
今回は天心、原口健飛、白鳥大珠といった男子の主力は出場しないが、2月の横浜アリーナ大会で天心に判定負けした志朗が登場。RISEスーパーフライ級(53kg)王者の大﨑一貴とバンタム級(55kg)で対戦する。
RISE QUEENミニフライ級(49kg)王者の寺山日葵は、3月の後楽園大会の挑戦者決定トーナメントを制したAKARIを相手に防衛戦を行う。
7月18日のエディオンアリーナ大阪大会で開幕する8選手参加の「RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント」の選抜マッチとして、大﨑孔稀 vs. 風音、政所仁 vs. 溜田蒼馬の2試合が決まった。
また、オープンフィンガーグローブ着用、KO決着のみの「RISE on ABEMA特別ルール」の試合として山口裕人 vs. 松本芳道、山口侑馬 vs. YA-MANも行われる。他にも秀樹 vs. 畠山隼人など6試合が発表されている。
志朗、53kgの王者・大﨑一貴と対戦「経験豊富で気が抜けない相手」
バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
志朗(BeWELLキックボクシングジム/RISEバンタム級(55kg)1位、ISKAムエタイ世界バンタム級王者、RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kg~那須川天心挑戦者決定トーナメント~優勝)
大﨑一貴(OISHI GYM/RISEスーパーフライ級(53kg)王者、元WMC日本&ルンピニー日本フライ級王者)
大﨑兄弟の兄・一貴は昨年2月からRISEに参戦し、風音、政所仁、田丸辰相手に3連勝しスーパーフライ級王座を奪取。11月の後楽園ではSB日本バンタム級王者の川上叶、2月の後楽園ではWBCムエタイ日本統一バンタム級王者の一航に判定勝ちし、快進撃を続けている。7月からのDoA -53kgトーナメントの出場が決定しているが、RISE側が志朗との階級を超えた一戦をオファーし承諾した。RISEの55kgでは政所と戦った経験がある。
一貴は「最初、志朗選手と54kg契約でお話がありましたが、どうせやるなら相手の土俵の55kgでやると決めました」「攻撃もディフェンスも完璧に近い選手ですが、会長としっかり対策を練れば、勝てない相手ではないと思っています」とコメントした。
志朗は「大崎選手は53kgで今、一番勢いがある選手だと思います」「53kgの選手の中でもパンチの音が違うので、トップ選手だと思います。40戦以上やっていて(=41戦)、経験豊富で気が抜けない相手です」と話した。打倒・天心ロードが一段落つき、今後どのようにモチベーションを上げるかを聞かれると「天心戦で自分の弱点がわかって、伸びしろがあると思いました。『今の志朗なら天心に勝てる』と思ってもらえるレベルに自分を上げるところにモチベーションがあります」と答えた。
挑戦者・AKARI「寺山選手をぶっ潰してベルトを巻きます」、王者・寺山日葵「意識せず、試合で見せる」
RISE QUEENミニフライ級(49kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長R)
寺山日葵(TEAM TEPPEN/王者、RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020(47.6kg)優勝)※初防衛戦
AKARI(TARGET/挑戦者、RISEミニフライ級NEXT QUEENトーナメント2021優勝)
寺山は19年9月の王座決定戦で佐藤レイナに勝利し、今回が初防衛戦。王座獲得後も勝利を重ね、昨年は8選手参加のQUEEN of QUEENSトーナメントでerika♡、sasori、紅絹を下して頂点に立ち。2月の横浜アリーナ大会でも新鋭・田渕涼香に判定勝ちし9連勝中だ。
対するAKARIは第2代RISE Queen・神村エリカ氏の弟子にあたり、3月の後楽園大会の1DAYトーナメントで宮﨑若菜と大倉萌に判定勝ちし王座挑戦権を獲得。高校3年生、7戦全勝で初めて王者に挑む。
AKARIは「私が赤いベルトを巻かないとミニフライ級が始まらないと思っているので、寺山選手をぶっ潰してベルトを巻きます」「全てにおいて私が上回っています」「寺山選手は鼻で笑っていると思いますけど、差はないかなと思っています」と強気にコメント。
寺山は「名前を出させないぐらい圧倒的にボコボコに勝ちたいです」と話しつつも、AKARIの挑発には「私はトラッシュトークは得意じゃないので」と苦笑。「(AKARIは)煽りで何言っても許されると思っている感じで、若くてうらやましいってずっと思っていますけど、そこは意識せず、試合で結果を見せられたらと思います」と話した。
DoA -53kgトーナメント選抜マッチ2試合。7.18 大阪の一回戦に進出するのは?
