REEBLS 8.10 後楽園ホール:鈴木宙樹、琢磨を1R KO。スアレック、翔センを返り討ち。栗秋祥梧、ジョー・TEPPEN GYMにTKO勝ち
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REBELS.62
2019年8月10日(土) 後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳
※「REBELSルール」の試合は肘無し・首相撲制限ありのキックルール。その他の試合はムエタイルール
第12試合 メインイベント REBELSルール 60kg級(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
○鈴木宙樹(クロスポイント吉祥寺/REBELS 60kg級王者)
×琢磨(東京町田金子ジム/元WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王者)
1R 1’52” TKO (レフェリーストップ:右フックで2ダウン後)
鈴木は6月9日の後楽園大会のメインイベントのREBELS 60kg級王座決定戦で葵拳士郎に判定勝ちし、プロ11戦11勝で初のタイトルを獲得した。
琢磨はNJKFの選手で、2月のNJKF後楽園で葵に判定負けし、WBCムエタイ日本王座から陥落している。6月7日のBigbangでは駿太の左フックで2R KO負けしたものの、それまでは圧力をかけ続け、右ストレート、右アッパー等を随所で当てて主導権を握っていた。鈴木の王者としての真価の計られるマッチメイクだったが、鈴木は軽々とクリアすることに。
1R、鈴木が右テンカオ、左ボディを序盤から効かせると、右ボディフック、右ストレートを連続で当てて動きを止め、右テンカオ、右フック等のラッシュでダウンを奪取。琢磨は立ち上がるがダメージは大きく、鈴木が右の飛び膝と右フックを立て続けに当てたところで秋谷レフェリーがストップ。鈴木が持前の破壊力を活かして完勝した。
第11試合 セミファイナル ライト級 3分3R(延長1R)
○スアレック・ルークカムイ(タイ/スタージス新宿ジム/元REBELS-MUAYTHAIスーパーライト級王者)
×翔・センチャイジム(センチャイムエタイジム/INNOVATION王者、元WMC日本・MuayThaiOpen・蹴拳ムエタイ・NJKF王者)
判定3-0 (山根30-28/和田30-27/秋谷30-27)
両者は16年5月のJ-NETWORKで対戦し、スアレックが肘で切りKO勝ちしている。翔は6月のBOMでのスアキムにパンチでKOされて以来の試合。スアレックは10月6日のREBELSで良太郎の持つREBELS-MUAYTHAIライト級王座に挑戦することが決まっている。
1R、お互い慎重な中で、ミドルとローを当て合い、終盤、スアレックが右フックも織り交ぜてやや攻撃を増やすが、まだ差は乏しい。
2R、スアレックは右ローを効かせつつ、右ハイも当て、少しずつ右フックのヒットも増やし、翔を追い詰める。終了間際、翔が苦しくなってきたところで右フックを当ててダウンを奪う。
3R、スアレックは組み付いて崩しを度々決め、翔に反撃のチャンスを与えず、時間いっぱいまで逃げ切り判定勝ちした。
第10試合 57kg契約 3分3R(延長1R)
○栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)
×ジョー・TEPPEN GYM(タイ/TEPPEN GYM)
2R 0’48” TKO (ドクターストップ:右肘打ちによる額のカット)
栗秋は6月9日のREBELSでのREBELS-MUAYTHAIフェザー級王座決定戦で安本晴翔に判定負けして以来の試合。ジョーはREBELS初参戦。ムエタイ戦績185戦166勝の25歳。階級は不明だがルンピニーの元ランカーだという。那須川天心の4月のRIZINの前の公開練習でミットを持った際、天心も「凄くいいトレーナー」と絶賛しており、天心戦を目指す栗秋にとってはアピールのチャンスとなる。セコンドには天心もつく。
