パンクラス 7.1 新木場スタジオコースト:佐藤天「ここで負けたらUFCでも勝てない」、若松佑弥「仙三戦の敗戦を糧にしたい」、小川徹「格闘技は今しかできない」、ライカ「2年ぶりのパンクラスで今の力を見せたい」
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skyticket presents PANCRASE 297(7月1日(日)新木場スタジオコースト)に出場する佐藤天、若松佑弥、小川徹、ライカが6月12日、公開練習を行った。場所はライカ以外の3人が所属する東京・練馬のTRIBE TOKYO M.M.A。平日昼間の普段通りのプロ練習が披露された。
パンクラス・ウェルター級第12代王者決定戦 5分5R
佐藤 天 (TRIBE TOKYO M.M.A/1位)
グライコ・フランサ(ブラジル/アストラ・ファイトチーム/3位)
昨年7月のウェルター級タイトルマッチで阿部大治が新王者となったが、その後UFCと契約し、引き続きUFCに専念するため王座を返上した。佐藤はMMA戦績14戦13勝(8KO/2一本)1敗の28歳。13年にデビューし、14年にパンクラスのネオブラッドトーナメントで優勝したが、15年12月の試合の後、約1年半怪我のため休養する。昨年4月のアントン・ラッドマン戦で復帰し判定勝ち。8月の高木健太とのリベンジマッチ、12月の元パンクラス王者の村山暁洋戦、今年3月のGRANDSLAMでの元ZST王者の濱岸正幸戦と、4戦連続で1R TKO勝ち中と絶好調だ。
対するフランサはMMA 23戦18勝(9KO/7一本)5敗の27歳。UFCで15~16年に3戦し、ブラジル人にギロチンで一本勝ちした後は米国人に2連続で判定負けし、契約を切られたが、17年はパンクラスとも提携するブラジルのアスペラFCで4連続KO/一本勝ち。2月大会で初来日し、当時4位の手塚裕之に判定勝ちし、現在5連勝中だ。UFC参戦を熱望する佐藤にとって、力量をアピールするには絶好の相手と言えよう。
◆佐藤天「ここで負けてるようじゃUFCでも勝てない」
(海外修行を振り返って)最初は4月にシンガポールのイヴォルブで2週間練習して、一回戻って来てから、フロリダのハードノックス365で1か月練習しました。ハードノックスは次の相手が外国人なので、単純に大きい選手と組むのが目的でした。カマル・ウスマン(UFCウェルター級6位)、ルーク・ロックホールド(UFCミドル級2位)とかと毎日のように練習していました。UFCファイターだけでも20人ぐらいいて、組めばUFCファイターかベラトールファイターって感じで、そうでない選手も含め、共同生活しながら練習しました。ハードノックスに行くのは2回目で、もちろん自分はまだまだの所もありますけど、前回よりもどこが通用するとか、明確に見えて来ましたね。
(イヴォルブに行った時は那須川天心もいましたね)組んだりはしていないですけど、たまたまタイミングが合って、食事も一緒にしましたし、今度(17日の)のRISEの試合にも呼んでいただいたので観に行きます。
(グライコの印象)パンクラスの時は丁寧に試合を作っていましたね。綺麗にしっかり考えて動ける選手ですけど、UFCの映像も見て、粗い部分もあったので、どっちも想定してやっています。全体的にレベルが高い選手だと思っています。
(UFCが目標とする佐藤選手のレベルを問われる戦いです)そのために一番いい相手ですね。ここで負けてるようじゃ、UFCに行けたとしても勝てないと思うんで、勝ってUFCに行きたいです。
(どういう展開になりそうですか?)できれば圧倒したいけど、苦しい試合になっても競り勝つ。最悪の状況を考えながら、それでも粘り勝てるよう。5分5R、苦しいですけど、嫌な練習をやって試合で勝つ、それだけですね。