DoA選抜マッチ スーパーフライ級(53kg) 3分3R(延長1R)
大﨑孔稀(OISHI GYM/RISE 3位、BOMバンタム級王者、WMC日本&J-NETWORKスーパーフライ級王者)
風音(TEAM TEPPEN/RISE 5位)
DoA選抜マッチ スーパーフライ級(53kg) 3分3R(延長1R)
政所 仁(魁塾/RISE 2位、WBKF世界スーパーフライ級王者)
溜田蒼馬(CRAZY WOLF/CMA KAISERバンタム級王者)
RISEはコロナ禍突入の昨年、海外の選手の招へいが困難になったことから、「RISE DEAD OR ALIVEトーナメント」と銘打ち、日本の選手による-63kgと-55kgの1DAYトーナメントを行い、-63kgは原口、-55kgは志朗が優勝した。いずれも4選手参加だったが、今年行う-53kgのDoAトーナメントは8選手が参加。7月18日のエディオンアリーナ大阪大会で一回戦4試合、9~10月予定の首都圏の大会で準決勝と決勝を行う。先述の通り大﨑一貴が内定しているが、その選抜マッチが上記2試合。今回の記者会見で抽選会が行われ、このカードとなった。勝った2選手が7月からのトーナメントに出場できる。
大﨑一貴の弟・孔稀は1月の後楽園で京介を右のカーフキックでKO。4月11日のBOMではムエタイルールで強豪の福田海斗に判定勝ちした。風音は那須川天心と同じTEPPEN所属。2月の後楽園大会で1年ぶりに復帰し、新日本キック元2階級制覇王者のHIROYUKIに判定勝ちしている。
政所は昨年、大﨑一貴に敗れたものの、1月の九州プロキックで日畑達也とのWBKF世界スーパーフライ級王座決定戦で3R KO勝ちしている。溜田は2月の横アリ大会でRISEに初参戦し、RISEバンタム級王者・鈴木真彦の相手に抜擢され、1R KO負けしたもののダウンを奪い返す場面を作り、インパクトを残した。
抽選を終えた孔稀は「僕が一番強いので、誰が相手でも良かったです。風音選手は勢いがあって成長していますけど、普通に勝って僕がトーナメント本戦の枠を勝ち取りたいです」と抱負。兄・一貴とのトーナメントでの対決については「一選手としてトーナメントに出たい気持ちが強くて、仮に決勝でお兄ちゃんと当たっても行く覚悟を決め、お兄ちゃんもやると言いました」「『予選からかぁ』とは思いましたが、やることは変わらず、しっかり勝って本戦に出て、決勝でお兄ちゃんとやれたらと思います」と話した。
風音は「試練が多いなって感じですかね。何人チャンピオン倒せばトップに食い込めるのか?って感じですけど、大﨑選手には何年か前にやられているので、メラメラしています」と話した。
政所は「とりあえず(友人の)風音と当たらなくて良かったので安心しています。お互い勝ってトーナメント本戦でやれたらいいかなと思います。本戦に出れると思っていたのでショックですけど、今回勝って、俺が出ないとあかんやろと証明します」と意気込みを語った。
孔稀・風音・政所の3人は予選を勝ち上がらないといけない状況への悔しさを口にしたが、溜田は対照的に「僕にこんなチャンスをいただいてありがとうございます。やるからには出場権を勝ち取りに行きます。僕は無名の状態から上がったので、新しい風を53kgに吹かせたいです」と話した。
オープンフィンガーグローブ着用、KO決着のみの「RISE on ABEMA特別ルール」で2試合
RISE on ABEMA特別ルール 65kg契約 3分3R
山口裕人(山口道場/WPMF世界スーパーライト級暫定王者、元WBCムエタイ日本統一同級王者)
松本芳道(KICK DIET 吉野町/元新日本ライト級王者)
RISE on ABEMA特別ルール 63kg契約 3分3R
山口侑馬(山口道場/RISEスーパーライト級(65kg)3位、元INNOVATIONライト級王者)
YA-MAN(TARGET SHIBUYA/2018年 RISING ROOKIES CUPフェザー級準優勝)
