RWS 7.14 TIPSTAR DOME CHIBA:吉成名高、“攻撃的フィームー”ジョムホートとのラジャ王座戦は「パチっとKOを見せる」。今後の防衛計画、階級アップの可能性、クンスックレック×松田龍聖の予想も
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
神楽坂 江戸川橋 クラミツムエタイジム
立ち技最強、ムエタイを究める!16周年、選手コース開設。ジュニア、女子クラスも。今ならスタート月会費0円!
RWS JAPAN(ラジャダムナンワールドシリーズジャパン)7月14日(日)TIPSTAR DOME CHIBA大会に出場する石井一成のインタビューが主催者から届いた。
第16試合 ラジャダムナン認定スーパーフライ級タイトルマッチ 3分5R
名高・エイワスポーツジム[吉成名高](エイワスポーツジム/王者、元フライ級&ミニフライ級王者、プロムエタイ協会・WPMF世界・BOMフライ級王者、WBCムエタイ・ナイカノムトム・スーパーバンタム級王者、元ルンピニー・WMC・WBC・IBFムエタイ世界ミニフライ級王者)※初防衛戦
ジョムホート・コースワンタット[Jomhod Gor.Suwantat](タイ/10位・元王者、元タイ7ch.同級&ライトフライ級王者)
名高は23歳。昨年7月のBOMでウェウワーに判定勝ちしラジャダムナン認定フライ級王座を獲得。8月のRWSではルンヴィッタヤーに4R TKO勝ちし同王座を初防衛した。その後も3連続KO勝ちし、12月のRWSではスーパーフライ級10位のシューサップに2R KO勝ちしスーパーフライ級暫定王者となる。1月のTOP BRIGHTSではジャオクントーンを1R KO。2月のRWS後楽園大会ではプレーオプラーオに判定勝ちしスーパーフライ級正規王者となった(下動画)。4月のRWS千葉大会ではケビン・マルティネスに判定勝ちして30連勝とし、今回初防衛戦を迎える。
挑戦者のジョムホートは35歳のベテラン。構えはサウスポー。元スーパーフライ級王者で現在4位。RWSにレギュラー参戦しており、下動画は3月の試合で、ヨーロッパ系の上の階級の選手と戦うことが増えているが、長年培ったテクニックで翻弄しており、名高がどう崩していくかが勝敗の鍵となりそうだ。
――前回4月のRWS JAPANでは、ケビン・マルティネス選手に完勝でした。
名高 普段のスーパーフライ級(52.16kg)よりも重い53.07kg契約だったので、相手選手の体格が大きく、攻撃が当たっても致命的なものにはならなかったので、ちょっと反省点も残るような試合になりました。
――上の階級での試合の手応えはどうでした?
名高 スーパーフライ級に上げてあまり日が経っていない中、RWS本部の方からのオファーがその契約体重での試合で、初のヨーロッパ系の選手が相手だったので、自分の経験になると思って受けました。スピードに関しては上の階級でも通じると思ったんですけど、組み合った時に力強さや僕の攻撃に対する耐久力があるのは感じましたね。これからこの階級でやっていくのであれば、スーパーフライ級やフライ級でやっていた時みたいにバンバン倒すことは結構難しくなるのかなと。今後、スーパーフライ級の防衛を重ねてベルトを守り続けつつ、トレーニングをいつも通り重ねていけばパフォーマンスを落とさずに身体も大きくなると思うので、時が来たらまたバンタム級に階級を上げて王座を狙っていきたいですね。
――2021年12月のクン・ナムイサン・ショウブカイ戦の時は名高選手にとっては最重量の試合となったスーパーバンタム級(55.35kg)での契約試合でしたが、その時の試合と比べて上の階級の選手とやることに自信はありました?
