Krush 3.28 後楽園ホール(レポ):アビラル・ヒマラヤン・チーター、璃久を3R KOしスーパー・ウェルター級王座初防衛「将来的にはMMAやりたい」。バンタム級王座決定トーナメント準決勝は長野翔×東虎之介、大平龍×石郷慶人に

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Krush.188
2026年3月28日(土)後楽園ホール
レポート:井原芳徳 写真:(C)K-1
アビラル・ヒマラヤン・チーター、璃久を3R KOしスーパー・ウェルター級王座初防衛「将来的にはMMAやりたい」
第9試合 メインイベント Krushスーパー・ウェルター級(70kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
○アビラル・ヒマラヤン・チーター[Abiral Himalayan Cheetah](ネパール/志村道場/王者、ISKAインターコンチネンタル同級王者、HEAT KICKミドル級王者)
×璃久(シカGYM/挑戦者)※eiL-08から所属変更
3R 1’52” KO (右ストレート)
※アビラルが初防衛
アビラルは26歳。昨年5月のKrush大阪大会で小田尋久にTKO勝ちしKrushスーパー・ウェルター級王者となる。9月のK-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメント開幕戦ではアイメリック・ラジジに判定負け。11月の同トーナメントのリザーブファイトでもジョナサン・アイウルに判定負けし、海外勢相手に黒星が続いている。今回は23年12月のK-1大阪大会で2ダウンを奪われ判定負けした相手である璃久とKrush王座初防衛戦を行う。
璃久は27歳。24年8月の第5代Krushスーパー・ウェルター級王座決定トーナメント決勝戦で小田尋久に判定負け。その後は11月のKrush名古屋大会で匡志YAMATOに判定勝ちし、昨年2月のK-1でモハメド・ブタザに判定勝ちしたが、7月のK-1ではゾーラ・アカピャンにKO負けした。11月のK-1でのアラッサン・カマラ戦はアラッサンの試合直前のアップ中の怪我により中止に。璃久は「(リザーブファイトに出た)アビラル、なんで負けてんねん」と怒りを示し、3月のKrushでの王座挑戦の機会が巡って来た。
1R、体格で勝るアビラルが伸びのある左ジャブ、右ストレートを序盤から当てる。中盤から少しずつ、アビラルの左右のフックで、璃久はひるむまでは行かないまでも、横に体が流れる場面が目立つように。璃久も右ローやミドルやテンカオを返す場面もあるが、顔面の強打は乏しい。記者採点はアビラル。
2R、璃久は意を決したように前に出てパンチを振うと、右ストレートを当て、アビラルはのけぞる。だがアビラルはすぐリカバリーし、パンチをコツコツと当て続け、終盤、右フックでダウンを奪う。それでも璃久は必死にパンチを振って前に出るが、アビラルは右フックを的確に当て、反撃を許さない。10-8でアビラルが取る。
3R、アビラルは変わらず重い左右のフックを的確に当てる。中盤、璃久も右フックを返し、少しアビラルの腰が落ち、あわやという場面を作ったが、引き続きパンチ主体の攻防が続く中で、アビラルがカウンターの右フックをクリーンヒットする。璃久はひるんで後ずさりし、アビラルが再び右ストレートを当てて倒したところで、中野レフェリーがストップした。
王座初防衛に成功し、マイクを持ったアビラルは「2連敗していてやっと勝てました。去年Krushでベルト取って、K-1の世界トーナメントで2試合負けちゃって、今までで一番苦しかった1年だったです。でもこの悔しさを忘れず、家族を離れて、タイでずっと過ごして、たくさん練習やってきて、今日、やっと勝てました」と勝利を喜んだ。続けて「2023年12月の今日やった相手との試合をもう一回見て欲しいですけど、その時も自分が勝っていました。自分がダウン取ったのを見なかったのはレフェリーが悪いです。今日は自分が勝ちました。もう二度と俺の名前を口に出すな」と璃久について話した。
さらにアビラルは「まだわからないですけど、これから決めることなんで、キックから離れようと思います。誰にも言っていないし(トレーナーでもある)お父さんにも言っていないです。やるかもしれないし、キックから離れて違う競技をやろうと思います。時間はかかるかもしれないけど、これから毎日練習して、違う競技に挑戦したいです」と話した。
バックステージでのインタビューでの「違う種目に行くというのはMMAですか?」という質問に対し、アビラルは「いつかMMAやりたいのはあったんで、すぐできることではないので、これからMMAメインで練習して、1年なるか2年なるか その前にキックとかの試合もします。将来的にはMMAやりたいです」と答えている。所属ジムの志村道場が主催する大会・HEATでは、キックとMMAの試合が行われているため、MMA挑戦の環境は整っている。
バンタム級王座決定トーナメント準々決勝4試合。準決勝は長野翔×東虎之介、大平龍×石郷慶人に