1R、栗秋が最初から左ボディをヒット。ジョーもその後、右ローを強打し続けるが、終盤、栗秋が左ボディをきっかけとしたパンチラッシュでスタンディングダウンを奪う。最後も左ボディでダウンを重ねる。2R、ジョーも負けじと前に出てきたが、栗秋はステップでかわし続けた後、右肘でジョーの額を切り裂き、ドクターストップ勝ちした。
栗秋は「第1試合目で挑発している奴(龍聖)、軽く30戦ぐらいしたら受けてやる。大晦日でもそれ以外でも、REBELSを盛り上げるんで、天心選手、もっと僕が強くなったらお願いします」と、色々条件を付けつつ、因縁のある選手たちに対戦をアピールした。なお、天心は花道の奥で栗秋のマイクを聞き終わると、両手で×マークを作って拒否反応を示した。
第9試合 60kg契約(肘無し) 3分3R(延長1R)
○遠藤駿平(ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪/MA日本ライト級王者)
×古谷野一樹(クロスポイント古河/元REBELS 57.5kg級王者)
判定3-0 (和田30-27/センチャイ30-27/山根30-29)
1R、遠藤がサウスポーからの左ミドルのヒットを少しずつ増やす。2Rは開始すぐから左ハイを当て、左ストレート、組んでの膝も当て続け、終盤には右の顔面狙いの前蹴りも当てて主導権を維持する。3Rも左ミドル、膝等を当て続けて反撃を封じ完勝した。
第8試合 バンタム級 3分3R
○工藤“red”玲央(TEAM TEPPEN)
×Mr.ハガ(ONE’S GOAL)
2R 1’56” TKO (ドクターストップ:右フックによる左まぶたのカット)
工藤が1R、右フックでダウンを奪取。2Rも開始すぐからのラッシュで右フックを当ててダウンを奪う。その後のラッシュでハガは左まぶたから出血し、ドクターストップがかかった。連敗を3で止めた工藤を、練習相手の那須川天心、前口太尊、稲石竜弥も祝福。マイクを持つと涙を流して喜んだ。
第7試合 REBELS-MUAYTHAIスーパーウェルター級王座決定リーグ戦 最終戦 3分3R
○津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム/勝ち点3→5)
×光成(ROCK ON/勝ち点0)
判定3-0 (秋谷30-28/センチャイ30-28/山根30-28)
※津崎がリーグ戦準優勝。10月6日の後楽園大会での王座決定戦に進出
第6試合 REBELS-MUAYTHAIスーパーウェルター級王座決定リーグ戦 最終戦 3分3R
○吉田英司(クロスポイント吉祥寺/勝ち点5→8)
×降籏健嗣(士道館ひばりが丘道場/勝ち点2)
1R 2’53” KO (右ストレート)
※吉田がリーグ戦優勝。10月6日の後楽園大会での王座決定戦に進出
第5試合 80kg契約 3分3R
○小西拓槙(クロスポイント吉祥寺)
×ナンファーCHU(アントジム)
1R 2’19” TKO (タオル投入:左ローキックでダウン後)
第4試合 REBELSルール 61kg契約 3分3R
×小磯哲史(テッサイジム)
○恭介(インスパイヤードモーション)
1R 1’26” TKO (レフェリーストップ:顔面への左膝蹴りで2ダウン後)
第3試合 58kg契約 3分3R
○NIIZUMAX!(クロスポイント吉祥寺)
×原島 モルモット 佑治(テッサイジム)
3R 0’21” TKO (レフェリーストップ:右肘打ちによる前頭部のカット)
第2試合 63kg契約 3分3R
×洋介(渡邉ジム)
○鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺/パンクラス・ネオブラッド・トーナメント2018フライ級(56.7kg)優勝)
1R 1’18” TKO (タオル投入)
鈴木宙樹の弟・千裕は5月26日の愛知大会での立ち技初戦でイモトボルケーノに判定勝ちし、今回が立ち技では2戦目。1R、開始間もなく、洋介の右ミドルに合わせ、右フックでダウンを奪取。ダメージが残る洋介に対し、パンチラッシュの後、近距離で左肘を当てて再びダウンを奪うと、洋介陣営がタオルを投入した。
第1試合 フェザー級 3分3R
×渉生[しょうい](アントジム)
○龍聖(TRY HARD GYM)
2R 0’53” KO (右ストレート)