(勝てば師匠の長南亮さん、先輩の白井裕矢さんに続く、TRIBE出身のウェルター級王者になります)自分は長南さんの引退試合の大会でデビューしたので、同階級なことは特別なものを感じています。TRIBEは最近なかなかベルトを持ち帰れていないので、勝って勢いを見せられればと思います。
(今大会は「TRIBE祭り」にしたい?)自分の前に他の選手に勝ってもらって、自分にいいプレッシャーをかけてもらって、試合に臨みたいですね。
フライ級 5分3R
若松佑弥(TRIBE TOKYO M.M.A/1位)
マモル(シューティングジム横浜/2位・元王者、元修斗世界フェザー級(-60kg)&バンタム級(-56kg)王者)
マモルは99年7月16日にプロ修斗での勝村周一朗戦でデビューし、次でMMA 48戦目の41歳。対する若松は1995年2月9日生まれの23歳。マモルがデビューした時は4歳だった。パンクラスで2015年にプロデビューし、16年のネオブラッドトーナメントで優勝しMVPも獲得。昨年は上嶋佑紀、古間木崇宏、翔兵をいずれも2R以内に粉砕。10戦9勝1敗で迎えた今年2月のスタジオコースト大会で仙三のベルトに挑戦。4R途中まで劣勢で、そこから右フックでダウンを奪って追い詰めたが、5Rに入ると仙三が首相撲からの膝蹴りを効かせて再逆転し、パンチと膝のラッシュをもらった若松は力尽きた。
修斗の軽量級を長年けん引したマモルは15年からパンクラスに上がり、昨年3月に神酒龍一に判定勝ちしフライ級王者に。昨年8月の仙三との初防衛戦は、16年4月に判定勝ちした相手である仙三が相手だったが、ジャッジ3者とも45-50で仙三につける判定負けに終わった。今年4月大会で復帰予定だったが、対戦相手の春日井健士の練習中の負傷で試合が中止となり、7月大会へのスライドが発表されていた。
若松の約5か月を開けての復帰は、ダメージ回復、試合勘の維持、弱点の修正の上でも好タイミング。高いムエタイスキルを持つマモルを相手に、進化を示したいところ。もちろん約1年ぶりの試合のマモルも、若手の踏み台になりたくない。王座奪還に向けて若松は格好の相手となる。
◆若松佑弥「仙三戦の敗戦を糧にしたい」
(前回の仙三との死闘を振り返って)故郷の鹿児島からもたくさん応援に来てもらった試合で、死んでも負けられない気持ちで戦っていました。最後のほうは意識が無くて、夢の中で戦っているようでした 担架で運ばれながらスタジオコーストの天井を見ている時に、「終わった」って思って、結構絶望的でしたね。でも色んな人に「いい試合だった」と言われたり、長南さんからも「出し切ったからまた頑張れ」と言われて、学んだこともたくさんあったので、いずれあの負けを糧にしたいと思いました。
(この敗戦でどう心境が変化しましたか?)自分に負けない。相手よりも自分との戦いだと強く意識するようになりました。あれまでは100%勝って次の舞台に行けるという自信しか無かったんですけど、まだ上の選手に比べると甘いって気付けました。ターニングポイントになったと思います。あのまま勝って、どこかでつまづくんじゃなく、あれがあったから今があるって言えるようになりたいです。
(マモルの印象)20年近い、自分の年齢と同じぐらいのキャリアですから、とてつもないですね。過去最強の相手みたいな気持ちです。実際対峙しないとわからないことは多いですけど、凄いのは確かなので、全て出すだけですね。
(若松のパンチ対マモルのミドルか肘という構図になる?)そうですね。そういう話を(メディアを通じて)していると、組んでくるかもしれないけど、戦略はありますよ。僕のサブミッションが決まるかもしれないですよ(笑)
(チームメイトと揃って勝って「TRIBE祭り」にしたい?)断言しますけど、全部勝ちます。僕らの真価が問われると思います。