今回2試合で初採用される「RISE on ABEMA特別ルール」は、通常の肘無し・つかんでからの攻撃は1回のRISEルールに加え、オープンフィンガーグローブ(OFG)着用、判定無し・KO決着のみというルールが加わる。OFGはMMAではお馴染みで、近年はONE Championshipのムエタイルールの試合でも採用されている。
山口兄弟の兄・裕人と松本は、昨年7月のRISE on ABEMAの第1試合で対戦し、開始すぐからの殴り合いの末、裕人が1R左フックでKO勝ちしている。
RISEの伊藤隆代表は「YA-MANはこのルールを聞き自ら志願しました」「オープンフィンガーグローブでの戦いを体現できるのはこの4人かと思います」とコメント。会見では2試合4選手とも、つかみあっての乱闘になり、関係者が制止する一幕があった。
◆山口裕人
オープンフィンガーめっちゃうれしい。相手の名前を聞いた時、なんで松本やねんって思ったけど、またすぐ倒しますわ。
◆松本
1年前の対戦では俺が負けたのに、受けてくれた山口裕人に感謝します。お礼にそのしゃくれたアゴをオープンフィンガーグローブで直してやるよ。
◆山口侑馬
このルールがこれから流行るような、おもろいやんと思われる試合がしたいですね。
◆YA-MAN
そろそろ相手は打たれ弱くなっているので、キック5年の俺のような奴に負けるようなら引退したほうがいいですね。キックをやる前はストリートで喧嘩していたので、オープンフィンガーのほうがやりやすいです。
他にも以下の6試合が決定。さらに2試合追加予定だ。
64kg契約 3分3R(延長1R)
秀樹(新宿レフティージム/RISEライト級(63kg)1位、K-1 REVOLUTION FINAL- 65kg級世界王者)
畠山隼人(E.S.G/NJKFスーパーライト級王者)
ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
麻原将平(パウンドフォーパウンド/RISE 4位、元HOOST CUPスーパーライト級王者)
KENTA(HAYATO GYM/RISE 7位)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
門口佳佑(EX ARES/RISE 2位)
平野凌我(MTS/RISE 9位)
スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
SEIDO(LARA TOKYO/RISE 5位)
森下祐樹(SUNNY GYM)※TASUKU 改め。リアルディールより所属変更
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
津田鉄平(新宿レフティージム/RISE 10位)
都筑海杜[つづき かいと](キックボクシングジム3K/and lab/極真会館関西総本部 グランドチャンピオン決定戦2016高校1年生男子軽量級優勝)
バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
鷹介[ようすけ](魁塾/RISE 6位)
大森隆之介(EX ARES)
概要
大会名 Cygames presents RISE on ABEMA
日時 2021年5月15日(土) 開場・13:30 オープニングファイト開始・未定 本戦開始・15:00
会場 東京都大田区総合体育館
中継 ABEMA(生中継)
チケット料金 VIP席50,000円 SRS席25,000円 RS席15,000円 スタンドS席10,000円 スタンドA席7,000円 ※当日500円プラス ※未就学児は保護者膝上に限り無料 ※4月17日(土)より発売
チケット販売 チケットぴあ イープラス 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com/