GRANDSLAM 3.25 ディファ有明:パンクラス ウェルター級1位の佐藤天、元ZST王者・濱岸正幸を52秒で粉砕
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
リバーサルジム久喜WINGS
未経験者でも大丈夫!様々な年代の方がキック 柔術 MMA等を楽しくトレーニング!今なら入会金等無料!
GRANDSLAM 7 – WAY OF THE CAGE –
2018年3月25日(日) ディファ有明
レポート&写真:久保与志
WAY OF THE CAGE(メインカード)
第8試合 メインイベント ウェルター級 5分3R
○佐藤 天(TRIBE TOKYO M.M.A/パンクラス1位)
×濱岸正幸(U-FILE CAMP 登戸/元ZST王者)
1R 0’52” TKO (レフェリーストップ:左ストレート)
1R、右ジャブを差して、淡々としかし強いプレッシャーをかけていく佐藤。左アッパーに合わせて濱岸がシングルにいくが、佐藤は鉄槌を入れながら難なく切る。佐藤は再びジャブで圧力をかけ、左ストレートを狙っていく。濱岸は右ジャブで顔面を跳ね上げられ、さらにジャブを被弾したところで両手をついてふらつく。佐藤はすかさずケージ際に追い込むと、パンチの連打から顔面へ膝蹴りをヒット。さらに金網を背に意識が飛びかけている濱岸に強烈な左肘を叩き込むと、リングサイドのサブレフェリーからストップを促すホイッスルが鳴らされ、追撃の左ストレートを入れたところでレフェリーが試合をストップした。
圧巻の秒殺劇で勝利した佐藤は「短くてすいませんでした。工藤も勝って、自分も勝ってTRIBEの強さをわかってくれたと思うんで。濱岸選手は強い選手なので、試合が決まって今日まで濱岸選手に勝つことだけ考えてやってきました。でもこの時点で次に向けてしっかり気持ち切り替えて頑張っていきます」とマイクアピール。現ウェルター王者・阿部大治がUFCに参戦中のため足踏みとなっているが、“次”がホームリング・パンクラスでのタイトルマッチであっても誰も異論を挟めないほどの説得力を持った完勝だった。
第7試合 ウェルター級 5分3R
○森 興二(X-ONE GYM湘南/元ZSTフェザー級王者)
×赤沢幸典(トリスタージム)
2R 4’22” KO (左フック)
1R、大きくリーチで上回る赤沢が左ジャブ、三日月蹴りで森を遠ざけつつ右ハイを狙う。森は右の蹴りに阻まれて距離を詰めきれず、飛び込んで左のパンチを狙うも身長差があって届かない。赤沢の右ストレートで森がダウンし、ガードから追撃のパウンドを狙うも、あまり効果的なパンチは入れられずにスタンドへ。少し距離が詰まり始め、森が左アッパー、フックをヒットして赤沢の動きも鈍る。記者採点は9-10で赤沢。
2R、赤沢は1R同様に右の前蹴りで離そうとするが、森は慣れてきたか蹴りをもらいつつもかまわず詰めて左の強打を振るっていく。赤沢は後退する場面が増え、ケージ際に追い込まれてカウンターのタックルにいくも森が切る。両者見合う展開が続き、レフェリーからネガティブファイトの口頭注意が与えられる。再開後、互いに距離を詰めていき森が左フック、赤沢も右ストレートをヒット。さらにショートレンジでの打ち合いとなり、森が左右のフックを連打して左を打ち込むと、赤沢が前のめりにダウン。すぐにレフェリーが試合をストップし、やや唐突な展開ではあったが強打を炸裂させた森がKO勝ちを収めた。
第6試合 フェザー級 5分3R
×鈴木琢仁(ブルテリア・ボンサイ/パンクラス・ネオブラッド・トーナメント’16同級優勝)
○工藤諒司(TRIBE TOKYO M.M.A)
判定0-3 (大藪27-30/山崎27-30/鶴和7-30)
1R、左のハイを出していく鈴木に、工藤は前に出て右のパンチを放っていくが、単発に終わり手数が続かない。工藤がプレッシャーをかけつつダブルレッグにいき、鈴木がフロントチョークをしかけながら引き込む。鈴木はハイガードから三角を狙うが、工藤はガードを割ってハーフに戻し立ち上がる。工藤はセコンドの声に従って左リードの数を増やし、左ジャブ、フックがヒットし始めると、鈴木はタックルから再び引き込む。下からしかける鈴木に、工藤はトップをキープしつつパンチを落としてラウンドを終える。記者採点は9-10で工藤。
2R、圧力をかけるもまた攻撃が右の単発気味になってきた工藤。鈴木もあまり攻撃を出さず、タックルから引き込んでグラウンドに誘う。工藤はガード内の攻防はせずに立ち上がり、右ストレートをヒットさせてからローを連打。鈴木は引き込みながら右足を捕らえ、ヒールフック、膝十字を狙っていく。鈴木の足関節に少し手間取った工藤だが、残り1分で解除するとトップから体を起こして強い鉄槌とパウンドを連打する。記者採点は9-10、ここまでのトータルスコアは18-20で工藤。
3R、工藤が立て続けに左フックをヒットさせて、鈴木が引き込もうとしても投げで潰してすぐに立ち上がる。その後も工藤が左のショートフックを度々ヒットさせて攻勢を強める。鈴木は引き込んで何とかグラウンドに持ち込むも、しかけは工藤に潰されて展開は作れず。工藤も鈴木のガードワークを攻略するには至らなかったが、しっかりとトップはキープし続けてタイムアップ。記者採点は27-30で工藤。判定は0-3、工藤が3者共にクリーンシートの完勝で鈴木を下した。