フライ級 5分3R
小川 徹(TRIBE TOKYO M.M.A/5位)
タテキ・マツダ(チーム・シットヨートン・ボストン)
小川は2015年ネオブラッドトーナメント・スーパーフライ級優勝者で、以降のパンクラスでの成績は4勝2敗。空手ベースの打撃が持ち味で、昨年10月大会では山本篤のタックルに左膝蹴りを合わせてKO勝ちしインパクトを残した。だが2月大会で翔兵に判定負けしている。
対するマツダは昨年3月に仙三に判定負けして以来の試合。仙三戦では2R目に打ち合いで仙三を苦しめる場面を作った。昨年10月大会で翔兵と戦う予定だったが、肩の脱臼で欠場していた。
◆小川徹「格闘技は今しかできない」
(翔兵戦で敗れ、フライ級ランキングで停滞することになりました)今の実力は今のランクの所なんだなって、勝ち負けを繰り返して、安定していないのがわかりますね。上に行くために負けられない試合です。
(翔兵戦の後、仕事を辞めて格闘技に専念していると聞きました)仕事にもやりがいを感じていましたけど、やりたいことは圧倒的に格闘技なので決断しました。格闘技は今しかできないことなので、後で後悔したくないと思いました。覚悟を決めた後の一戦で、仕事を辞めたことで周りの人にも迷惑をかけた部分もあるので、意志表示という意味でも結果を残したいです。
(マツダの印象)総合的にMMAが強いですね。打撃、寝技、その中間のところとか、試合の運びが上手だなって感じます。負けた去年8月と2月の試合は立ち技にこだわり過ぎて、MMAがしっかりできていなかった反省があるので、寝技に行ったりとか、切り替えを作りたいです。
(同じフライ級の若松選手を始め、TRIBE勢が多数出場する大会です)2月の試合の時に佑弥も出て、僕が先に出て負けて、凄い申し訳無い気持ちがありました。僕も佑弥に声を掛けられなかったのが悔しいです。佑弥と天君にバトンタッチしたいから、負けれないですね。
女子フライ級 5分3R
ライカ(RIGHT THING ACADEMY/元ボクシングOPBF東洋太平洋女子ライト級王者)
クセニヤ・グーセヴァ [Kseniia Guseva](ロシア/ファイト・スピリット・チーム)
女子プロボクシングのパイオニア・ライカは、14年からMMAに転向し、16年7月のパンクラスで中井りんと対戦し、終始圧倒され3Rにグラウンドでの肘打ちの連打でTKO負けした。だが以降はMMA 6連勝で、MMA戦績13戦8勝4敗1無効試合と勝ち越しに。昨年10月のTTFのソ・ジヨン戦は裸絞めを極め、MMA 11戦目にして初の一本勝ちを果たし、3月25日のGRANDSLAMでもジョン・スルギに判定勝ち。現在42歳ながら、闘志も向上心も衰え知らずだ。今回の相手グーセヴァは1994年1月20日生まれの24歳。身長164cm。MMA戦績4戦3勝(3KO)1分
◆ライカ「2年ぶりのパンクラスで今の力を見せたい」
(6連勝の要因は?)総合5年で、練習してきたことが身に付いてきて、試合ごとに色んなことができるようになって、楽しんでいますね。
(もうスタンドにこだわりは無い?)無いですね。逆にスタンドだけの方が難しいですね。テイクダウンしてパウンドを当てるほうがやりやすいです。その時の状況に応じて何でも対応できるようになりたいです。
(グーセヴァの印象)私は蹴りの選手が苦手ですけど、蹴りが得意な選手で、サウスポーなのもやっかいですね。強いなって第一印象です。でもクリアしないと上には行けないんで。
(今大会はTRIBE勢が多いですが、出稽古をしているライカ選手としてもTRIBEの一員という気持ち?)所属は違っても気持ちはTRIBEでありRIGHT THINGで、同じ仲間です。みんなどう思っているかわからないですけど(苦笑)