Krushバンタム級王座決定トーナメントは12選手参加で、1月25日の後楽園ホール大会と2月1日のエディオンアリーナ大阪第2競技場大会で一回戦2試合ずつが行われた。一回戦勝者の4選手が3月28日の後楽園大会でシードの4選手と準々決勝を行った。準決勝は6月19日の後楽園大会、決勝は8月30の後楽園大会で行われる。
第8試合 第10代Krushバンタム級(53kg)王座決定トーナメント・準々決勝 3分3R(延長1R)
○長野 翔[かける](K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
×早田吏喜[りき](TEAM3K/KPKBバンタム級王者)
判定3-0 (梅木30-28/岡田30-28/豊永30-27)
長野は昨年7月。石郷慶人に、11月、菊地海斗にいずれも判定勝ちし、今回、シード枠に選ばれた。早田は2月1日の大阪大会での一回戦でKING剛に判定勝ちしている。
1R、サウスポーの早田に対し、長野がオーソドックスで構えて序盤からプレッシャーをかけ、ガードの隙間から右ストレートやアッパーといったパンチを的確に当て続ける。終盤、おそらくバッティングで早田が左まぶたをカットし出血する。記者採点は長野。
2R、長野が右のパンチを的確に当て続け、中盤、箱崎レフェリーはようやく早田にドクターチェックを入れ、ドクターは続行を判断する。再開後、早田もパンチを当て返す頻度が上がるが、長野は変わらずパンチを当てつつ、右ミドルやハイを絡め、やや優位な状態をキープする。記者採点は長野だがイーブンもありうる。
3R、両者ガードを固めて近距離でパンチを出し合う攻防が続く。中盤まで早田は五分に近い状態で打ち合っていたが、終盤、長野が右アッパーのヒットを増やし、差を示して終える。記者採点は長野。合計30-27で長野。ジャッジ3者も長野を支持し、長野が判定勝ちした。
第7試合 第10代Krushバンタム級(53kg)王座決定トーナメント・準々決勝 3分3R(延長1R)
×井上海山(POWER OF DREAM)
○東虎之介(ALONZA ABLAZE/KPKBフライ級王者、PRINCE REVOLUTION -52kg級王者)
2R 1’13” 負傷判定0-3 (箱崎19-20/山根19-20/伊藤19-20)
※2Rの偶発的なバッティングにより東がダメージを負いレフェリーストップ。この時点までの内容で判定
井上は昨年7月の藤田和希戦まで3連勝中で、今回のトーナメントは準々決勝からのシード枠で参加した。東は1月25日の後楽園大会での一回戦で新井真惺を1R左ストレートでKOしている。
1R、東はサウスポーで構え、右ジャブを突きつつ、序盤から左ボディ、顔面へのストレートを的確に当て、先手を取る。井上が前に出てパンチを振う場面もあるが、かわされ続けてしまう。記者採点は東。
2Rも同様に東ペースで進んでいたが、1分が過ぎて中盤に入り、両者がパンチを振おうと前に出たら正面衝突し、東が額をカットしドクターチェックを受ける。東はドクターストップとなり、ここまでの内容で判定が行われ、東が3者から支持され勝利となったが、不完全燃焼の東に笑顔は無かった。
第6試合 第10代Krushバンタム級(53kg)王座決定トーナメント・準々決勝 3分3R(延長1R)
×板橋武留(KIWAMI GYM/元Bigbangバンタム級王者)
○大平 龍(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
1R 2’34” KO (右ストレート)
※板橋が計量1.5kgオーバーし1R減点2。グローブハンデは大平が拒否。ファイトマネーの30%を大平に譲渡。大平が勝利した場合のみ公式記録。勝敗に関わらず大平がトーナメント準決勝進出
大平は1月25日の後楽園大会でのトーナメント一回戦で松谷梛を1R右フックでKOしている。準々決勝にシード出場予定だった菊地海斗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が、左大腿皮下血腫、左大腿部蜂窩織炎となりドクターストップがかかり欠場し、代わって板橋がシードに選ばれた。代役出場が発表されたのは試合1か月以上前の2月25日だったが、板橋は減量に失敗し、上記の通りペナルティ付きで試合が行われた。
1R、両者オーソドックスで構えるが。大平は伸びのある左ジャブ、ミドル、インローを的確に当て、板橋が前に出ればステップでかわし、板橋のパンチの連打もブロックし、攻守ともにテクニシャンぶりを発揮する。やや大平が押し気味とはいえ、まだ差は乏しい状態だったが、残り30秒、ロープを背負った板橋に対し、大平が右ストレートをクリーンヒット。ダウンした板橋は伸びた状態となり、意識は戻るが動けず、箱崎レフェリーがすぐさまストップした。
大平は鹿児島で戦っていた頃から「九州の武尊」との愛称がつけられ、今回も武尊のように、コーナーポストからの宙返りで喜びを表現した。マイクを持った大平は「まずは武留選手、体に脂肪が乗り過ぎです。プロとしてしっかり体重は落とすようにお願いします。6月、トーナメント3回戦目があるので応援お願いします。必ず僕がベルトを取ります」とアピールした。
