修斗 9.2 後楽園ホール(レポ):岡田遼、Lemino修斗 Vol.1で弥益ドミネーター聡志を2R KOし有終の美飾る。Road To UFC帰りの山内渉、ブラジル人選手を1R KO。

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THE BLACKBELT JAPAN主催「NTTドコモ Presents Lemino 修斗 Vol.1」
2025年9月2日(火)後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳
THE BLACKBELT JAPAN(TBJ)がプロデュースするプロ修斗の新たな大会シリーズ「Lemino修斗」がスタートした。大会の模様はNTTドコモの映像配信サービスLemino(レミノ)で独占生配信された。
TBJ沖縄の松根良太会長は旧称のTheパラエストラ沖縄時代から、沖縄で12回、プロ修斗の大会を開催し、教え子の平良達郎もデビュー間もないころに出場していた。平良はその後、修斗世界フライ級王座を獲得し、現在はUFCのトップランカーとして活躍している。TBJの大会が沖縄から東京に進出する形で、ドコモが平良のスポンサーである縁から、Lemino修斗の冠スポンサーとなった。Lemino修斗 Vol.2は10月19日に沖縄のコザのミュージックタウン音市場で開催されることがVol.1の最中に発表され、来年3月までに東京と沖縄で計4回の開催を予定している。7月16日の開催発表記者会見の記事はこちら。
Lemino修斗 Vol.1はケージ、リングアナウンサー、入場セレモニー・ラウンド間・勝ち名乗り後等のBGMがサステイン主催興行と同じだった。
岡田遼、Lemino修斗 Vol.1で弥益ドミネーター聡志を2R KOし有終の美飾る
第7試合 メインイベント フェザー級 5分3R
○岡田 遼(THE BLACKBELT JAPAN 千葉/元修斗バンタム級世界王者)
×弥益[やます]ドミネーター聡志(teamSOS/元DEEPフェザー級王者)
2R 1’56” KO (レフェリーストップ:右ストレート→グラウンドパンチ)
初の「Lemino修斗」のメインイベントでは、TBJ所属の岡田遼が、弥益ドミネーター聡志と対戦した。岡田は23年9月のRIZINで中島太一に判定負けして以来、弥益は23年大晦日のRIZINで新居すぐるにKO負けして以来、揃って約2年ぶりの試合となる。36歳の岡田はこの試合をもって引退するにあたり、同学年で国立大学の大学院卒という点で共通する弥益を引退試合の相手に指名した。弥益はDEEPの了承を得て修斗に初出場する。岡田は引退後、次回Lemino修斗からプロデューサーの立場に回ると共に、日本人初のUFC王者を目指す平良の練習のサポートにより一層力を入れることを、試合前の紹介VTRの中で改めて述べていた。
試合は両ベテランの持ち味が出る好勝負となり、最終的に岡田がチャンスをものにすることに。1R、岡田が序盤からタックルを仕掛けて弥益を金網に押し込む。岡田は1分ほどして離れると、いつもとは逆のサウスポーで構えつつ、右カーフや左ハイを放つ。すると中盤過ぎ、弥益が右ローを空振りすると、すぐに体を戻しながら右のバック肘を岡田のアゴに当てる。岡田はひるんで一瞬マットに手を突くが、すぐに立つ。試合後の岡田はダメージがあったことを明かしていたが、悪印象を最小限に食い止める。これも自身の引退試合、Lemino修斗の第1回で、何としても負けられない思いの強さの現れだろう。終盤、岡田が右フックを当てつつタックルを仕掛け、テイクダウンを奪う。弥益は下から岡田の腕をつかみアームロックを執拗に狙い、レッグシザースも絡めてテクニシャンぶりを発揮するが、岡田は事前に警戒していたことを試合後明かしており、対処しながら随所でパウンドをまとめ、印象を作って終える。記者採点は岡田。ジャッジ3者も岡田につける。
2R、弥益がサウスポーの岡田に右の三日月蹴りをヒットし、スイッチしながら前に詰めて来ると、岡田はオーソドックスに切り替える。しばらくオーソドックス同士の打撃戦が続いた後、岡田はまたもサウスポーに戻り、左ミドルを当てる。弥益が蹴り足をつかんでから詰めて来ると、岡田は下がりながらオーソドックスに戻す。すると岡田は前に出て、左ジャブをヒット。中央付近で両者足が止まり、パンチが交錯すると、今度は岡田は右ストレートもヒットする。
