RISE 6.17 幕張メッセ:極真会館勢直前Wインタビュー 二冠王・清水賢吾「アーツ選手のようなハイキックでKOするのが一番の理想」、二刀流・ベイノア「空手の華麗なテクニックを見せたい」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
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Cygames presents RISE 125(6月17日(日) 幕張メッセ・イベントホール)に出場する清水賢吾と“ブラックパンサー”ベイノアの極真会館勢のインタビューがRISEクリエーションから届いた。
第11試合 -90kg契約 3分3R(延長1R)
清水賢吾(極真会館/RISE&シュートボクシング日本ヘビー級王者)
バダ・フェルダオス [Bader Ferdaous](オランダ/ドージョー・ピーター・アーツ)
第7試合 -68kg契約 3分3R(延長1R)
“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館/RISEウェルター級(-67.5kg)2位、J-NETWORKウェルター級王者、極真会館全日本ウェイト制軽量級2018優勝)
ヤン・ジンファン(韓国/Team Hon/韓国世界キックボクシング-65kg級王者)
清水賢吾『しっかり準備しないとやられてしまうという危機感を感じている』
今大会では、唯一のヘビー級マッチに出場するRISE&シュートボクシング日本ヘビー級王者の清水賢吾(極真会館)。青コーナーから登場するのはピーター・アーツの愛弟子バダ・フェルダオス。26戦20勝(11KO)という強敵だが、清水は「アーツ選手のようなハイキックでKOするのが理想」と静かに吠える。(文・FUSE)。
――RISEビッグマッチ参戦が決まりました。
清水 今回の幕張大会の開催が発表されて、出たいと思っていたら実際に出場が決まり、今はやる気に満ちています。最初はジェロム・レ・バンナ選手と試合をするという話があり気持ちを高めていたのですが、別の選手に決まって少し気持ちが下がっていた部分もありました。
しかし、出ると決まったからにはモチベーションを上げて試合に向けた準備をするだけです。前回3月から試合間隔も詰まっているので、継続していい練習が出来ていると思います。
――どうしてバンナ選手とやりたかったのでしょう?
清水 ネームバリューがありますし、ずっと中学生ぐらいからテレビで見ていて憧れていた選手の1人でした。そういう選手と一度でも拳を交えてみたいという気持ちがあり、せっかくそういう機会を与えてもらえるならぜひやりたいと思っていました。
――今回の相手バダ・フェルダオス選手はピーター・アーツ選手の愛弟子ということです。
清水 旧K-1を見て最初にファンになったのがアーツ選手でした。94年のグランプリで優勝した時から好きで、自分のハイキックはアーツ選手のハイキックを参考にしたものです。もし出来るならアーツ選手とやりたいぐらいでした(笑)。アーツ選手もセコンドで来日すると思うので、自分が強いところを見せたいです。
――アーツ選手は引退しては復帰しての繰り返しなので、もし愛弟子に勝ったら対戦アピールも考えています?
清水 一応言ってみましょうか(笑)。
――フェルダオス選手についてはどのような印象がありますか? プロキャリア26戦20勝(11KO)4敗2分とKO率が高い選手です。
清水 若くて勢いがあってテクニックもあり、ここ最近戦った相手の中では一番強い選手ではないかと思います。
油断はしていませんが、しっかり準備しないとやられてしまうという危機感を感じています。相手の身長は186cmの自分より高い190cmですが、大きい選手とも自分は何度も試合をしていて勝率は悪くないのでその部分は気にしていません。
――前回3月の試合を振り返っていただきたいと思います。“Hitter”デビッド・トラレッロ選手のパンチ連打をもらって危ない場面もありました。
清水 いつも通り、パンチをもらいながら冷静にカウンターのタイミングを狙っていて、皆さんは危ないと思っていたかもしれませんが、自分の中では余裕がありました。
――清水選手はプロレス好きということなので、相手の得意技を受けた上で自分の技を返すというプロレスラー的な戦い方になっているのでしょうか。
清水 そういう試合をしようと思っているわけではないのですが(笑)、自分はディフェンスがうまくないので自然とそういう展開になってしまいます。結果的に会場も盛り上がってプロらしい試合が出来ているのかなとは思います。
――今回の試合に向けて特別に強化している技はありますか?