名高 あの時もやっぱり倒し切れず、倒し切ることの壁というものを感じましたね。クン・ナムイサン戦の時は僕の攻撃が結構当たっているのに効かせられない場面が多く、今回の試合は当ててはいたんですけど、そこまで致命的になるような当て方ができなかったです。
――次の相手、ジョムホート選手にはどういう印象がありますか。
名高 元々ジョムホート選手は僕が今持っているラジャダムナンスタジアムのスーパーフライ級のベルトを持っていた選手です。ジョムホート選手は今RWSを主戦場にしているんですけど、時にはボクシングの試合をしながらムエタイの試合をしていて、今回のカードが発表された時はランキング10位でしたけど、その後に1試合して勝ったことで今4位にいます。ベテラン選手で、60戦の僕よりも試合数は5倍くらいある歴戦の猛者だと思うので一切油断はできません。
――ジョムホート選手は今回の試合が決まってからRWSで試合をしてましたが、舐められてるなと思ったりは?
名高 今回のタイトルマッチのような大事な試合が決まっていようと、タイ人は1カ月に1回の試合は何とも思っていないと思うので、そこに関しては僕も全然何とも思ってないです。むしろ、そこで1カ月前にしっかり試合をしてくるということは、タイトルマッチに標準を合わせているのかな、と思うので、結構気合いは入ってるんじゃないかなと思います。
――警戒してる攻撃はありますか?
名高 結構KOも多い選手で、過去にワンチャローン選手をKOした左ストレートやヒジを警戒しています。あとはローキック、ハイキックと蹴りも結構走るので、被弾しないようにやりつつ、スピードを活かして今回も戦っていこうかなという感じです。あと、サウスポーなので、僕にスタイルが似ているのですが、去年、僕はサウスポーとの連戦が続いたのでそこまで苦手意識はなく、サウスポーだから当てやすい攻撃が結構あり、その技が当たるように動けば全然やりづらさはなく、戦えるんじゃないかなと思うのでサウスポーに苦手意識はないです。
――会場で見ているファンに注目してほしいポイントはありますか。
名高 いろんな挑戦者がこれからどんどん出てくると思うんですけど、スーパーフライ級では自分がチャンピオンですし、僕が一番強いというのを今回も見てほしいです。あと、去年7月のラジャダムナンスタジアムフライ級タイトルマッチで対戦したウェウワー選手は同じフィームーでしたが、完全に後手に回るディフェンシブで自分の攻撃だけを当てるスタイルの選手だったんですけど、今回のジョムホート選手は攻撃的なフィームーで結構前に出てきてくれると思うので、そこのやり取りだったり、スピード感のある打撃の応酬を見てほしいなと思います。
――今回タイトルマッチで5Rですが、KO決着もありえそうですか?
名高 今回KOはものすごく狙っています。5ラウンドで戦う時間が増えるので、その分KOするチャンスも増えると思いますし、かなり対策をしているので、相手がどういうスタイルで来てどう倒すかは自分の中で予想を何通りか立てていて、そこにはめていけばKOもできるんじゃないかなと。
――対戦が期待されている41連勝のクンスックレック選手もセミで試合しますが、そこは意識しますか?
名高 僕の1階級上のバンタム級タイトルマッチが僕の1試合前に組まれていて、クンスックレック選手が下馬評では有利だとは思うんですけど、自分の1試合前だから会場で直接見るということはないですけど、どういった試合になるのかも含めて、結果はものすごく気になりますね。
――今回勝ったらクンスックレック選手に対戦アピールもしますか?
名高 パウンド・フォー・パウンドで1位と言われているクンスックレック選手と階級が近いのでぜひやりたい選手の1人です。RWS的には同じ大会で2人が活躍して、これからこの2人が交わるのかというストーリーを作っていきたいと思うんですけど、本音で言えばバンタム級ではなくスーパーフライ級の間で自分はやりたいと思っているので、そういったところも含めてアピールしたいと思っています。
――次回のRWS JAPANで夢の対決が見られそうですか。
名高 今回の相手ジョムホート選手も本当に強敵なのでワクワクしていますし、ジョムホート選手以外にもスーパーフライ級の1位、2位が自分がやりたい選手なので、そういった選手と勝っていく中で、今年か来年あたりにクンスックレック選手とできたらいいなと思っています。
――ちなみに今回のクンスックレック選手と松田龍聖選手との試合はどういう風に見ていますか?
