ONEチャトリCEO「海人選手の勇気の欠如に関する発言につきまして、心より謝罪し、正式に撤回いたします」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
中野トイカツ道場
中野駅徒歩3分。平日7~23時、年中無休営業。入会金&月謝2ヶ月分無料!
ONEのチャトリ・シットヨートンCEOがONE 172 3月23日 さいたまスーパーアリーナ大会終了後の記者会見で、計量オーバーしたマラット・グレゴリアンとの試合を拒否した海人を「怖がって楽な道を選んだのでしょう」「小さいプロモーションで戦っていればいい」等と批判していたが、25日に発言を撤回し、謝罪した。
チャトリ氏は23日の大会後の会見で「おそらく海人は怖がって楽な道を選んだのでしょう。彼は試合したのと同じファイトマネーをもらっています。5ポンド(2.26kg)ぐらいの大差なら試合を拒否するのは理解できますが、今回は300gだけです。海人は小さいプロモーションで戦っていればいいのではないでしょうか」等と海人を批判していた。
この発言を知った海人はXのポストで「この人本気か?計量に来なくて逃げたのはそっちの選手でしょ。俺は1ミリも逃げてない」「俺が闘ってきた団体に大きいとか小さいとかないねん」「さすがに言っていい事と悪い事あるぞ。謝れ」と怒りを示した。
大会翌日の24日には海人の所属するシュートボクシング(SB)協会が「あまりに無責任な暴言は看過できるものではありません」と表明し「海人への侮辱的な発言」として、撤回および謝罪を要求する抗議文をONE側に提出した。SB協会は抗議文の中で、計量オーバーしたグレゴリアンのハイドレーションテスト(尿比重検査)への疑念が、試合拒否の理由の一つだったことを明らかにしていた。
この抗議を受けて25日、チャトリCEOは以下のコメントを発表し、発言を撤回・謝罪した。
◆ONEのチャトリ・シットヨートンCEOのコメント
「皆様と同様に、私はマラット・グリゴリアン選手と海人選手の試合を楽しみにしておりました。グリゴリアン選手は制限時間を過ぎてハイドレーションテストをクリアし、350グラムの体重オーバーとなりました。この時点で、グリゴリアン選手にはファイトマネー総額の20%が没収され、海人選手に渡るというペナルティが課されていました。体重オーバーが1ポンド(約454グラム)未満の場合、世界の主要な格闘技団体における標準的な対応は、キャッチウェイトでの試合を交渉することです。当然ながら、海人選手が試合を辞退されたことに私は残念な気持ちを抱きました。
しかしながら、ONE ChampionshipのCEOとして、このような感情を記者会見の場で表現したことは不適切でした。海人選手の勇気の欠如に関する発言につきまして、心より謝罪し、正式に撤回いたします。海人選手は日本で高く尊敬されているチャンピオンです。」