Lemino修斗 POUND OUT 8.2 千葉(レポ):齋藤奨司、19歳の新鋭中島陸に初黒星つけ野瀬翔平とのバンタム級サバイバートーナメント決勝進出。山内渉、英国人選手を1R KO。内藤大尊、石橋佳太を1R KO。熊本在住の竹見隆史郎が1R勝利「熊本、頑張りましょう」

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NTT DOCOMO presents プロフェッショナル修斗公式戦 Lemino修斗 ~POUND OUT~
2026年8月2日(日) 千葉・TKPガーデンシティ千葉 3F シンフォニア
レポート:井原芳徳 中継:Lemino
昨年9月にスタートしたLemino修斗は、6月に福岡で、プロ修斗の別シリーズのTORAOとのコラボレーション大会を開催した。今回は元シューターの高谷裕之が千葉で開催しているMMA大会「POUND OUT」とのコラボレーションで開催された。主催者には通常のLemino修斗と同じdドリームスポーツ&マネジメント、THE BLACKBELT JAPANに加え、高谷氏のFIGHT FARMも加わり、大会運営を主導する。POUND OUTは修斗の大会ではないが、今回は全て修斗のルールで試合が行われた。
齋藤奨司、19歳の新鋭中島陸に初黒星つけ野瀬翔平とのバンタム級T決勝進出
第9試合 Lemino修斗バンタム級サバイバートーナメントリバイバル2026 2ndラウンド(準決勝) 5分3R
○齋藤奨司(FIGHT FARM/世界1位・元王者)
×中島 陸(ゴンズジム/世界11位、2025年同級新人王)
判定3-0 (片岡29-28/福田29-28/鍋久保30-27)
バンタム級サバイバートーナメントは8選手が参加し、2月と3月の後楽園ホール大会で一回戦4試合が行われ、準決勝は齋藤奨司 vs. 中島陸、野瀬翔平 vs. 内田タケル(THE BLACKBELT JAPAN)の組み合わせとなった。
だが「(5月の)Road to UFCからオファーを受けた場合はトーナメント期間中においても途中離脱を許可する」という特例が事前に設けられ、内田がRoad to UFCに出場することになり、3月大会のリザーブファイトで神田T800周一に判定勝ちした青柳洸志が準決勝に繰り上がった。6月の福岡大会で野瀬は青柳に1R肩固めで一本勝ちし、一足早く10月19日の後楽園ホール大会での決勝に進んでいる。
齋藤は8月5日で32歳になる。昨年9月、世界バンタム級王座初防衛戦で永井奏多に3R裸絞めで一本負け。今年2月のバンタム級トーナメント一回戦では、シンバートル・バットエルデネ(モンゴル)に判定勝ちしている。今大会は地元千葉での所属ジムの主催興行で、負けられない立場となる。
中島は兵庫在住の19歳。昨年引退したムテカツの息子で、24年3月にプロデビューし7戦6勝(2KO/4一本)1分。勝利は全て1Rフィニッシュ勝利で、1月の新人王決定トーナメント・バンタム級決勝戦では福元大貴をわずか33秒、裸絞めで仕留めて優勝。3月、Lemino修斗 バンタム級サバイバートーナメント リバイバルに抜てきされたが、対戦相手のエリー・ワイズが計量オーバーし、ワイズが毎ラウンド減点1のペナルティを拒否し、試合が中止に。6月のLemino修斗ではリン・フーシュンに54秒三角絞めで一本勝ちしている。
先に決勝に進んだ野瀬も客席で見守る中、ゴングが鳴る。1R、中島が組み付き、膝を当ててから背後に回り、グラウンドに引き込んでバックマウントを奪う。中島は足4の字ロックで捕獲し、時折パウンドを当て、裸絞めの機会を伺う。だが残り1分を切り、齋藤が返して上になり、ハーフで押さえて終える。記者採点は中島。ジャッジは意外にも割れ、鍋久保雄太氏が齋藤につける。