名高 松田選手はムエタイ2戦目にしてラジャダムナンスタジアムのタイトルマッチ、しかも5ラウンドでクンスックレック選手と戦うことを聞いた時は大抜擢されたなと思いました。ムエタイのリズムになってしまうと、松田選手の勝率がグンと下がってくるので、松田選手がいかに自分のスタイルを押し付けるような戦いができるかが鍵になると思います。逆にクンスックレック選手はタイ人選手との試合以外はほぼ経験がなく、そのリズムの違いでちょっと戸惑いだったり、やりづらさは感じると思うので、そこを突いていけば展開はどうなるかわからないです。5ラウンドのムエタイルールになると、クンスックレック選手は有利かなと思いますが、前回の石井一成選手との試合を見る限り、松田選手が勝つ可能性は30%あるんじゃないですか。クンスックレック選手はポイントの取り方、試合の作り方は本当に上手く、松田選手の動きに慣れさせる前に仕留めることが大事になってくる試合だと思います。
――分かりました。次の試合楽しみにしています。
名高 約半年ぶりぐらいに、タイトルが絡むような試合をやらせていただくので、気合も入っていますし、ここ数戦はKOできなかったので、今回はパチっとKOを見せて自分がスーパーフライ級は最強というのを証明したいと思いますので、皆さん会場での応援をよろしくお願いします。
対戦カード
第16試合 ラジャダムナン認定スーパーフライ級タイトルマッチ 3分5R
名高・エイワスポーツジム[吉成名高](エイワスポーツジム/王者、元フライ級&ミニフライ級王者、プロムエタイ協会・WPMF世界・BOMフライ級王者、WBCムエタイ・ナイカノムトム・スーパーバンタム級王者、元ルンピニー・WMC・WBC・IBFムエタイ世界ミニフライ級王者)※初防衛戦
ジョムホート・コースワンタット[Jomhod Gor.Suwantat](タイ/10位・元王者、元タイ7ch.同級&ライトフライ級王者)
第15試合 ラジャダムナン認定バンタム級タイトルマッチ 3分5R
クンスックレック・ブームデックシアン[Khunsueklek Boomdeksian](タイ/王者、プロムエタイ協会同級王者・元スーパーフライ級王者)※2度目の防衛戦
松田龍聖[りゅうき](大原道場/13位、HOOST CUP日本スーパーフライ級(53kg)王者)
第14試合 スーパーフライ級 3分3R
パントー・ポーラックブン[Pangtor Por.lakboon](タイ/ラジャダムナン認定スーパーフライ級7位・元バンタム級王者)
イッセイ・ウォーワンチャイ[石井一成](ウォーワンチャイプロモーション/ラジャダムナン認定バンタム級14位、BOM・WBCムエタイ・WPMF世界スーパーフライ級王者、IBFムエタイ世界フライ級王者、元WPMF世界・True4U・KNOCK OUT同級王者、元プンパンムアン・ミニフライ級王者)
第13試合 フェザー級 3分3R
チャヤコーン・ポーラックブーン[Chaiyakorn Por.lakboon](タイ/ラジャダムナン認定フェザー級4位)
朝陽・PKセンチャイムエタイジム[品川朝陽](PKセンチャイムエタイジム/ラジャダムナン認定フェザー級15位)
第12試合 ヘビー級 3分3R
植村真弥(ウィラサクレック幕張/M-1 JAPANライトヘビー級王者、WMC日本ヘビー級王者)
マイク・ポーチャッチャイ[Mike Por.chatchai](タイ)
第11試合 フライ級 3分3R
竜哉・エイワスポーツジム[奥脇竜哉](エイワスポーツジム/プロムエタイ協会フライ級王者、WPMF世界・IBFムエタイ世界・ムエサイアムイサーン・ミニフライ王者、元ラジャダムナン同級王者、元WMC世界ピン級王者)
ゲーオナーカー・オーボージョーナコーンパノム[Kaewnaka Orborjornakornpanom](タイ)
第10試合 スーパーフェザー級 3分3R
士門・エイワスポーツジム[吉成士門](エイワスポーツジム/ラジャダムナン認定スーパーフェザー級4位、プロムエタイ協会同級王者、元WPMFインターナショナル・スーパーバンタム級王者、元WMCインターコンチネンタル・バンタム級王者)