第5試合 フェザー級 5分2R(延長1R)
×門脇英基(T.T.M URUSHI DOJO/元修斗世界王者)
○稲葉 聡(秋本道場jungle junction)
判定0-2 (大藪18-20/山崎19-19/鶴和18-20)
1R、ジャブを差しながらじりじりと詰めていく門脇に対し、稲葉は徹底してサークリングしながら左フック、右ローを放ち、門脇の動きが止まると右フックで飛び込んでいく。門脇は稲葉のステップインに合わせて膝蹴りから右ストレート。残り1分を切ったところで門脇がタックルにいくがテイクダウンには至らずラウンドを終える。記者採点は9-10で稲葉。
2R、開始早々に稲葉が右ストレートで打ち抜いて門脇がダウン。稲葉は追撃のパウンドにいくも、門脇が立ち上がるとグラップリングの展開を嫌ってか深追いはせず。距離を取り直してサークリングから右オーバーハンドを振るっていく。門脇も前に出て右ストレートを振るい距離を詰めようとするが、稲葉の右フックをもらってぐらつく。最後まで門脇が寝技に持ち込む展開は訪れず試合終了。記者採点は9-10、トータルスコア18-20で稲葉。判定は0-2ながら2Rにダウンを奪った稲葉が判定勝ちを収めた。
第4試合 女子フライ級 5分2R(延長1R)
○ライカ(RIGHT THING ACADEMY/元ボクシングOPBF東洋太平洋女子ライト級王者)
×ジョン・スルギ(韓国/TEAM HON)
判定3-0 (大藪20-18/山崎20-18/鶴和20-18)
1R、右前蹴り、左ローと盛んに蹴りを飛ばすスルギに対し、ライカは左ジャブをボディに送る。ライカは何度もスルギのローをキャッチしようとするが、蹴り足を掴みきれず被弾し、スルギは意識が下にいったライカに左ハイを狙う。蹴りに手を焼いていたライカだが、右ボディストレートから左フックのコンビネーションで飛び込むとパンチがヒットし始め、パンチからバックについてテイクダウン。トップからパウンドを落とし、立たれてもケージに押し込んでボディを連打する。記者採点は10-9でライカ。
2R、1R終盤の攻防でスルギがグラウンドに対応出来ないと見たか、ライカはラウンドが始まるとすぐに組みにいき、シングルでテイクダウンを奪う。ライカはハーフガードからパンチ、肘を入れつつ肩固めも狙う。スルギはまともにパンチ、肘をもらい続け鼻から出血。ライカが足でスルギの右手を制しつつパウンドを連打してタイムアップ。記者採点は10-9、オープンスコア20-18でライカ。判定は3-0、スルギの蹴りにはやや苦戦したものの、グラウンド勝負に切り替えたことが功を奏してライカが勝利した。
第3試合 ライト級 5分2R(延長1R)
○鈴木一史(リバーサルジム新宿Me,We)
×石浦良平(リバーサルジム横浜グランドスラム)
判定2-1 (鶴和20-18/大藪18-20/山崎20-18)
第2試合 バンタム級 5分2R(延長1R)
×萩原一貴(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)
○平田純一(DAMM FIGHT JAPAN)
判定0-2 (大藪18-20/山崎19-19/鶴和18-20)
第1試合 無差別級 5分2R(延長1R)
○二ツ森敬浩(R-BLOOD)
×YOSUKE(フリー)
2R 2’00” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
GRANDSLAM SURVIVOR(プレリミナリーファイト)
第7試合 ライト級 5分2R
〇柳優一廊(ISHITSUNA MMA)
×泉田泰徳(NEO JUDO ACADEMY)
判定3-0 (20-18/20-18/20-18)
第6試合 フェザー級 5分2R
×透暉鷹(ISHITSUNA MMA)
〇猿山千里(RISING SUN)
1R 3’47” KO (スタンドパンチ)
第5試合 ストロー級 5分2R
〇小川竜輔(リバーサルジム立川ALPHA)
×松岡 渉(T-BLOOD)
2R 0’55” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
第4試合 バンタム級 5分2R
〇山内雄輔(RISING SUN)
×吉崎 塁(move)
2R 2’31” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
第3試合 バンタム級 5分2R
〇川邊侑也(リバーサルジム横浜グランドスラム)
×中山拓哉(Four Rhombus)
1R 4’01” TKO (レフェリーストップ:負傷)
第2試合 フライ級 5分2R
△中原大輔(move)
△辻井啓喜(スポーツジム67’s)
判定0-1 (19-19/19-19/18-20)
第1試合 フェザー級 5分2R
×オームラン(TEAM BAD ASS13)
〇本田壮一(SHOOTO GYM K’z FACTORY)
1R 3’12” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)