清水 以前は蹴りで倒してきたのですが、最近パンチでのKOが多くなっているので、また蹴りで倒せるように練習しています。アーツ選手のようなハイキックでKOするのが一番の理想ですね。
――パンチでのKO率が高かったのはパンチを強化していた時期もあったのでしょうか。
清水 足のケガでパンチしか練習出来ない時期が長く続いていたので、自然にパンチが得意になりました。
――重量級の選手は少ないだけにスパーリングパートナーはどうされているのですか?
清水 自分が所属している支部には無差別全日本大会でベスト8に入賞した南原健太(186cm)をはじめ大きな選手が何人かいるので、その選手とヘッドガードを付けて顔面ありスパーをすることもあります。極真会館もこの6月からセミコンタクトルールといって顔面への突き(寸止め)を認める競技を開始したので、その意味でもお互いに良い練習が出来ていると思います。また、後輩のベイノアなど、自分より軽量の選手とスパーをすることも多いです。
――軽い階級の選手とスパーをすることでメリットはどういうところにあります?
清水 重い選手とは攻撃の重さやリーチの長さが違うのですが、スピードが速いので重量級の選手と試合をした時にパンチや蹴りのスピードが遅く感じるというのはあります。また、相手に撹乱されないように自分も速く動かなければいけないので、戦う上でのスピード感を養える点がメリットになると思っています。
――そのベイノア選手と揃っての参戦となります。
清水 ベイノアは極真の試合でも結果を出して、キックも無敗ですから、先輩として負けられない気持ちが強いですね。場を盛り上げるエンターテイナーとしては向こうの方が上なので、試合内容では負けないようにしたいです。
――今大会では軽量級のカードが揃う中、唯一のヘビー級戦です。
清水 会場が大きい分、重量級の試合は見栄えがいいので数少ない重量級選手として盛り上げなければいけないという使命感はあります。
――今回の一戦をクリアーしたら、またバンナ戦もアピールしますか?
清水 諦めずにアピールしたい気持ちもありますが、自分は年齢も年齢なのでその先のことを見ている余裕はありません。一戦一戦を大事にして、決まった試合に向けて全力で準備して戦うだけです。
“ブラックパンサー”ベイノア『今回の一戦をクリアーして、RISEウェルター級王座を狙う』
プロデビュー以来、9戦全勝と無敗街道を突き進むRISEウェルター級2位の“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館)。
今回は初の国際戦(?)となるが、空手仕込みの華麗なテクニックと野性味溢れるパンサーぶりを見せたいと意気込む。(取材・FUSE)
――RISEビッグマッチ参戦が決まりました。
ベイノア 今まで後楽園ホールと新宿FACEでしかキックの試合をしたことがなく、今回は大きい会場だけに、いつもより長く入場できるのですごく楽しみです。8,000人入る会場で自分がどう存在感を示そうかなと。いい意味で爪跡を残そうと思います。僕は独特の入場曲なので、それを大音量で流してもらえるのも嬉しいです。でも曲の長さが後楽園ホールでちょうど良かったので、今回どうしましょう(笑)。
――楽しみはそこでしたか(笑)。対戦相手は韓国のヤン・ジンファン選手になりました
ベイノア RISEに出ている韓国の選手は、イ・ソンヒョン選手、チャンヒョン・リー選手とみんな強いですね。
ジンファン選手の試合動画は1試合だけ見ましたが、凄くタフな選手で打たれても打たれてもどんどん前に出てくるようなスタイル。キックでは今まで戦ったことのないタイプです。
――前に出てくる選手だけに、極真空手の試合で当たり慣れしている部分はないですか?
