NJKF 2.8 後楽園ホール(レポ):吉田凜汰朗、元IBF世界王者のタイ人選手に判定勝ち。星拓海、HIROYUKIとの接戦制しWBCムエタイ日本バンタム級王座初防衛。高橋幸光、佐藤界聖に肘でTKO勝ちしロードtoムエタイ ウェルター級王者に。

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NJKF×CHALLENGER 12
2026年2月8日(日)後楽園ホール
レポート:井原芳徳
第10試合 メインイベント スーパーライト級 3分3R(延長1R)
×パイデン・ペーサイシ[Paidang](タイ/元IBF世界ライト級王者)
○吉田凜汰朗(VERTEX/ロードtoムエタイ スーパーライト級王者、元NJKF同級王者)
判定1-2 (中山29-28/児島28-29/宮沢28-29)
当初、「IBFムエタイ世界スーパーライト級王座決定戦」として発表された一戦だが、IBFから正式に認可されておらず、3R制のワンマッチとして行われた。
なお、U-NEXTの生中継で、実況アナウンサーは「当初この一戦はIBF世界戦だったんですが、IBFムエタイの日本法人がしっかり確立されていなかったということで、前回の(吉田の)一戦もIBFムエタイ日本タイトルの認定対象になりませんでした。しかしIBFとNJKFはしっかりスクラムを組んでおりますので、NJKFのリングで今後、IBFの世界戦が開催されるのも間近だと思われます」と説明している。
1R、お互いオーソドックスをベースにしつつスイッチを織り交ぜ、距離を取り、パンチやローを放つが、あまり攻撃が出ない状態が続く。当たっても軽めだ、バイデンは終盤、左右のミドルを当てつつ、右ローを連打し、攻撃数で差をつけて終える。記者採点はバイデン。
2Rも同様の構図が続く。バイデンの右ローに対し、吉田は右フックを合わせるようになる。だが終盤、バイデンも右の肘打ちを立て続けに当て、組めば左膝を当てるように。吉田も右ストレートを返すが、すぐにバイデンも左ミドルを当て、流れを変えさせない。記者採点はバイデン。2Rまでのジャッジの中間集計がインターバル中にアナウンスされ、ジャッジは1者が20-18でパイデンを支持し、2者は19-19のイーブンとする。マスト判定が採用されている。
3R、吉田は挽回を狙ってようやく圧力を強め、パンチのコンビネーションから右ストレートを当てて先手を取る。さらに組み際に右肘を当て返す。首相撲でも膝を返すように。終盤、パイデンは左ミドルを連打するが、吉田はひるまず前に出続け、パンチを当て続ける。記者採点は吉田だが、最後はパイデンがうまく流した感もあり、パイデンについても不思議ではない。合計29-28でパイデン。ジャッジは割れ、2者が吉田を支持し、吉田が判定勝ちした。
第9試合 WBCムエタイ日本バンタム級タイトルマッチ 3分5R
○星 拓海(IDEAL GYM/王者、スック・ワンキントーン同級王者)
×HIROYUKI(RIKIX/6位、Bigbang同級王者、元新日本同級王者&フライ級王者)
判定2-1 (宮沢48-47/多賀谷47-48/中山48-47)
※星が初防衛
1R、HIROYUKIが前に出て、星が回って距離を取る構図が続く。両者ミドルやローやジャブを当てるが、まだ強打にはつながらない。記者採点はHIROYUKI。マスト判定のためどちらかを評価する必要があり、積極性で上だったHIROYUKIを評価した。
2Rも同じような構図で、お互いヒットが少なく差が乏しい。HIROYUKIの右ボディストレートが若干目立つが、最後は星も前に出てパンチを返し、五分を維持する。記者採点はこのラウンドも積極性で上のHIROYUKIにつけたが、1Rも2Rも割れても不思議ではない程度の差だ。
3R、同様の構図の中で、お互いローの比重が上がる。星はHIROYUKIの詰め方のパターンをかなりわかって来た様子で、回って距離を取り、ローを返す頻度が上がる。だが終盤、HIROYUKIが前に出て右肘をヒットし、やや好印象で終える。記者採点はHIROYUKIだが割れても不思議ではない。
4R、お互い組むシチュエーションが増え、HIROYUKIが崩して倒す場面を作る。だが終盤、星も組んでからHIROYUKIの背後に回り込み、印象を作る。それ以外の場面では基本的にHIROYUKIが前に出る構図は変わらない。最後、HIROYUKIが圧を強め、左ジャブ、テンカオを立て続けに当て、好印象で終える。記者採点はHIROYUKI。
5R、HIROYUKIが変わらず前に出て、右ストレート、ろー、左フック等をヒット。星も右ローを変わらず返すが、HIROYUKIは前に出続ける。終盤、星は繰り返し自ら組みに行くが、膝にはつなげられない。疲労の影響か、前のめりになりがちな星に対し、最後、HIROYUKIが左の飛び膝を顔面に当て、好印象で終える。記者採点はHIROYUKI。合計45-50でHIROYUKI。ジャッジは3者とも47-48で割れ、2者が星を支持し、星の判定勝ちとなり、星が初防衛を果たした。
