格闘技大会ネット中継 注目番組ガイド:9.26(土) Krush 玖村弟×軍司|9.27(日) UFC アデサニヤ×コスタ、RIZIN 天心×皇治、パンクラス 林源平×ヤン坊
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
中野トイカツ道場
中野駅徒歩3分。平日7~23時、年中無休営業。入会金&月謝2ヶ月分無料!
おうち時間のお供に、インターネットでの格闘技観戦はいかが? 週末の注目大会の見所を紹介。
9月26日(土)17:30~
Krush.117
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA 格闘チャンネル(無料)
☆玖村将史×軍司泰斗 予想開始時刻:20:00 【対戦カード一覧】
◆メインイベントでは玖村将史が軍司泰斗を相手にKrushスーパー・バンタム級(55kg)王座の2度目の防衛戦。両者は昨年2月のスーパー・バンタム級王座決定トーナメントの決勝戦で当たり、玖村兄弟の弟・将史が判定勝ちしている。将史はその4か月後のK-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメントに出場し、決勝で武居由樹に敗れ準優勝。今年3月のK’FESTA.3では金子晃大に判定勝ちした。
挑戦者の軍司は元バンタム級王者。前回の将史戦でアゴの骨を折られ、約半年のブランクを強いられた。昨年10月の復帰戦では将史の兄・修平に判定勝ち、今年2月のKrushでは武居を苦しめたタイの強豪・スリヤンレックからダウンを奪って判定勝ちし、王座挑戦につなげた。今回もパンチ主体の攻防が予想されるが、まだ両者とも21歳と若い上、前回から多くの激戦を経験しており、試合運びや蹴りを含めた細かいスキルの成長も勝敗の鍵となる。
フェザー級(57.5kg)では江川優生の返上した王座を懸けての8選手によるトーナメントが開幕。今大会では一回戦4試合が行われる。優勝候補筆頭は玖村兄弟の兄・修平で、レンジャージムの秀樹と対戦する。
スーパー・フェザー級(60kg)では元王者の西京佑馬、島野浩太朗も出場し、佑馬は横山朋哉と、島野は佐野純平と対戦。同級の山本直樹×中島千博も楽しみな顔合わせだ。
9月27日(日)朝8:00~ UFC 253: Adesanya vs. Costa
会場 アラブ首長国連邦・アブダビ・UFCファイトアイランド
中継 プレリム YouTube UFC公式チャンネル(無料)/ メインカード UFCファイトパス(11時より。月2699円~)
☆ アデサニヤ×コスタ 予想開始時刻:13:30 【対戦カード一覧】(公式サイト)
◆メインイベントのミドル級タイトルマッチは、王者のイズラエル・アデサニヤが19戦全勝、挑戦者のパウロ・コスタが13戦全勝のMMA全勝対決。キックボクシングで80戦のキャリアのあるアデサニヤは、長い手足を活かした攻撃が持ち味で、昨年10月のロバート・ウィテカーとの王座統一戦では、背中を反った不安定な体勢から右と左のフックを連続でクリーンヒットしてウィテカーをKOし、大きなインパクトを残した。だが前回3月のヨエル・ロメロとの初防衛戦ではディフェンシブなファイトを貫き、多くの批判を受けた。対するコスタはジョニー・ヘンドリックスやユライア・ホールを葬った右のパンチが持ち味。攻守ともに隙の見えないアデサニヤに対してもコスタのパンチが通用するか?
