KNOCK OUT 12.30 横浜武道館：UNLIMITEDルール出場勢記者会見。重森陽太「ムエタイでも実戦を意識している」×倉本一真「床、固めでお願いします」。バズーカ巧樹「どんな手を使ってでも潰す」×大沢文也「激しい試合を見せられるルール」。栗秋祥梧は元LFA王者モタと
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KNOCK OUT「K.O CLIMAX 2024」（12月30日(月) 横浜武道館）の記者会見が11月27日、東京都内で行われた。今大会ではUNLIMITEDルールの試合が本戦で3試合組まれ、6選手が会見に勢揃いした。大沢文也は練習先の沖縄からリモートで参加した。（重森陽太×倉本一真、バズーカ巧樹×大沢文也は発表済。栗秋祥梧×カルロス・モタが追加発表）
山口元気プロデューサー、UNLIMITEDルールは「試行していく中でブレイクまでが長くなっています」
「UNLIMITEDルール」はムエタイに近いREDルールをベースとしつつ、MMAと同じオープンフィンガーグローブ（OFG）を着用し、倒れた相手に対してのパウンドやサッカーボールキックも認められる。サブミッションは反則。MMAと同じくダウンは無い。グラウンドで少しでも膠着すればブレイクがかかる。昨年12月から実施され、今年6月の代々木大会ではKNOCK OUTのレギュラー選手の栗秋祥梧が、RIZINを主戦場とする中村優作と対戦し、中村の片足タックルを切り、左ストレートで1R KO勝ちした（上動画）。TOKYO MXで放送中の「THE KNOCK OUT FIGHTER」のトライアウト企画でも、キックの選手とMMAの選手によるUNLIMITEDルールでの対抗戦が主体となっており、年末の代々木ではKNOCK OUTの主力がこのルールに挑戦する。
KNOCK OUTの山口元気プロデューサーは「THE KNOCK OUT FIGHTERでこのルールを何回も試行していく中で、グラウンドになってからブレイクまでが長くなっています。レスリングの選手がかなり有利なルールになりつつあります」「ムエタイと一緒で、組んでも膝や肘で倒しに行っていればブレイクしません」「投げのKOもあります。番組の対抗戦でも、投げで頭から落とされた選手がダメージを負ってから展開が変わる試合もありました。投げも打撃の一つだと思っています」「だったらMMAルールでいいじゃんと言われますが、MMAと違って膠着する場面がありません。フィジカルが非常に大事です」「最終目標は打撃が強い選手を生み出し、RIZINとUFCのチャンピオンを輩出したいです」と、UNLIMITEDルールの現状・特徴・展望を説明している。
重森陽太「ムエタイでも実戦を意識している」×倉本一真「床、固めでお願いします」
UNLIMTED 61.5kg契約 3分3R（延長1R）
重森陽太（クロスポイント吉祥寺／KNOCK OUT-REDライト級（62.5kg）王者、元WKBA世界同級王者、元新日本フェザー級＆バンタム級王者）
倉本一真（リバーサルジム新宿Me,We/MAJESTIC）
重森はキック56戦42勝（18KO）8敗6分の29歳。ムエタイの聖地・ラジャダムナンスタジアムの王座挑戦経験もある。9月のルンピニースタジアムでのONE Friday Fightsでは韓国のシン・ドンヒョンを2R右ストレートで一撃KOし、OFG着用の試合は経験済だ。10月のKNOCK OUT後楽園大会ではマルコス・リオスに延長判定勝ち。11月15日にはカンボジアで試合をし、現地の選手に判定勝ちしている。
倉本は38歳。12～14年にレスリング全日本選手権のグレコローマンで3連覇した実績がある。17年に修斗でMMAデビューし14戦10勝（6KO）4敗。19年11月の修斗での根津優太戦では計8度のジャーマンスープレックスで相手にダメージを与えてTKO勝ちして話題を呼んだ。20年からはRIZINを主戦場とし、RIZINでは7戦4勝3敗。今年4月にはストライカーのヤン・ジヨンの打撃に苦しむも判定2-1で勝利している。
重森は身長181cm、倉本は163cmと身長差が大きい。重森は蹴り技を得意とするが、倉本に蹴り足をつかまれて倒されるリスクがこのルールでは高まる。お互いが持ち味をどう活かすかも見ものだ。
◆重森
年末の大きな大会に出られることをうれしく思っています。MMAファイターのほうが有利なルールかなと思うんですけど、ムエタイを生かして戦えたらと思います。