弥益は左右のパンチを振り回し、岡田の追撃を封じようとしたが、岡田はチャンスを逃さず前に出続け、右ストレートを再びクリーンヒットする。金網際で倒れた弥益に、岡田は背後から右のパウンドを当て続けると、豊永レフェリーがストップした。勝利と同時に場内は多数詰め掛けた岡田の応援団の大歓声で包まれた。岡田はセコンドについた鶴屋浩TBJ会長、平良達郎に肩車をされて勝利を喜んだ。
試合直後、岡田の引退セレモニーが行われた。マイクを持った岡田は「ドミネーター君がいろんなリスクを背負って、僕の気持ちを汲んでくれて、男気で出てきてくれたから、こんなに素敵な会場でこんなに温かいお客様の元、最高に幸せな格闘技人生を送ることができました。今日の試合は僕個人の引退試合とかいうレベルではなくて、初めてNTTドコモさん、Leminoさんが修斗に手を差し伸べてくれて始まる、本当に大切な第1回の大会でした。ドミネーター君じゃないとこの作品は作れなかったと思います。本当に心の底からドミネーター君ありがとうございました」と弥益に感謝の言葉を述べた。
続けて岡田は「本当に皆様のおかげで12年間、最高のプロシューター人生を全うすることができました」「自分の格闘技人生はこれで終わりますが、自分の修斗道は続いていきます、続けていきます。自分はずっと修斗と関わっていきます」と宣言し「なぜなら、修斗を愛しているから」と、いつもの決めゼリフで締めくくり、10カウントゴングを聞いた。岡田のMMA通算戦績は27戦18勝(7KO/2一本)6敗3分。
◆岡田のバックステージでのコメント
とても幸せです。こんな幸せな格闘技人生無いです。ありがとうございます。(引退試合でいい勝ち方ができたのが大きい?)そうですね。10回やったら9回負けると思ってて、その1回を最後の最後で引き当てたって感じです。本当に強いチャンピオンですし、階級も(弥益が本来1つ上で)違うので、分が悪いと思っていました。
(作戦は?)サウスポーで行こうという作戦でした。(倒した場面ではオーソドックスだったが?)遠い距離だったらサウスポーで、相手が効いて詰められる距離だったらオーソドックスで畳みかけようと思っていました。
(1R最後のグラウンドの展開は?)アームロックめちゃくちゃ警戒してたんですけど、師匠にもずっと言われてたんですけど、やっぱりすごく上手く強くて、なかなか取れないですよ。やっぱり凄かったです。ドミ君のアームロックは天下一品です。
(こういう大会で、今までと違うプレッシャーはあった?)自分の試合よりも、大会(主催者の一員)としての責任が凄いデカかったですね。マイクでも言いましたけど、ただの俺の引退試合じゃなくて、NTTドコモさん、Leminoさんが修斗に手を差し伸べてくれた大会なんで、ここでポカしちゃったらいつ手を引かれちゃうか分からないんで、絶対盛り上げて熱のある大会にして、修斗を応援して良かったなって思わせようという気持ちが強かったです。
(一番思い出に残っている試合は?)(16年の)石橋佳大戦です。26歳の時、初めて修斗のタイトルマッチで、それで負けて、あれが一番印象的です。
(今後について)松根さんの下でプロモーター見習いとして、第2回、第3回、第4回と内定しているので、その大会を計画的に盛り上げていきたいなと思います。
(10月19日の沖縄での第2回大会について)次のカードも僕らなりに一生懸命頑張ってるんで、ちょっと期待してください。沖縄でこのカードやるんだっていうカードもありますので。
RTU帰りの山内渉、ブラジル人選手を1R KO
第6試合 フライ級 5分3R
○山内 渉(FIGHT FARM/元修斗フライ級世界1位)
×デウジヴァン・ソウザ[Deuzivan Sousa](ブラジル/グラノーラ柔術チーム)
1R 3’19” KO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