ライトヘビー級ではジョン・ジョーンズが王座を返上。2月の王座戦でジョーンズに僅差で敗れ13戦目で初黒星を喫したドミニク・レイエスと、ロックホールド、ジャカレイ、コーリー・アンダーソン相手に3連勝中のヤン・ブラホビッチの間で王座決定戦が行われる。
9月27日(日)15:30~
Yogibo presents RIZIN.24
会場 さいたまスーパーアリーナ
中継 RIZIN LIVE(生中継/前売¥5,000、当日¥5,500)
☆那須川天心×皇治 予想開始時刻:20:50 【対戦カード一覧】
◆今回のRIZINはフジテレビ系列で20:00~21:54に放送される。フジテレビのRIZINの番組ページの「今大会のみどころ」で紹介されているのは、那須川天心×皇治、朝倉海×昇侍、RENA×富松恵美、スダリオ剛(元・貴ノ富士)×ディラン・ジェイムスの4試合のため、他の試合はフジで放送されない可能性が高い。RIZINの熱心なファンや、日頃国内他団体をマメに見てきた人達には、RIZIN LIVEやスカパー!でのPPV中継がおすすめだ。また、阪神戦の中継の影響でRIZINが当日夜にネットされない関西の方、上記4カードの合間のCMやラウンドカットが気がかりな方、日曜ゴールデンタイムの家族とのチャンネル争いに敗れた方にもPPV中継をおすすめしたい。
やはり注目はメインイベントの天心×皇治だが、この一戦に関しては今更説明も不要だろう。気になるポイントは58.5kgという契約体重。これまで60kgの階級で戦って来た皇治が、K-1時代よりも短い試合決定から試合までの期間に、どこまで58.5kgの体に仕上げられるか。そして最近の江幡塁戦、笠原友希戦で圧勝した天心が、彼らよりも体の大きい皇治に対して、どこまで本領を発揮できるか。そしてこれまで皇治が戦ってきた相手と比べ、天心はどういった差を示すか、といったところだろうか。
MMAルールで今回一番試合が多いのはライト級。DEEP王者・武田光司×修斗世界王者・川名雄生、パンクラス王者・久米鷹介×元DEEP&戦極王者・北岡悟、そしてRIZINお馴染み矢地祐介とDEEP王座挑戦経験のある大原樹里の一戦の3カードが組まれ、主催者もプッシュしている。コロナ禍で海外勢を呼べない中、「日本人MMAライト級最強決定トーナメント開幕戦」の様相を呈しており、ここで残った選手が年末のビッグイベントに進むことになりそうだ。
朝倉未来のいるフェザー級では、THE OUTSIDER時代の未来との対戦可能性もあった芦田崇宏と、前回8月大会で快勝した萩原京平が激突。最も選手層の厚いバンタム級では新王者・朝倉海が、DEEPを主戦場とする37歳のベテラン・昇侍とストライカー対決。直前に決まった同級の金太郎×瀧澤謙太のパンクラス・ランカー対決も、内容のインパクト次第では、勝者が堀口恭司の次のバンタム級王座挑戦者に急浮上する可能性があり見逃せない。
9月27日(日)14:45~
Owltech presents PANCRASE 318 -Beyond 317-
会場 新木場スタジオコースト
中継 Youtube パンクラス公式チャンネル(無料)
☆中島太一×堀江圭功 予想開始時刻:18:30 【対戦カード一覧】
◆パンクラスは前回の「PANCRASE 317」8月23日 新木場スタジオコースト大会を、大会当日の新型コロナウイルスの抗原検査で陽性の選手がいたことから開催直前に中止した。6日後、その選手のPCR検査は陰性で、感染の可能性が低かったことを発表したが、今回は万全を期すため、無観客で開催される。今大会は第1部・プレリミナリー4試合、第2部・ネオブラッドトーナメント7試合、第3部・メインカード7試合の順で実施。メインカードは17時頃のスタートの予定だ。
メインカードの最後の試合となるメインイベントは林源平(1位) vs. 雑賀 ヤン坊 達也(2位)のパンクラス・ライト級暫定王座決定戦。3月8日の大会で予定されていた一戦が、コロナの影響で半年経ちようやく実現する。林は2013年のデビュー時からパンクラスに参戦。17~18年はDEEPの2試合含め4連敗と苦戦したが、昨年は阿部右京、冨樫健一郎に2連勝し、初のタイトル挑戦につなげた。雑賀は昨年からパンクラスに参戦し、小林裕とトム・サントスに1R KO勝ちし、3戦目で暫定王座戦のチャンスをつかんだ。
セミファイナルはパンクラス・フェザー級次期挑戦者決定戦・中島太一(4位)vs. 堀江圭功(5位)。8月23日の大会で組まれていたカードがスライドした。両選手とも2月大会に出場し、中島はセミファイナルでロシアのハードストライカー、ボリス・フェドロフに判定勝ち。堀江はメインイベントで、内村洋次郎に判定勝ち。昨年UFC参戦のチャンスを得ながらも完敗し、その後、カリフォルニアのチーム・オーヤマで約2か月半練習した成果を印象付けた。
4選手とも満を持しての大事な一戦。最近の各団体の試合では、コロナ禍を経て急成長を見せる選手も少なくない。この4選手の場合はどうか。そして時間をかけた入念な対策もどう試合に活かされるか。裏番組が強力なラインナップだが、パンクラスのケージの中でのこの主要2カードも、引けを取らない見応えのある攻防が繰り広げられるはずだ。
※主要カードの予想開始時刻は、大会進行やカード変更により、実際と異なる場合もありますので、あくまで参考程度として下さい。