2R、齋藤が左ジャブを当てると、中島が組んで膝を放とうとしたが、齋藤は右脇を差して金網に押し込み、左足を掛けてテイクダウンに成功する。齋藤は金網際で押さえ、右肘を時折当てると、多数詰め掛けた応援団から歓声が起こる。中島は下から密着し、2分近く膠着状態が続くと、豊永レフェリーはブレイクする。終盤、中島がタックルを仕掛けるが、やや距離が遠く、齋藤は切って中島を金網に押し込む。残り1分、離れると、齋藤が左フック、ジャブ、右ボディ等を当て、中島に反撃を許さない。記者採点は齋藤。
3R、中島はまたも自分から組むが、ここでも齋藤は押し返して倒す。齋藤は体を時折起こしてパウンドを当てる。残り1分、中島の下からの仕掛けを嫌った齋藤が立ち、中島も立ってスタンドに戻す。齋藤は左ボディをヒット。最後、中島がようやくタックルでテイクダウンに成功するが、齋藤は下から中島の頭を抱えながら右肘を当て続け、好印象で試合を終わらせる。記者採点は齋藤。合計29-28で齋藤。ジャッジ3者も齋藤を支持し、齋藤が判定勝ちした。
齋藤は「中島君は若いので強いから頑張って下さい。前座の時から一緒にやってきた山内(渉)と写真撮りたいです」と話し、先輩や同僚も呼び寄せて記念撮影すると「また来ていただいてありがとうございました」と話し、大会を締めくくろうとした。だが司会者が「待ってください」と話し、トーナメント決勝で対戦する野瀬をケージに呼び寄せた。
野瀬は「齋藤選手、おめでとうございます。一回戦も二回戦も無敗の新星を破って、元チャンピオンで、めちゃくちゃ強いと思います。僕も逆パートから強豪2人をフィニッシュして上がってきました。僕と齋藤選手だったら凄い決勝戦になると思うので、10月19日、後楽園ホールで現地、またはLeminoでご観戦ください。僕が優勝します」と話した。
続けて齋藤は「修斗は日本でレベルが高い団体で、野瀬君とはいつかやると思っていました。サバイバートーナメント決勝でできることを光栄に思います。日本でもトップの戦いになると思うので、皆さん見に来てください」とアピールした。
山内渉、英国人選手を1R KO
第8試合 フライ級(56.7kg+1ポンド) 5分3R
○山内 渉(FIGHT FARM/世界9位)
×JJジョーンズ[JJ Jones](英国/カーウソン・グレイシー・プーケット)
1R 4’46” KO (右ボディフック→グラウンドパンチ)
山内は27歳。23年11月の修斗フライ級世界王者決定戦で新井丈に3R KO負け。昨年5月、ROAD TO UFCフライ級一回戦ではナムスライ・バトバヤルに2R KO負け。昨年9月のLemino 修斗 Vol.1ではデウジヴァン・ソウザ(ブラジル)を1R KO。11月のRIZIN神戸大会ではトニー・ララミーに判定負け。山内は計量で57kgのリミットを0.3kgオーバーしていた。今年1月のPOUNDOUTではダニエル・アグレイ(米国)に1R TKO勝ち。6月13日の韓国のZFNではビョン・ジェウン(韓国)に判定負けしている。
ジョーンズは25歳。15年から20年、英国でアマMMAの試合を重ね、現在はタイに住み、22年からはタイでプロのMMAの試合を重ねている。
1R、ジョーンズは開始すぐからタックルを仕掛け、倒せないと足関を狙うが、山内は難なく対処してスタンドに戻す。スタンドのボクシングの攻防が続き、山内の右ストレートが時折当たるが、まだ攻撃がお互い少ない。中盤過ぎ、ジョーンズがまたもタックルを仕掛け、背後から執拗にしがみつく。山内は防戦が続いてしまう。だが残り1分を切り、向き直して押す側に回る。残り30秒、離れると、山内は右アッパーとボディフックのコンビネーションを決める。ジョーンズは腹を押えて下がり、山内は左ボディもヒット。ジョーンズは崩れ落ちて亀になり、山内がパウンドで追撃したところで植松レフェリーがストップした。
マイクを持った山内は「最近、勝ち負けが続いて、うまくいっていないですけど、今日が連勝のきっかけになるよう頑張りますので、また応援よろしくお願いします」とアピールした。
内藤大尊、石橋佳太を1R KO
第7試合 フェザー級 5分3R
×石橋佳太(ZEEK GYM/元バンタム級環太平洋王者)
○内藤大尊(ROOTS)