ベイノア 当たり慣れはしていますが、キックの試合ではどうなるんだろうと、やってみないとわからない部分はあります。国際戦も初めてですし。
――ん? ベイノア選手は国籍がアメリカですが、これまで戦ってきたのはみんな日本人選手なのでずっと国際戦だったのでは?
ベイノア そうですね(笑)。アメリカ・カリフォルニア州出身なので米国人としても、また子供の頃から日本で暮らしているので日本人としても今回の試合は負けられません。
――4月には極真会館『2018第35回全日本ウェイト制空手道選手権大会』の軽量級トーナメントで初優勝するなど、勢いもついていますね。
ベイノア ありがとうございます。このまま調子を上げて今回いい勝ち方で、プロデビュー以来の無敗記録を10に伸ばしたいですね。
――キックと空手を両立させている秘訣は何でしょう。
ベイノア 極真の看板を背負って戦うという意識は当然ありますが、そればかりを必要以上に意識せず、試合を楽しむというか、気負わずに戦えていることが一番大きいと思います。
今後、極真の軽量級チャンピオンがRISEのリングに上がるというふうに周りは見ると思うので気合いの入った練習が出来ているのですが、入場曲が流れると楽しい方のスイッチが入ってしまいます。
――ベイノア選手はハーフですが、身体能力が高いと思うときはありますか?
ベイノア 特に運動神経がいいわけではありません。フィジカルトレーニングのラダートレーニングは中学生と競い合うレベルですから。
でも、他の選手とは違うリズム感で戦っているのかもしれません。あと、特にウェイトトレーニングをやっているわけではありませんが、キックの試合でフィジカルで負けたことがないので、米国の血を持っている父に感謝しています(母は日本人)。
――試合に向けて強化している技はありますか?
ベイノア 今大会は1日にたくさんの試合がある中で、空手家は先輩の清水賢吾選手と自分だけなので、空手の華麗なテクニックを見せたいですね。あとは野性味溢れるパンサーぶりを見てもらいたいです。
――今回の一戦をクリアーしたら目標はありますか?
ベイノア ダニロ・ザノリニ選手が持っているRISEのウェルター級のベルトを狙います。ダニロ選手は日本で生活していて、もはや日本人みたいなので、異色の外国人対決を制して自分がチャンピオンになります。
対戦カード
第15試合 メインイベント 初代RISE世界フェザー級(-57.15kg)王座決定戦 3分5R(無制限延長R)
那須川天心(TARGET/Cygames/RISE&ISKAオリエンタルルール世界バンタム級(-55kg)王者)
ロッタン・ジットムアンノン [Rodtang Jitmuangnon](タイ/ルンピニー認定スーパーフェザー級1位、ラジャダムナン同級1位)
第14試合 セミファイナル 第3代RISEフェザー級(-57.5kg)王座決定トーナメント決勝 3分5R(無制限延長R)
森本“狂犬”義久(BRING IT ONパラエストラAKK/RISE 1位)
工藤政英(新宿レフティージム/RISE 2位)
第13試合 Road to RIZIN KICK Tournament 決勝 -58kg契約 3分3R(延長1R)
第12試合 -62kg契約 3分3R(延長1R)
イ・チャンヒョン [チャンヒョン・リー](韓国/RAON/RISEスーパーフェザー級(-60kg)王者)
町田 光(橋本道場/WPMF世界スーパーフェザー級王者、REBELS 60kg級王者)
第11試合 -90kg契約 3分3R(延長1R)
清水賢吾(極真会館/RISE&シュートボクシング日本ヘビー級王者)
バダ・フェルダオス [Bader Ferdaous](オランダ/ドージョー・ピーター・アーツ)
第10試合 スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R(延長1R)
野辺広大(RISE ON/INSPIRIT/RISE 1位、元王者)
裕樹(ANCHOR GYM/RISE 2位、元同級・ライト級・スーパーライト級王者)
第9試合 -67kg契約 3分3R
HIROYA(TRY HARD GYM/元Krushスーパー・ライト級(-65kg)王者)
高谷裕之(FIGHT FARM/パンクラス・フェザー級(-65.8kg)6位、元DREAMフェザー級(-65kg)王者)