第8試合 ロードtoムエタイ ウェルター級王座決定トーナメント決勝戦 3分5R
○高橋幸光(飯伏プロレス研究所/シュートボクシング日本スーパーウェルター級1位、元BOMウェルター級王者、元WMC日本スーパーライト級王者、元MA日本&J-NETWORKライト級王者)
×佐藤界聖(PCK連闘会/聖域統一スーパーウェルター級王者)
4R 1’22” TKO (ドクターストップ:肘によるカット)
当初、11月大会から開幕した「IBFムエタイ日本統一ウェルター級王座決定トーナメント」の決勝として行われる予定だったが、IBFから正式に認可されておらず、ロードtoムエタイという新設王座の決定戦に変わった。
1R、高橋はサウスポー主体でスイッチを織り交ぜ、左右のミドルを当てる。佐藤はオーソドックスで構え、右ストレート、ローを当てる。中盤、佐藤が攻撃をまとめる場面もあったが、終盤は高橋がミドルのほかに膝蹴りも当てて巻き返す。
2R、佐藤の右ストレートで高橋はふらつき劣勢に。髙橋は距離を取りダウンは免れるが、その後も時折パンチをもらい、巻き返しはできない。
だが3R序盤、髙橋がサウスポーからの左テンカオを効かせると、佐藤は後退し、流れが変わる。高橋は自分の距離を作れるようになり、左ミドルも当て、左右の肘も振り回し、主導権を維持する。
「ロードtoムエタイ」もオープンスコア方式が採用され、3Rまでの集計が発表され、1名は29-29、2名が28-29で佐藤を支持している。4Rが始まってから読み上げられ、選手の集中力を削ぐため、インターバル中に読み上げるべきだろう。
すると4R、髙橋が左肘を当て、佐藤の右まぶたを切り裂く。ドクターチェックでストップがかかり、高橋のTKO勝ちとなった。
第7試合 71kg契約 3分3R(延長1R)
○基康(TAKEDA GYM/NJKFスーパーウェルター級3位、WMOインターナショナル・スーパーウェルター級王者、元ジャパンキック・ウェルター級王者)※モトヤスック改め。ジャパンキックボクシング協会から所属変更
×クンタップ・チャロンチャイ(タイ/チーム・クンタップ/M-1スーパーウェルター級王者、元KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級王者)
2R 1’06” TKO (レフェリーストップ:パンチ連打)
モトヤスックがジャパンキックボクシング協会を離れ、NJKFのTAKEDA GYMに移籍すると共に、リングネームを基康に改めNJKFに出場した。TAKEDA GYMの武田幸三代表は基康の治政館時代の先輩で、基康は昨年5月のRISEの試合から治政館を離れジャパンキックボクシング協会所属扱いとなっていた。武田氏がジャパンキック時代に主催していた当時のCHALLENGERシリーズではレギュラー選手だった。
基康はNJKF初戦は45歳のベテラン・クンタップと対戦。1Rからプレッシャーをかけ、パンチの連打と右ローを的確に当ててダメージを与え、主導権を握る。2Rも基康は同様に攻め続け、左右のストレートの連打でダウンを奪うと、最後はロープに詰めてパンチを連打したところでレフェリーがストップした。
第6試合 ライト級 3分3R(延長1R)
×岩橋伸太郎(エスジム/NJKFライト級2位)
○龍旺[りお](Bombo Freely)
2R 1’53” TKO (ドクターストップ:左肘打ちによる額のカット)
第5試合 56kg契約 3分3R(延長1R)
○大田一航(新興ムエタイジム/元Bigbangスーパーバンタム級王者、元WBCムエタイ日本・WMCムエタイ日本・NJKFバンタム級王者)
×ヌアシラーS.R.K(タイ/Team S.R.K)
3R 1’22” TKO (右ローキック)
第4試合 53kg契約 3分3R(延長1R)
○西田光汰(西田ジム/NJKFフライ級王者)
×佐藤九里虎[ぐりこ](FAITH/WMC日本スーパーフライ級王者)
判定3-0 (29-28/29-28/30-27)
第3試合 肘無し 女子フライ級 3分3R
○真美[まさみ](Team ImmortaL/S-1世界女子フライ級王者)
×美斬帝[みきてぃ](テツジム/ミネルヴァ・ライトフライ級2位)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)
第2試合 フェザー級 3分3R(延長1R)
○陽平(TAKEDA GYM)
×宰川桂人(安廣道場)
判定3-0 (29-28/30-27/30-27)
第1試合 フライ級 3分3R(延長1R)
○手塚瑠唯(VERTEX)
×RIKIYA T-KIX(T-KIX GYM)
2R 0’52” TKO (コーナーストップ:左ボディフックでダウン後)