第5試合 第10代Krushバンタム級(53kg)王座決定トーナメント・準々決勝 3分3R(延長1R)
×安尾瑠輝(K-1ジム心斎橋チームレパード/元DEEP☆KICK -51kg王者)
○石郷慶人(SHINE SPORTS CLUB/元KPKBインターナショナル・フライ級王者)
判定0-3 (豊永28-29/岡田28-30/中野28-30)
石郷は2月1日の大阪大会での一回戦で大輝を1R42秒、左カーフキックでKOしている。安尾は昨年、1階級下のフライ級の王座決定トーナメントに参戦し、12月の決勝まで進んだが、上遠野寧吾に3R KO負け。バンタム級に階級を上げ、今回のトーナメントではシード枠に選ばれた。
1R、安尾がオーソドックスで構えて前に出るが、石郷はサウスポーで構えて右ジャブを突きつつ回って距離を取り、左ミドル、テンカオ、ボディストレート、右フックなどを的確に当て、手数で上回る。安尾の右ストレートが当たって石郷が少し下がる場面もあるが、すぐに石郷はペースを取り戻す。記者採点は石郷だがイーブンもありうる。
2R、安尾は右インローを当てる頻度を上げると、石郷にロープを背負わせ、左ボディ、右ストレートを当て、印象を作る。だが終盤、石郷は持ち直し、左インローを返し、安尾の勢いを封じる。記者採点は安尾だがイーブンもありうる。
3R、安尾の序盤の右インローがローブローとなり、石郷はダメージが大きく、一時中断する。石郷は左足の指から出血しているため、ドクターチェックも入るが、問題無しと判断され続行する。すると再開後、石郷は左の三日月蹴りを当てつつ、中盤に左ボディフックを当てると、安尾は真っすぐ下がりコーナーを背負い、石郷が左膝蹴りとストレートをまとめてダウンを奪う。その後も前に出る安尾に対し、石郷が左テンカオを随所で当て、反撃を封じて試合を終える。8-10で石郷が取る。合計27-29で石郷。ジャッジ3者も石郷を支持し、石郷が判定勝ちした。
これで6月19日の後楽園大会の準決勝は長野翔 vs. 東虎之介、大平龍 vs. 石郷慶人に決まった。長野と石郷は福岡、東は宮崎、大平は鹿児島出身で、石郷と東は福岡で行われているKPKBの王座獲得経験者で、九州勢の活躍が際立つバンタム級トーナメントとなっている。長野と東は23年9月に対戦し長野が判定勝ちしている。
第4試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
×岡嶋形徒[けいと](K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
○山本 陸(K-1ジム総本部チームペガサス)
判定0-3 (27-30/27-30/28-30)
第3試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
×下村泰平(K-1ジム総本部チームペガサス)
○光弥[こうや](POWER OF DREAM)
2R 0’43” KO (右膝蹴り)
第2試合 フライ級(51kg) 3分3R(延長1R)
○海凪[みなぎ](RAUSU GYM)
×空龍[あろん](ホライズンキックボクシングジム)
判定3-0 (30-27/30-27/30-29)
第1試合 フライ級(51kg) 3分3R(延長1R)
○大久保世璃(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER/K-1甲子園2024 -55kg優勝)
×琥伯(VAINQUEUR GYM/KINGS CUPフライ級王者)
1R 2’11” KO (左フック)
プレリミナリーファイト第3試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
○水谷昊代[こうだい](TEAM TMT/K-1甲子園2025 -60kg優勝)
×智史[さとし](漢塾)
1R 1’18” KO (3ダウン:右フック)
※智史が計量2.7kgオーバー。2kg以上オーバーのため本来なら智史は失格だが、水谷が試合を希望し試合実施。智史は1R減点2、ファイトマネーの30%を水谷に譲渡、水谷8オンス・智史10オンスのグローブハンデ、水谷が勝利した場合のみ公式記録
プレリミナリーファイト第2試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R
○石川優斗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
×山口琉聖(平田道場)
1R 0’19” KO (左フック)
プレリミナリーファイト第1試合 女子アトム級(45kg) 2分3R
×MOMOKA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
○萌衣[めい](team NOVA)
判定0-3 (28-29/28-29/29-30)