~休憩(約10分予定)~
第8試合 ミドル級(-70kg) 3分3R(延長1R)
イ・ソンヒョン(韓国/RAON/元RISEライト級(-63kg)王者)
松倉信太郎(TRY HARD GYM)
第7試合 -68kg契約 3分3R(延長1R)
“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館/RISEウェルター級(-67.5kg)2位、J-NETWORKウェルター級王者、極真会館全日本ウェイト制軽量級2018優勝)
ヤン・ジンファン(韓国/Team Hon/韓国世界キックボクシング-65kg級王者)
第6試合 スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R(延長1R)
一馬(MONSTAR GYM/RISE 4位)
白鳥大珠(TEAM TEPPEN/元WPMF日本スーパーフェザー級王者)
第5試合 Road to RIZIN KICK Tournament 一回戦 -58kg契約 3分3R(延長1R)
MOMOTARO(OGUNI GYM/WBCムエタイ・インターナショナル・フェザー級王者、RISE DoA -57kg ’17準優勝)
原口健飛(Kick Lab/新空手JAPAN CUP 2017 -57kgトーナメント優勝)※聖武会館から所属変更
第4試合 Road to RIZIN KICK Tournament 一回戦 -58kg契約 3分3R(延長1R)
宮崎就斗(TARGET/RISEフェザー級(-57.5kg)5位)
藤田大和(リバーサルジム新宿Me,We/アマボクシング全日本選手権’11バンタム級(-56kg)優勝)
第3試合 -58kg契約 3分3R(延長1R)
篠塚辰樹(TEAM TEPPEN/RISEフェザー級(-57.5kg)6位)
半澤信也(トイカツ道場/J-NETWORKフェザー級10位)
第2試合 -53kg契約 3分3R
奥脇一哉(はまっこムエタイジム/元REBELS-MUAYTHAIフライ級王者)
金子 梓(新宿レフティージム)
第1試合 女子-46kg契約 3分3R
佐藤レイナ(team AKATSUKI/NJKFミネルヴァ アトム級2位)
那須川梨々(TEAM TEPPEN/2017年KAMINARIMON女子Bクラストーナメント-45kg級優勝)
オープニングファイト2 KAMINARIMON×新空手 アマチュア最強決定戦 -63kg契約 2分2R(延長1分1R)
清水佑太郎(Club TOSHI/2018年KAMINARIMONアマチュア最強決定トーナメント-63kg級優勝)
澤谷龍也(HAWK GYM/2018年新空手K-2選抜トーナメント-63kg級優勝)
オープニングファイト1 KAMINARIMON×新空手 アマチュア最強決定戦 -57.5kg契約 2分2R(延長1分1R)
須田翔貴(TEAM TEPPEN/2018年KAMINARIMONアマチュア最強決定トーナメント-57.5kg級優勝)
大野 力(己道会/2018年新空手K-2選抜トーナメント-57.5kg級優勝)
概要
大会名 Cygames presents RISE 125
日時 2018年6月17日(日) ロビー開場・13:00(物販・飲食の購入、応援グッズの引換が行えます) 客席開場・14:00 オープニングファイト開始・14:20 本戦開始・15:00
放送 GYAO!(15:00~無料生中継。翌日18:00よりアーカイブ配信)
チケット料金 VIP席 50,000円(完売) SRS席 30,000円 RS席 10,000円(完売) S席 8,000円(完売) 2Fスタンド席 6,000円(完売) 3Fスタンド席 5,000円 ※当日券は各500円アップ。12時より発売 ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 チケットぴあ ローソンチケット イープラス RISEクリエーション
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5319-1860 http://www.rise-rc.com/ http://www.facebook.com/rise2003/