(パンクラスのベルトを狙いたい?)もちろんです。これに勝ってベルトを目指して行けるなら狙いたいです。
(久々のパンクラスで何が見せたい?)パンクラスで2年前に中井りん選手に凄い負け方をして、いつかパンクラスに戻りたいって気持ちもあって、一戦一戦戦ってきました。今の私の力をパンクラスで思いっきり見せたいです。
対戦カード
パンクラス・ウェルター級第12代王者決定戦 5分5R
佐藤 天 (TRIBE TOKYO M.M.A/1位)
グライコ・フランサ(ブラジル/アストラ・ファイトチーム/3位)
ライト級(ノンタイトル戦) 5分3R
久米鷹介(ALIVE/パンクラス王者)
アントン・クイバネン [Anton Kuivanen](フィンランド/GBジム/フィンランドCage王者)
フライ級 5分3R
若松佑弥(TRIBE TOKYO M.M.A/1位)
マモル(シューティングジム横浜/2位・元王者、元修斗世界フェザー級(-60kg)&バンタム級(-56kg)王者)
バンタム級 5分3R
TSUNE(リバーサルジム新宿Me,We/2位)
瀧澤謙太(リバーサルジム東京スタンドアウト/4位)
フライ級 5分3R
小川 徹(TRIBE TOKYO M.M.A/5位)
タテキ・マツダ(チーム・シットヨートン・ボストン)
女子フライ級 5分3R
ライカ(RIGHT THING ACADEMY/元ボクシングOPBF東洋太平洋女子ライト級王者)
クセニヤ・グーセヴァ [Kseniia Guseva](ロシア/ファイト・スピリット・チーム)
女子バンタム級 3分3R
東 陽子(和術慧舟會AKZA)※MMA KING GYM KOBEから所属変更
直DATE(team DATE)
フェザー級 3分3R
滝田J太郎(和術慧舟會東京道場)
木村一成(パンクラスイズム横浜)
【プレリミナリーファイト】
2018年 第24回ネオブラッドトーナメント・ストロー級決勝 3分3R
御代川敏志 (パラエストラ八王子)
野田遼介 (ALLIANCE)
2018年 第24回ネオブラッドトーナメント・フライ級準決勝 3分3R
鈴木千裕 (P’s LAB吉祥寺)
猿飛流 (リバーサルジム川口REDIPS)
2018年 第24回ネオブラッドトーナメント・フライ級準決勝 3分3R
赤崎清志朗 (香取道場)
杉山廣平(SPLASH)
2018年 第24回ネオブラッドトーナメント・バンタム級準決勝 3分3R
平岡将英 (KRAZY BEE)
野村優眞 (NEVER QUIT)
2018年 第24回ネオブラッドトーナメント・バンタム級準決勝 3分3R
大橋悠一 (P’s LAB大泉)
小川隼也(フリー)
2018年 第24回ネオブラッドトーナメント・フェザー級準決勝 3分3R
齋籐拓矢 (ALLIANCE)
DARANI DATE (Team DATE)
概要
大会名 skyticket presents PANCRASE 297
日時 2018年7月1日(日) ロビー開場・12:00 客席開場・15:15 開始・16:00(いずれも予定)
中継 AbemaTV UFC fightpass
チケット料金 SS¥15,000 A¥9,500 B¥8,200 2F¥8,000 C¥7,000 立見¥6,400
バルコニー(パンクラスストア、選手経由のみ販売/40枚):¥12,000
※未就学児無料 ※当日券は一律500円増し ※500円ワンドリンク制。客席入り口でドリンクチケットをご購入して頂きます。
チケット販売所 パンクラスストア チケットぴあ ローソンチケット イープラス チケット&トラベルT-1
お問い合わせ パンクラス 03-5339-9198 http://www.pancrase.co.jp/