ONEチャトリCEOの海人批判巡る騒動の「和解成立」をONEとシュートボクシングが正式発表
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ONE Championshipとシュートボクシング(SB)協会は4月14日、ONEのチャトリ・シットヨートンCEOが海人を批判し、海人の所属するシュートボクシング協会が発言の撤回を求めていた問題について、両組織が「和解成立」したことを正式に発表した。
ONE 172 3月23日 さいたまスーパーアリーナ大会の公式計量をクリアできなかったマラット・グレゴリアンとの試合を拒否した海人について、ONEのチャトリCEOは「怖がって楽な道を選んだのでしょう」「小さいプロモーションで戦っていればいい」等と大会後の記者会見の場で批判した。
この発言を知った海人はXのポストで「この人本気か?計量に来なくて逃げたのはそっちの選手でしょ。俺は1ミリも逃げてない」「俺が闘ってきた団体に大きいとか小さいとかないねん」「さすがに言っていい事と悪い事あるぞ。謝れ」と怒りを示し、大会翌日の24日には海人の所属するSB協会が「あまりに無責任な暴言は看過できるものではありません」と表明し「海人への侮辱的な発言」として、撤回および謝罪を要求する抗議文をONE側に提出した。SB協会は抗議文の中で、計量オーバーしたグレゴリアンのハイドレーションテスト(尿比重検査)への疑念が、試合拒否の理由の一つだったことを明らかにしていた。
その翌日の25日、チャトリ氏は「海人選手の勇気の欠如に関する発言につきまして、心より謝罪し、正式に撤回いたします」との声明を発表。その半月後の4月9日、改めてチャトリ氏が謝罪を申し出て「正式に和解」し、翌10日にはチャトリ氏が海人に直接謝罪したという。12日のSB後楽園ホール大会では海人がチャトリ氏から直接謝罪されたことを明かし、SB協会のシーザー武志会長も「和解」を報告済だった。
以下は14日の両団体からの発表文。
【ONE Championshipからのプレスリリース】
◆ONE Championshipとシュートボクシング協会の和解成立に関する声明この度、ONE Championshipは、「ONE 172: 武尊 VS ロッタン」開催後の記者会見における発言に関しまして、シュートボクシング協会並びに海人選手と直接会談の場を設け、誠意をもって協議いたしました。
シュートボクシング協会および海人選手に対しまして、記者会見での不適切な発言について深くお詫び申し上げるとともに、建設的な対話の場にご参加いただき、ご理解を賜りましたことに心より感謝申し上げます。
本件につきましては、計量および試合実施に関するプロセスにおいて、当事者間で認識の相違が生じており、結果として不本意な誤解を招くこととなりました。今回の対話を通じて、両者の立場と見解を共有し、相互理解を深めることができました。今後はこのような認識の齟齬が生じないよう、大会前のルールやプロセスの確認をより徹底し、明確なコミュニケーション体制を構築していくことで合意いたしました。
ONE Championshipは、シュートボクシング協会との建設的な関係を大切にしております。今後も格闘技の国際的発展と、優れた日本人選手の世界的活躍の機会創出という目標に向け努力を続けて参ります。
ONE Championshipは、すべての選手が公正な環境で競い合えるよう、一貫したルール適用と透明性のある大会運営を堅持して参ります。今回の対話から得た知見を活かし、格闘技の国際的発展と選手の安全確保の両立に向け、より一層の努力を重ねて参ります。 今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
【シュートボクシング協会からのプレスリリース】
◆SB協会がONEChampionshipに提出した抗議文に関する和解成立のお知らせ4月9日(水)ONE ChampionshipのCEOチャトリ・シットヨートン氏より、先日の「ONE 172」で生じた一連の騒動に対する謝罪の申し出がありました。協会はチャトリCEOの謝罪を受け入れ、真摯的な話し合いを通じて共に格闘技界の更なる発展と健全化に向けて協力体制を築くことを約束し、正式に和解いたしました。
また翌10日(木)にはチャトリCEOより、海人本人も同席の上、「ONE 172」大会後の記者会見における海人に対する不適切な発言と認識違いによりお互いの関係に軋轢を生んでしまったことについて深く謝罪いただきました。当協会としても計量および試合成立までのプロセスに関する認識の違いがあったことを認め、今後は両団体間での共有事項の明確化を図っていくことを徹底していく所存です。
自らの非を認め誠心誠意言葉を尽くし、海人に謝意を示してくれたチャトリCEOには敬意を表しますとともに、私共も今後ONE Championshipとの協力体制を強固なものにするべく相互理解の促進に努めて参りたいと思います。
今回の件を通して国内と海外のイベントにおけるシステムの違いなど、改めて学び見識を深める機会となりました。今後とも子供たちが安心して目指すことができる健全な格闘技界を構築するべく、国内外問わず志を高く持つ関係各位と手を取り合うことが出来ればと願うものであります。夢のある格闘技界に向けて邁進していく所存ですのでどうぞ宜しくお願い申し上げます。
シュートボクシング協会
代表 緒形健一