1R 4’42” KO (右ストレート)
石橋は7月に40歳になったベテラン。今大会の地元千葉市のZEEK GYMに所属する。22年3月、石井逸人に敗れて以降、グラップリングの試合主体となり、今年1月のPOUNDOUTでの4年ぶりのMMAでは岡田達磨に1R三角絞めで一本勝ち。5月のGRACHANでは高橋孝徳に判定負け。今回4年半ぶりに修斗に出場する。
内藤は37歳。21年5月に宇野薫に2R KO勝ちしたが、以降はリオン武、宇藤彰貴、工藤圭一郎にKO負けしている。昨年10月の工藤戦以来10カ月ぶりの試合となる。
1R、石橋が左脇を差して倒してハーフガードで押さえ、中盤にはサイドに移行し、アームロックを狙うがハーフに戻る。終盤、石橋は肘を当て印象を作る。残り1分の場内アナウンスが響くと、内藤のブリッジのタイミングで、石橋は足を抜いて腕十字を狙う。だがクラッチを切るタイミングですっぽ抜けてしまい、内藤は脱出に成功して立ち上がる。石橋は片足タックルでしがみつくが、内藤は突き放してスタンドに戻す。石橋は左右のフックを振り回して前に出るがガードが甘くなり、かわした内藤が右アッパー、ストレートを立て続け手に当ててKOした。
第6試合 バンタム級 5分3R
○徳弘拓馬(stArt)
×新井拓巳(ストライプル新百合ヶ丘)
2R 2’23” 裸絞め
第5試合 ライト級 5分3R
×マックス・ザ・ボディ(カメルーン/BRAVE/世界8位)
○岩倉優輝(TEAM THUNDER)
判定0-3 (片岡27-30/鍋久保27-30/豊永27-30)
第4試合 フェザー級 5分2R
△ヨシ・イノウエ(TEAM THUNDER)
△塚本竜馬(ROOTS)
判定0-0 (19-19/19-19/19-19)
第3試合 ストロー級 5分2R
○平良龍一(THE BLACKBELT JAPAN 沖縄)
×小松葵羅(THE BLACKBELT JAPAN 千葉)
判定3-0 (20-18/20-18/20-18)
熊本在住の竹見隆史郎が1R勝利「熊本、頑張りましょう」
第2試合 バンタム級 5分2R
×佐々木健吾(マッハ道場)
○竹見隆史郎(パラエストラROX)
1R 1’56” KO (グラウンドパンチ)
JTTに所属する竹見浩史郎の弟・隆史郎は、7月28日に大規模な地震の発生した熊本在住。1R、サウスポーからの右ジャブを振りつつ左ストレートを当て、タックルで倒してサイドで押さえる。1分過ぎにはマウントを奪うと、パウンドと肘を当て、パウンドを何発も当てたところで、福田レフェリーがストップした。
勝利者インタビューで竹見は「試合に集中して、家族が支えてくれて試合ができました。小さい頃から支えてくれた熊本にいる父に恩返ししたいです。熊本にいる人たちに少しでも勇気を与えられたらいいなと思います。熊本、頑張りましょう」とアピールした。
なお、この日は主催者が会場内で、震災被災者支援の募金活動を行った。大会翌日、日本赤十字社を通じて寄付されたことがLemino修斗のXアカウントを通じて報告されている。
第1試合 フライ級 5分2R
○椎名 渉(津田沼道場)
×知輝(SAI GYM)
2R 1’14” フロントチョーク
オープニングファイト第4試合 フェザー級 5分2R
○立川フミヤ(FIGHT FARM)
×ジャスティン・ケイジ(THE BLACKBELT JAPAN)
1R 4’55” KO
オープニングファイト第3試合 バンタム級 5分2R
○今井大暢(EX FIGHT)
×北出達也(THE BLACKBELT JAPAN)
1R 0’14” 反則失格
オープニングファイト第2試合 ライト級 5分2R
×佐藤 蓮(リバーサルジム立川ALPHA)
○向井陽太(PITBULL GYM)
判定0-3 (18-20/18-20/18-20)
オープニングファイト第1試合 キッズ 48kg契約 3分1R
×松村優志(パラエストラ小岩)
○石川心之助(THE BLACKBELT JAPAN)
判定0-3