（MMAの練習状況）カンボジアから帰ってきたばかりで、まだがっつり練習に入り込めていないんですけど、クロスポイントにはRIZINのチャンピオン（の鈴木千裕）がいますし、MMAクラスもありますし、これ以上ないぐらい環境が充実していますので、いつもの練習にプラスアルファする感じで臨みたいです。
（MMA挑戦も視野？）視野には入れてないです。今回は大きな大会、相手が倉本選手ということでやらせていただきます。クロスポイントというジムに今年2月から籍をおかせていただいたので、オファーが来たからには意味があると思い、受けさせてもらいました。
（倉本の投げ対策）もともとMMA好きじゃないんですよ。野蛮っていうか。ただ、なぜムエタイで転がされたり後ろ向きになるとポイントを取られるかというと、実戦だとその状況になってしまったら倒されるからです。私は5歳からムエタイをやっているので、そういうところを常に意識して戦っています。
（3年前のシュートボクシングでは最終ラウンド終盤に笠原弘希から、ジャーマンスープレックスでシュートポイント2を奪われ負けたことについて（下写真））あれは気づいたら地面がここ（＝顔の近く）に来てて、あれは不可避ですね（苦笑）。シュートの練習をほとんどしていなかったので、今回は何が危険かしっかり意識してやりたいです。
修斗の試合で豪快な投げ技を決める倉本一真
◆倉本
今回このような大きい大会に呼んでいただきありがとうございます。RIZINからお声がけいただきこの試合に出ることになりました。インパクトのある試合をして勝って、僕のことをKNOCK OUTファンの人たちに知ってもらえるよう頑張ります。
一応、自分は“投神（とうしん）”と言われているんですけど、UNLIMTEDルールがKNOCK OUTで始まってから、まだ面白いことが起こっていないと思うんで、自分なりに面白いこととして、投げだったりパウンドだったりを見せられたらと思います。
（得意の投げは出す？）投げって強くて、外でもしケンカでもして投げたら一発で殺せちゃう危ないものです。RIZINのリングの床は割と柔らかくて効かないんですけど、危険な投げは結構日々考えていますので、床、固めでお願いします（笑）。修斗だと割と床が硬くて効くんで、ダメージを与えられるからやっただけでした。数じゃなく一撃必殺的な感じで決めたいですね。
栗秋祥梧はUFCリリースの元LFA王者モタと
UNLIMTED 58kg契約 3分3R（延長1R）
栗秋祥梧（クロスポイント吉祥寺／KNOCK OUT-BLACKフェザー級（57.5kg）王者、元大和ムエタイ・フェザー級王者）※UNLIMITEDルール
カルロス・モタ［Carlos Mota］（ブラジル／元LFAフライ級王者）
栗秋は29歳。昨年9月のKNOCK OUTで元Krushフェザー級王者の玖村修平を1R KO。今年4月のシュートボクシングでは山田彪太朗に判定負け。6月のKNOCK OUT代々木大会ではUNLIMITEDルールでMMA選手の中村優作と対戦し、1R左ストレートでKO勝ちした。10月の後楽園ではチュームーシーフーに延長判定勝ちしKNOCK OUT-BLACKフェザー級王座を獲得。今回はUNLIMITEDルールでの2戦目が組まれた。
モタはMMA 10戦8勝（4KO）2敗の29歳。UFCに多数の選手を送り込んでいる米国のMMA大会・LFAで22年8月に王者となると、2カ月後の10月にUFCに初参戦し判定負けした。昨年2月のMMAファイティングの記事によると、UFCでの試合後のドーピング検査で禁止薬物のメルドニウム（持久力を向上させる効果があるとされる）の陽性反応が出たためネバダ州アスレチックコミッションから2年間という長期の出場停止処分を受け、UFCからも契約が切られていた。Instagramには練習の様子を多数上げており、復帰戦に向けてのモチベーションは高い様子だ。上の動画は22年1月のLFA王座戦でチャールズ・ジョンソン（現UFCフライ級13位）に5R TKO負けしているが、長時間の試合のため特徴がわかる内容となっている。
◆栗秋
来年、色んなことに挑戦したいです。それに対していい相手かなと思います。
（UNLIMTEDルールの印象）前回も言ったんですけど喧嘩と変わらないかなって。OFGということもあって倒しやすいですし、カウンターが取りやすい印象があります。
（モタの印象）わからないですけど、自分らしい試合をします。
バズーカ巧樹「どんな手を使ってでも潰す」×大沢文也「激しい試合を見せられるルール」
UNLIMITED 63kg契約 3分3R（延長1R）
バズーカ巧樹（菅原道場／元KNOCK OUT-REDスーパーライト級（65kg）王者、元KNOCK OUT-BLACKライト級（62.5kg）王者、元WMAF＆MA日本スーパーライト級王者）