ウーコン・シットジャローンウィット[Wukong Sitjaroenwit](タイ)
第9試合 58kg契約 3分3R
スーパーマン・バンチャメーク[Superman Banchamek](タイ)
馬渡亮太(治政館/WMOインターナショナル・スーパーバンタム級王者、元ジャパンキック&チェンマイ認定バンタム級王者)
第8試合 女子アトム級 2分3R
ノンパーフォン・ファミリームエタイ[Nongparnfah Family Muaythai](タイ)
伊藤紗弥(尚武会/IMSA&IPCC女子アトム級王者、BOM女子ライトフライ級王者、元WBCムエタイ世界&WMC世界女子ミニフライ級王者、元WPMF女子ピン級王者)
第7試合 75kg契約 3分3R
YOHAN(T.K.F/元KROSS×OVER KICKクルーザー級王者)
クリスチャン・ジョセフ(米国/尚武会/WPMF世界&IMCインターコンチネンタル・ミドル級王者)
第6試合 バンタム級 3分3R
ナンペット・チョーチャンピオン(タイ)
佐藤九里虎(FAITH/WMC日本バンタム級王者・元スーパーフライ級王者)
第5試合 女子アトム級 2分3R
パヤーフォン・バンチャメーク[Phayahong Banchamek](タイ/元WPMF世界女子ピン級王者、元K-1女子アトム級(45kg)王者)
カナ・ウォーワンチャイ[押川香菜](ウォーワンチャイプロモーション/IMSA女子ピン級王者)
第4試合 ミドル級 3分3R
パンダ・スミシークンマ[Panda Smisykhunma](タイ)
MIKE JOE(フィリピン/BATTLE FIELD/TEAM J.S.A/WPMFインターナショナル&WMCインターコンチネンタル・ミドル級王者、元Bigbangスーパーウェルター級王者)
第3試合 スーパーフェザー級 3分3R
サケン・キアトゥイナップ[Theken Kietwinai](タイ)
パルコ・レンジャージム(レンジャージム)
第2試合 ミドル級 3分3R
マナオトーン・ルークジャオプラヤー(タイ)
J(TSKjapan)
第1試合 バンタム級 3分3R
ジュライ・ウォーワンチャイ[石井寿来](ウォーワンチャイプロモーション/WMC日本&スック・ワンキントーン・フライ級王者)
桂 英慈(クレイン/WMCインターコンチネンタル&スック・ワンキントーン・バンタム級王者)
【プレリミナリーファイト】
第6試合 75kg契約 3分3R
山本琢也(THE BLACKBELT JAPAN/元GRACHANフェザー級&ライト級王者)
翁長将健(真樹ジムオキナワ)
第5試合 57.5kg契約 3分3R
渋江健司(Y’ZD GYM)
お松レンジャージム(レンジャージム)
第4試合 フェザー級 3分3R
エイジ(レンジャージム)
ミサイル雄(ONE’S GOAL)
第3試合 63.5kg契約 3分3R
アントニオ・アピアット・ラブリック(ドイツ)
根本恵伍(ONE’S GOAL)
第2試合 スーパーバンタム級 3分3R
福 僚太(健成会)
コウキ・オーチャロンチャイ(BTCジム)
第1試合 バンタム級 3分3R
田中頌大(ONE’S GOAL)
小林凛太郎(サクシードジム)
概要
大会名 RWS JAPAN(ラジャダムナンワールドシリーズジャパン)
日時 2024年7月14日(日)開場・12:00 プレリミナリーファイト開始・12:40 本戦開始・14:35(予定)
会場 TIPSTAR DOME CHIBA(千葉JPFドーム/千葉市中央区弁天4-1-1/JR千葉駅からモノレール「千葉公園」徒歩2分)[HP]
中継 U-NEXT
チケット料金 VIP¥50,000 SRS¥30,000 RS¥15,000 ARN¥13,000 P¥10,000 A¥8,000 B¥4,000 K¥3,000 車いす¥10,000 BOX A-1-10 (6人)¥300,000 BOX U-9-11 (6人)¥70,000
チケット販売 イープラス K-TEAM JAPAN 出場選手・所属ジム
お問い合わせ K-TEAM JAPAN 03-6890-1767 https://rwsjapan.com/ https://x.com/RWSMUAYTHAIJP