山内はMMA 9戦7勝(2KO/1一本)2敗の26歳。23年11月の修斗でのフライ級チャンピオン決定戦で新井丈と死闘の末に3R KO負けして以来2年ぶりに修斗に出場する。その後、昨年10月のPOUNDOUTでの再起戦で松場貴志に判定勝ち。今年5月、ROAD TO UFC(RTU)フライ級一回戦ではナムスライ・バトバヤル(モンゴル)に2R KO負け。今回は世界再進出を目指すため、ブラジル人との国際戦が組まれた。
デウジヴァンはMMA 8戦4勝(3一本)4敗の32歳。ブラジルの大会で3連勝後、20年から中国の大会に参戦し、5戦とも中国の選手と対戦し1勝4敗と苦戦している。
1R、山内が左インローを主体にしつつ、左ミドル、ハイにつなげ、右ローも当て、蹴り主体で主導権を握る。中盤、ソウザがタックルを仕掛けて金網際でしがみつき、バックを狙おうと素早く動くが、山内は対処して防御を続ける。すると終盤、山内が脱出しての立ち上がり際に右フックをクリーンヒットする。ソウザがダウンすると、山内はパウンドを当て続け、ソウザが背中を向けたところで福田レフェリーがストップした。
マイクを持った山内は「RTUでずっこけて、あれこれ考えて、新しいことを少しは出せたと思います。自信をつけてもう一回世界に挑戦したいです。外国人をバンバン倒して世界を目指します」とアピールした。
当真佳直、内藤頌貴に判定勝ちしストロー級王座挑戦に名乗り
第5試合 ストロー級 5分3R
○当真佳直(reversaL Gym OKINAWA CROSS×LINE/世界3位)
×内藤頌貴[のぶたか](THE BLACKBELT JAPAN 千葉/世界6位)
判定3-0 (片岡30-27/豊永30-27/植松29-28)
1R、当真が序盤から金網際でバックを取り、長時間コントロールする。だが裸絞めでやパウンドでのはっきりした攻めには至らない。終盤、内藤が立つが、金網際で立って組んだ攻防が続き、反撃の印象を作れない。記者採点は当真。
2R、内藤がサウスポーからの左ミドルを立て続けにヒットする。だが中盤、当真が片足タックルで倒し、またもグラウンドに持ち込み、上からで押さえる。当真はバックを狙うが、内藤はすぐ立つ。内藤は左ミドルをまたもヒットするが、残り1分を切り、当真はまたもタックルで倒し、今度はバックを奪い、軽めだがパウンドをまとめて印象を作って終える。記者採点は当真。
3R、内藤が左ミドルを当てるが、またも当真がタックルで倒す。当真は金網際で上から押さえ、時折パウンドをまとめる。残り1分、内藤が立ち、当真がギロチンを狙うが、内藤はそのまま抱えて倒して上になる。だが当真は下からしがみつき、反撃を封じて終える。記者採点は当真。ジャッジは割れ、植松直哉氏のみ内藤につける。記者採点合計30-27で当真。ジャッジ3者とも当真を支持し、当真が判定勝ちしした。
マイクを持った当真は「9月21日のタイトルマッチ(=王者・田上こゆる vs. 山上幹臣)の勝者とできる権利はあると思うので、年内にお願いします」とアピールした。
第4試合 フライ級 5分2R
○岡田嵐士(リバーサルジム新宿Me,We)
×古賀優平(TRIBE TOKYO MMA)
判定3-0 (豊永20-18/福田20-18/植松20-18)
第3試合 女子アトム級 5分2R
○徳本望愛[のあ](THE BLACKBELT JAPAN 沖縄)
×安田“kong”詠美(BURST)
1R 0’32” KO (右ハイキック)
第2試合 バンタム級 5分2R
×塚本竜馬(roots)
○下間英史(THE BLACKBELT JAPAN 沖縄)
1R 3’50” 裸絞め
第1試合 フェザー級 5分2R
×翔べ!ゆーすけ!(マスタージャパン東京)
○辻 純也(ISHITSUNA MMA)
判定0-3 (豊永17-20/福田17-20/鍋久保17-20)
※2Rグラウンド状態での頭部への膝蹴りの反則により翔べ!に減点1
オープニングファイト2 ジュニア54kg契約 4分1R
○長谷川凌生(THE BLACKBELT JAPAN 千葉)
×窪田登馬(Splicing BJJ)
判定3-0
オープニングファイト1 ジュニア54kg契約 4分1R
○河上純登(THE BLACKBELT JAPAN 千葉)
×中坊 一(心技舘)
判定3-0





