大沢文也（ザウルスプロモーション／元Krushライト級（62.5kg）王者）
これまでのUNLIMITEDルールではMMA経験者が片方のコーナーに立つ構図だったが、この試合はキックボクサー同士の対戦構図となった。バズーカと大沢は18年5月にKrushで対戦し、大沢がダウンを奪って判定勝ちしている。
バズーカは44戦29勝(11KO)12敗3分の28歳。昨年9月に良太郎に延長判定勝ちしKNOCK OUT-REDスーパーライト級王座を獲得したが、昨年12月にマルコス・リオスに2R TKO負け、今年6月に中島玲に3R KO負けと、パワーファイター相手に苦戦が続いている。
大沢は33歳。キック57戦32勝(3KO)21敗3分1無効試合、Krush・K-1に15年上がり続けているベテラン。22年4月に瓦田脩二に判定勝ちしKrushライト級王者に。昨年6月に里見柚己に判定負けし王座陥落。KNOCK OUT勢絡みでは昨年12月に大谷翔司に延長判定負けしている。今年は3月に友尊に、7月にペットサムイ・シムラに判定勝ちしている。今回K-1 GROUPの派遣で、異色ルールに初挑戦する。
◆バズーカ
どんな手を使ってでも潰します。ルールはよくわかりませんが楽しみです。
（大沢の印象）逃げないでもらえたら。
（再戦への思い）あの頃と自分が違うので、ただ逃げないでもらえたら。
◆大沢（沖縄からのリモート参加で、ソーキそばを食べながら会見に応じた）
階級もルールもそっちに合わせているんで、何も言うことないですね。MMAルールでもいいと思っています。僕はKOの少ない泥試合ファイターですけど、初めてのOFGでこのルールなので、激しい試合を見せられたらと思います。栗秋選手も言った通り喧嘩って感じですけど、そういうのだったら楽しそうだなって感じですね。
（MMAの練習状況）新居すぐる選手や高木凌選手とかといい練習をさせてもらっています。
（バズーカの印象）前に出て熱い選手で、下がりながらでも距離も取れる、普通に上手い、いい選手だと思います。
（バズーカからの「逃げないでもらえたら」とのメッセージを聞いて）俺に負けてるのにえらそうに言うな、バカ。
KNOCK OUT 12.30 横浜武道館：龍聖、プロ初黒星からの再起戦はアルゼンチンの選手とISKA世界王座戦。久井大夢へのリベンジは来年6月の代々木を希望。K-1軍司泰斗戦も「来年やりたい」
KNOCK OUT 12.30 横浜武道館：REDスーパーフェザー級王座決定トーナメント組み合わせ、抽選で決め直し。久井大夢はピッチ・ソムパッツとリベンジ戦。下地奏人は久井に勝ったロムイーサンと
対戦カード
メインイベント KNOCK OUT-BLACKウェルター級（67.5kg）王座決定トーナメント決勝 3分3R（延長1R）
渡部太基（TEAM TEPPEN／元Krush＆WPMF日本ウェルター級王者）
中島 玲（ハイブリッドアカデミー／元プロボクシング日本スーパーウェルター級暫定王者）※フリーから所属変更
ISKA K-1ルール 世界スーパーフェザー級（59kg）王者決定戦 3分5R
龍聖（Team KNOCK OUT／元KNOCK OUT-BLACKフェザー級（57.5kg）王者）
ブライアン・ガビオ［Brian Gavio］（アルゼンチン／メインイベントチャンピオンシップ＆ガラチャンピオンシップ63kg王者）
ISKA K-1ルール・インターコンチネンタル・バンタム級（55kg）王者決定戦 3分5R
古木誠也（G1 TEAM TAKAGI／KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級（55kg）王者）
ドスティン・オルティス［Dostin Ortiz］（スペイン／ISKAスペイン・フェザー級1位、コンバットX KO王者、FEKMスペイン57kg王者）
RED 58kg契約 3分3R（延長1R）
小笠原瑛作（クロスポイント吉祥寺／KNOCK OUT-REDフェザー級（57.5kg）王者・元同スーパーバンタム級（55kg）王者、WPMF世界スーパーバンタム級王者、元ISKA K-1ルール世界バンタム級王者）
チョムラウン・クンクメール［Chomroeun Kunkhmer］（カンボジア）
KICKBOXING JAPAN CUP 2024 55kgトーナメント決勝（肘有り） 3分3R（延長1R）
KICKBOXING JAPAN CUP 2024 55kgトーナメント準決勝（肘有り） 3分3R（延長1R）
壱［いっせい］・センチャイジム（センチャイムエタイジム／KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王者、元ルンピニー日本バンタム級王者）
前田大尊（マイウェイジム／INNOVATIONフェザー級1位）
KICKBOXING JAPAN CUP 2024 55kgトーナメント準決勝（肘有り） 3分3R（延長1R）
古村 光（FURUMURA-GYM／元KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王者）
森岡悠樹（北流会君津ジム／スック・ワンキントーン・スーパーバンタム級王者）
KICKBOXING JAPAN CUP 2024 55kgトーナメント・リザーブファイト（肘有り） 3分3R（延長1R）
KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級（60kg）王座決定トーナメント決勝 3分3R（延長1R）
KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級（60kg）王座決定トーナメント準決勝 3分3R（延長1R）
久井大夢（TEAM TAIMU／KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級王者＆ライト級（62.5kg）王者）
ピッチ・ソムパッツ［Pich Sambath］（カンボジア／クンクメール薦選手）
KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級（60kg）王座決定トーナメント準決勝 3分3R（延長1R）
下地奏人（RIOT GYM／KOSスーパーフェザー級王者）
ロムイーサン・TIGER REON［Lomleesan］（タイ／REON Fighting Sports Gym／元ラジャダムナン認定ミニフライ級2位、元BBTV同級1位）
KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級（60kg）王座決定トーナメント・リザーブマッチ 3分3R（延長1R）
小森玲哉（ONE’S GOAL）
優翔［ゆうと］（team NOVA）
UNLIMTED 58kg契約 3分3R（延長1R）
栗秋祥梧（クロスポイント吉祥寺／KNOCK OUT-BLACKフェザー級（57.5kg）王者、元大和ムエタイ・フェザー級王者）※UNLIMITEDルール
カルロス・モタ［Carlos Mota］（ブラジル／元LFAフライ級王者）
UNLIMTED 61.5kg契約 3分3R（延長1R）
重森陽太（クロスポイント吉祥寺／KNOCK OUT-REDライト級（62.5kg）王者、元WKBA世界同級王者、元新日本フェザー級＆バンタム級王者）
倉本一真（リバーサルジム新宿Me,We/MAJESTIC）
UNLIMITED 63kg契約 3分3R（延長1R）
バズーカ巧樹（菅原道場／元KNOCK OUT-REDスーパーライト級（65kg）王者、元KNOCK OUT-BLACKライト級（62.5kg）王者、元WMAF＆MA日本スーパーライト級王者）
大沢文也（ザウルスプロモーション／元Krushライト級（62.5kg）王者）
BLACK スーパーフェザー級（60kg） 3分3R
横山太一朗（クロスポイント吉祥寺）
辰次郎［しんじろう］（sports 24）
UNLIMITED 3分3R
平石公介（和術慧舟會HEARTS）
木村亮彦（クロスポイント大泉）
※KNOCK OUTのBLACKルールは肘無し・ワンキャッチワンアタックのキックルール。REDルールは肘有りキックルール。UNLIMITEDルールはREDルールに加え倒してからの打撃も有効なルール
概要
大会名 K.O CLIMAX 2024
日時 2024年12月30日(月) 開場・12:00 オープニングファイト開始・未定 本戦開始・14:00
会場 横浜武道館 https://budokan.buntai.jp/
中継 U-NEXT（2,189円/月）
チケット料金 VIP席 10万円 SRS席 3万円 RS席 15,000円 S席 10,000円 スタンドA席 6,000円 ※当日券は各席とも500円アップ ※6歳未満は保護者の膝上の場合入場無料。座席を必要とする場合は有料
チケット販売 KNOCK OUTオフィシャルショップ イープラス チケットぴあ ローソンチケット 出場選手・所属ジム
お問い合わせ Def Fellow 03-6262-3760 inquiry@knockout.co.jp https://knockoutkb.com/
